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管理人の日記
ホットボーンとか出してもいいのよ?
PSPのとき以上に楽しませていただきました。本当にありがとう! |
先日、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」にて、最後の大型アップデートが行われ、裏ボスと言える「ミラボレアス」と、最後の強化個体である「歴戦王イヴェルカーナ」が登場した。本作の“大型アップデート”はこれが最後と明言されているため、『アイスボーン』の追加コンテンツも、一通り終わったということであろう。そんなわけで、今回は、その感想を書いてみたいと思う。
…まず、「モンスターハンター」は、言わずと知れた狩猟アクションであり、『ワールド』は2018年1月に、PS4世代のハードで登場した。そして『アイスボーン』は、有料の大型追加パックであり、以前までの“G級”に相当する物として、2019年9月に登場した。そして、『ワールド』『アイスボーン』のどちらでも、新モンスターの追加などを含む無料大型アップデートが行われていた。なぜ無料かと言うと、恐らくは「オンラインのプレイ人口」という商品価値を維持して、長くソフト本体を販売していくためであろう。が、それも一定の役割を終えたと判断されたのか、『アイスボーン』の大型アップデートは、発売1年強が経った2020年10月に行われたもので最後となったのだ。
――ちなみに、今後の予定として、まず明日には、今回の我が名はヴォルガノス枠であるティガレックス亜種を使ったクエストが追加されるため、完全に更新が終わるというわけではないようだ。しかしながら、やはり「大型アップデート」は終了であるため、完全新規のモンスターといった大きなものは来なくなり、小粒なアップデートが中心となっていくであろう。
さて、私の『ワールド&アイスボーン』のプレイ履歴としては、発売直後こそプレイをしなかったものの、2018年9月ごろから遊び始め、その後は各種のアップデートとともに、定期的にオンラインでの協力プレイ中心で楽しんでいった。本サイトでも、やり込みプレイ日誌の枠を使い、【ベヒーモス討伐記】なるものを連載していたほどである。『アイスボーン』も発売日に購入してプレイし、ときおり中断期間も挟みつつ、片手間にプレイをしていった。片手剣だけに。私が、オンライン要素を主体としたゲームを、これほどまでに長くプレイしたのは、今回が初めてである。
…具体的に、プレイ時間の数値を挙げてみると、ワールド&アイスボーンの累積で、現時点で850時間である。この値は、PSPでプレイした『初代ポータブル』『2nd』『2ndG』『3rd』のプレイ時間の合計に匹敵する。もちろん、私のPS4のゲームでは最長であるため、もし後世にPS4時代を振り返るようなことがあれば、本作が真っ先に思い浮かぶゲームとなるであろう。
――そして、それだけハマったゲームなだけに、今回でアップデートが終わってしまうというのは、少し寂しい気持ちもある。オンラインゲームは生き物であり、更新が終わった作品の寿命は短い。10年後に思い出してプレイしようとしてみても、今のように大勢の人と楽しむことはできないのだ。
ちなみに、『ワールド』で最も気に入ったモンスターは、ベヒーモス討伐記の最終話(【第7話】)で書いた通り、「歴戦王ゼノ・ジーヴァ」であったが、今回の『アイスボーン』では、7月のアップデートで追加された「アルバトリオン」が最も印象的なモンスターとなった。
…その、敵としての内容は、一定時間ごとに「エスカトン・ジャッジメント」なる大技を使い、全員を即死させてくるが、属性攻撃で大ダメージを与えるとそれを防げるという仕様があり、ワールド&アイスボーンで一貫して影の薄かった属性武器に焦点を当てたものとして、装備や戦法に工夫をして楽しんでいくことができた。特に、公開初日は全く仕様を理解しておらず、まずは爆破武器で挑んで★爆殺★され、次に龍属性武器という罠(【日記:2020/7/11】)を使っていって全く相手の攻撃を抑制できず、かなりの苦戦を強いられてしまった。その後は、氷属性など「開幕の相手が弱点としている属性」の武器を持っていくことにより、割と容易に勝てるようにはなったが、初日の負けまくったイメージから、今も強敵感が存在する。やれ、アルバトリオンと言うと、一応は『ポータブル3rd』で戦ったことがあるはずなのだが、初公開の時には「誰?」という印象しかなかった。それが、今作の復活で、私の中では最も印象に残るモンスターとして大出世を遂げたのだ。純粋な強さでは、最後のアップデートで登場したミラボレアスのほうが遥か上であるが、私としては、アルバトリオンも“対を成す強敵”というイメージである。ちなみに、戦闘BGMが非常に格好いいことも評価点である。
――その他のモンスターとしても、全般的に楽しめるものが多かったのだが、ティガレックス・ナルガクルガといった過去作の人気モンスターの復活は、中途半端な強さであり、ストーリー上で登場した時がピークであった。また、『ワールド』では最大級のやり込み要素であった「歴戦王」は、ネロミェールとイヴェルカーナの2体のみであり、『アイスボーン』のラスボスであるアン・イシュワルダは登場しなかった。前作のゼノ・ジーヴァも、物語中で戦ったときは「4人でクエストを始めたのに開幕1乙からの2人切断&1人キャンプ待機」というネタボスという印象しかなかったものの、歴戦王の登場により、強さと面白さを兼ね備えた良モンスターとして地位を確立した。だから、アン・イシュワルダに、その汚名返上の機会が与えられなかったのは、とても残念である。私としては、歴戦王アン・イシュワルダは当然として、ムフェト・ジーヴァやアルバトリオンといった追加古龍の歴戦王、更には『ワールド』での歴戦王のマスター版くらいまで出してほしかった。本作は、オンライン要素が主体のゲームであるため、敵が強いほうが連携の必要があって面白いと思う。
さて。今後のモンスターハンターシリーズであるが、まずは来年春に、スイッチにて「モンスターハンター:ライズ」という作品の発売が決定している。これについては、恐らくは携帯機作品の続編ということで、ワールド&アイスボーンといったシリーズ(本編?)とは異なる進化を遂げていくのであろう。
…そして、その後の予定については、カプコンは発売が近いゲームしか情報公開をしないので未定なのであるが、ワールドがカプコン史上最大のヒットである売上1610万本(2020年6月30日時点。PS4、XboxOne、PCの全ハード・全世界累積。アイスボーンは580万本)を記録している。これは2位の「バイオハザード7」の2倍という凄まじい値である。そんなわけで、PS5などの次世代機に対応したモンスターハンターも、まず間違いなく製作中であろう。
――ということで。今回のワールド&アイスボーンは、これにて終了であるが、今後もますます進化するモンハンシリーズを楽しんでいけるはずだ。私にとって『モンスターハンター』は、PSP時代のやり込み系ゲームという印象だったが、今回のワールド&アイスボーンで、アップデートで長く楽しめる定番オンラインアクションというイメージに進化した。『ワールド&アイスボーン』、今までありがとう!
そして、今後ともよろしく、『モンハン』!!
(2020年10月22日) 4878 PV
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