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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
当時よくこの渋さでFFシリーズ正統続編として許されたな |
第3話は、ルース魔石鉱から脱出し、戦力を整えて戦艦リヴァイアサンに突入するところからである。オンドール公爵邸に入ったのち、シナリオが進み、何気にヴァンがいい味を出しているイベントシーンを見る。うむ。よく思うけど、当時まだFFが国民的RPGと言われていた時代に、よくこの渋さが許されたものだ。今だからこそFF12の世界観として認められているけど、当時は非難轟々だったなあ。私自身も批判してたし…。
…というわけで、イベント後ウォースラをゲストに加え、リヴァイアサン内部を探索する。ここでの強制戦闘イベントは、「ジャッジ×2+帝国軍剣士×3+帝国軍魔道士」と「ジャッジ・ギース+帝国軍剣士×3」の2回である。どちらも、お供として登場する帝国軍剣士・魔道士は経験値を持っているので、一般的な低レベルクリアーでは「デジョンの魔片」を使って消滅させる作戦がよく用いられる。が、今回プレイでは「ファイアフライ」を既に手に入れているため、それを用いた作戦で戦ってみたい。
――さて、内部で手に入るトレジャーに関してであるが、オリジナル版では「ハンドアックス」「古代の剣」「リフレガの魔片」あたりが目玉であったが、INT版・PS4版では内容が一新されており、魔法の「スリプル」あたりが有用となるだろうか。まあ唱えられる人物が居ないのだが。その他、「リフレガの魔片」も2個限定であるが、とても分かりやすい場所から手に入るようになっている。
そんな感じで進めていき、奥で中ボスの「ジャッジ×2+帝国軍剣士×3+帝国軍魔道士」戦である。敵の強さとして見るべき点は無いのだが、ジャッジ×2以外の雑魚が経験値を持っており、「ファイアフライ」が1つしか無いため、そこは工夫をしていかなければならない。
…さて、開始直後はウォースラもおらず(セーブポイント出発直後に銃殺)、ファイアフライを装備したバルフレア1人でバトルをスタートする。敵の攻撃で受けるダメージは数十であり、こちらのHPはライセンスで上げて1562もあるため、全く怖くない…のであるが、ジャッジが使ってくる「トライアタック」が499という謎の大ダメージを叩き出す。おまけに、スロウの追加効果まであるため、ただでさえ遅い銃のCTがさらに遅延させられてしまい、なかなか敵の数を減らしていけない。バルフレアは「HP<50%の味方
- ハイポーション」でHPを回復していたのだが、運悪く2連続で「トライアタック」を使われ、バルフレアが戦闘不能になって失敗してしまった。うーむ…。
というわけで。オートセーブで、隣のフロアからやり直しである。次は、「敵5体以上で敵に
- デジョンの魔片」というガンビットを用意してみた。これで、敵が集合してきたタイミングで「デジョンの魔片」を使って一網打尽にする作戦である。が、実際にやってみると、敵が前後に分かれている開幕で普通に使ってしまった。恐らく、使用キャラクターが敵を感知する(=一定範囲の半径に敵が入り込む)とこのガンビットが起動するのであろう。そのため、「敵が集合してきたタイミング」というので使わせるのは不可能なようだ。そのうえ、2発目を放っている最中に普通にフランが敵を殴り殺してレベルアップしてしまった。またもやリセットでやり直しである。
…3度目の正直である。今度は、戦法を最初のものに戻して戦い、「トライアタック」の連打で倒されることもなく、雑魚をバルフレア1人で全滅させることができた。そこまでくれば、指揮官のジャッジは経験値を持っていないため、普通にヴァン・バルフレア・フランの3人で戦う。バルフレアの銃はもちろん強いが、他のキャラクターの打撃も悪くない威力を叩き出してくれる。というか、CT(チャージタイム=攻撃を実行するまでの時間)を考えれば、むしろこの時点なら通常武器のほうが強いくらいだ。まあFF12は、良くも悪くもバランスブレイカーが多く、銃はその一つに過ぎないからね…。そうして、無事にジャッジ達を撃破することに成功した。
後ろに下がる作戦 |
