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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
PS4で蘇る感動の名シーン |
さあ、約束通り、サクサクと第2話に行ってみよう。第2話は、オープニングイベントを終え、ラバナスタ王宮に忍び込むところからである。
…ここでは、特にやり込み的な意味でやるべきことは無いため、シナリオ通りに足を進め、バルフレアとフランのかっちょいい登場シーンや敵味方入り乱れる混戦で堂々と砲撃をする鬼畜帝国艦隊などを見送って、ガラムサイズ水路まで足を進める。
――さて、ここでガンビットのシステムが解禁され、実際に編集も行うことができるようになる。ご存じガンビットは、簡易的なAIを組んで味方に自動戦闘をさせるFF12最大の特徴と言えるシステムであるが、私はこれを「操作を楽にするもの」ではなく「FF12のゲーム性そのもの」だと捉えている。ガンビットを上手に組んで、戦闘中に何も入力せずとも敵を倒すことが、FF12の面白みと考えるパターンだ。
そのため、私のやり込みプレイには、基本的に「手動操作封印=戦闘中に行うのはリーダーチェンジとカメラ操作のみ」「戦闘中の装備・編成の変更を行わない」「メイン3人が死んだら全滅扱い」という条件が付加されている。残りHPによって行動パターンを変えるような敵も多いが、そういう時にこそガンビットの編成力が試される。今回はそこまで厳密なやり込みプレイでは無いものの、この方針自体は踏襲していきたいと思っている。
そんな感じで。バルフレアとフランが仲間になった。ここで、10年前の【INT版低レベルクリアープレイ日誌】を見てみると、どうやらここで少しだけLP稼ぎを行って、前回パート最後で手に入れた「ファイアフライ」を装備できるようにしているようだ。
…というわけで、今回もそれに倣い、LP稼ぎをしていくことにする。バルフレアの初期LPは19であり、合計25稼げば「ファイアフライ」のライセンスを取得できる。レベルアップまでの経験値は118で、セーブポイントを出てすぐの雑魚敵が持つ経験値は20程度である。となると、フランと2人で分割すれば、レベルを上げずに「ファイアフライ」を装備できるようになるのだ。なお、トライアルでLPの荒稼ぎができることが発覚するのは少し後の話である。
そうして、「ファイアフライ」を装備できるまでに稼ぎを行った後は、取り立てて今すぐ必要なライセンスがあるというわけでも無いため、通常通りに敵を回避しながらガラムサイズ水路を進んでいく。
…なお、新参入のバルフレアとフランのジョブは、最初に決めた通り「機工士」と「モンク」である。バルフレアの「機工士」は、銃を扱うジョブであり、銃はレベル・力や敵の状況に関係なく「攻撃力の2乗」を基準としたダメージを与えられる(ただし「銃・計算尺耐性」の影響は受ける)ため、低レベルクリアーでは主力として活躍する。その強さゆえに封印されることも多いが、今回は縛りプレイというつもりではないため、普通に用いていきたい。
――また、フランの「モンク」は、棒を使って戦うジョブであり、全武器共通で回避率が30と高めなほか、INT版系列では空中の敵にも攻撃が届くという特性がある。低レベルクリアー的には、ライセンスだけでHPが3000も上がるという点も見逃せないだろう。棒装備に関しては、とりあえず最弱品であるが、「樫の棒」が道中のトレジャーから手に入るので、入手をしておいた。
下級魔法はオリジナル仕様に戻って単体攻撃になっています |
その後、FFシリーズを代表する名場面である「オイヨイヨ!」がPS4の性能で豊かに生まれ変わった場面を見届け、帝国兵×4を普通に撃破したのちに、アマリア(アーシェ)がゲストキャラクターに加わる。
…さて、これもPS2INT版からの変更点なのだが、今作ではゲストキャラクターの仕様が大きく変化しており、「キャラクターと同じようにレベルが上がる」「ガンビットが変更可能」「リーダーにすることができる」「ゲストが使うアイテムもパーティ内から消費される」などの変更が為されている。
――やれ、FF12のゲストキャラクターは、ラーサーやレダスなど、良くも悪くも人気のあるキャラクターが揃っているので、一般的には嬉しい変更点…なのだが、本プレイにおいては通常キャラクターと同じようにレベルが上がるうえにファイアフライを装備することもできないため、基本的にはセーブポイントを出発したと同時に眠ってもらうことになる。まあ、経験値入手を無視できる「弱くてニューゲーム」でも、せいぜい回避率の高めなアイテム師といったところでそこまで活躍はできないだろうから、あまり影響は無いというところだろうか。
そんなこんなで。アマリアを仲間にしたすぐ後に、プリン×4と戦うことになるが、これに関してはフランが最初から「ファイア」と「ケアル」を覚えており、アマリアも「ケアル」を使えるため、それらを使いながら適当に攻撃をしているだけで終わる。
