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低レベルクリアー(笑) プレイ日誌
ひょっとして、低レベルで習得できる唯一の「てきのわざ」では… |
前回は、14章でアプス(2回目)を倒したところまでである。今回から、準備を整え、ラスダン区間である15〜18章を進めていくことにしよう。
…さて、具体的な「準備」としては、まずはギル稼ぎを行っておく。以前、10章開始時に稼いだ50000ギル(【第9話】)は、既に使い切ってしまったので、今回は派手に100000ギルを稼いでおくことにした。やり方は、以前と同じく、地下下水道での神羅ボックス稼ぎであり、今回はアイテム5個の箱を使用でき、ハイポーションが出やすいうえ、モーグリメダルをエーテルに変えて売ることもできるため、効率はかなり良い。ちなみに、15章以降でも神羅ボックス稼ぎは可能であるが、モーグリメダルをギルに変える手段が失われるため、14章での稼ぎペースを上回ることは無いと思われる。
――そして。その他にやったこととして、今回は、これまで自主規制としてきた「召喚獣戦によるAP稼ぎ」を大規模に行った。召喚獣は、本作で唯一の「経験値は持っていないが、APを持っている敵」であり、しかもチャドリーに話しかければ繰り返し行うことができる。よって、召喚獣戦を使えば、レベルを上げずに無限にマテリアだけを成長させられるのだが、これまでの私のプレイでは、ゲームバランスを大きく変えてしまうとして、“詰んだら解禁”ということにしていた。が、今回ついに、それを使わざるを得ない状況が来てしまったのである。なお、実際のプレイにおいては、当初はAP稼ぎ無しで進めていったことから、本日誌においても、“詰んでしまった場所”が来たら詳しく説明することにしよう。
そんなわけで。14章のセーブデーターを取っておいて、15章の攻略を進めていく。ここのマップ名は「七番街プレート断面」であり、私はプレート断面なる言葉を日常生活で使ったことが無いので分からないのだが、「破壊されて積み重なった七番街のガレキをよじ登り、神羅ビルまで進んでいく」という内容のようである。そこから判断すると、5章や6章と同じく、原作の小さなマップがリメイク版で1ダンジョンに拡張されたパートと考えられるだろう。
…まず、開幕は、自動販売機から「●じかん」のマテリアを購入する。これは、クエストを行わなければ、15章の自動販売機が初の入手機会となるマテリアであり、「ヘイスト/スロウ/ストップ」を唱えることが可能である。スロウはよく分からないが、ヘイストとストップはどちらも強力な効果を持つため、この先は積極的に役立てて行きたい。
――その後は、通常のようにマップを攻略していく。道中、何回か雑魚と戦わなければならない。こちらのパーティのLv20に対し、敵はLv29とかなり高いものの、魔法特化のクラウドが弱点属性の魔法を使えばゴリ押しが可能である。それでも駄目なら、スリプルやバイオを使うという手もある。うーむ、ステータス異常の命中率が100%という特徴は、FF13とは違う形で、雑魚戦でも状態異常を使っていく価値がある調整になっていると思う。
そして、途中で出現するディーングロウからは、「てきのわざ」である「アイスオーラ」も取得しておく。やれ、今作の「てきのわざ」は、4つしか技が存在せず、内容もせいぜい「自爆」がバグ勢に愛されているというくらいで、実用性としてもコレクション要素としても微妙な存在である。まあそれでも、さすがに技を増やしておいて損をするということは無いであろう…。
またそうやってすぐ空を飛ぶ |
そうして。しばらく進め、「D:ソルジャー3rd×2」のパーティを倒し、クラウドが無線機を拾うイベントまでを終わらせる。ここからが、15章のバグ利用ポイントである。
…さて、そのバグの内容は、次の通りである。この先のポイントでは、「クラウドがワイヤーガンで上に登るが、足場が崩れてしまい、下に落下して神羅兵たちとの戦闘になる」というイベントが発生する。ところが、バレットを“自身へのポーション使用”で足止めしつつ前進してワイヤーガンを使うと、前述のシーンのムービーが再生されず、そのままクラウドが空中浮遊状態になってしまうのだ。
――そして、それだけでも、落下後の4連戦を回避できるということで有用なのだが、“4連戦地帯後のハシゴを登る場所”の脇を壁抜けすると、何故かその後の雑魚敵が出現しなくなるというバグ状態が発生する。そして、その状況であっても、15章のボスを含むラスト3連戦は発生するため、大幅に獲得経験値を抑制できるのである。先に数字を言ってしまうと、5148の経験値を削減できる。これは、15章全体の、約半分に相当する量である。
そんなわけで。具体的なやり方としては、【参考動画】を見ていただけると良いだろう。
…さて、私はこれを真似してやってみたのだが、やはりと言うか何と言うか、そんな簡単には成功しない…が、何時間も掛かるというほど難しくも無く、繰り返しやればそのうち成功させられる。また、空中浮遊成功の直後にセーブすれば、その後の部分を別にして実行することも可能である。なお、道中、ヘリガンナーが上から顔見せをするシーンがあるが、これについては先に消化しておいて良いようだ。その他、極限まで突き詰めると、別にバレットを手前に置いてくる必要すらなく、アイテム使用2回でバグを発生させられるようだが(【参考動画】)、これについてはちょっとよく分からない。
