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管理人の日記ログ
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死んで消えろ。クソ野郎 |
この金曜の夕方に、「auひかり」の工事の人が来て、まず有線インターネットが開通した。そして、キャッシュバックキャンペーンの一環としてプレゼントされる「Wi-Fiルーター」についても、”開通1週間後の到着”とされていたが、早くも本日昼に届いたため、無線インターネットの設定も行えた。以上、引っ越しから4ヶ月が経ち、ようやく私の新居でも、有線・無線ともに、満足の行くネット環境を整えられたのである。
…ちなみに、通信速度については、有線接続のPCを基準として、【こちらのサイト様】で測ってみたところ、上下90Mbps/Ping20ms程度のようだ。残念ながら、これは決して良い数値ではなく、むしろ光インターネットでは最弱クラスと言って良い。マンション自体が古いため、ネット設備も旧世代であり、どうしてもこれくらいの速度が限度となってしまうようだ。
――しかしながら、馬鹿にするほど遅いわけではない。例えば、私の使っている携帯電話の4G通信(「みおふぉん」の2GBプラン)と比べると、2倍以上も早い。また、PS4proを有線接続し、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」と「フォールガイズ」を遊んでみたが、特に問題は感じなかったため、カジュアルなオンラインゲームをプレイするなら、このくらいでも問題は無いようだ。更に、時間帯によって遅くなることが無く、常に80〜90Mbps程度の速度が安定して出るというのも嬉しい。つまり、「まー、これでじゅうぶんだ。」ということである。
そして最後に、工事の手続きについても、満足度が高い。契約を申し込んだのは7月3日(日)、auが全国的な障害を起こして大惨事になっていた時期である。それはともかくとし、契約フォームでは「電話連絡の時間帯」まで指定することができ、実際に、翌日の夕方に電話連絡が来て、工事の日付もその週のうちに決まった。さらに、工事についても、まず時間帯の指定が可能であり(平日は17時まで仕事をしているので、その後が良いと申し出た)、そこから最速となる日付を示してくれた。そして、前述の通り、22日(金)の夕方に工事が来て、「1週間後」とされていたWi-Fiルーターも本日届いた。思い立ってから3週間で、何の無理も強いられることがなく、無事にインターネットを開通させられたのである。
さて。私がこんなことにいちいち感激をしているのは、もちろん、史上最低の無能企業:「Nuro光」のおかげである。
…まず、私は、以前の日記でも、「Nuro光が開通しない」という問題について触れている(【日記:2022/6/25】)。それから1ヶ月が経ったということで、”最終的な結果”について述べてみよう。Nuro光のインターネットは開通しなかった。契約の申込日を基準とすると、もはや”5ヶ月”のほうが近い時間が経過しており、怒声とともに急かしてから1ヶ月が過ぎたが、工事は0/2回と進展なしだ。契約を破棄する本日の昼まで、「提供方法確認中」から何の動きも無かったのである。白々しい、死ぬまで1人で確認してろ。
――また、既に述べているが、PS5についても来なかった。そもそも私がNuro光を申し込んだのは、「入手困難なPS5を、抱き合わせ&割高とはいえ、正規の手段で確実に手に入れられる」という点に魅力を感じた部分が大きい。しかし、その条件は「本線が開通すること」であり、私の元に送られてくる可能性は無かった。しかも、私は、”Nuro光によるPS5の入手”を信じ切っており、その申し込みと同時に、各種の抽選への応募を取りやめてしまっていた(【日記:2022/3/4】)。確実に手に入るどころか、入手確率が0%のまま、4ヶ月を無駄に過ごしてしまったのである。この状態に、私は強い危機感を覚えたため、ついには例の”ヨドバシ作戦”に打って出ることになったのである(【日記:2022/7/9】)。
ちなみに、Nuro(笑)のPS5月額オプションは、PS5が届く前であれば、いつでも無制限に取り消しができる(無し→有りに変更はできない)。よって、こちらは、今より少し早い段階で、「PS5は届かなかった」が最終結果となっていた。何ならできるんだ、おまえ?