…その後、再び水路を進んで、ブッシュファイア戦…となるのであるが、ここで私はせっかく仲間が4人居るのだから…と、トライアルモードに挑んでみた。そして、前回書いたようなトライアルモードの道場仕様を知るのである。この時点の戦力で適当に挑むと、ステージ3のサボテン軍団にすら負けてしまうのであるが、それでも6000ギルで売却可能な「ダイヤの指輪」に、LPが20、さらに「盗む」をしていればポーションやフェニックスの尾などの消費アイテムも手に入る。その他にも、敵が勝手に向かってきてくれるので、こちらからの操作をほとんど行わなくて良い。せいぜい、セーブ&ロードが少々めんどくさいくらいで、その他の面で稼ぎプレイに都合の良い条件がこれでもかと揃っているのだ。
そしてゲストは置いていかれる |
そんな感じで、しばらく稼ぎを行ったところ、メイン3人のHPが早速1000を超えてしまい、いきなり低レベルクリアーという感じがなくなってしまった。育て過ぎなのは分かっているが、特に今回プレイの制限に違反をしているということはない。まあ、何度も言っている通り、今回は自分の中では通常プレイというつもりなので、こういうのもありだろう…ということにする。
――その後、ブッシュファイア戦に挑んでいくのであるが、予想通り大幅にHPが上がっているので、何も考えずに「たたかう」をしているだけで勝ててしまった。ただ、これは本当にHPが高くなっているだけであり、盾を使った回避だとか、ステータス攻撃だとか、強力な銃による弱点攻撃などができるようになったわけではない。そういう意味では、低レベルクリアーらしさは残っている…のかもしれない。
続いて、シナリオはナルビナ城塞地下牢に進む。ここでも、低レベルクリアーではたまに難関になるリアルファイトを肉壁によって乗り切り、その後のマップもサッと進んでバルハイム地下道へ。バッシュをゲストキャラクターに加える。その後は、地下道のシステムについて説明を受ける場所で久々にショップがあるため、各種ライセンスを取得し、店売り最強品を使って一通りの装備を固めていく。
…さて。ここでは、シナリオ進行に必要なゲートを上げるために、経験値を持った「バッテリミミック」をどうしても1体は倒さなければならない。オリジナル版の低レベルクリアーでは、上手く経験値を分配することでレベルアップを避けていたが、INT版においては既に「ファイアフライ」が手に入っているため、経験値入手なしで進めることができる。また、戦闘自体も、オリジナル版ではなかなかの難関になり、「ポーション」等を消費する乱戦になりがちだが、今回はバルフレアが1人で銃をバンバン撃ってるだけで勝つことができた。そりゃあHPが1500を超えてればそうなるわ。
ダイヤの腕輪の雷無効はこの展開を見越した壮大な伏線だった…? |
そんな感じで。バルハイム地下道においても、これと言って重要なトレジャーは無いため、サクッと進めていき、奥でボスのミミッククイーン戦である。
…さて、こいつに関しては、「サンダーバースト」などの強力な攻撃を使ってくるため、低レベルクリアーでは最初の難関とされることも多いが、本プレイでは全員HPが1000を超えているため何も怖くない。それどころか、通常攻撃を含む敵の攻撃の大半は雷属性であり、INT版からの「ダイヤの腕輪」は何故か雷属性を無効化するため、「グランドシェイク」以外、全くダメージを受ける要素が無いのだ。なんだこれ。
――そんなわけで、全く苦戦する要素なく、ミミッククイーンを撃破することができた。やれ、今回が低レベルクリアーという扱いで良かったよ。これでレベルまで上げていたら、張り合いが無さすぎて途中でプレイをやめているところだった。
その後は、シナリオ上では、王都ラバナスタ→空中都市ビュエルバ→ルース魔石鉱とイベントを進め、戦艦リヴァイアサンへと突入していくところなのであるが、ここからリヴァイアサン突入前までには目立った強制戦闘が無いうえに、ルース魔石鉱クリア後というタイミングでショップの品揃えが強化されるため、まずはそこまで進めることにする。
…その途中で、バッシュが正式な仲間になったため、ジョブとして「時空魔戦士」を割り振る。サポート系の魔法が充実しているが、HPの上昇量が非常に少なく、しかも武器はボウガンという何がしたいのかよく分からない組み合わせである。現状、HPが253しか無く、回避率や防御力が高いわけでも無いので、全く戦闘では役に立たない。戦略の幅を広げる魔法使いは重要な役のはずなのだが…。
――その後、ラバナスタからシュトラールに乗るムービーの後に、INT版から追加されたパンネロ監禁イベントを見る。これは各種のボツイベントと異なり、正式に収録もされていたが、諸事情でオリジナル版ではカットされてしまったシーンだそうだ。なんだっけ?