その後、倉庫でアーシェを仲間に加え、装備を一通り整えたのちにリヴァイアサンを逆行し、更にパンネロもメンバーに入れて、ボスの「ジャッジ・ギース+帝国軍剣士×3」戦である。ここでも、雑魚の帝国軍剣士×3が経験値を持っているので、先のジャッジ戦と同じく、最初はバルフレア1人で戦っていく。今度は雑魚の帝国軍剣士が「トライアタック」を使ってくるという果てしなくウザい仕様があるものの、何とか耐えて雑兵を全滅させる。
…その後は、通常通り3人で戦っていく。通常の低レベルプレイだと、「エアロ」の威力が恐ろしいため「リフレガの魔片」で防御をしていったりするのだが、今回はライセンスで大幅にHPを上げているおり、敵の攻撃は怖くない。しかも、リーダーのバルフレアが遠隔攻撃タイプなので、自動的に味方から距離を取って範囲攻撃の被害を小さくしてくれる。のちの後ろに下がる作戦である(嘘)。
――そんな感じで、全く問題無く、ジャッジ・ギースも撃破することができた。まあ、普通の低レベルクリアーにおいても、ある程度の対策を練っていけば苦戦をする相手ではないから、今回くらいちゃんと育成してれば楽勝だろうなあ…。
そんな感じで、新たに増えた2人の仲間にジョブを付与する。
…まず、アーシェには「白魔道士」である。強力な「ケアルガ」などを使えるため、一般的なプレイでは重要な役を演じることもあるのだが、役割分担をしっかりとするプレイではそこまで重要でもない。しかも、装備武器のロッドからオリジナル版で存在した最大MPの上昇効果が剥奪されてしまっている(代わりに防具にそれが付けられている)。つまるところ、あまり役に立たないのだ。同じ魔法使いでも、黒魔道士や赤魔戦士はかなりの強みがあるのに…。さらに、低レベルクリアー的に言うと、それなりにしっかりライセンスを取得してみたが、HPが313しか無く、非常に死にやすい。うん、現時点では貴重な魔法使いジョブだから、活躍させていきたいのは山々なんだけど、これではさすがに…。
――続いて、パンネロの「ブレイカー」は、本プレイでは初めての盾を装備できるジョブである。ご存じ、FF12のバトルではごく一部の強敵を除いて「回避」が極めて重要であり、盾役を用意するとしないとでは難易度が一回り変わってくるほどである。まあ、現段階ではそこまで強力な盾は手に入らないのだが、HPも1807と高いため、積極的な活躍が可能であろう。ハンマーを用いた通常攻撃の威力も、この時点ではなかなか悪くない。なお、「ブレイカー」という名の通り、「攻撃破壊」「魔攻破壊」「防御破壊」「魔防破壊」の4種類を全て用いることができ、特に前者2つはINT版からボスにも当たるようになり、重ねがけによってヤズマットやオメガmk.XIIのような強敵ですらゴミのような攻撃力にすることができるが、技の命中率は敵とのレベル差によって決まるため、Lv3のパンネロが用いる場合、「攻撃破壊」「魔攻破壊」はレベル48以上の相手には、「防御破壊」「魔防破壊」はレベル73以上の相手には決して当たらない。まあ、基本的に低レベルクリアーでは使用できない技と考えたほうが良いだろう。
ということで。メイン6人の1つめのロールが揃ったわけであるが、この時点では激しく微妙としか言いようがない。
…具体的には、魔法使いの時空魔戦士/バッシュ&白魔道士/アーシェは、HPが貧弱であり、装備が限定されるため回避ができるわけでもなく、強力な攻撃魔法どころか「ブライン」「スリプル」「サイレス」などのステータス魔法すら唱えられない。また、盾役のブレイカー/パンネロは、武器が斧とハンマーであるため、攻めにも守りにも中途半端である。その他は、機工士/バルフレアは通常通り強力であるが、ウーラン/ヴァンとモンク/フランはHPが高いくらいである。今回が2ジョブ制で本当に良かった。これが1ジョブだったら間違いなく最初からやり直してる。
何気に新曲を貰った方 |
というわけで。続いての目的地はレイスウォール王墓である。大砂海オグル・エンサ→ナム・エンサと2つの広大なマップを移動しなければならないが、INT版からの新機能の倍速モードでサクサク進めていく。ただ個人的には、倍速ではなくダッシュのような機能が欲しかった気がする。あまり便利にしすぎると作業感ばかりが増してしまうんだよな。まあ、ゲームバランスにも影響してくるから難しいんだろうが。