【Surface Pro 2の記事】より。「ツラのSurfaceが厚い」とか、そういう言い回しが割と好き |
やれ。私は、これまで”人生最悪の商品”は、「Surface
Pro 2」であると思っていた。“15万円”という、高価格帯に位置するであろう、変形型のタブレット/ノートPCであるが、「キーボードを付け外しするとクラッシュする」「電源コードを差しても充電されない」「イヤホンを接続してもスピーカーから音が鳴る」などと、不良品まがいの作りであり、当時、1年も経たないうちに、メインPCの座から脱落してしまった(【日記:2015/2/18】)。
――しかし、10年近くが経てば、いろいろな輩が出てくるもので、今回の「Nuro光」も、私の人生に残る黒歴史だと思うのだ。「2000Mbpsの高速インターネットを提供する」「入手困難なPS5が確実に手に入る」…。この2つは、両方とも真っ赤な嘘であった。しかも、向こう側が示した”1〜4ヶ月程度”という期限を過ぎ、怒りと共に苦情を入れたにも関わらず、「いつになったら工事ができるか」などという最低限の情報すら示さない。もはや、工事不可能であることが明白にも関わらず、「出来らぁっ!」と言い張り、何ヶ月間も他インターネット会社との契約を妨害し続けた。許せるわけが無い…。
ただし。私は、Nuro光に、1円たりとも金を渡してはいない。最初の3ヶ月は、Nuroの提供してくる無料Wi-Fiで凌いだ(現在は2ヶ月間となっている。また、契約手数料も2200円取られるようだ)。そして、その期間が切れる前に、電話口で怒りをぶつけたところ、向こうから更なる無料Wi-Fi機器の無料貸与を提案してきており(【日記:2022/6/25】)、今日の昼までは、それで無線LANを利用していた。
…では、それで私が、「4ヶ月間も無料でインターネットを使わせてくれてありがとう!」と思っているかと言うと、まあご覧の有様である。そもそも、私の願いは、「お金は払うから、示された通りのサービスを提供してくれ」というものであって、「質は問わないので、無料でインターネットを使わせろ」ではない。しかも、「クレームを入れた人間にのみ、特別に新たな無料Wi-Fi機器を貸し出す」というのも変な話で、一歩間違えたら、もはや現代では金の取れないような低品質Wi-Fiに、月5000円以上という高額な代金を支払わされている可能性もあった。
――というか、お金を払わされていたのなら、それはもはや、「商品失格レベル」とかではなく、明確な詐欺である。「高速インターネットを提供する」「入手困難なゲーム機を支給する」と騙って、極端に低品質なインターネット回線と契約をさせ、安いとは言えない料金を請求するのだから。よって、金を取らなかったのは評価点ではない。”犯罪にはならなかった”、ただそれだけだ。
【困っている人を助けるには、速さが重要】で、Nuroはそれを守れなかったのだ |
と、いうわけで。私にとっての「Nuro光」は、話にならない最低の嘘つき野郎であった。今後の人生で関わり合いを持つことは、絶対に無い。むしろ、「auひかり」の有線/無線工事が終了したことで、クソNuroの影響力を完全に排除できて、嬉しい気持ちで一杯である。なお、本日昼に、契約の破棄をフォームから叩き付けたところ、日曜日にも関わらず、1時間くらいでマイページへのログインが不可能となった。そういう作業だけは早いのか。
…さて。世間においても、「みん評」なるサイトにおいて、Nuroには1000件以上の意見が掲載されている(【該当ページ】)。私は、これを全て読んだのだが、大半が苦情であり、「1回目の工事のあと、2回目の工事が来ない。または日時が急に変更されたり、当日に工事不能を告げられたりする」「開通後、インターネット速度が遅くなったが、サポートに繋がらない」という内容が多いようだ。私のように、「工事が0回から全く進まない」という意見は、比較的珍しかった。
――まあ、1回目の工事がスムーズに終わった人ですら、2回目でトラブルが多発しているのだ。ならば、その領域にすら到達できなかった私は、開通する可能性は、無に等しかったであろう。まあ、無理なことが問題なのではない。できないのに「できる」と言っていたことが許しがたいのだ。
そういうわけで。私は、結局、Nuroのインターネットは開通せず、時間を無駄にするだけの結果に終わった。もちろん、これを見ている皆さまも、こんな輩とは、何の関わり合いも持つべきではない。無料でも使いたくならないような低速インターネットと、不誠実なNuroのサポートに、イライラさせられる時間がひたすら続くことだろう。もし、5ヶ月前に戻れるのならば、当然、こんなゴミ企業とは契約をしないものである。
――ただし、運が良ければ、高速インターネットが開通し、そして入手困難なPS5が実際に提供されることもあるようだ。よって、そんな★運ゲー★に挑んでみる人のために、私が幾つかアドバイスをしてみることにしよう…。
というわけで。私としては、こんな不誠実な企業は消滅すべきであると思う。最後に、”裏マニュアル”的なものを用意したが、もはや、これを読んだ皆さまには、「Nuroはやめておこう…」となってほしいものである。
――まあ、私としては、別に事実を誇張したり、嘘をついてまで話題性が欲しいわけではない。ただ、Nuroは5ヶ月近くが経っても開通せず、2回の工事のうち1回ですら終わらなかった。入手困難なPS5の購入にも、何の手助けにもならなかった。そして、公式サポートは、「工事ができる」と断言し、開通時期も示さず、契約を破棄するその日まで、提供方法確認中と言い張り続けた。これが全てである…。くたばれ、バカが。
(2022年7月24日)
PS5の新機能を紹介しつつ、プレイステーションの歴史も振り返る |
昨日、ようやく私はPS5の購入に成功した(【日記:2022/7/9】)。その目当ては、来年以降に発売予定の「ファイナルファンタジー16」と「7リメイク第2弾」であるため、とりあえず何からプレイしようかと考えた。まず思い付いたのは、FFシリーズ作品であるが、先日の日記に書いた通り、FFシリーズは少し後にDL版のセールを控えている可能性が高く、即座に買うのは得策とは言い難い。よって、その他のタイトルから遊んでみようと思ったのだ。
…その中で、まず私が選んだのが、「アストロ
プレイルーム」(ASTRO's PLAYROOM)である。PS4の中盤に登場した、小型のロボットキャラ:「アストロ」を主人公としたジャンピングアクションであり、PS5の機能を紹介することを目的とした、本体付属の無料タイトルである。
――だが、それだけの枠に留まらず、このゲームは、「ここまでのプレイステーションの歴史を振り返る」という性質を持っている。また、アクション部分の作りも、センスの塊のような出来である。購入2日目にして、私のPS5で最初の良作と言える作品になった。
まず。「PS5の新機能を紹介する」という部分についてである。特に印象的なのが、コントローラーの振動だ。これまでは、せいぜい「強く/弱く」「長く/短く」くらいの区別しか無かったと思うが、PS5のコントローラーである「デュアルセンス」は、多彩な振動によって、プレイ感覚を高めてくれる。例えば、足場が砂・水・雪などでも変わってくるし、武器を発射する場合も、それに合わせた振動を提供してくれる。
…また、その振動と連動して、「L2/R2トリガーの重さが変わる」や「コントローラーから音がする」という機能があり、それらの相乗効果が凄まじい。どれも、1つ1つでは、ともすればプレイの邪魔ともなりかねない要素である。しかし、「振動」「トリガーの重さ」「音声」の3つが組み合わさることにより、画面の中のキャラたちとシンクロ率が上がり、彼らと一体化したかのような没入感が生まれている。やれ、本体インストール済みソフトでここまでやってしまうと、その後のタイトルのハードルは大幅に上がってしまうな…?