――そういうわけで。私が初めて成功させた時は、動画を見よう見真似してみたが、あまり上手く行かなかった。そこで、手前の神羅ボックスがあるところくらいから開始し、そこからモンハン持ちがごとく変な操作をしながらバレットを遅らせ、ワイヤーガンの地点まで走っていって△ボタンを使っていき、何とかバグ状態を発生させることができた。その後、いったんセーブしたのちに、ハシゴの隣でポーション壁抜けをしたが、距離が足りなかったので、ロード壁抜けに切り替え、何回かロード&リセットを繰り返し、ハシゴ横の壁を抜けて地に足を付けることができた。これで、バグは成功であり、以降は15章ラストの3連戦以外の敵が出現しなくなる。しかし、この時は、そのラスト3連戦で恐ろしい事態が発生するとはまだ気付いていなかった…。
ちなみに、ここでの空中浮遊を応用し、無限上昇を使って直接ボス戦のマップを訪れるという方法があるのだが、その場合には最後のヘリガンナーが出現せず、ゲームを進行させることはできないようだ(【参考動画】)。
…逆に、既に確立している技では、なぜ最後の3コ戦闘だけ発生するのかという疑問があるが、まあバグなので何でもありと言うしかない。そういった無数のバグの中から、たまたま実用性のあったものが、有用な技として語り継がれていくのである。
さすがに「バーストしたらバリアを貼る」は駄目でしょ |
そんなわけで。バグ状態を使って15章の終盤までラクラク進み、ラスト3連戦の開幕である「グレネードソーサー×2」戦へと挑んでいく。だが、ここからが地獄の始まりであった。この3連戦を乗り切れなかったからこそ、今回は召喚獣戦でのAP稼ぎを解禁せざるを得なくなったのだ。
まず、この「グレネードソーサー」という敵自体が、十分に強力である。敵は、15章と17章で登場し、榴弾のようなものを連続発射して、爆風で大ダメージを与えつつ、吹き飛ばしによってこちらの行動を妨害してくる。ご存じ、本作ではコマンドの入力中に吹き飛ばされると、その行動がキャンセルされるうえに、消費したATBゲージやMPは戻ってこず、非常に大きな損害を受ける。しかも、グレネードソーサーは、榴弾を発射する前にこれといった予備動作を行わないため、とても回避がしづらい。敵の行動でこちらのチャンスが潰されてしまうと、大変ストレスが溜まるものである。恐らく、ボス戦での段階移行によるバーストゲージリセットと同じく、多くの人がフラストレーションを感じた要素だったのではないだろうか。
…そして、グレネードソーサーの防御面はと言うと、通常の攻撃によってはバーストゲージを増やせない代わりに、一定ダメージを与えるごとに1/3ずつバーストゲージを増加させていき、それ3回でバーストするという特徴を持っている(なお、1発で特大ダメージを与えても、ゲージが2/3増えたり、即バーストできることは無い)。しかしこいつ、バーストすると自分の至近距離にバリアを貼るという、信じられない行動をするのだ。バリアには攻撃能力が無いが、キャラクターは風船に弾き返されるような動作となってしまい、近接攻撃を連続で命中させられない。近接攻撃が当たらないということは、クラウド・ティファの技の多くが当たらなくなってしまううえ、ATBゲージを補充することも難しくなる。なぜ、バーストからの集中攻撃が熱いゲームで、逆にバースト時に攻撃させないようなパターンの敵を作ってしまうのか…。
――更に。そうして敵のバーストが終わってしまうと、バリアは解除されず、逆に「集中砲火」と「電撃」によって猛烈な反撃を行ってくる。これが時間的にも火力的にもとんでもなく、こんなものを使われては攻撃どころではなくなってしまう。なお、バリアについては、バースト終了後に一定ダメージを与えるか、またはコンボ最後の「電撃」を使うと解除される。
そして、この場面では、単体でも十分に強力なグレネードソーサーが、2体同時に出現する。
…さて、この際、問題になるのが、グレネードソーサーの榴弾は敵を貫通するということである。まず、ゲーム上で用意されている地形(柱や障害物)については、さすがに遮蔽物として使用可能であり、そこは現実的な感覚と同じである。しかしながら、2体のグレネードソーサーが自分から見て直線状に存在する時、奥の個体が放った弾が手前の個体の背中に当たって無効となる…というシステムは存在せず、両方の攻撃が操作キャラクターに命中する。これは、プレイヤー側からすると、視界を遮られて急に攻撃が飛んでくるように感じられ、強く理不尽さを覚えるものである。手前の個体をひるませて、さあ攻撃だ!
と思ったところで奥から撃たれる、などということは日常茶飯事なのだ。
そんなわけで。「O:グレネードソーサー×2」というパーティは、普通に倒すだけでも十分に難しいのだが、なんとこの15章終盤の状況では、2分の時間制限まで付いてしまっているのである。
…というのも。この戦闘では、2分が経つごとに、「スタンレイ+スタンテイザーの増援が現れる(合計5回まで)」という性質が存在する。そして、スタンレイもスタンテイザーも経験値を持っており、例によって本作には経験値ゼロで敵を消滅させる手段が存在しないため、低レベルクリアーとしては、増援が来る前に最初のグレネードソーサー2体を倒し、バトルを終わらせなければならないのだ。
――やれ。これまでも、例えば10章最後のバトルのように、“素早く敵を倒さなければ増援が現れてバトル失敗になってしまう”という場面は存在したのだが、その際は味方側の火力が高く、問題となることは全く無かった。が、今回は敵の攻撃能力・防御能力ともに高く、2分という時間制限をすぐにオーバーしてしまう。ただでさえ強い敵と共に、時間制限までこちらに迫ってくるのだ。なぜ、何でも無い雑魚戦が、ここまで難しくなってしまうのか…?