…そんな感じで。実は、このシナリオ段階で解禁されるモブ等も多いのであるが、相変わらずジョブが悲惨であり、この時点で戦っても単なる力押しにしかならないため、とりあえず次のジョブを獲得するまでストーリーを進めることにする。2ジョブ目が使えるようになる「Lボードプラス」は、ベリアス撃破後から取得が可能となるため、そこまで足を急ぐことにしたのだ。
そういうわけで、途中、オグル・エンサ→ナム・エンサの連絡通路は北側を選び、ウルタンイーターのイベントを済ませて「イクシロの実」を入手する。このアイテム、レイスウォール王墓入り口のボスであるガルーダを弱体化させるために必要なのであるが、南側の連絡通路を使った場合には影も形も無いということで、初回プレイでは苦渋を舐めさせられたアイテムである。まあ、未使用時でも決して倒せない強さというわけではないのだが、かなり苦戦をして、結局ミストナックによるゴリ押しで倒した思い出があるなあ…。
――ちなみに、大砂海ナム・エンサは、オリジナル版ではオグル・エンサと同じ曲であったが、PS2INT版だと何故かセロビ台地のBGMになり、今回PS4版ではついに完全なる新曲を手に入れた。何かと音楽の安定しない地である。ついでに、ガルーダ戦も通常のボス戦曲から完全なる新曲となったが、こちらは事前情報が無ければ苦戦する人も多いであろうから、妥当というところだろうか。
ちなみに今回プレイにおいては、普通にイクシロの実を使って弱体化させたので、何ということは無い相手であった。敵は飛行タイプであるが、バルフレアの銃はもちろん空中に届くし、フランの棒やアーシェのロッドもINT版から空中にも攻撃できるようになった。お茶目なウォースラは「たたかう」を使ってしまったが、すぐに「遠隔攻撃」を放つようにガンビットを設定する。こんな感じで、特に問題なく勝利をすることができた。
…なお、戦法としては、敵に「スリプル」や「ブライン」を使う手もあるのだが、残念ながら黒魔道士・赤魔戦士がいないので唱えられない。こういうところが、私の言っている「戦術の幅の狭さ」である。低レベルクリアーというのは、基本的に搦め手を使って攻めていくものであって、力押しができるのであればそれはもはや低レベルクリアーではなく普通レベルクリアーなんだよなあ…。
役割分担してみた(しなくても勝てる) |
そんなこんなで、レイスウォール王墓の内部を探索していく。手前のほうのデモンズウォールは、恐らく現状の火力だと攻略不可能であるため、普通にスルーして奥の個体と戦う。敵の攻撃は、「ブライガ」でこちら全員を暗闇にしてくるくらいで、特に問題は無い。せっかくだからと投入したアーシェの「ブラナ」で暗闇状態を回復しながら攻略をする。途中、「ダテレポ」によってフランが消されてしまうが、こればっかりは仕方がないので、そのまま戦って、3分の1ほどの通路を残して撃破することに成功した。
…その後は、広大な王墓内部の探索である。今回、INT版からの特徴としてトレジャーの宝箱化が進んでおり、例えば白魔法の「デスペル」は、レイスウォール王墓中央ホールの北にあるトレジャーからしか入手できない。特に分かりづらい場所に置かれているわけではないが、分かりやすい場所に置いてあるわけでもなく、取り逃した場合は別の場所では入手できずショップ等でも購入できないため、これに関してはなかなか不親切な設計となっている。なお、オリジナル版では、魔法・技は全てショップで買うことができるが、そちらはそちらでリンクトレジャーやらダイヤの腕輪を付けると中身がゴミになる個数限定トレジャーなどがあるため、トレジャー関連はオリジナル版もINT版も微妙に不親切である。
そんな感じで、最深部にてベリアス戦である。
…さて。今回は、大砂海を渡る際にゼルテニアン洞窟に寄り道をしてアイテムを集め、交易品でベリアスの弱点を突ける水属性の銃弾:「アクアバレット」を入手しているため、そのまま適当に戦っても勝つことができる。が、それでは何も面白くないということで、せっかくだから魔法使いのアーシェを用いて、役割分担風の戦い方をしてみることにした。もちろんHPが313しか無いため貧弱なのであるが、オリジナル版の低レベルプレイであればベリアス戦はこれくらいのHPで挑むことになるため、決して低すぎるということはないはずである。