――その他にも、喧伝されてきた「ロード時間の速さ」を始めとし、「本体から使用可能なオンラインヘルプ」など、本作はPS5の性能・機能がさっそく活かされたタイトルとなっている。グラフィック面の進化は当然とし、その他の機能も、明らかにPS4proよりパワーアップしていると言えよう。
草 |
続いて、「アストロ プレイルーム」は、「プレイステーションの歴史を振り返る」という性質も持っている。
…まず、本作は、PS5本体のパーツをモチーフとした、4つのワールドで形成されており、それぞれのエリアに「アーティファクト」「パズルピース」という収集要素が存在する。このうち、「アーティファクト」では、3Dモデルで、「PS1〜4の、4つのハード」と「その周辺機器」が表現されている。その中には、4世代に渡るそれぞれの本体はもちろんとし、同時期に登場したPSP・Vitaなどの携帯機、メモリーカードやポケットステーションといった旧ハードで使われていた媒体、マウスやマイクといった周辺機器、更には神ハードPSPgoなど、様々な物が存在する。
――やれ、こうして見てみると、プレイステーションも、様々なギミックを試してきたものだ。そういった挑戦をしてきたからこそ、最新のPS5が完成度の高いハードになっている…そういうことを、思い知らされたものであった。
また。ハードウェアだけでなく、ステージ中には、様々なゲームソフトのパロディが存在する。
…その内容は、主に、主人公と同型ロボットのアストロたちが、対象ゲームの名場面を真似している…というものである。具体的なタイトルは、「サルゲッチュ」「クラッシュバンディクー」に「アンチャーテッド」「ホライゾン」「デス・ストランディング」といったソニータイトルはもちろんとし、他社製ゲームのネタも登場している。例えば、FFシリーズなら、クラウドのバスターソードが地面に刺さっており、それをアストロたちが取り囲んでいる…という場所が存在する。私はFFシリーズの顔はライトニングさんだと思っているのだが、さすがにそれは叶わなかったか…。その他、「ダンボールに隠れているアストロ」「上下左右の矢印の上で、激しくステップを踏むアストロ」「骨付き肉を囲み、4人で携帯ゲーム機に熱中するアストロたち」など、有名タイトルの小ネタたちが、絶妙な感じでばらまかれている。
――ちなみに、それらは全て、アストロたちが演じているということで、3Dモデルで描写されており、パンチなどの攻撃で吹き飛ばすことができる。しかし、例えばFF7のバスターソードなら、1回転してそのままグサッと地面に刺さる。多彩な動作をしながらも、元ネタを決して汚さないように、微に入り細に入りの配慮が為されているのだ。そういうリスペクト心が、これまた素晴らしい。
やれ。日本では、家庭用ゲームの開祖は、ファミコンまたはスーパーファミコンという印象が強いように思う。
…しかし、プレイステーションも、決して不埒な新参者ではなく、本ゲームの登場時点で25年の歴史を持つ、立派なハードである。この、「アストロ
プレイルーム」で登場する、様々な要素は、「そういった歴史の上に、今のPS5が存在する」ということを、私に教えてくれているように思えた。
3Dアクションとしての基本部分も素晴らしい |
さらに。この「アストロ
プレイルーム」は、単にPS5の新機能を紹介するだけではなく、懐かしのハードやソフトを思い起こさせてくれるだけでもない。純粋な3Dアクションとしての出来も、極めて優れているのだ。
…まず、基本的なゲームの作りは、4つのワールドを舞台とした、3D空間でのジャンピングアクションである。各ワールドは、だいたい1時間程度で攻略が終わる内容であり、それぞれに、前述した「アーティファクト」「パズルピース」といった収集要素が用意されている。また、全てのワールドをクリアすると、ラスボス戦へのルートが解禁され、これを撃破すると、エンディングが流れて、ゲーム終了である。その他、ゲーム内のコインを使用するガチャガチャや、タイムアタックといった遊び要素も用意されている。
さて、上記の要素それぞれ自体は、既存の3Dアクションにも存在した物である。しかし、この「アストロ
プレイルーム」では、本体付属のテストゲームのくせに、それらの質が絶品となっているのだ。
…まず、基本のジャンピングアクション部分は、初見でも説明なしで理解できるくらいの簡単操作であるが、キャラクターを動かしているだけで楽しく、3Dアクションの基本的な要素を満たしている。また、アストロが、潰されてペラペラになったり、電撃でしびれたり、凍りついたりといった死亡モーションの多彩さは、往年の「クラッシュ・バンディクー」を彷彿とさせる。2秒ほどですぐ近くから復活できるため、テンポの悪化も無い。そして、各ステージは、適度な頻度で仕掛けが挿入され、風景も頻繁に入れ替わるため、遊んでいて飽きさせない。一方で、収集要素をコンプリートしようとすると、なかなか歯ごたえのある難易度となってきて、そういう調整も絶妙である。普通に、これをパッケージゲームのボリュームで遊びたいのだが?