サッズ△の系譜がこんなところにも |
というわけで。この「グレネードソーサー×2」戦は、敵が純粋に強いうえに、時間制限も厳しいということで、かなりの強敵であり、対策をしっかり練らなければ決して乗り越えることはできない。
…そんなわけであるが、まず主力となるのは、魔法特化のクラウドが使う「サンダー」である。クラウドは、エアリスの次に魔法攻撃力のあるキャラクターであり、エアリス不在の現在では最強である。グレネードソーサーは、雷属性を弱点としているうえに、防御力だと魔法防御力のほうが低くなっているため、雷魔法が最良の攻撃手段である。なお、クラウドが、サンダラでなくサンダーを使う理由は、前回のアプス(2回目)戦でも触れたように、威力とMP消費のバランスを考えた結果である(サンダーはMP5で威力250、サンダラはMP11で威力380、つまりMP消費が2倍でも威力は1.5倍にしかならない)。
――逆に、雷魔法以外の攻撃は、ほとんど決定打とならない。ステータス異常は、これまで多用してきた毒と睡眠を無効化するため、使えないのと同じである。また、物理防御力が高いため、打撃はそもそもの効きが悪いうえ、バリアを貼られるとバレット以外は当てづらくなってしまう。クラウドの「破晄撃」は、魔法攻撃ということでそれなりに通るが、「サンダー」のほうがダメージが大きいため、MPが尽きたときの最終手段である。
ということで。戦い方としては、開幕は味方の強化から始める。
…今回、重要となるのはクラウドであるため、まずはクラウドに「ヘイスト」を使用する。本作のヘイストは、「ATBゲージの自然回復量1.4倍」「攻撃&ガードでの増加量1.2倍」となかなかの内容であるが、それ以上に基本の持続時間が100秒と長いため、開幕で使っておくと有利になれる。縛りプレイではもちろん、通常攻略でも有用なステータス魔法であり、ハードモードなどでは「●せんせいこうげき」「●はんいか」と組み合わせて開幕ヘイストを使っていく、という流派も存在するようだ。
――次に、MPの使い道が無いバレットが、「ぶっぱなす」でATBゲージを補充したのち、「●はんいか=●バリア」で、味方全員に「バリア♂」を掛けていく。グレネードソーサーの攻撃のうち、電気を使うもの以外は全て物理攻撃であるため、それらの被ダメージを半減できるバリアは味方の耐久力を大きく向上させてくれる。今回バトルは、2分の時間制限持ちであるが、ナメていると普通に敵の攻撃で死ぬため、守りを固めていくことも必要なのだ。現状、「●はんいか」が★1のため、魔法:「バリア♂」での持続時間は僅か24秒であるが、それでも十分に使っていく価値があるのだ。
クラウドは「ATBブースト」を使いつつサンダー連打、他キャラも使える最大火力で一斉攻撃 |
そして。敵の耐性面では、「通常の攻撃でバーストゲージを増やせず、自身が一定ダメージを受けるごとに1/3ずつゲージを蓄積させる」「バースト中はバリアを貼り、接近ができなくなる」という2つの特殊な防御能力が存在する、これに対応した戦い方を行っていかなければならない。
…前述の通り、本戦闘で最も敵にダメージを与えられるのはクラウドの魔法であり、「サンダー」ならば通常時で約1000のダメージを与えられる。というわけで、まずはクラウドが適当に攻撃してATBゲージを溜めて「サンダー」を2発撃ち込み、敵をバースト直前まで持っていく。
――その後の展開としては、他キャラでバーストして、バースト中にクラウドのサンダーを2連発したいところなのだが、そこまでHPを調整するとなると時間制限のほうが問題になってくるので、今回は戦闘のペースを考え、あえてクラウドでバーストを行っていた。
さて。敵のバースト中である。今回は、クラウドでバーストをしたため、「バースト成功時に、主力であるクラウドのATBゲージが1スロットぶんしか無い」という困った状況になる。しかも、敵はバリアを貼るため、近接攻撃でゲージを補充することはできない。そこで使うのが、「●ATBブースト」である。これは、その時点でのATBゲージを2倍にするという特殊な技であり、★1だとクールタイムが360秒もあるため、実質的にバトルで1回しか使えない。が、この“敵がバースト中”という状況は、その切り札を利用するに十分というものであり、これを使って、クラウドがバースト中に魔法を2連打する。なお、これらの動作中に、もう1体のほうのグレネードソーサーから攻撃を受けて失敗する事態が散見されるため、多少のタイムロスを許容して、クラウドは柱に隠れてからコマンド入力を行っていく。また、クラウドは2連続で攻撃することが多いため、「●ATBれんけい」を装備にし、味方全員のゲージを0.4スロットぶん補充していく。
…更に、バースト中の敵に対し、ティファは溜めたATBゲージを使って「サンダラ」を2連打し、バレットも「ぶっぱなす」と「アンガーマックス」で攻撃する。もう、これが本当の全力という感じであり、こっちも必死である。現行パーティにおける魔力2番手のティファの火力は、「サンダラ」ですらクラウドの「サンダー」の半分程度と悲しいが、こういうものすらフル活用していかないと時間が全く足りない。そういうわけで、これらの攻撃でバースト中に倒しきれなかったとしても、敵のHPは残り僅かであるため、もう少しだけクラウドが攻撃すれば勝つことができるだろう。
――なお、バーストが終了すると、敵はその時の操作キャラクターをロックオンし、「集中砲火」で猛烈な反撃を行ってくる。これに主力のクラウドが狙われてしまうと完全アウトであるため、バースト終了時は必ず他キャラを操作している状態とし、クラウドからターゲットを外すようにしたい。
さて。ここまでの手順で、何とか1体目のグレネードソーサーを倒すことができたが、まだ2体目が残っている。
…が、基本的にやることは同じであり、まずクラウドが適当に攻撃してATBゲージを2スロット溜め、「サンダー」×2回で敵をバースト寸前まで持っていく。その後、再びATBゲージを溜めて「サンダー」で相手をバーストし、クラウドは「サンダー」で、ティファは「サンダラ」で、バレットは「ぶっぱなす」と「アンガーマックス」で攻撃をしていく。2体目に挑む時になると、クラウドのMPも厳しくなってきているので、場合によっては「破晄撃」を使用せざるを得ないような状況となることもあるだろう。その他、時間制限もHPも全てキツくなってくるが、とにかく気合で攻撃し、増援が来る前に相手を倒し切る。2体目のグレネードソーサーを倒したところで、戦闘が終了すれば、無事に勝利である。
◆動画◆
バグを使うと、15章ラスト3連戦でメニューが開けない、リスタートすると最初から。なぜ? |
そんなわけで。四苦八苦して、「グレネードソーサー×2」を倒したわけであるが、ここで私は妙なことに気付いてしまった。戦闘が終わっても、メニューを開けないのである。
…やれ。実は、バトル中にも変なことがあって、それは「リスタートを選べない」ということであった。通常、チュートリアル系の戦闘以外で、リスタートを選べないということはない(チュートリアルでは、OPTIONボタンがチュートリアル再確認になる、というだけ)。グレネードソーサー戦は、開始すぐで大勢が定まることもあるため、すぐやり直したいことも多かったのだが、その際に「タイトルに戻る」から選択しなければならないのは、地味にストレス要素であった。だが、戦闘で全滅した場合は、普通に「リスタート」を選べるため、その時は特に気に留めることは無かったのだ。
――が、苦闘であったグレネードソーサー戦を終えても、メニューが開けない。仕方なく先に進むと、次の雑魚敵である「特殊空中兵×2」が出現したのだが、ここで私は非常に嫌な予感がしたので、その戦いでわざと失敗してみることにしたのだ。例によって、戦闘中にリスタートが選べなくなっているため、敵の攻撃を受けて全滅してからリスタートを使う。すると…なんと、グレネードソーサー×2戦の前からやり直しになってしまったのだ!