――さて。戦法としては、まずはこのパーティで最も耐久力があるのは、ライセンスでHPが3000を超え、回避率30の棒を装備できるフランであるため、アーシェはフランに「デコイ」を使って攻撃を引きつける。さらに、ベリアスの「ファイジャ」によるダメージは300強であり、アーシェは一撃死してしまう恐れが高いため、自分に「シェル」を使って守りを固める。ちなみに、FF12のプロテス・シェルは、ダメージ3/4の効果である。なお、オリジナル版では「腎臓は魔石(一発変換)」を使って半減して耐えるのが基本であるが、デメリットとしてMPがゼロになってしまうため、今回それを使うことはしなかった。そして戦闘開始すると、上手くこの戦法が作用し、フランが攻撃をひきつけている間にバルフレアが銃撃、そしてアーシェがサポートという形で戦い、「ファイジャ」も乗り切って勝利することができたのである。いや正直、こんなことをしなくても勝てるのであるが、少しでも頭を使って戦っている感を出したかったので…。
このセリフとか渋すぎだろ |
その後、王墓を脱出するが、帝国軍艦隊に捕まって、一連の激渋なイベントシーンを見てウォースラ戦である。なお、この場面に関しては敵がやたらと強いうえに、テレポクリスタルが使えず、全編で唯一ショップが使えない区間でもある。まあ、ベリアスを召喚しろということなのだろうが、初見では詰んだと感じる人もいるかもしれない。まあでも、主要スタッフが同じな「FFタクティクス」とかのガチ詰みポイントに比べれば、まだまだ甘いんだとか。
…さて、ウォースラ戦では、例によって雑魚の帝国軍剣士×3が経験値を持っているため、まずは本日冒頭と同じく、「ファイアフライ」を装備したバルフレア1人で戦っていく。「トライアタック」のダメージが499→541と強化されており苦戦を強いられたが、何とか「ハイポーション」で持ちこたえていく。うーん、毎回数値が固定だから間違いなく最大HP割合ダメージなんだろうけど、割合が0.3197399…とよく分からない。そんな感じで、1回目はトライアタック連打でバルフレアが倒れて失敗してしまったが、2回目の挑戦で雑魚の帝国軍剣士を全滅させることができた。
――その後はウォースラと戦っていく。ウォースラは中盤以降、「通常攻撃CT0」「回避無視」を得て激烈に強化されるが、何はともあれHPが3000あるフランを使えば何も怖くない。そのままバルフレアが遠距離から攻撃して、勝利することに成功した。なお、一般的な低レベルクリアーならば、睡眠を使う戦法が有効である。一応ベリアスを手に入れたということで、この時点から2ジョブ目の黒魔道士を解禁して「スリプル」を使えるようにはなるのだが、とりあえず今は状況がゴチャゴチャしているため、戦力を整理するのは一連のイベントを終えてからということにしたい。
そんな感じで。レイスウォール王墓の攻略も終え、シナリオは「暁の断片入手後」のパートに移る。
…さて、ここからは皆さまご存じの通り、シナリオの順路通りだとガリフの地ジャハラ→エルトの里と進むところであるが、大幅な寄り道が解禁され、モスフォーラ山地方面から死都ナブディスまで行ったり、バルハイム地下道の深部まで進めたり、ゼルテニアン洞窟の全域が探索できるようになったりする。INT版/PS4版では大きな目標の一つであった「最強の矛」こそ入手できなくなっているものの、敵からのドロップアイテムの多くは変更が無いため、ここでシナリオを進めずにキャラクター強化にこだわってみるのも、また一興である。
――そして、今回の低レベルプレイにおいては、各キャラクターの2ジョブ目が使用可能になったということで、戦力を強化する重要なポイントとなる。これでやっと、高い回避率で攻撃を引き付ける盾役や、ステータス攻撃で味方をサポートする魔法使いが使えるようになったのだ。とはいえ、例によってすぐには戦闘イベントが無いため、まずはショップの商品が充実するエルトの里までシナリオを進めることにする…。
(2017年7月19日) 6155 PV
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