――まあ、個人的には、「基本のジャンピングアクションを楽しめるステージが少なく、微妙な出来のギミック操作を強いられる場面が多い」という、シリーズが進んだアクションゲームにありがちな不満点を踏襲しているのは問題と思えたが、まあこれは一応、“PS5の新機能を試すためのゲーム”であり、4つのワールドでの4つのギミックは、全てPS5コントローラーの機能を活かしたものである。よって、この点は仕方ないとしようか…。
そういうわけで。「アストロ
プレイルーム」は、純粋な3Dアクションとしても優れた出来にあっている。
…ちなみに、私は、最近では任天堂のマリオシリーズを多くプレイしているのだが、本作は「スーパーマリオ
ギャラクシー」や「オデッセイ」などといった、3Dマリオ作品と似た印象を受ける場面が多かった。ひょっとしたら、スタッフも、それを意識していたのかもしれない。「基本のアクション部分よりも、ギミックやミニゲーム要素のコンプリートのほうが難しい」という変なところまで似通ってしまっている。
――もちろん、これは、どちらが優れているかという話ではなく、どの作品もセンスの塊のようなアクションゲームという意味である。やれ、プレイステーションのゲーム作品と言うと、グラフィックやボリュームといった分かりやすい部分に優れるソフトが多いと思っていたが、この「アストロ
プレイルーム」のように、製作者の感性が突出した作品も存在するのだ。これはちょっと、PSソフトへの印象自体も、改めなければならないな…。
本丸のFF16や7リメイク第2弾にも期待しますわよ |
そういうわけで。この「アストロ
プレイルーム」は、「PS5の新機能を紹介する」「プレイステーションの歴史を振り返る」「様々な3Dアクションを楽しむ」という、どの方面においても優れた出来であり、私のPS5で最初の良作となった。
…まあ、プレイ時間が5時間程度であったのは残念だが、あくまでプリインストールのゲームなのだから、あまり長々と遊ばせて、水増し感を覚えさせてしまっても仕方がない。それに、恐らくだが、プレイ時間こそ短いものの、制作の手間は他の大作タイトルと同等くらいは掛かっているはずだ。それくらい、様々な部分に、製作者のこだわりを感じる作品であった。逆に、多彩な要素を短時間で摂取できる、お得なタイトルとも考えられるな。PS5を買ったら最初にプレイすべきタイトルであるし、購入済みでまだの人は、折を見て遊んでみて良い作品であると思う。
さて。今回のPS5の入手に際して、私は心身ともに、多大な負担を掛けた。そして金銭的にも、本体だけで5万5000円という少なくない額を消費した。これでもし、ロクなゲームが遊べずに終わるとしたら、私はとても大きなダメージを受けることであろう。
…しかし、そんな不安は、もはや綺麗さっぱり消え去った。何故なら、この「アストロ
プレイルーム」が、PS5ソフトとして幸先の良いスタートを切ってくれたおかげである。これから先も、多彩なソフトにより、PS4時代を超えるほどの楽しい時間を過ごせることだろう。そして、単純に遊びでプレイする分はもちろんとし、FFシリーズが出たら、そのやり込みプレイにも使っていく予定である。ゲームに、やり込みに、限界なんて無い!