というわけで。結論を言うと、15章中盤の戦闘をスキップするバグ技を使うと、15章ラストの「O:グレネードソーサー×2」「P:特殊空中兵×2」「Q:ヘリガンナー」の戦闘において、途中でメニューを開くことができない。また、それぞれの戦闘でリスタートを選べず、全滅してやり直した場合は、最初のグレネードソーサー戦の前で復活することになる。バグ利用により、15章ラストが謎の3連戦と化してしまったのだ。
…とはいえ、メニューを開く以外の行為は可能であり、例えば戦闘終了後に、受けたダメージをアイテム使用で回復することはできる。また、特殊空中兵の撃破後にはベンチと自動販売機があり、それらの利用も可能である。この調子で、オートセーブのポイントさえ存在すれば、そこで何とか正常に戻すことができただろうが、残念ながらそういうパートも存在しないようだ。次の16章ではやたらと頻繁にオートセーブするくせに…。やれ、このよく分からない動作は、【上で示した参考動画】でも少し触れられているが、まさかそれに低レベルプレイが合わさると、こんな酷いことになるとは思わなかった。
――ちなみに。当然であるが、15章中盤をスキップするバグ技を使わなかった場合は、このような謎現象は発生しない。それぞれの戦闘でリスタートが可能であるし、その場合はそれぞれのバトル直前からやり直すことになる。また、戦闘を終えたあとにはメニューを開け、それによってセーブ&ロードや装備の変更が可能である。というか、それが普通であり、なぜバグ利用でこんな変なところだけが壊れるか、全くの不明である。
「障害物に隠れていると毒ガスを使う」という人間くさい動作が凶悪。事実上、踏んだら死亡 |
さて。15章ラストでは、前述のような怪奇現象が発生するものの、この状態は16章に到達すれば解除されるという。そして、グレネードソーサー×2は何とか撃破可能であり、特殊空中兵×2は普通の強さの雑魚である。つまり、最後のヘリガンナーさえ倒せれば、プレイの進行に問題はないということになるのだ。が、現実は無情であり、このヘリガンナーが尋常ではない強さを発揮するのである。
…まず、15章ボスのヘリガンナーは、物理防御力が高い代わりに魔法防御力が低く、雷属性を弱点としている。そのため、第1戦のグレネードソーサーと同じく、魔法特化のクラウドを主力とする作戦が有効である。ヘリガンナーの“空を飛んでいて近接攻撃を当てにくい”という特徴も、“バリアを貼って敵を遠ざける”というグレネードソーサーの性質と変に符合しており、対策として「サンダー」による必中の遠隔攻撃が効果的だ。
――よって、メニューが開けないと言っても、幸いにも、グレネードソーサー戦とヘリガンナー戦で大きく戦法を変える必要は無く、似たような陣形で戦っていくことが可能である。まさか、最初からこれらのバグが想定されていたのでは…?
しかし、グレネードソーサー戦とヘリガンナー戦で同じような装備が使えたところで、純粋にヘリガンナーが強すぎてどうにもならないのである。
…まず、敵の第1段階については、適当に攻撃を避けながら、クラウドの「サンダー」を撃ち込んでいけば良い。ところが、第2段階以降で使われる「対人鎮圧ガス弾」が異常なまでに凶悪である。内容は、周囲に紫色の煙を発生させるガス弾を4発投下し、その煙を踏むと、微弱なダメージと共に、「毒(120秒)+睡眠(15秒)」の効果を受けるというものである。味方側の毒は、「1秒毎に最大HPの0.8%のダメージを受ける(毒ダメージでHPがゼロになることはない)」という効果なため、120秒だと96%のHPを削られることになる。通常のプレイ方針であれば、範囲化ケアルガなどで容易に打ち消せるダメージ量であるが、回復禁止プレイにとっては死の宣告に等しい。もちろん、15秒の睡眠も凶悪である。
更に恐ろしいのが、この対人鎮圧ガス弾が、「ローリングプレス」と組み合わされた場合である。ローリングプレスは、“コマ”のように体を回転させながらこちらに突進してくるという攻撃であり、命中すると「一斉射撃」へのコンボに派生して、即死に近いような特大ダメージを受けてしまう。
…この攻撃について、移動速度の速いティファは、普通に走り回っているだけで回避可能である。ただ、ティファは魔法攻撃力が高くないため、本戦闘における決定打にはできない。いっぽう、クラウド・バレットの場合でも、中央に置かれた障害物を使い、“相手を引っ掛けるように移動する”ことで、敵がこちらに接近してくる速度を下げ、回避が可能である。
――ところがどっこい。この際に、障害物の周りに毒ガス弾が配置されていると、敵を障害物に引っ掛ける戦法が使えず、ローリングプレスを回避できなくなってしまう。しかも、この“中央の障害物”は、ローリングプレスだけでなく、敵の通常攻撃を回避するためにも便利なので、普段から使うことになるのだが、そうやって一か所で戦っていると、「対人鎮圧ガス弾」によって燻り出されてしまうのだ。障害物に隠れた相手に対して毒ガスを使うとは、何とまあ、理に適った戦法ではあることか。ちなみに、毒ガスは、ゲームではダメージ地形として表現されており、障害物を貫通するが、最初の範囲よりも広がったり、拡散の方向性が均等でなかったり、という性質は無い。まあ、そこまで再現する必要は無いだろう…。
そんなわけで。敵が第2段階になると、事実上の即死攻撃である「対人鎮圧ガス弾」によって、損害が桁外れになっていく。毒は、前述の通り死の宣告であるし、HPの減少は1で止まるものの、敵の攻撃は完全回避が難しいため、HP1になってしまったらアウトである。また、操作キャラクターは自分で移動して汚染地域を避けることができるが、AI操作の味方キャラが毒ガスを踏んでしまうことがあり、そうなるとそのキャラクターはもう駄目である。そして、「ローリングプレス」と組み合わさった場合は、毒ガスを踏めば当然アウトだが、そうでなくとも行動範囲が制限され、障害物を使った効果的な回避が不可能となってしまうようなことも多い。
