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管理人の日記
PCR検査のPCRは「ポリメラーゼ・チェイン・リアクション」というクソかっこいい用語の略だったりする
3回組だけどキツい。みんなワクチン打て |
この土曜日から、私は発熱をしており、月曜日を迎えても熱が下がらなかったので、本日は仕事を休んで病院の発熱外来を受診した。そしてそこで、予想通り、新型コロナウイルス感染症のPCR検査が陽性であったことが発覚したのである。
…まあ、私としては、もはや検査するまでも無いと思っていた。発熱前日の金曜夜の時点で、体調がおかしいと思っていたのだが、ただの風邪や疲れなら、一晩寝ればバッチリ回復できる。それが、次の日になっても、治るどころか、38.0℃前後の発熱・咳・喉の痛み・頭痛・筋肉痛などが重くのしかかって来ていた。しかも、その症状が、土日の2日中、ずっと続いていた。この症状は、尋常ではない。
――また、時間を振り返ってみると、何かヤバいものを食べたとか、新しい行動をしたとか、そういう明らかな原因は見当たらなかった。そのため、普段通りの日常の中で罹ったとしか思えない。この「常軌を逸した感染力」と、「やや重めの風邪のような症状」、そして「症状の持続時間」から、私はもはや自分が新型コロナウイルス感染症であると断定をしていた。職務の都合上、どうしても陽性/陰性をハッキリさせる必要があったため発熱外来を受診したのだが、本当なら私ごときのために医療リソースを割いている場合ではないのだ…。
さて。新型コロナウイルスに感染しやすい環境と言うと、代表的な場面として挙げられているのが「宴会・会食」である。では、私が、先週1週間の間に、そのような迂闊な行動をしたかというと、全くしていないのだ。
…まず、私は普段から、「週末に週1回の買い物」というペースを守っており、先週の月〜金においても、アパートと職場の間を往復しただけである。その移動手段は徒歩であるため、通勤途中で貰った可能性もゼロであろう。電車を使った長距離の移動などは、1ヶ月前にPS5を買った日(【日記:2022/7/9】)が最後である。まあ、その理由は、“こんな時代だから”というわけでなく、そもそも私が自転車圏内で生活が完結している人間だからなのだが。現在は1人暮らしなので、同居人からうつされたというルートも考えられない。会食なんて、するわけがない。会食をする相手が居ない。
――というわけで、感染場所としては、まず間違いなく職場なのだが、そこでの行動にも、大きな穴があったとは思えない。職場では、社員食堂こそ使っていたが、そこでマスクを外してペチャクチャ会話しながら食べる…などという穴だらけの行動をしていたわけでもなく、一人で黙々と食事をしていた。まあ、これは、そもそも私が、休憩時間くらいは仕事の人間関係から離れたいと思っていて、別に感染対策というわけではなかったのだが…。その他のマスク・消毒などについても、周りと比べて、むしろしっかりやっていたほうの人間だと思う。皆さまご存じの通り、人々の“感染対策”にはかなりの温度差が有り、私の周りでも、常時鼻出しマスクであったり、「何週間ヒゲ剃ってないの?」みたいな人(ヒゲが伸びるとマスクの密着度が下がる)や、隙あらばマスクを外そうとする人、消毒もせず目や口をペタペタ触る人、お菓子を片手に仕事をする人などが普通に居るのだが、私はそういうことはしていなかった。ちなみに、最近は行っていないが、減量のためのランニングの時ですらマスクを着けていたというくらいの、感染対策過激派が私である。
では、いったいどこでウイルスを貰ったのかというと、恐らく曜日としては水曜であると考えており、ルートとして3つの可能性があると推測している。しかし、そのどれもが、一般的な感染対策を守っており、国が決めた「濃厚接触者」の定義には入らないのだ。
――つまるところ、そんな人間側の分類などは無視して、ウイルスは感染を拡大していくのである。改めて思うが、とんでもない感染力だ。さすが、たったこれだけの期間で、世界を恐怖で覆っただけのことはある。すげぇよ、こいつは…。
症状自体はもちろん、持続時間もまたこれが |
さて。私は普段、こういう社会問題を全くネット上で話題に出さないため、どうしても“後出しジャンケン”っぽい言い方になってしまうのだが、この1ヶ月くらいは、従業員の間でもポツポツと感染者が出てきており、週間予定を定めた勤務表が、何度も書き換えられるようなことが常態化していた。だから、私にも、そろそろ順番が来るのではないかと思っていたのだ。
…いっぽうで、私自身は感染対策をしっかりしており、自分がそう簡単に罹るようなことは無いであろうとも思っていた。まあ、その自信はアッサリ突破されたのだが、だからといって、やっていることが間違いだったとも思えない。
――正直、普段行かない場所に遠出したとか、分かりやすく居酒屋で馬鹿騒ぎしたとか、そういうのが有れば分かりやすい。だが、必要な感染対策をやっていて、しかも職場でウイルスを貰ったとなると、もはやどうにもならない。コロナウイルスの感染能力が高すぎる。逆に、どうすれば良かったの…?
