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管理人の日記
年末の「地球防衛軍6」(PS4?)が、PS4で買う最後の新作ソフトになる予定です
喜多日菜子ちゃんもかわいいね…(本文とは関係なし) |
明日10日の午前5時(日本時間)から、ソニーによるPS5ソフトの新作発表会が行われるという。というわけで、ゲームソフトの話はそちらに回すとして、本日は、ハード(本体)の話をしてみよう。皆さまは、PS5を買えただろうか。私は買えていません。
さて。まずは、いつも通り、基本的な情報から復習をしておこう。PS5の発売日は、2020年11月12日とされている。その発表が為されたのは、ちょうど今から1年ほど前であり、その際は同時に「FF16」の世界初公開も為された。その当時の記事が残っているので、必要に応じてご覧いだきたい(【日記:2020/9/17】)。ちなみに、その発表会の名称は、明日早朝に行われるのと同じ、「PlayStation
Showcase」であった。
…ところが。PS5本体は、発売直後の購入は困難を極めた。それだけでなく、もうすぐ1周年となる現時点においても、物を売るというレベルになっていない。つまり、「一般的な店頭に並んでおり、お金があれば通常価格で購入できる」という状態ではないということである。
――やれ、PS3は、発売直後こそ「物を売るってレベルじゃない」の名言が出来るほどに悪目立ちをしたが、私は4ヶ月後の2007年3月に、特に苦労せず、普通のゲーム屋で購入をしたことを覚えている。また、PS4についても、発売1年ちょっとが経ってからの購入であり、今と比べると“PS据え置きハード”が空気のような状況であったものの、やはり特に問題なく買えた。それらに比べ、明らかにPS5の状況は異常なのである。
さて。一応、PS5の新品については、1週間につき1〜2万台が出荷されているそうだ。しかしながら、無条件で参加できるネットショップは入荷と同時に瞬殺され、もはや挑戦すること自体が無意味となっている。例えば、Amazonなら、「金曜の午前9時台」に在庫が復活することが多いのだが、その時間帯に張り付いていたところで、全く買えていないのである。「何分で終わり」とかのレベルではなく、そもそも買えない。
…また、先着順でない店については、抽選販売が継続されている。私については、そのうち応募条件を満たしているものについては全て応募しているのだが、未だに当たっていない。いったい私の何が悪いのだろうか。まあ、運は間違いなく悪いだろう。ゲームを買うために運が要る。これが本当の★運ゲー★というやつか…。
――その他、大手量販店では、「自社のクレジットカード加入を条件に1台のみ購入可能」という処置をしているところもあるようだ。この手段で、店頭購入をした多いという。まあでも、私の県にはその店が無く、今の社会情勢で無意味に出歩くのも好ましくないだろう。それに、クレジットカードは既に持っているので、2枚目を作る意義も感じない。そのうえ、「行ったら確実に買える」ならともかく、「買えるかもしれない」レベルなのだ。これではちょっと、さすがに食指が伸びない。いつになったら、「一般的な店頭に並んでおり、お金があれば通常価格で購入できる」になりますか?
PS3の発売から15年、このパロディからも10年。転売の状況は、更に悪化しています… |
このような状況の理由として、世界的な半導体不足や、海外を中心にPSハードの人気が高まっていることが挙げられる。しかし、個人レベルだと無視できないのが、「転売」の問題である。新品で買って、定価よりも高値を付けて、他人へと売りさばくのだ。
…その具体的な商品として、一時期は、マスク・消毒薬といった生活必需品が転売被害に遭い、大きな社会問題となった。また、娯楽商品に目を向けてみると、PS5だけでなく、ニンテンドースイッチについても、一時期は激しい転売対象とされ、現在でも入手が難しい地域があるようだ。その他、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)や遊戯王カード・ポケモンカードといった玩具でさえ、恐ろしいことに、今では新品の入手が難しくなっているほどと聞く。もちろん、人気が白熱して、そういう商品が一時的に品薄になったのなら仕方ない。しかし、現実には、意図的に買い占めをして高値で売りつけようという業者によって、一般消費者が買えなくなっているだけなのである。
――やれ。昔も転売はあったが、ごく一部の超人気商品だけであり、ほとんどの場合は数ヶ月程度で解消されていた。それが、現在では、少しでも値段が釣り上げられると分かれば、ただのオモチャまで丸ごと餌食にされるうえ、場合によっては年単位でその部門が焦土と化す。ここ最近の状況は、私には異様に見えるのだ。確かに、お金が欲しくない人など居ない。しかし、その結果として、お金以上に欲しかったものが手に入らない、または無駄な追加料金をダフ屋に払わなければならなくなるのであれば、結局のところ、回り回って貧しくなっているのだ。
さて。私のスタンスとしては、以前にFF9プレイ日誌に書いたように(【第3話】)、「転売」をしっかり社会悪として認識し、チケット不正転売防止法のように法的な手段で駆逐していくことはもちろん、このような脱法業者からは購入しないという対策が重要であると考える。
…そしてもちろん、インターネット時代では、誰もが転売業者に“就職”できる状況である。資格も試験も面接も必要ない。だからこそ、自分自身が転売屋にならないということが重要だ。「業者」という言葉に複数という意味は無いため、定価以上の値段で売りつける意図をもって商品を購入した時点で、立派に、忌み嫌われる「転売業者」である。子供のオモチャを横から強引に奪い取って金儲けをする情けない大人を見て、買えなかった子供たちは、いったいどのような大人に育っていくだろうか。身の毛がよだつものである。
ただ、話をPS5に戻すと、ソニーの転売対策は、全く上手くいっていない。というかやる気がない!
