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管理人の日記
2024年9月14日は、サイト「やり込みinFF」の、24歳の誕生日です。30年、40年と続けていきたい!
もちろん、色のキレイな左側がHDR…ではありません! |
本日、新しいテレビが届いた。購入したのは、予告していた通り(【日記:2024/8/21】)、TCLという謎の会社の、「C646」という機種だ。
…やれ、C646は、エントリーモデルに近い位置付けだが、最安値よりもワンランク上と言える製品であり、「量子ドット」という映像機能(発光素子?)を採用している。その他、4K&HDR、低遅延のゲームモード、地上波放送も視聴可能(最近では、価格を抑える代わりに、「チューナーレス」と呼ばれる、通常テレビ放送を見れない“テレビ”も販売されている)などと、基礎的な高機能を兼ね備えている。私がAmazonで買った際は、43型で56810円であった。だいたい、同社の4Kテレビの最安品と比べると、+1万円という程度になる。
――が、個人的には、画質について、その前に使っていたゲオテレビ(Hisense 43E65G)と、そこまで違いがあるとは思えなかった。もちろん、新しい技術を使っていること自体は事実なため、2つ並べて表示すれば、ひょっとすると、今回のC646のほうが綺麗なのだろう。しかし、その程度の差であり、好みの問題に丸め込める。やはり、5万円前後のモデルでは大差なく、10万・20万と積んでいかなければ、大きな進化は望めないのか…?
ところで。私は、ゲームをする際は、ただ楽しく遊ぶだけでなく、このサイトを使って配信(生放送というわけではなく、静止画キャプチャや動画作成、その他にもプレイ記録を元にしたテキスト記事の制作など)を行うという目的も存在し、むしろそちらのほうが、ゲームプレイの意欲として、大きいくらいだ。
…そういうわけで、私は、「CRC-GVCAP01」というキャプチャ機器を、PS5とテレビの間に噛ませ、テレビでは4Kでゲームを行いつつ、パソではFullHD画質で録画をするという態勢を作っている。4Kは、テレビで遊ぶには優れているが録画用には容量が大きすぎて駄目、逆にFullHDは、長時間録画に適するがテレビで遊ぶとなると現環境では力不足…という感じである。よって、テレビでのゲームプレイは4K・パソの録画はFullHDという組み合わせは、私の利用法だと、非常に合理的であると思っている。
さて。上記の「CRC-GVCAP01」という装置には、「パススルー」なる機能が搭載されており、操作遅延の発生を抑えられる。
…だが、やはり余計な物を入れているということで、「VRR」や「ALLM」といった、新しい画質向上技術がオフになってしまう(最新型の「GVCAP05」では、初めてVRRに対応したらしい…)。が、そんな中でも、「HDR」という機能だけは有効である。HDRは、“光の明るさを表現できる技術”といった程度の内容であり、「4K HDR」などという名称で、画素数(解像度)とセットで語られるくらいに、よく知られている。しかし、このHDR、私は全く好きではない。
――では、冒頭の画像をご覧いただこう。今のところ、PS5で最もプレイしたゲームとなっている「地球防衛軍6」のタイトルロゴを、いつものサイト制作に使っている環境で、HDRと非HDRで録画し、静止画としてキャプチャしてみたものである。もちろん、赤の発色が綺麗な左側がHDR…ではなく、ホコリが掛かっているかのように霞んだ右側がHDRである。ひょっとしたら、左側は色の表現がドギツく、右側のほうが上品で、使用するディスプレイによっては右側のほうが好まれるのかもしれない。いや〜、でも、“サイトのキャプチャ画像”という意味では、左のほうの圧勝でしょ。
高価なテレビで再生すれば、下の画像のほうが綺麗に見える…のか? |
さて。上記の画質の比較は、「他の機種を噛ませて、かつ、キャプチャ画像を使う」という条件であり、あまりフェアとは言えない。やはり、最良の評価方法は、「実際のディスプレイに表示して、それを人間の目で観測し、どちらが好みか決めること」である。我々は人間なのだから、やはり、目で評価して、どちらの画像のほうが良いと感じるか…ということが、最も重要なのだ。
…というわけで。次の比較方法として、携帯電話のカメラ(Galaxy A22 5G)を使って、HDRと非HDRで、写真を撮って、比べてみた。題材は、私がPS5で2番目に長く遊んだ…というか、日記の執筆も入れると、恐らく地球防衛軍6クラスにプレイしたであろう、「FF7リバース」だ。
――さて、結果は、ご察しの通りである。HDRを切ったほうは、明るく、ゲームらしい発色である。一方で、HDRをオンにすると、やはり、灰色っぽく色味の薄い見た目となってしまう。これも、携帯電話カメラを挟んでいるため、純粋な映像品質の比較としては不適切かもしれないが、ただ、私の目でテレビ画面を直接に見てみても、やっぱりHDRをオンにすると、色がくすんでしまうとしか思えなかった。
そういうわけで。私は、新しく購入した“量子ドットなる機能を搭載している、ちょっとだけ背伸びしたテレビ”においても、今まで通り、HDRはオフにして運用するということを決めたのであった。
…ところで。「『HDR』という新しい技術を使用すると、逆に画質が下がってしまう」という異様な事態において、私はこれまで、「安いテレビのHDRは、あまり質が良くない」という解釈をしていた。安価なテレビは、発色性能で劣るため、わざとキツい色付けをして、綺麗に見えるようにしている。そのため、HDRのような“自然に見える技術”を適用すると、かえって見た目としての画質は劣化してしまう…というロジックだ。
――しかしながら。今回の件で、ひょっとすると、そもそもHDRを使うことで、逆に画質が落ちてしまうのでは?
と思うようになった。この辺りは、もう好みでしか無いが、私は、ゲームはゲームなのだから、無理に現実へ近づけず、割り切った色遣いのほうが、綺麗に見えると思う。それともやっぱり、10万・20万と、高価なテレビに積み上げていけば、HDRを使ったほうが美しく感じるのかなあ…。
(2024年9月13日) 3372 PV
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