ただ。私が確実に言えることは、ワクチン3回組になっておいて良かったということである。私は過去に、インフルとかいう雑魚ウイルスで40.3℃を発熱して病院送りにされたことがある(【日記:2014/12/24】)。もし、私がコロナウイルスに対するワクチンを未接種だったら、まあ、間違いなく、こんな文章を書いている余裕は無かったであろう。私の症状は、「38.0℃程度の、やや重めの風邪」という程度であるが、現状で3日も続いており、なかなかつらい。これに比べれば、ワクチンの副反応など、ちょっとしたお遊びである。もう少し耐えていれば、4回組にもなれていたのだが…。
――また、もうひとつ言えるのが、私から他人にうつさなかったことは良かったという点だ。発熱前日の金曜日の時点で、コロナウイルスの性質上、私は既に他人にうつす能力を持っていたと思われるが、その金曜日に隣で働いていた人は、発熱することは無かった。まあ、その人の感染対策が良かったか、はたまた免疫力が高かったのかもしれない。ただ、私は、「被ウイルス側の対策」よりも「与ウイルス側の対策」のほうが重要であると考えている(もちろん、組み合わせれば、更に効果が高まる)。私がしっかりブロックをして、この苦しみを更に他の人へと拡散させなかったことは、不幸中の幸いであった。
というわけで。PCR検査による陽性が発覚し、会社からもしばらくの出勤停止を正式に言い渡された。ただ、「休みだワーイ!」という気分でないことは言うまでもない。前述の通り、「やや重めの風邪」という感じの症状が何日も連続し、体力の消耗が激しいため、ゲームや創作に没頭するような空気ではない。椅子に座ってパソコンやテレビに向かっているだけで、いつもより遥かに早く疲れ果ててしまうのだ。
…よって、私は、できるだけ寝ていたい(欲を言えば1週間くらい瞬間移動をしたい)のだが、不注意に早寝をしてしまうと、夜中に目が覚めて眠れなくなる。私は、症状の一つとして寒気がするので、季節に合わない厚着をしているのだが、そのためか、睡眠中にぐっしょりと汗をかいてしまい、かなり気持ちが悪い。この状態で夜中に何度も目が覚めてしまうのは大変に不快なので、文化的な行動をほとんど取れないにも関わらず、ふだん寝る24時近くまで起きていなければならない。無力感が果てしない。いつも通り、働いた後の余暇時間や、土日を普通に使ったほうが、遥かに有益に過ごせるだろう。
――まあ、私の行動で振り返ってみると、駄目だった点は特に思い付かない。ただ、良かった点は、「ワクチンを必要回数打っていたこと」と「自分が感染した後、それを他人にうつさなかったこと」である。それ以外、何も言えない。とんでもねぇよ、このウイルスは…。
(2022年8月8日) 4365 PV
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