(2022年7月24日)
なんでヨドバシに機械があんだよ…!? |
本日、2022年7月9日。ようやく私は、「プレイステーション5」を購入できた。買い方は、ヨドバシ作戦である。
…さて、関東地方を中心に、大都市に存在する家電量販店:「ヨドバシカメラ」では、同社クレジットカードの保有を条件として、PS5を比較的容易に購入できるということが、以前から知られている。クレジットカード登録で本人確認をし、さらに、履歴を調べて購入を1台のみに限定することで、一定の転売対策が可能なのだろう。その実績がソニー側からも評価されてか、1店舗にて、週に100台以上の入荷が為されることもあるようだ。そのため、「ヨドバシカメラの開店時間:朝9時30分」に対し、朝8時くらいというそれなりに常識的な時間から並んでも、PS5が購入可能ということである。
――そして。具体的な、“入荷する曜日や間隔”は、確定的なことは言えないが、どうも「土曜日の朝」が最も期待できるという。そういうわけで、この「クレジットカードを作って、ヨドバシカメラに土曜の朝から並びに行く」という方法は、現状、最も高確率でPS5を正規購入できる方法であり、これが「確実に買える手段」とされることも多い。
しかしながら、PS5は、あくまで“プレイステーション”であって、ヨドバシステーションではない。ヨドバシカメラが近所に無い人にとっては、「ふだん全く使わない電機屋に」「クレジットカードを新たに作って」「休日の朝早くから並ぶ」というのは、なかなかハードルの高い手順である。しかも、それだけやってすら、100%買える保証はどこにも無いのだ。
――さらに、世の中には、様々な人が居て、“クレジットカードの契約を結べない人”というのも存在する。しかし、ゲームは庶民の娯楽であり、本体とソフトぶんのお金を払えば、誰でも遊べるべきだ。具体的な、“ヨドバシクレジットカードの契約を結べない人”には、未成年(18歳未満。高校生も申し込み不可)も入る。私が、「ファイナルファンタジー13」などが初登場した☆神ハード☆であるPS3を買った時は、“大学の合格祝い”という位置付けであったが、ヨドステ5の条件だったら、私は入手できていなかったことになるな。
さて。私についても、現住居からヨドバシカメラまでは、最寄り駅への移動時間なども含めて、だいたい片道2時間が掛かる。また、クレジットカードについても、他の物を既に保有している。よって、そこにヨドバシのゴールドポイントカード+を追加することは、まさしく「普段は全く使わない店のクレジットカードを作る」ということに他ならず、尻込みをしていた。また、週5回の勤務も、自分の中では大変であり、土曜日の朝から往復4時間を移動に掛け、それでいて確実に買えるかどうかすら分からないという方法は、とても積極的に採用しようと思えるものではなかった。
…しかしながら。少し前に書いた通り、私は、nuro光に騙され(【日記:2022/6/25】)、4ヶ月もPS5を入手できず、しかも抽選にすら応募していなかった。そして、世間の品薄も、解消される気配が無い。既に、PS5を欲しいと思ってから、1年半が過ぎている。このままだと、発売日が過ぎたタイトルに加えて、8月の「地球防衛軍6」も無理だし、下手すると来年夏の「ファイナルファンタジー16」や冬の「FF7リメイク第2弾」ですら危ういものだ。
――そういうわけで。ここまで来たら、nur○とかいう無能集団は論外として、「抽選の応募」ですら遅すぎる。もう、自分の足で稼ぐしか無いのだ。そう奮起して、私は「ヨドバシ作戦」を実行に移すことにしたのである。決起は、6月26日の日曜日、今から2週間前だ。逆から言うと、思い立って2週間で、PS5を購入できたということになる。やっぱり、何事も、最後に頼れるのは自分しかないのだ…。
Twitterに投稿した画像の流用ですが、ご容赦ください… |
では。まず、「ヨドバシ作戦」で行わなければならないのが、クレジットカードの作成である。正式名称は、「ゴールドポイントカード・プラス」であり、ヨドバシカメラ店舗での特典が得られるほか、通常のクレジットカードとしての機能も持っている。
…さて、前までの私は、「このカードを申し込むためにも、ヨドバシカメラ店舗を訪問しなければならない」と思っていた。しかし、それは間違いであり、申請はWEBだけで完結する。【ゴールドポイントカード公式ページ】から「カード新規ご入会」を選び、示された項目を入力していけば良い。「審査」と聞いてビビっていたが、私は送信=合格であった。ありがとう我が勤務先よ、月曜からも朝8時に出勤します…(当たり前)。
――そうして。「だいたい10日ほどでカードが届く」と聞いていたが、その日程通り、今週の真ん中あたりの平日に、郵便局から通知が来た。どうも、クレジットカードということで、ただポストに入れて終わりというわけではなく、本人確認を要する特殊な受け取り方となるようだ。私は、直後の土曜からヨドバシに参拝をしようと決めていたので、平日に郵便局を訪れ、3日前の7月6日(水)に、「ゴールドポイントカード」を手に入れた。ちなみに、事前情報で、このカードの裏に署名をしておかなければ無効と分かっていたので、しっかり準備をしておいた(現地でも店員がペンを貸してくれたが…)。
さて。クレジットカードを手に入れた次は、ヨドバシカメラ現地に移動する方法である。自転車で行けるくらいの近所なら良いが、私の場合は、電車を使って片道2時間であるため、そう簡単には問屋が卸さない。