…更に。敵がHP60%以下になって第3段階へと移行すると、まず敵は「対魔法モード起動」を宣言して紫色のバリアを貼り、魔法攻撃への耐性を大きく上げてしまう。この状態は、一定時間が経つか、敵をバーストするか、または上空から打ち下ろされるレーザーを命中させるかで解除させられるのだが、どれも能動的に利用するのは難しい。打ち下ろしレーザーを逆用するのが想定されている攻略法だと思われるが、レーザーもヘリガンナーもなかなか思い通りに移動してくれず、誤射防止の機能も搭載されているため、実質的には★運ゲー★に近い。というわけで、主力としてきた「サンダー」が通用するタイミングが減って攻め手が止まり、バトルが更に苦しい長期戦となってしまう。
――そして。最後のトドメとして、この第3段階でも敵は「対人鎮圧ガス弾」と「ローリングプレス」を使ってくるのだが、ローリングプレスに、新たに“ぐるぐる回りながら毒ガス弾を撒き散らす”という最低最悪のパターンが追加されている。これにより、仮に“毒ガス弾を障害物の周りに投下させないような立ち回り”ができたところで、「ローリングプレス」が来たら、結局のところ障害物の周りが毒ガスだらけになってアウトとなってしまう。かつて、毒をここまで有効に使ったFFシリーズのボスが、果たして居ただろうか?
全般的によく分からないバグだが、経験値が5184も減らせる都合、使わざるを得ない |
そんなわけで。ただでさえバグにより不可思議な3連戦となっているうえ、最後のヘリガンナーが純粋に強く、どうにもならなくなってしまった。
…やれ。私は、ちょうど“バグを使わなかった場合の獲得経験値”を調べた時のデーターを持っていたため、それを使ってヘリガンナー戦だけを取り出し、ひたすら練習を重ねてみた(バグを使わなければ、ヘリガンナー戦でリスタートしても、その直前からやり直せる)。その場合、バグ利用の場合のクラウドLv21・バレットLv21・ティファLv22に対し、全員Lv23と少しレベルが高い状況で戦うことが可能となる。それでも、毒ガス攻撃のあまりの凶悪さと、魔法バリアによる防御の巧みさにより、全く勝てる予感がしなかった。バグ利用なしの単体バトルですら勝てないのに、バグ利用だと、それをグレネードソーサー×2戦から連続で成功させなければならないのだ。いくらなんでも、これは厳しすぎる。
――まったく。私は、今回の低レベルクリアーは、終盤のボスたちが強いのではないかと思っており、特に17章のルーファウスや、18章のラスボス連戦について、強い警戒感をいだいていた。が、現実には、それより遥か手前のヘリガンナーに門前払いされてしまったのである。この低レベルプレイ、序盤は通常プレイに毛も生えない程度の難易度だったが、ちょっとこの中盤から終盤に掛けての難易度上昇は予想できなかったよ…。
ちなみに。私は、3連戦の難易度を緩和する策として、最近のプレイでありがちな「倒せることが分かっている敵は、イージーモードにして簡略化する」という方式を実行しようとした。これを使えば、少なくとも、厄介なグレネードソーサー×2戦については、かなり楽に乗り切れるはずである。
――が、この作戦は、実行後すぐに失敗してしまった。理由は、メニュー画面が開けないからである。メニュー画面が開けなければ、1,2戦目をイージーモードで超えた場合、3戦目の前にノーマルへと戻す方法が存在しない。よって、3戦目にノーマルで挑みたい場合は、連戦の全てをノーマルモードで戦っていかなければならないのである。つくづく、この連戦は、私のやることを跳ね返してくれる…。
この稼ぎのために約20時間が掛かりました。7リメイク第1弾のチョコボ稼ぎか… |
そんなわけで。残念ながら、このまま戦っても、グレネードソーサー×2戦から始まる3連戦を乗り切るのは非常に難しそうということが分かった。しかも、ヘリガンナーはラスダン突入編の15〜18章における最初のボスであり、これに苦戦しているようでは、この先の強敵たちなど夢のまた夢である。
…ということで、私はここで制限を緩めることにしたのだが、さすがに「低レベル」と「回復禁止」(と「武器改造禁止」)というメイン制限を緩和するのには状況が早すぎる。そこで私は、「召喚獣戦を繰り返すことによるAP稼ぎ」を解禁することにしたのだ。
――というのも、以前にも触れた通り(【第8話】)、召喚獣は本作で唯一の「経験値は持っていないがAPは保有している敵」であり、しかもチャドリーから受注することで何度でも戦えるため、これを繰り返すことにより、レベルを上げずにマテリアだけを成長させていける。しかし、これをフル活用すると、極端な話、召喚獣戦ができるようになった瞬間に全マテリアを最大レベルにすることも可能なため、ゲームバランスを大きく崩すとして、これまで自主規制を行ってきた。しかし、そんなことも言っていられなくなったため、ついにこのAP稼ぎを使用することにしたのである。
さて。チャドリーは、14章だとウォールマーケットなどに居るほか、16章の中盤でも登場する。それ以降は、ゲームクリアまで出会える機会が無い(17章に登場するのはチャプターセレクト時のみ)。よって、現在は15章であるため、まずは取っておいたセーブデーターを使い、14章までゲームを巻き戻していく。
…そしてシヴァ戦であるが、今回は中途半端ではなく、全てのマテリアをLvMAXにするくらいまで徹底して稼ぎを行うつもりなため、倒すべき回数は1000回以上である。そのため、イージーモードや一時的な武器改造(チャドリーに100ギルを払えば戻せる)などで簡略化を行いたかったのであるが、それに先立ち、まずはノーマルモードで敵が倒せることを確認しておく必要がある。あくまでイージー等を使うのは楽にするためであり、ノーマルで倒せない敵を倒すためではないからである。