…やれ、ソニーは、PSNのアカウントを持っているため、「ゲームのプレイ時間」や「購入履歴」を、簡単に個人情報と紐付けできる。だから、「実際にゲームをプレイしている人に、1台限定で、PS5を販売する」ということを、簡単に行えたはずである。実際、アメリカなどでは、PSNアカウントの利用状況によって、購入権が与えられたこともあったようだ。ただ、日本ではこのようなことは全く行われていない。そのため、私のようなゲームを生きがいにしている人間であっても、未だにPS5が買えていない。そして、抽選への応募についても、「○本以上のゲームソフト購入」ではなく「何万円以上の電化製品購入」などとズレた設定をせざるを得なくなり、そもそも応募できないか、または競争率が上がってしまっている。
――まあ、原料の半導体不足自体は、ゲーム機だけでなく、全ての工業製品に共通するものである。また、転売に関しても、脱法業者とそこから購入する者は、非難されるべきである。しかし、ソニーに向けられている批判は、ほぼ100%「必要な転売対策を取っていないこと」についてだ。私は、今もソニー製品のファンであるが、ファンとして本当に必要なのは、盲信ではなく、ちゃんと批判を届けることだと思うため、こういう指摘は今後とも行っていく。買い占めを行っている転売業者が悪い、そんなことは当たり前である。だが、“犯罪者が悪いのだから、警察が対策しなくて良い”ということにはならない。ソニーはソニーで、しっかりと必要な層にPS5が届くようにする環境を作らなければならないのだ。
FF16の発売時点で普通に買えるようになっている保証は無いので、今から頑張っておく |
というわけで。このように、購入するだけで苦労を要するPS5であるが、私としては、PS5を買わないという手段は無い。
…その理由として、現在は移行期ということで、PS4版とPS5版の両方のソフトが発売されている場合も多い(「バイオハザード
ヴィレッジ」や、本日発売の「テイルズ オブ
アライズ」など)ことが多いが、PS3&PS4の関係と同じく、やがてPS5のみに移っていくことは間違いない。そういうわけで、今後とも一定の性能を要求するソフトをプレイしたいのであれば、PS5の購入は欠かせない。私としても、性能向上で遊べるようになる新しいゲームが楽しみであり、PS5の機械としての内容にネガティブなイメージを持っていることは無い。なお、PS5はPS4ソフトの互換性を持っており、一部タイトルは動作が向上するものもあるため、一部の機能を除けば、PS4の完全なる上位互換になると言える。
――そして、FF関連についても、発売済みの「FF7リメイク(第1弾)のユフィDLC」に加え、ナンバリング最新作の「ファイナルファンタジー16」が今後PS5に供給されると明らかになっている。そして、未発表なものの、「FF7リメイク(第2弾)」も、PS5専用となることはほぼ確実であろう。それらに加え、PS4で動いていたFFソフトは、そのままPS5でも動作する。だから、今後は私のFFプレイについても、PS5へと移行をしていきたいのだ。
そんなわけで。今年の頭あたりに、抽選の応募を始めた頃から、「さすがに春までには買えるだろう」「さすがにユフィDLCまでには買えるだろう」「さすがに夏までには買えるだろう」「さすがに…」と言い続けているが、9月になった現在でも買えていない。この状況は、非常にマズいのである。この6月に配信された「7リメイク第1弾のユフィDLC」については、所詮2章ぶんの追加コンテンツとはいえ、話題に付いていけなくなって、悔しい思いをした。この悲劇を、7リメイク第2弾やFF16と言ったビッグタイトルで、繰り返したくないのである。
――というわけで。私は、今後の展開を見越して、引き続きPS5の抽選応募を行っていくのである。必要なお金は用意してあるし、仮に遊ぶソフトが無かったとしても、「PS4pro2」として使うことも可能である。まあ、当たっている人自体は増えてきているし、台数もそれなりに出ていることは確かなのだから、長い目で見れば、そのうち購入できることだろう。早く、「欲しい人が誰でも買える」という、ゲーム機として普通の状況になってほしいなあ…。
(2021年9月9日) 4571 PV
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