…ただ、もうここまで来たら、中途半端なことはやりたくないと思ったので、私は始発を使って移動することにした。これで、現地には、午前7時より少し前くらいに着ける予定である。各所の報告により、8時00分に到着しても買えるということが分かっていたので、これくらいで十分であろうと考えたのだ。というか、始発で無理だと、張良様のように前日入りをするしか無くなってしまうので…。
――そして。その、始発の時刻から逆算して、土曜は朝4時00分に目覚まし時計をセットし、金曜の夜は飲酒もせずにさっさと寝ることにした。ただ、緊張して上手く眠れず、実質の睡眠時間は2時間くらいだったと思われる。買えなくても次の週に再チャレンジすれば良いだけなのだが…。
そして。本日朝、上手く午前4時00分の起床…どころか、眠れずに3時50分くらいから行動を開始し、家を出てから約2時間を掛け、目的の駅に辿り着くことができた。ここからの行動も重要である。私が行ったのは、初訪問となる場所のヨドバシカメラのため、「駅からのルート」も「PS5の列がどこにあるか」ということも、全く分かっていなかった。ここで迷ってしまうと、「パラサイト・イヴ」におけるラスボス戦後の脱出イベントになってしまう。
――よって、“何でも携帯電話で調べられる時代”ということで、ルートについては、「ヨドバシカメラ(店舗名)
(駅名)」と検索し、画像付きのものを調べておいた。また、列については、店舗入口の自動ドアに、「PS5 2022年7月9日(土)入荷 お求めの方は○○にお越しください」と地図が貼られていた。この「7月9日(土)入荷」という文字が、私が最も見たかった物であることは、言うまでもない。
ゲーム内でもゲーム外でも、ひたすら並び続ける日本人たち… |
さて。その、PS5の待機列に、私の午前7時の少し前に辿り着いたとき、並んでいる人は10名程度であった。私はここで勝利を確信した。先頭のほうには、かなり前から並んでいるのか、既に戦意を喪失しているような人も多かったが、私は興奮を隠しきれなかった。さすがに、販売台数が10台未満ということはないであろう。つまり、あれだけ欲しがっていたPS5が、あと数時間で、本当に手に入ってしまうのだ。
しかし、ここから先も、まだまだ難関である。ヨドバシカメラの開店時間は午前9時30分であるため、午前7時スタートなら、2時間30分も待たなければならない。何が問題かと言うと、トイレである。周りに目がある空間なので、ボトラーやオムツァーになるというのは、人間の尊厳に関わる。そして、一縷の希望を裏切るかのように、整理券には「整理券を持っていても列から離れたら無効」というよく分からない日本語がしっかりと書かれている。よって、チームで挑むのでなければ、もはや尿意&便意は我慢をするしかない。
…しかし、私は、この展開を想定済みであった。前日には、飲酒を避けていたうえ、当日も水分のガブ飲みを避け、小量のみの水分補給に努めていた。なお、私たちが並んでいた場所は、何故かサウナのような暑さと匂いがしており、待機しているだけでも汗が出て、かなり喉が乾くものだった。それでも私は、2時間半で水分補給は1口のみに抑えていった。PS5購入と自らの誇りを天秤に掛けた、ギリギリの勝負である。
――だが、これは危険なギャンブルである。下手に倒れていたりしたら、ここまで来て病院送りになっているところであった。なお、周囲には、地面にぺたんと座り込むほか、体力温存のために、キャンプ用の小型椅子を持ち込んでいる人も居た。そこまでは考えていなかった…。
そうして並びながら待っていると、徐々に人が集まり始める。だいたい、午前7時00分では10人ちょっとだったのが、8時00分だと60〜70人程度と増えてきた。その後、8時30分になって、店員が整理券を配り出した(厚さからして、軽く100枚以上に見えた)のだが、それを受け取っていたのが、だいたい100人強であったと思われる。よって、PS5を求める人たちは、だいたい7時以降に現れることが多いため、私は知らず知らずのうちに、その人たちに先回りできる安全圏に入っていたということになる。そのため、もし皆さまが、今後ヨドバシで並ぶ際、確実性を求めるのなら、午前7時より前に並び始めると良いかもしれない。どうせ、後ろの方だと、買うまでに1時間は待たされてしまうし…。
…その後、開店直前の午前9時15分に、店員から案内があり、一列になって店の中に入っていった。何故か、やたらと遠回りをさせられたが、恐らく、あえて店内をぐるりと回って、エスカレーター上に列を発生させないためであろう。“エスカレーター上に列”は、少し哲学的すぎる。私は、最前列に近い場所に並んでいたため、すぐにPS5を購入でき、9時45分ごろには店を後にできた。本当に、PS5が買えてしまった。これは現実のことなのか…?
しかし、帰るまでがPS5の購入である。まず、私は、帰り道でのトラブルを想定し、あらかじめ用意しておいたタオルを箱の上に掛け、「SONY
PS5」という文字を隠した。いやあ、いきなりタイヤを上から被せられてPS5を盗まれるみたいな事態が、絶対に無いとは言えなかったからね…。
――逆に、雨対策を全く考えていなかったのは、私の落ち度であった。本日は、全国的に天候が乱れ、私が家に着いて少し経ったあとには、警報級の大雨が降った。これへの対策として、あらかじめ、常備している45リットルビニール袋(何故こんなものを常にバッグへと入れているのか…?)を、PS5の箱に被せておくべきであった。なんか、ただゲーム機を買うだけなのに、何かの戦闘訓練みたいになってきているなあ…。
このデモの配信は今日まで!
