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管理人の日記
なんか良く分からんけど、このクリフトって人が一番イケメンじゃないか…?
このイケメン主人公には、『4』繋がりで「セシル」と名付けました… |
諸事情により履修を開始したドラゴンクエストシリーズについて、まずは「ドラゴンクエスト4」をクリアしました。バージョンはDS版で、PS版からの追加エピソードである「6章」も含めてです。これ、ホントに原作はファミコンなのか?
…まず、「ドラゴンクエスト」シリーズは、ご存じ、「キャラクターの育成」や「次の町への冒険」などといった、クラシックなRPG体験に重点を置いた…というか、その“クラシックなRPG体験”を定着させたタイトルである。かつて、長らくFFシリーズとシノギを削るライバル関係だったこともあり、その2社が合併して「スクウェア・エニックス」となったことは、当時は相当な衝撃を与えたものであった。
――そして、そのナンバリング第4作である「ドラクエ4」は、1990年に、ファミコン(スーパーが付かないほう)で発売された。FF4はスーファミだが、ドラクエ4はファミコンである。なお、その後の展開として、最初のリメイク作が、初代PSにて2001年に発売され、それをベースとした再リメイクが、初代DSにて2007年に登場している。なお、どのバージョンもDL販売が為されていないため、現在、新品購入が可能なのは、DSリメイクをベースとしたスマホ版のみである。“ゲームはゲーム機で”という認識の強い私などのユーザーにとっては、遊ぶのに1つハードルのある作品と言えるだろう…。
さて。私は、ドラクエの中でも、『4』は全く遊んだことが無かった。そのため、「クリフトとかいう奴がザラキ(即死魔法)を連発するらしい…」とか「ボスが隠れて自動回復能力を持っており、低レベルクリアーだと絶対に勝てなくなるらしい…」などということを、小耳に挟んでいたくらいであった。
…というわけで。この2023年になって、ドラクエ4を初プレイしたところ、その仕掛けの多さに驚いたものである。まず、本作は、最初に主人公1人が旅立って、次々と仲間を増やしていく…という、他ドラクエ作品も含めた一般的な形式ではなく、明確な二部構成となっている。
――というのも。1〜4章の前半部では、仲間キャラクターたちのそれぞれを操作キャラとした短編シナリオが、それぞれ2時間程度で4つ展開される。そして、5章では、いよいよ勇者を主人公として旅立ち、仲間を求めて世界中を旅していくのだ。1〜4章で訪れた町についても、5章で訪問すると、新たなイベントが用意されている場合も多い。これ、本当にファミコンソフト?
また、各章には、順を追ってRPGに慣れさせ、プレイヤーを飽きさせないような仕掛けが用意されている。
…例えば、1章は、戦士タイプの「ライアン」というキャラ1名での冒険となり、シリーズ初作であるドラクエ1を彷彿とさせるが、途中で仲間モンスターのホイミン(FF12でいうゲストキャラクター枠)が加入することにより、一気に旅が楽になる。また、2章では、戦士・僧侶・魔法使いの3人旅という、ドラクエ2をイメージさせる冒険となるが、戦士タイプが肉体派お姫様で、その猪突猛進に頭を抱える男たちという、一味変わった戦いが展開される。そして、3章では、お金稼ぎがテーマとなって、様々なミニゲームが登場する。4章でも、性格も戦闘能力も正反対の美人姉妹を操作するなど、息をつく暇がない。
――そして、本編となる5章では、主人公以外のキャラクターはAI戦闘となり、「ガンガンいこうぜ」に代表される作戦が存在する。そして、この時点のゲームソフトにも関わらず、AI戦闘には学習機能まで用意されているのだ。※ファミコンソフトです。
というわけで。私がプレイしたのは、確かに2007年のDS版であるが、これらの基本的なゲームデザインは、全て原作である1990年のファミコン版の時点から登場していたという。
…さて、ファミコンは、現代からすればもちろんであるが、1世代後のスーパーファミコンと比べても、圧倒的に制約が多いハードである。それでいて、ここまでの、現代目線から見ても珍しいようなゲーム構成を実現してみせたのだ。さすが、当時の超環境トップタイトル:「ドラゴンクエスト」だ。
――やれ、年齢からして、まず無理だったであろうが、私も、こういった遥か未来からの振り返りではなく、その当時の最新作として、ドラクエ4を遊んでみたかった。そうしたら、このサイトのタイトルも、「やり込みinDQ」になっていたかもしれない…。
この3人の関係性が好きだった |
さて。5章では、主人公を含めて、合計8人のキャラクターが仲間になる。ユニット名は、「導かれし者たち」である。この8人から、自由に4人のパーティメンバーを組むことができる。なお、その構成について、主人公を外したり、3人以下にもできたりするなどと、やり込み派にも配慮がされている。
…その他、1〜4章では、メインキャラクターに合わせて、それぞれワールドマップ上の曲が違うのだが、5章においても、それぞれのキャラを先頭にすると、当時のBGMに切り替わるという、嬉しい仕掛けが用意されている。※繰り返しますがファミコンソフトです。
そして、私のプレイでは、「主人公・アリーナ・クリフト・ブライ」という、主人公+2章の3人組というパーティを用いていた。主人公は、この手のゲームにありがちな、器用万能タイプであるため、どのようなパーティに入れても活躍ができる。そして、2章の3人組は、それだけでバランスが取れており、そのまま使っても何ら問題がない。というわけで、私が選んだ4人組は、戦闘面での強さを考えた構築であるといえる。