――さて。今回は、前に9章で戦った時と違い、魔法攻撃の強力なエアリスが居ない。また、敵であるシヴァのレベルも、章が進んだことにより、Lv18→25へと上昇している。しかしながら、基本的には、イフリートを呼ぶと弱体化するという特徴が同じであるため、HP35%での「ダイヤモンドダスト」を使わせないように注意しながら、イフリートを呼びつつ2回のバーストでトドメを刺すように調整することで、容易に勝利を掴むことができた。
そんなわけで、倒せることは分かったということで、あとはイージーモードと一時的な武器改造を使用し、1000回以上の戦闘を行っていく。なお、16章中盤でも、召喚獣稼ぎは行えるが、そこでは更にシヴァのレベルが上がってしまい、効率が落ちる可能性があった。稼ぎを後回しにするメリットも、せいぜい「●じかん」のマテリアが手に入るというくらいなので、この14章で大規模な稼ぎは終えておこうと思ったのだ。
…さて。1000体以上というと異様に大変なように思えてしまうが、実際にはそこまででもない。基本的な戦い方としては、マテリアの成長段階などにもよるものの、「●せんせいこうげき」を装備したクラウドが「●ATBブースト」を使って開幕でATBゲージを満タンにし、敵をロックオンして(ロックオンしないと虚空に攻撃が向かう場合がある)「●ほのお」で「ファイラ」を放つ。すると敵がヒートするので、もう1回「ファイラ」を放ったのちに打撃を加えて敵をバーストし、「●ATBバースト」の力も借りつつゲージを補充する。そして最後に、バースト中に「ファイガ」を2発放てば終了である。これでも足りない場合は、適当に他のキャラクターの攻撃なども加えていけば良い。クラウドのアクセサリに関しては、当初は魔力を上げる「プラチナイヤリング」を付けていたが、その後にバーサク状態を発生させる「怒りの指輪」のほうに切り替えていった。
――というわけで。クラウドは、更に「●マジカル」や「●MPアップ」なども装備するため、必要マテリアが多いものの、バレットとティファのマテリア枠は、ほぼ完全に自由にできるため、多数のマテリアにAPを獲得させることができる。そして、稼ぎ面としても、最速なら1分以内で回すことができ、運が絡む要素も存在しない。代わりに、スティック押し込みを含む多数のボタンを使わなければならないが、失敗してもゲームオーバーにならないうえ、「アイスウェーブ」で眠らせられたり、「ダイヤモンドダスト」を喰らってしまったりしても、そこからの復帰は容易である。総合して、1000体以上を倒すと決めた時には途方も無い作業量を予想していたものの、実際には他の縛り攻略における稼ぎと同じくらいの難易度にまで落とし込めたと思う。
武器改造も一時的に解禁します。クラウドの魔法特化武器の魔力は72→84に |
ということで。最も育てたかったマテリアは、魔力を直接的にアップさせる「●マジカル」であり、これを最大レベルにするためには10000のAPが必要となる。これまで述べてきた、「シヴァを1000体以上倒さなければならない」という発言の根拠は、ここから来ている。
…その他にも、育成したいマテリアは山ほどある。例えば、「●ガードきょうか」や「●せんせいこうげき」と言った、多くのバトルで役立つマテリアは、最大レベルまで育てることで、戦力の基本部分を高められる。「●はんいか」は、これまで効果60%減というデメリットに悩まされてきたが、★3まで育てると、減少率を25%(つまり、元々の効果の75%)にすることが可能である。そして、「●ふうじる」などは、使えるステータス魔法の数が増えるため、しっかり育てることがそのまま戦法の幅を広げることに繋がる。「●そせい」は、レベルアップに5000という莫大なAPが必要となるが、どうせ今回の稼ぎでは10000以上のAPを取得するため、この機会に育てておき、チャドリーレポート達成に繋げられるようにした。
――そして。「●HPアップ」「●MPアップ」については、これまで特に述べてこなかったが、7章のエアバスター戦で使った(【第5話】)のちに、自主的に装備しないようにしていた。理由は、特にHP上昇は、初期の10%であったとしても汎用性が高すぎて、低レベルクリアーとしての面白さを削いでしまうと思ったからである。ただ、現在はもうそんな自主規制をしている場合でも無くなったため、これらHPアップ・MPアップのマテリアも大量購入し、全てLvMAXまで上げていくことにした。LvMAXでの上昇値はどちらも+50%であり、2個ずつ付けることでHP・MPを最初の2倍の値にすることができる。たぶんこれでも18章のラスボス連戦とかは苦しいと思う。必要APは10000と多いが、どうせ「●マジカル」のために稼ぐつもりだったので問題ない。
そんなわけで。ひたすらシヴァに炎魔法を撃ち込み、APを稼いでいく。
…やれ、実生活では、ちょうどこの頃に謎な理由により右手を痛めていたため、左手だけで操作を行っていった。コントローラーを地面に置くと、L2・R2が誤入力されてしまって邪魔だが、それ以外は意外と何とかなるものである。また、姿勢に関しても、リモートプレイを使うことで、楽な姿勢を維持していった。PS3時代に比べると、ずいぶん稼ぎも楽になったものだ。