「CERO:全年齢(当時)」にするためだとか、発売直前に実際の拉致監禁事件があったからそれに配慮してとか、そんな感じの理由だった気がする。
というわけで、更にシナリオを進めていく。ビュエルバではラモン(ラーサー)を仲間に加えたということで、せっかくだからトライアルに挑んでみるが、ステージ6のニワトリスたちに撃退される。まあ、現段階では本当にHPが高くなっただけで、戦術の幅が無いため仕方あるまい。まだ序盤だし、オリジナル版でも役割分担ができるようになるのは「マインゴーシュ」「ヒスイのカラー」が手に入る中盤あたりからだからな…。
――その後、ルース魔石鉱の奥でバッガモナンたちに追いかけられる。HPが1500も有るといかにも正面から戦って勝てそうであるが、例によってただHPが高いだけであるため、無難に逃げることにする。せめて盾を装備できるキャラクターが居ないと、FF12のバトルをやっている気がしない…。
トライアルではお世話になっています |
そんな感じで。バッガモナンから逃走完了後、全ボイスが新録された「俺がバッシュだ!」のイベントを終え、ショップで装備品を充実させることにする。相変わらず、盾を装備できるキャラクターが一人もおらず、まともに魔法が使える唯一の人物であるバッシュもHP253と貧弱すぎるのが気になるところであるが、とりあえずは店売り最強のもので固めておけばある程度の戦力は確保できる。特に、銃の「ヴェガ」ならば、無条件で200以上のダメージを叩き出すことができる。改めて、低レベルクリアーにおける銃の強力さについて思い知るものだ。
…その後は、一度ラバナスタに戻り、ファイアフライを装備して雑魚狩りをしながら、各種のサブイベントを進めていく。まずモブに関しては、弱めである「テクスタ」「花サボテン」「レイス」の3体を討伐する。特に作戦などは必要なく、HP頼りのゴリ押しで勝つことができた。また、花サボテン撃破後のイベントに関しては、その後のサブイベントにも繋がってくるため、今のうちに進めておくことにする。
――なお、この時点でも、「ニーズヘッグ」や「ニワトリス」など、更に強力なモブに挑んでいくことはできるが、とりあえず現時点では見送りということにした。理由として、もちろん戦力が足りないという点もあるのだが、それ以上に今のパーティは役割分担が出来ておらず、FF12のバトルとして全く張り合いが無いからだ。FF12の基本は、回避率の高い盾役を1人作ることであり、それは通常プレイでも低レベルプレイでも何ら変わらない。それができていない今のパーティなど、本当にただ高いHPで力押しをしているにすぎない。私のやりたいFF12は、そういうものではないのだ。
そんなわけで。アーシェとパンネロを仲間に加えるために、次は戦艦リヴァイアサンへと突入していくことになる。
…さて、これで第2話が終わりということになるのだが、これまでのFF13シリーズ日誌に慣れていると、短すぎてこれでプレイ日誌として成り立っているかどうかが不安である。とはいえ、これくらいの長さであれば、書く方にも読む方にも負担が少ないということで、今回はこんな感じで連載を続けていきたい。まあ、難しく考えず、文字通り“かんたん”に行こうではないか。うむ。
(2017年7月16日) 5933 PV
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