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管理人の日記
対戦ありがとうございました |
地球防衛軍4.1のDLC攻略を進めていくと、『4.1』が初登場となる「ヴァリアント・レタリウス」という変異種と遭遇した。噂としては聞いていたが、実際に戦ってみると、言われていた通りの理不尽の塊である。
…まず、原種の「レタリウス」は、『4』の時点から登場していたが、既に嫌われていたモンスターであった。ハエトリグモに似た通常の蜘蛛とは異なり、レタリウスは女郎蜘蛛をモチーフとしている。攻撃パターンは、巣を張って待ち構え、敵を糸で絡め取って引き寄せる…という、蜘蛛らしいものなのであるが、バグによって糸が地形を貫通することが多く、その場合は一切の反撃ができなくなるうえ、引っぱられる先はだいたい敵本陣であるため、高難易度では捕まる=死が成り立つ。なお、『4』の攻略日誌にも、第1話から登場しており、私の文体からも、凄まじい恨みが伝わってくる(【該当プレイ日誌】)。
そして、変異種であるヴァリアント・レタリウスは、そのレタリウスの理不尽な部分だけを、わざわざピックアップして強化したたかのような、強烈な相手である。まず、糸については、原種が上から投げつけるような動きであったのに対し、ヴァリアント版は、より直線的に発射するような軌跡になっている。よって、建物を貫通しまくる違和感が凄まじい。そして相変わらず、レタリウスがネットを貼った建物は爆破不可能であり、網の裏側に回られるだけで銃弾も爆発物も貫通しなくなる。よって、「そのままではこちらの攻撃が通らないが、地面に落とすと遠距離から攻撃できなくなる。敵の攻撃技は地形貫通かつ即死」という難攻不落のトラップが、容易に成立してしまうのだ。
…しかも、どうやらヴァ(略)の糸は、敵側にも当たるようだ。これは、プレイヤー側にとって、極めて不利な仕様である。レタリウス系統の糸は、ダメージ自体は大したことが無く、捕まった兵士たちを引っ張る能力が主体である。つまり、糸の自爆によって、相手側に与えるダメージは、全く期待ができない。もちろん、フォーリナーたちが拘束されることもない。だが、糸でダメージを受けた敵モンスターたちは、逆ギレをして、こちら側へと攻撃を仕掛けてくる。つまり、ヴァリアント・レタリウスは、存在するだけで、待機中の敵を大量にアクティブ化して送り込んでくるのだ。地球防衛軍というゲームの基本ルールすら揺るがす、とんでもない害悪モンスターだ。
――ちなみに。原種よりも弱体化している部分が1つだけあって、それは、「ダメージを受けると、すぐに引き寄せ状態を解除する」、以上である。が、敵は、ビル街の足元から貫通攻撃を仕掛けてきたり、高耐久のネット裏で全ての攻撃を防いだりと、そもそも攻撃を当てることすら難しい場合が多い。よって、諦めが早いという特性が、即死攻撃に対する救済となることは少ない。
2作連続でナイフ系武器が最強なのよ |
というわけで。ここまでのプレイでは、『4.1』で強化されたシールドベアラーに理不尽さを感じることが多かったが、「ヴァリアント・レタリウス」は、それすら凌駕しうる、ちょっと世に出してはいけないタイプの敵である。今のところ、『4.1』だけで無事に根絶されたようであるため、そのまま二度と復活させるべきではないと思われる。
…ちなみに。“ヴァリアント”という言葉には、「勇敢」という意味と、「変異」という意味がある。これらは別単語であり、前者が“valiant”、後者が“variant”という綴りだ。日本人には、LとRの区別が付かないらしいが、例えば、FF6の最強武器とされる「バリアントナイフ」は、“勇敢”のほうのヴァリアントである。いま気付いたけど、FF5で最強だった「チキンナイフ」があんまりな名称だったから、それと対比になるような名前にしたのだろうか。また、遊戯王カードゲームで、「No.101
S.H.Ark Knight」が初登場したパック:「レガシー・オブ・ザ・ヴァリアント」(2013年11月)も、LのほうのVALIANTとなっている。
――いっぽう。「ヴァリアント・レタリウス」については、勇壮さを感じさせる要素は何も無いため、こちらは“変異”のほうのヴァリアントであると思われる。つまり、アルファベットでの綴りは、「Variant
Retiarius」だ。うん、名前は凄くいいね!
(2024年11月30日)
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