――そんな感じで。約20時間を掛け、目当てとしていたマテリアを含む、全ての支援・コマンド・独立マテリアをLvMAXにした。また、魔法マテリアに関しても、ミッションを行わないと入手できない「●じかん」を除いた11種類を、全て1つ以上はLvMAXにできた。メニューから見られるエネミーレポートによると、倒したシヴァの数は1291体である。以前の9章の時に倒した1体を除いても、このパートだけでシヴァを1290回も倒したということになる。恐らく、私は世界で最もシヴァを倒した人間なのではないだろうか。そう言えば、FF13のバルトアンデルス(2回目)戦の時でも、7時間半の長期戦で12回の召喚を使っており、意味のある戦いとしては、1回のバトルで最も多くの召喚を用いたと思われる。そう言えばあの時もシヴァだった。まったく、やり込みプレイというものは、変な記録を作ってしまうものだ…。
◆動画◆
最も役立ったのは、「●ちりょう」★3で使える「レジスト」という名も知らぬ魔法だった |
というわけで。AP稼ぎを終え、ついでにマテリア購入で減ったギルも神羅ボックス稼ぎで補充し、再び14章から15章へと進む。道中は同じ手順であり、「てきのわざ」の「アイスオーラ」を取得し、バグ状態を引き起こし、回収できる宝は回収して、ラスト3連戦の開始地点まで進む。
――そして、1戦目の「グレネードソーサー×2」戦であるが、今回はマテリア成長により魔法攻撃力とMPが大きく上がっているため、何ということは無く、適当に「サンダラ」を4回放てば倒せる。「●マジカル」の成長による単純な火力向上も大きいが、アクセサリを「怒りの指輪」としてバーサク状態を引き出せたこと(「●HPアップ」のマテリアで耐久力を上げられるのと、「●マジカル」を成長させると相対的にプラチナイヤリングの有用性が下がることなどが、怒りの指輪を使用した理由である)や、「●MPアップ」によってサンダラ×8を放ってもMP切れとならないことなどが組み合わさり、戦闘を大幅に楽にしてくれた。やっぱり、マテリアレベルって、戦闘に極めて重要な影響を与えてくるんだなあ…。
その後、2戦目は特に問題が無く、ベンチでHPを回復してから、ラストの「ヘリガンナー」戦へと進んでいく。マテリア成長なしの時は、「対人鎮圧ガス弾」の巧みな使用法と、対魔法バリアの固さにより、勝つことができなかった相手である。
…が、ここでもマテリア成長によって得られた要素が輝いた。最も重要な役割を果たしたのは、意外や意外、「レジスト」という名も知らぬ魔法である。これは、「●ちりょう」の★3で使用可能になるステータス魔法であり、単体を100秒間レジスト状態にする。と言っても、この「レジスト状態」というのも私は知らなかったのだが、内容は「弱体化ステータスが発生しなくなる」というものである。なお、オリジナル版FF7の時点でも存在した魔法だが、その際は今とは少し違った効果で、有効活用の大変難しい魔法であったようだ。
――そもそも。私が、なぜ魔法:「レジスト」に注目したかと言うと、「対人鎮圧ガス弾」への対策を考えるなかで浮かび上がってきたからである。まず、対人鎮圧ガス弾を踏むと、そのキャラクターは微弱なダメージと共に、「毒(120秒)+睡眠(15秒)」の効果を受ける。これら2つを、同時に無効化できるアクセサリは存在しない。マテリアでステータス防護効果を得る「●たいせい」は、そもそも今回プレイでは手に入らないが、あったとしてもやはり2つ同時に無効化は不可能である。では、ステータスが発生した後に、魔法かアイテムで治療するのはどうか。「万能薬」や「エスナ」であれば、2つをまとめて解除することができ、エスナならば「●はんいか」と組み合わせれば便利であろう。しかしながら、ステータス異常を治療する行為は、制限項目の「戦闘中の回復行動」に入るのではないだろうか?
そう考えると、私は使用に二の足を踏んでしまった。ところが、その過程で「レジスト」の存在に気付き、発生する前に防ぐのであれば、胸を張って「回復ではない」と言い切れる。そういう理由で、私は「レジスト」を使っていくことに決めたのだ。
そんなわけで。基本は以前戦った時と同じく、バレットがマップ中央の障害物を使って敵の攻撃を凌ぎつつ、主力のクラウドがヘイスト状態になってサンダー系魔法で攻めるというものである。しかし、ここに今回は、「●ちりょう」の★3で使用可能となる「レジスト♂」を組み合わせていく。今回は、「●はんいか」のほうも最大Lvまで成長させてあるため、範囲化をしても持続時間は元々の75%、つまり75秒であり、十分な長さである。
…具体的に、「レジスト♂」を使用する場面は、敵が「対人鎮圧ガス弾」を使い始める第2段階以降である。この際、75秒というのは長すぎず短すぎずという感じであり、気付いた頃には切れていることがあるため、「対人鎮圧ガス弾」が宣言された瞬間に○ボタンのメニューを開き、「レジスト♂」を使うかどうか判断するようにすると、安全確認にもなるうえ、持続時間を節約できて良い感じである。
――ということで。対人鎮圧ガス弾をレジストで無効化さえすれば、難関の「ローリングプレス」も障害物を使って問題なく避けられるようになる。ただし、例によって、リーダーが避けたところで、味方キャラクターが引っかかってしまうことは多いため、短期決戦を行わなければならない。幸い、マテリア成長によって、クラウドの「サンダー」によるダメージも1200→2000と向上し、MPも47→91と上昇して、終盤でMP切れすることも無くなった。
ということで。第2段階は、「レジスト♂」によって、毒ガスでのステータスを無効化し、全く問題なく進められる。
…また、第3段階になって敵がバリアを貼った際も、攻めが一時的に止まるだけで、守りのほうは問題ない。そして、時間経過でバリアが解除された後に「サンダー」で攻撃していると、相手がヒートに陥ったので、ここでティファが「バックフリップ」で相手をバーストさせる。そしてバースト中は、「秘技解放」からの△ボタン攻撃でダメージ倍率を伸ばした後、クラウドが「サンダラ」×2で大ダメージを与えていく。残念ながらトドメは刺せなかったが、その後も魔法バリアは消えたままであったため、クラウドが雷魔法で追撃して、相手のHPをゼロにすることができた。なお、この勝利時(生放送をしたのとは別)には、結局のところ敵が打ち下ろしレーザーで自爆することは1回も無かった。もっと軽率にレーザーを撃ってほしい…。