ギリギリ間に合った…(よね?) |
そんなわけで。ヨドバシ作戦を用いたところ、普通に初回の訪問でPS5を買えてしまった。上にも書いたが、本当にこれは現実なのか?
…というわけで。私は、さっそく配線をして、PS5のゲームを遊び始める…前に、DL地獄を始めることにした。というのも、私はナントカ光とかいう詐欺師のせいで、引っ越しから3ヶ月半が経っているにも関わらず、未だに高速インターネットが開通させていない。
――具体的に、私がPS5を買えたら、最初に遊ぼうと思っていたタイトルとして、「FF7リメイク:インターグレード」がある。それを、PS4版からアップグレードしてプレイするためには、「PS4版を鍵として、新たにPS5版の全データーをダウンロードする(ユフィDLCは、また別で購入&ダウンロード)」という手順が必要となる。そのため、PS4だとディスク2枚分にも及ぶ莫大な容量を、まるまるインターネット上から入手しなければならない。これは、私の現行通信スピードだと、丸1日は掛かる作業となってしまう。遅い奴には……Dramaは追えない……。
ところで。今回の私が、手間暇かけてPS5を入手して遊びたかった“トップレア”と言えるタイトルは、もちろん「ファイナルファンタジー16」と「FF7リメイク第2弾」である。ただ、もちろんそれだけでなく、他にプレイしようと思っているタイトルも多い。
…例えば、FF関連作品だと、去年6月に登場した「FF7リメイク:インターグレード」(【日記:2021/2/26】)には、2章ぶんのユフィDLCが存在し、“PS5での7リメイクシリーズ”を一足先に体感できる。また、今年3月発売の「ストレンジャー・オブ・パラダイス:FFオリジン」は、PS4版の品質が悲惨という欠点が存在し、私は予約キャンセルをしてまで購入を見送ったが(【日記:2022/3/11】)、物語やアクション部分は良質であり、私はPS5を入手でき次第プレイをしたいと思っていた。というわけで、いざPS5を入手した今、まずはそれらのタイトルを遊んでいくのが良いと思われた。
――しかしながら。微妙なところとして、DL版セールの問題がある。PSNでは、もはや常時と言って良いくらいにセールが行われており、DL版をお得に購入できる。しかし、現在のスクエニのセールは、7月6日〜20日の期間で“第1弾”と銘打っており、その第1弾の時点では、FFシリーズはほとんど入っていない。つまり、第2弾や第3弾で、私が買いたいと思っているタイトルの値引きが為される可能性が高いのだ。まあ、前述した作品は、今すぐ絶対に遊びたいというわけではない。そのため、私は、まずはセールを待つのが得策であると思ったのだ。
というわけで。それまでの期間、まずは「溜まっているフリープレイのタイトル」や、「PS4の終盤に登場し、購入したがプレイ機会を取れなかった大作」である「デス・ストランディング」「ゴースト・オブ・ツシマ」「スパイダーマン(PS4)」などのPS5アップグレード版を遊んでおこうと思う。これらの作品は、“いつか遊んでみたい”と思っていた。姉さん、“いつか”って今さ!
――では、最後に。今回、私がPS5の購入を成功させるに辺り、お世話になった情報提供者の皆さまがたと、全く役に立たなかったアレを、それぞれリンク付きで紹介させていただくことにしよう…。
◆【「いつものんびり生活blog」様の、PS5購入記事】
このブログ様より、「ネット応募のみでクレジットカードが手に入る」という情報を知ることができました。また、「並び始める時間の目安」「その後の列中での注意点」など、購入に掛かる多くの問題点についても、考察を行えました。
私が、「ヨドバシ作戦でも行ける!」と確信できたのは、この記事を読ませていただいたからに他なりません。
本当に、本当にありがとうございました。
◆【「人気ゲームゲットナビ」様の、ヨドバシ販売速報】
「どのヨドバシカメラに、何曜日に訪れるか」という計画の重要部分を、こちらの記事によって具体化できました。
◆Twitter:【PS5入荷速報@プレステ5速報!】様
最終的な結果には繋がらなかったものの、抽選応募など、様々な知見を入手させていただきました。
◆【Nuro光:PS5月額オプション】(笑)
4ヶ月が経ったが、最後までPS5は届かなかった。インターネット工事すら、未だに0/2回で、「提供方法確認中」だ。
大嘘吐きのクソ野郎である。はいキャンセル、さようなら。あなたに私の金は渡しません。
まあ、結果的には、私のPS5入手に対する危機感を煽り、ヨドバシ作戦に打って出させるという役割は果たしてくれたから、噛ませ犬…いや、噛ませ猫として、最低限の活躍はしてくれたのかな?
