. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2023年3月21日の記事
管理人の日記
渋谷・ハチ公前の電車のオブジェが、気が付くと無くなっていた
草 |
先日の、東京旅行のメインディッシュは、「FFX歌舞伎」(【日記:2023/3/19】)であったのだが、それ以外にも、今回は約10年ぶりの東京ということで、様々な場所を訪れてみた。目的は、いわゆる聖地巡りである。
…さて、皆さまご存じの通り、東京は、様々なゲームの舞台となっている。例えば、「アイドルマスター(略)スターライトステージ」のアイドルたちが所属する事務所は、青山あたりにあるとされており、その都合上、日本各地の中でも、とりわけ渋谷周辺をモチーフとしたカードが多い。また、「ペルソナ5」でも、主人公は渋谷近くの三軒茶屋をモデルとした地区に住んでおり、渋谷・新宿を中心として行動している。そして、未発売に終わってしまった「ファイナルファンタジー:ヴェルサス13」の舞台は、新宿のビル街であった。さらに、神の国発言(※「ここは……神の国なのか?!」のほう)の舞台となったのも、新宿である。最後に、「デジモンストーリー:サイバースルゥース」の拠点についても、中野ブロードウェイという実在施設のようだ。
――というわけで。私が東京を離れた2013年より後に、東京を舞台としたゲームに触れる機会が、幾つもあった。そのため今回は、そういう地域への巡礼に出てみることしたのだ。これは、FF10のテーマである、“究極召喚を手に入れるための旅”とも関連している…のか?
というわけで。私は、渋谷を中心に、様々な場所を回ってみた。渋谷センター街(「バスケ通り」とかいう名前になったんだっけ?)では、「ペルソナ5」にて重要な役割を占めた「ビッグバンバーガー」のモデルとなったであろう「バーガーキング」があったので、そこで食事をしてみた。また、かつて、DDR(ダンスダンスレボリューション)を遊ぶために足しげく通ったゲーセン:「渋谷会館」が閉店しているというのは折り込み済みであったが、少し入った通りにある謎の八百屋も店じまいをしていたのは驚きであり、10年という時の流れを思い知らされた。その他、駅の地下部分には、祐介の人間観察スポットもあった。
…続いては、少し離れた三軒茶屋へと向かう。ここは、ペルソナ5の主人公が住んでいた町であり、そのモチーフとなった場所に行ってみると、若干の配置場所の変更はありつつも、喫茶店・コインランドリー・診療所・スーパーマーケット・バッティングセンターといった、各種施設を発見することができた。ここが、あの、世界を揺るがした怪盗団を育てた場所ということで、怪盗団の気持ちを大いに味わうことができた。そして、三軒茶屋は、アニメ版シンデレラガールズの第1話で有名な例の公園が存在する場所でもあり、例の花屋を訪れたのちに、ベンチに座ってしぶりんの気持ちになったりもした。
――更に、続けて、新宿方面へと向かう。ここは、あの神の国発言の舞台でもあり、空を眺めながら、「ここは……神の国なのか?!」とつぶやきまくる、怪しい男が爆誕してしまった。また、都庁は、無料で展望台まで登ることができるため、そこから空を眺めて、「ノクティス様も光が見えるんですね」と、麻薬をうってかわってしまった息子のことを思い返していた。なお、昇降の際のエレベーターには、私を含めて10人くらいが乗っていたのだが、私以外は全員が外国人兄貴(アジア・ヨーロッパ・アメリカ)であった。こんなご時世の日本に来てくれて、本当にありがとう。やっぱ、つらくねぇわ!
その他にも。新宿の近くにある、「東新宿」という駅にも行ってみた。ここは、緒方智絵里:「ホワイト・ハピネス」の特訓前カードの聖地である。緒方智絵里は、私のスターライトステージの約6年のプレイ歴の中で、最もファン数の多いアイドルであり、キャラとしても推している一人である。
――が、行ってみて驚いたのだが、このスポットのごく近くに、スクウェア・エニックスの本社があるのだ。近くどころか、もはや背景にビルが写っているという始末である。ちなみに、このカードの設定は、「オーディションに合格したため、その喜びを、学校に手袋を忘れてきてまで、プロデューサーに伝えに来た」という程度の内容のようだ。智絵里は、バンナムからスクエニへの移籍を画策していた…?
お前のことが好きだったんだよ! |
そして今回の旅行では、東京・中野に有る、「中野ブロードウェイ」にも行ってみたのだ。
…さて、ここは、2015年に発売した「デジモンストーリー:サイバースルゥース」で、主人公の拠点となった場所である。また、アイドル(略)スターライトステージでも、「オタク
is LOVE!」という楽曲において、MVのモチーフとなっている。
――しかしながら。私は、10年前に東京に住んでいた頃には、このブロードウェイを一度も訪れたことが無かった。そのため、どういう施設かを全く理解しておらず、まあせいぜい、写真を取って、軽く見て回って終わりだろうな…という程度に思っていたのだ。
が、実際に、その「聖地」を巡ったあと、せっかくだから店舗も見てみようかな…と思ったところ、その熱量の凄さに驚かされたのである。
…さて、東京は、人が集まる場所ということで、通常店舗における品揃えの良さも、田舎と比べて桁違いである。その中でも、ブロードウェイはぶっ飛んでおり、ゲーム系の中古CDを取り扱っている店では、通常店舗ではまず並んでいないであろう、シンデレラガールズのライブ限定CDを購入することができた。また、書店では、これまで目にしたことも無いような、ファイナルファンタジー関連書籍を入手可能であった。
――その他、私は買わなかったのだが、ショーケースが全てキン肉マンシリーズのフィギュアに占められている店だとか、棚の一角が表遊戯×闇遊戯の薄い本で占められている店舗だとか、とにかくアングラな雰囲気に溢れている。実際のブロードウェイの1階&地下1階地区は、衣料・医薬品・電子・食料品といった、一般向け店舗で溢れており、Welcome
to Undergroundとなっているのは、むしろ上層階のほうなのであるが…。やれ、こういうところの魅力に気付けなかったのが、私の10年前の東京生活において、取り返しの付かない失敗であったのだろうな。
そういうわけで。今回の東京観光は、メインディッシュであったFFX歌舞伎を除いても、大きな利益を得ることができた。
…それと同時に、私の生活面においては、東京に住むのはもういいかな、という認識を新たにした。私の生き方において、東京の名門大学を卒業し、有名企業に就職して、その昇進コースを辿り続けるというルートは、元から存在しなかった。そして、今回の東京旅行でも、人の多さにはめまいがするものであったし、時折あった不動産屋の張り紙を見ては、「14万!?」と驚きの声を挙げていた。地下鉄の、全体構造の把握が極めて困難なデザインには目が回るし、物の値段は全てが高い。もう、ここに住むというのは、私には合っていないのだ。
――何はともあれ。今回の、FFX歌舞伎をメインとした東京観光は、当初の自分が思っていたよりも、遥かに多くの物を得ることができた。10年ぶりの東京は、私に色々な物を与えてくれたのである。今回の旅行では、10年分くらいの東京成分を摂取することができた。旅行とは良いものだ。ほなまた、しばらくお金を貯めて、10年後くらいに、また訪れることにしましょうかね…。
(2023年3月21日) 4314 PV
2023年3月21日の記事を表示しています。