◆動画◆
クラウドさん、嬉しすぎて地面に埋まる |
●15章(途中、バグを使って戦闘を回避している)
○クラウドLv20(2282)
バレットLv20(755) ティファLv20(2530) / [エアリスLv21(164)]
○経験値 / ビオバードック:405 ディーングロウ:297 ソルジャー3rd:473 上級警備兵:170 ガードハウンド:131 空中兵:284 上級擲弾兵:128 スタンレイ:105 スタンテイザー:105 グレネードソーサー:540 特殊空中兵:379 ヘリガンナー:1200
●逃げられなかった方々
○A ビオバードック×3
経験値1215 … 15章で開幕のバトルである。ハシゴが存在する。クラウドとティファがLv21に上がる。
○C ディーングロウ×2
経験値594 …
ハシゴがある。「てきのわざ」のアイスオーラを覚えておく。
○D ソルジャー3rd×2
経験値946 …
通信機を落とす例の敵であり、バグ開始の場所でもある。溝がある。バレットがLv21に上がる。
○O グレネードソーサー×2
経験値1080 … ラスト3連戦その@であり、ハシゴがある。2分以内に倒せないと増援が来るうえに、敵の攻撃能力も防御能力も巧妙で、かなりの強敵である。しかし、AP稼ぎでマテリアを育てていれば、サンダラを連打するだけで終わる。
○P 特殊空中兵×2
経験値758 … ラスト3連戦そのAであり、障害物がある。特記すべきことは無く、適当に戦っていれば終わる。ティファがLv22に上がる。
○Q ヘリガンナー
経験値1200 …
ボスである。対人鎮圧ガス弾が超凶悪であり、「レジスト」無しでは勝てる気がしない。クラウドがLv22に上がる。
●逃げられた方々
○B ビオバードック×2(15章で2番目のパーティ)
…
近付かない。宝箱のメガポーションは諦める。
●合計戦闘回避率:1/7
○クラウドLv20(2282)→Lv22(1078) 獲得経験値5793
○バレットLv20(755)→Lv21(3308) 獲得経験値5793
○ティファLv20(2530)→Lv22(1676) 獲得経験値5793
[エアリスLv21(164)→Lv22(1401)]
獲得経験値4638
○参考:バグ利用地帯を通常攻略した場合
●逃げられなかった方々
○E+F+G+H ガードハウンド+上級警備兵×8+空中兵×2+上級擲弾兵×4
経験値2571 …
例の、足場が崩れて戦う場面である。全て倒すまで状況が切れず、連戦形式となるが、適当にファイラ♂をばらまいておけば問題ない。
○J スタンレイ×3+スタンテイザー×2
経験値525 …
ビルを登っていく途中の敵で、倒さなければワイヤーガンが使えない。
○L グレネードソーサー
経験値540 …
ビルから出たあとの敵であり、神羅建設のハシゴを守っている。憎き敵だが、単体出現のうえに増援も来ないので、敵火力だけに注意してボコっておけば良い。
○M ディーングロウ+ビオバードック×2
経験値1107 …
鉄骨平均台を渡った先の敵であり、細い道を進めない。
○N ビオバードック
経験値405 …
ガスタンクを回り込むところの敵であり、細い道と細い道の間で戦う。
●逃げられた方々
○I ソルジャー3rd×2+特殊空中兵(ビルに入る前の脇道)
… 近付かない。宝箱の3000ギルは諦める。バグを使った場合は、このパーティ自体が出現しないため、宝箱も回収できる。
○K スタンレイ×2+スタンテイザー×2(ビルの上層部)
…
近付かない。宝箱のハイポーションは諦める。同じく、バグ利用なら、宝箱回収可能である。
○クラウド 経験値 -5148(バグ利用により、減らせた経験値の量を記している)
○バレット 経験値 -5148
○ティファ 経験値 -5148
[エアリス] 経験値 -4122
こんな感じで、15章の攻略は終了である。この章は、ゲーム全体を通した場合、戦いながら上に登っていくだけの、あっさりとした場面なのであるが、今回プレイではやたらと濃厚になった。もう、なんかいろいろありすぎて、思い出せない…。
…さて、今回は、バグ利用により減らせた経験値も、リストにまとめておいた。クラウドたち3人は5148、エアリスは4122である。バグ利用によって、15章の経験値を約半分に減らせたということになる。まあ、その代わりに、ラストが謎の3連戦になるという猛烈なデメリットも背負ってしまったのだが。
――そして、戦闘面を振り返ると、最後のヘリガンナーがメチャクチャな強さであった。とにもかくにも、「レジスト」で毒ガスを防がなければ論外であり、それ以外にも、AI操作の味方キャラクターはどんどん削られていくため、魔力を上げて早期決着を図る必要があった。そして、謎の3連戦形式も厳しすぎた。マテリア成長の解禁は、やむを得ない判断だったと言えよう。まあ、さすがに、20時間掛けて全てLvMAXはやりすぎだったかもしれないが…。
そういうわけで。ヘリガンナーを倒すと、物語は16章に進み、バグ状態も無事に解除されて正常に戻る。
…さて、16章は、序盤と中盤と終盤に少しずつ戦闘がある以外は、イベントを見て進むという感が強い。というわけで、縛りプレイ的にも、割と楽な章になると思われる。そして、そのうちの「序盤」では、またまたバグにより一部がスキップできるということが知られている。よし、次も頑張っていこう。
(2020年8月24日) 5081 PV
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