(2022年7月24日)
こんな髪型でもカッコいい、奇跡の漫画だった |
本日、漫画「遊☆戯☆王」の作者である、「高橋和希」氏が死去したというニュースが流れた。どうも、沖縄の海で1人でマリンスポーツを楽しんでいたところ、何らかの事故に見舞われ、亡くなったのだという。
――やれ、既に、「遊戯王」は、原作者の手を離れ、カードやアニメなどで、大きすぎるコンテンツとなっていた。それでも、高橋和希氏は、キャラクターデザインや記念イラストなどで、たびたび遊戯王に関わり続けてくれていた。その手腕は、全盛期から衰えないどころか、むしろ更に進化しており、いちファンとして、私はいつも唸らされるものであった。それがもう、二度と見れなくなったとは、悲しいものだ。60歳、早すぎる死去である。レジャー中に亡くなったということで、せめて苦痛や恐怖を感じず、氏の作品のように、楽しい気持ちの中で旅立っていったのだと信じたい…。
さて。私が、人生レベルでの付き合いになっているコンテンツというと、もちろん1番は「ファイナルファンタジー」である。しかし、もし2番目を挙げるとすれば、それは間違いなく「遊戯王」となるだろう。小学生の頃、廃品回収で譲り受けた週刊少年ジャンプに載っていた“王国編”を見て、「こんな、ゲームと漫画が融合した、夢のような作品があったのか!」と、私は大いにハマり込むに至った。
…それからは、2〜3ヶ月に1回の間隔で発売される単行本(当時410円)を、なけなしの小遣いを集めて購入するようになった。たかがそれだけでも、小学生時代の私にとっては、とても大きなことだったのだ。そして、当時の微弱な経済力により、ごく僅かな量だったものの、コナミから発売され始めた“遊戯王カード”も購入をして、友人と対戦をしたり、漫画やアニメと連動するキャラクターグッズとして、大いに楽しんでいた。
――その後、しばらく時が流れて、今度は大学生の時に、アルバイト(当時)で出来たお金を遊戯王カードの購入に費やすようになったことで、自分の中で再ブームを引き起こした。当時は、アニメ第3作:「5D's(ファイブディーズ)」が放送されており、PSPの「タッグフォース」シリーズも毎年1作が発売されるなど、まさに私の中では遊戯王の絶☆頂☆期であった。
そして、現在である。残念ながら、私は、様々な理由により、アニメの視聴からも、リアルカードの購入からも離れてしまった。だが、心の中では、私は今も遊戯王ファンのつもりである。その証拠に、私は、遊戯王を取り扱ったゲーム作品として、PSP/「タッグフォース」の過去作と、スイッチなどでプレイ可能な最新作:「マスターデュエル」を、今も毎日のように遊んでいる。そして、アニメや新カードの情報についても、十数年前ほどは熱中していないものの、今なお追い続けているものだ。
…やれ、私の中での“遊戯王の全盛期”が過ぎて、既に10年は経つ。それなのに、未だにこうやって付き合いが続いているのは、ひとえに遊戯王が魅力的なコンテンツだからに他ならないからだ。私にとっては、間違いなく、一生物の娯楽となるだろう。
カードゲームばかりが取り沙汰されるけど、普通に漫画のほうも天才 |
さて。遊戯王と言うと、どうしても“遊戯王カード”こと、コナミから発売されている「遊戯王オフィシャルカードゲーム」に注目が集まる。世界で最も売れたカードゲームであり、一説には、ジャンプ作品で、「ドラゴンボール」「ワンピース」「鬼滅の刃」など、並み居る強豪を押しのけて、最も経済効果の高い作品であるとさえ言われている。また、シリーズ全8作(+テレ朝版の1作)に及ぶアニメ作品も、今なお放送中であり、そちらにもファンが多い。
…しかしながら、私は、原作漫画も普通に神だと思うのだ。連載終了から遥かな時が経った今、ふとページ単位で画像を見直してみると、絵も構図も、圧倒的に素晴らしい。静止画なのに、キャラクターたちが今にも動き出すかのようだ。この、原作漫画のレベルの高さがあったからこそ、その後のカードゲームやアニメなどのメディアミックスが、成功するに至ったのである。漫画では、今や伝説となったキャラクターたちが、命を懸けてカードバトルをするという暑すぎる世界観が、毎週19ページも描き下ろされていた。まるで、最高のゲーム作品を遊んでいるみたいな、夢のような時代だった。こんな漫画を38冊ぶんも書いてくれ、その後もずっと遊戯王を支え続けてくれた高橋和希氏には、もはや、どうやって感謝をすれば良いのかすら分からない。
そういうわけで。遊戯王は、「原作者の事故死」という形で、悲しすぎる区切りを迎えることになった。
…しかし、前述の通り、遊戯王は既に巨大なコンテンツとなっており、この先も、「漫画」「アニメ」「カードゲーム」などで、優良な関連作品が生まれ続けるであろう。どうせなら、これから先も、永遠に「遊戯王」を続けてほしいのである。
――やれ。上でも書いたように、私は遊戯王を、「一生物のコンテンツ」だと思っている。ならばもちろん、責任を取って、私の人生が終わるまで、「遊戯王」は続くべきだ。それこそ、私が老人ホームや病院に入ったとしても、ボケ対策として遊戯王カードを楽しめるくらいになってほしい。遊戯王は、私の人生も見送ってくれ。千年経とうが、俺たちはずっと仲間だ。俺たちの「遊☆戯☆王」は終わらない!
(2022年7月24日)
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