――だが、実際には、2章での珍妙な3人組の冒険が心地よかったため、それを更に続けたかったという思いのほうが強い。RPGとは、単純に数値を使ったバトルゲームというだけでなく、グラフィックや物語も組み合わせたキャラクター性との融合が面白いものだ。お気に入りのキャラを使って楽しめるというのも、RPG作品の大きな魅力なのである。
そういう感じで、バトル面だけでなく、キャラクター性との融合においてもドラクエ4を楽しんでいった…のだが、5章も中盤となり、魔法使いのブライが「バイキルト」を覚えたあたりから、少しおかしな感じになってきたのだ。
…まず、「バイキルト」は、しばらくの間、物理攻撃の与ダメージを2倍にするという攻撃のカナメであり、使うと使わないとでは、戦法自体に大きな影響を与える。この「バイキルト」は、ファミコン版時代はAI任せであったが、PS版以降では手動コマンドによって自由に発動可能となったため、それこそサッズ△のENHをリーダー操作する以上の大きな環境変化があったと思われる。それはともかくとし、このバイキルトの存在により、なんとおてんば姫のアリーナが、物理第1アタッカーの座から転落してしまったのだ。
――というのも。ドラクエシリーズは、敵味方のキャラクターの素早さにランダムな値を加えて、その順番にキャラクターが行動する。そして。素早さのパラメーターは、「1:アリーナ 2:ブライ 3&4:主人公&クリフト」という感じである。そのため、ブライが初手に「バイキルト」を使うと、アリーナでは2ターン目からの適用となるが、主人公だと1ターン目から適用させられるのだ。
そういうわけで。ブライの「バイキルト」とコンボしてのアタッカーの座は、主人公へと譲ることになった。折悪しく、5章中盤では、「ドラゴンキラー」などの強力な武器が店売りされ、その後も「奇跡のつるぎ」「天空のつるぎ」など、主人公への強力武器が手に入り続けたことも、アリーナには向かい風となった。それに加えて、2番手の物理アタッカーとしての座も、「はぐれメタルのつるぎ」が装備でき、同じくブライとコンボできるクリフトに奪われてしまい、アリーナは物理攻撃しかできないオメガmk.IVとなってしまった。
ただ、そういう珍妙な状況ですら、RPG的にはアリかなと思えてしまうのである。
…というのも。どうも、二次創作だけでなく、PS版以降のリメイク版および関連作品においては、クリフトは、アリーナに直接的な恋心をいだいているように描写されているという。ただ、私は、男女の関係というのは恋愛だけではないと思っている。むしろ、様々な感情が入り混じった状況にこそ、人間関係の複雑さとしての魅力があるように思うのだ。
――だから、私のバトル内容のような、敵味方の中で先制の爪を繰り出していくアリーナを「あーハイハイ」と横目にしつつ、主人公・ブライ・クリフトでの見事なコンボ攻撃で敵を倒していく。アリーナは、多分、自分が最も役に立っていると思っているが、実際に問題を片付けているのは、苦労人の男3人組である。そういう解釈も、普通にアリだと思うのである。
ドラクエ5とFF10には、「レベル5デス」が有効という共通点がある(意味不明) |
というわけで。私にとって、初プレイとなったドラクエ4であるが、これがファミコン原作とは思えないくらいに、深くハマり込むことができた。
…ちなみに、PS版以降での追加エピソードとなる“6章”も、しっかりとクリアをしていった。なお、6章では、そのクライマックスで、“9人目の仲間”が加入し、最後の最後で仲間入りするということで、バランスブレイカー級の強さを発揮するのだが、その際に抜けたのは、もちろんアリーナである。それにより、パーティから女っ気が消え、イケメン3人+イケメンジジイという異色の構成になってしまったが、やむを得ないことである。
――ちなみに。6章の最後に登場する裏ボスは、高火力の炎+吹雪を使ってくるので、ブレス対策の「フバーハ」を使えるミネアが居ると楽になると思われる。ただ、私は、自分の選んだメンバーで勝ちたいという気持ちが強かったので、1バトルのためだけに天空の塔にてメタル狩りを行い、Lv35程度→Lv45とジャンプアップをし、裏ボス攻略を行っていった。こういうこだわりも、またドラクエが“クラシックRPG”ならではである。
そんなこんなで。私は、このドラクエ4に引き続き、次は「ドラゴンクエスト5(DS)」をプレイしていきたいと思う。
…さて。ドラクエ5についても、実は私は、まともにプレイしたことが無い作品であるため、ほぼ初見と言っても良い。あれだ、「天空の花嫁」(【プレイ日誌@】【プレイ日誌A】)の元ネタである作品、フローラとかいう人がかわいい、みーたーなーっ!!
ぬわーっ!!
――ところで。完全な余談だが、このように、DS版の“天空シリーズ”をプレイしている私は、同時にPSPの「遊戯王GX:タッグフォース(1)」を、寝落ち用として用意している。よって、私の寝台には、2023年の現代に、DSとPSPという往年の名ライバルが肩を並べているのだ。ちなみに、ドラクエ5のDS版を略すと、ドラクエ5DSである。ライディングデュエル、アクセラレーション!
(2023年3月14日) 970 PV
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