. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2024年11月28日の記事
管理人の日記
即死火力は健在のため、最新作でも特別感がある |
地球防衛軍4.1では、『4』に続き、DLCにて金蟻と鎧蜘蛛という、基本モンスターの超強化個体がライバルとして立ちふさがる。
…まず、金蟻については、酸の火力が黒蟻の5倍であり、INFERNOで直撃すると、約10000という莫大なダメージを受ける。INFERNO攻略の適正体力は、だいたい3000〜5000という程度であり、即死の危険性が高い。そのくせ、体力も移動速度も黒蟻の完全上位なうえ、10体以上という大群で現れる。
――というわけで。金蟻については、基本的に、1体でも背後を回り込まれてしまったらアウトのため、距離を取りつつ、各個撃破を確実に行う必要がある。ちなみに、PS3版『4』の画像を見ていただけると分かるが(【該当プレイ日誌】)、重厚感のある金色だった『4』と比べ、『4.1』ではテッカテカで金キラになっている。どちらが好みかと言われたら、私は『4』のカラーリングのほうが良かったかな…。
次に、鎧蜘蛛については、通常の蜘蛛と比べて、体力が10倍以上と、恐ろしく硬い。特に、瞬間火力と移動速度に欠けるレンジャーにとっては天敵と言える存在であり、アサルトライフルで撃ち続ければ拘束できるが、必要な射撃時間は4秒と、もはや雑魚の耐久力ではない。
…というわけで、『4』の頃は、数体に囲まれるだけでゲームセットとなっており、こちらも即死技を持っているのと大差ない。もちろん、他の性能についても、全て蜘蛛の上を行っている。なお、こちらも銀ギラとなっているが、少なくとも『4.1』金蟻ほどの違和感は無い。
こちらは、シリーズが進むごとに、お助けキャラと捉えられることが増えてきた… |
さて。この金蟻&鎧蜘蛛について、『4』は、まさに全盛期と言える時期だった。金蟻も鎧蜘蛛も、もともとはPSPの『2P』で初登場、そのままVitaの『3P』でも続投し、『4』は3度目の登場であったが、DLCのみでの抜擢となり、戦闘能力が桁外れに強化され、幾度となく、難関を作り上げてきた。その死闘は、【当時のプレイ日誌】に克明に記されており、とりわけ、ぶっちぎり最難関の「震える魔窟」は、「武神闘宴」や「ヨッシータワーへようこそ」などと同じく、今なお題名だけで畏怖を感じるミッションとなっている。
…しかしながら、その後の金蟻&鎧蜘蛛は、モンハンシリーズの復活モンスターがごとく、弱体化が進んでいる。まずは、プレイヤー側の基本的な性能が向上し、レンジャーであっても、多くの相手に対処しやすくなった。『5』からは、DLCのINFERNO限定で、Lv100以上の追加武器も手に入るようにもなった。さらに、DLCでは、凶悪な変異モンスターの追加が恒例となり、それらと比べ、金蟻・鎧蜘蛛は、最先端のモンスターとは言えなくなった。
――そんな感じで、相対的な強さが弱体化しているというのもあるが、それだけでなく、印象まで薄くなっている。『4』の頃は、DLCの専用モンスターだったが、最近はそうでもなく、ストーリー中の高難易度モードにて通常種と入れ替わっていたり、なんなら低難易度で普通に登場する場合もある。とりわけ特別感が失われているのが、最新作の『6』であり、DLC1では、ストーリー設定の都合上、青色の昆虫たちが主体となるため、金蟻・鎧蜘蛛は1匹も出現しない。いっぽう、何でもありのDLC2では登場するが、「マリスの解釈」で登場する超々凶悪モンスターたちに追いやられ、金蟻・鎧蜘蛛は、影が薄い。
さて。『4.1』に話を移すと、金蟻・鎧蜘蛛は、既に弱体化の過渡期に入っている。まず、レンジャーの火力について、アプデ前『4』
→ アプデ後『4』 → 『4.1』の順に強化されており、INFERNOの基本武器の一つである「AF100」を例に出すと、160 → 220 →
290と、当初の2倍近くまで強化されている。攻略上重要な「ストリンガーJ9」という武器は、どうも「震える魔窟」の鎧蜘蛛を一発で倒せるという、専用の調整が為されているようだ。
…さらに、同作にて、特別感も薄れ始めている。まず、「HARDEST以上で本編シナリオにも変異種が登場する」というシステムは、『4.1』で初めて取り入れられた。さらに、「プレイヤーが回復アイテムを取ると、味方兵士のHPも回復できる」というシステムが初採用されたのも『4.1』であり(当初はレンジャー限定。『5』からは全兵科)、その仕様上、アイテムを3個ごそっと落としてくれる鎧蜘蛛は、敵どころか、お助けキャラのような印象になることすらある。それに比べると、金蟻のほうは、一撃必殺の火力自体は衰えておらず、まだ強敵の印象が残っているだけマシか…。
――とはいえ。10年前に、『4』のDLCをレンジャーで最高難易度まで全クリした私からすると、さすがに『4』の金蟻・鎧蜘蛛は鬼畜すぎたため、弱体化は致し方ないという感である。それに、金蟻・鎧蜘蛛が弱くなったとして、毎作、DLCでは個性的な強敵が登場する。敵バリエーションの増加という意味でも、DLCで新登場したモンスターが、本編にも輸入されることは好ましいだろう。むしろ、積極的に、かつてのDLCモンスターを本編堕ちさせたうえで、新規の変異種をどんどん出していくべきだ!
(2024年11月28日)
2024年11月28日の記事を表示しています。