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[サンブレイク] イヴェルカーナ ← おまえ何しに来たの? / やり込みinFF

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管理人の日記
ようやく秋が訪れてくれましたね。空気がおいしく、光もキラキラしていて、この季節が一番好きです!

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2024年9月24日(火)
[サンブレイク] イヴェルカーナ ← おまえ何しに来たの?


 
イヴェルカーナ「アイスボーン買ってね!!!」


 「モンスターハンターライズ:サンブレイク」には、アップデートにて、
「イヴェルカーナ」が追加されている。これは、「アイスボーン」のパッケージモンスターであり、復活モンスターとしては、かなり最近の選出である(一応、初ではなく、「紅蓮滾るバゼルギウス」のほうが、先に登場している。アイスボーンと異なり、サンブレイクでは原種のマスター個体も登場する)。が、サンブレイクのイヴェルカーナは、ハッキリ言って空気であり、何のために復活したのか怪しいのだ。
 …まず、アイスボーンでのイヴェルカーナは、
非常にインパクトのあるモンスターであった。既に、前作「ワールド」のほうで、各種歴戦王などの強化個体や、ベヒーモス&レーシェンといった異世界からの刺客たちと激戦を繰り広げていたが、それでも、イヴェルカーナには、初見で2死・35分掛かるという大苦戦を強いられた。必殺技の薙ぎ払いブレスも、今では「はいはい大ジャンプ回避」という感じだが、初戦の時は、本当に脅威に思えたのだ。
 ――そして、アイスボーンのストーリー攻略が終わったあとも、イヴェルカーナについては、「歴戦」個体や、「導きの地」での登場、そしてミラボレアスの後ということで少しだけ霞んでしまったが、「歴戦王イヴェルカーナ」との待ちに待った対戦など、
アイスボーンを象徴する強敵として、印象に残っていた。氷系統のモンスターだが、全フィールドに登場するという生命力の高さも、驚きであった。

 しかし、「サンブレイク」でのイヴェルカーナは、前述の通り、
空気そのものである。発売7ヶ月半の、第4回大型アップデートにて登場をしたのは良いが、サンブレイクのクリア後のやり込み要素である傀異クエストについて、他の古龍のように傀異克服個体が登場しない。それどころか、傀異化バージョンすら出てこないため、つまり、イヴェルカーナは、クリア後に大半の時間を費やすであろうやり込みコンテンツに、いっさい関わってこないのである。マジで何のために出てきたのか分からない…。やはり、強化個体として、「傀異克服イヴェルカーナ」が、用意されるべきだったのだ。
 ――また、モンスターハンターは、戦闘BGMの質の高さも人気なのであるが、イヴェルカーナ戦については、
アイスボーンでの楽曲がそのまま引用されている。PSPや3DS作品といった過去作からの復活モンスターについては、新アレンジが為されるのが恒例であるため、“原曲をそのまま流用”というのは、率直に言って手抜きとしか感じなかった(唯一ではなく、その後に追加されたアマツマガツチについても、PSP版の原曲が使用されている)

 では。イヴェルカーナの追加が、「ワールド&アイスボーン」をプレイしたユーザーへのファンサービスになっているのかと言うと、
それも微妙である。私は、「ライズ全クリ&サンブレイク未プレイ」という状況で、“イヴェルカーナが追加された”という情報を耳にした。が、その際に私がいだいたのは、「あのイヴェルカーナが追加されたのか! よし、サンブレイクもやってみようかな」という肯定的な感想ではなく、「アイスボーンという最近の作品までほじくり返すなんて、よほどサンブレイクは切羽詰まっているのか。しかもBGMも原曲だし」というマイナスなイメージであった。
 ――もちろん、実際のサンブレイクは、むしろ、何からやれば良いくらいに大量のコンテンツが搭載された
全部のせ大盛り丼であるため、私の認識は誤りであった。だが、実際に“未プレイの時点で持った印象”が負の物であり、しかも、プレイ後においても、サンブレイクのイヴェルカーナについては良い認識を持っていない。つまるところ、イヴェルカーナの追加が、「アイスボーン」ユーザーへのファンサービスとして機能しているかどうかも怪しいのだ。

PVで初めて名前が出たときは、唐突すぎて、古代語か何かかと思った


 ということなのだが。ひょっとすると、イヴェルカーナは、
「ワールド&アイスボーン」の宣伝のために、エルガドに来てくれたのかもしれない。つまり、“「ライズ&サンブレイク」を遊んだが、「ワールド&アイスボーン」は未プレイ”という人に、アイスボーンの魅力を紹介する目的である。
 …そう考えると、
サンブレイクカーナの微妙な立ち位置も、分かってくるというものだ。本気を出したイヴェルカーナと相まみえたいのなら、アイスボーンを買ってねということだ。実際、サンブレイクの「なんか気付いたら追加されてて、それなりに強いけど、1回倒したら終わり」というどうしようもない立ち位置とは異なり、アイスボーンでのイヴェルカーナは、ストーリー中に繰り返し登場し、クリア後も、歴戦個体・導きの地・歴戦王などで、幾度となく戦闘が繰り広げられ、その強さと魅力を遺憾なく発揮してくれる。BGMも、流用されたメイン楽曲だけでなく、事前アレンジから歴戦王の固有BGMなど、複数が用意されており、メインモンスターに恥じない豪華さである。
 ――ちなみに、そういう事情ならば、個人的には、イヴェルカーナよりも、
ネルギガンテのほうが適任であると思う。ネルギガンテは、「ワールド」のほうのパッケージモンスターであり、そのストーリー中での対戦では、手も足も出ずに「あぁ〜、これ負けても進むやつね!」と思わせておいて普通にクエスト失敗になったりと、強さ面で強烈な印象を残した。その後も、「アイスボーン」ではやや微妙な立ち位置になったものの、ワールドシリーズを代表するモンスターとして、今なお強く印象に残っている。
 ただ、どうやらネルギガンテは、
全身に生えるトゲを1本ずつ植毛するという驚異的なこだわりが行われているらしく、ひょっとすると、スイッチのスペック的な問題で、移植ができなかったのかもしれない。いやー…毛を薄くするとか、10本で1個セットにするとか、そういうことはできなかったのか?

 ところで。サンブレイクにおけるイヴェルカーナが、「ワールド&アイスボーンの宣伝」という位置付けならば、当然、次の据え置き版の作品である、
「ワイルズ&追加パック」でも、「ライズ&サンブレイク」からの復活が期待できるだろう。では、その要員として、誰を新大陸に出張させるべきなのか。
 …と言っても、その役目を果たせるモンスターは、実質2択であり、ライズのメインモンスターである
「マガイマガド」か、サンブレイクの「メル・ゼナ」しかあるまい。ここで「ヤツカダキ亜種、参戦!」みたいな一発ネタに走ったところで、「は? 誰おまえ?」としかならないであろう。
 ――そして、この2択であれば、私としても、甲乙つけがたい。マガイマガドの、尻尾からの
怨ビーム(仮)なんかは、PS5世代の高性能ハードであれば、今以上に迫力のある必殺技として描写されるはずだ。また、メル・ゼナの瞬間移動で、ワイルズからの新規ユーザーがあたふたする様を、後方先輩面で見守るというのも面白いだろう。さて、ワイルズ&追加パックでは、どちらが出張営業をしてくれるのだろうか…?

(2024年9月24日) 2614 PV

登録タグ/ ゲーム一般 モンハン
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