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管理人の日記
ここでアクセル全開、インド人を右に!
棟方愛海チャン… |
去年秋から株式投資を始めた私は、2024年になって本腰を入れ、色々な商品で、様々な買い方をした。結果、成功したり失敗したりというところだが、その中の「日本株」と「インド株」については、この年末で手放すことにしたのである。理由は単純明確、結果を出せなかったからだ。なお、私は、旧を含めて、ここまでNISA枠は無傷で維持してきたため、これが初めてのNISA枠での売却ということになる。
まず、日本株については、ご存じ、日本企業の株を詰め合わせにしたファンドである。一般ニュースで、“日経平均”と呼ばれているのは、「日経225」という名称であり、日本を代表する大企業:225社の株価をもとに算出されている。この選出は意外に厳しく、例えばゲーム関連だと、ソニー・任天堂・コナミ・バンナムの4社だけだ。なお、同じく、よく名前を聞く「
…そして、私が買った銘柄は、楽天証券の「楽天・プラス
日経225 インデックス・ファンド」である。その、10万0000円ぶんの
また、インドについては、一般ニュースでもよく聞くように、この先の経済発展が大いに期待される国である。中国を超えて人口が1位になっただけでなく、かつて日本も昭和に経験した“人口ボーナス”を、まさにこれから迎える国家であり、株式のみならず、様々な「投資」活動において、絶好の狙い目とされている。
――さて、私が購入した銘柄は、「eMAXIS
インド株式 インデックス」、どうやら、夏のキャンペーンで買ったようだ(【日記:2024/6/26】)。先に、「インド株を積極的に買う必要は無い」という記事を書いていた(【日記:2024/6/14】)ので、恐らく、お遊びという気持ちが強かったのだと思う。その、基準価額が決まる約定日は、7月8日だ。あの、運命の7月11日が、目前に迫ってきている。というわけで、“そもそも買ったタイミングが良くなかった”ということもあるのだが…。
なぜ、手がいっぱいあるインドの神様が、雪女にアレンジされたのか |
さて。今年の株価の大きな流れを述べておこう。まずは、年明けから、勢いよく右肩で伸びていった。しかし、7月11日の
…さて。具体的に、その「最高値を更新しだした」のは、S&P500(11月7日)、NASDAQ-100(12月16日)、全世界株(11月14日)など、アメリカ株を主軸とした商品である(全て日本円換算)。ここまで書けばお分かりであろう、日本株とインド株は、未だに回復ができていないのだ。まず、日本株は、7月11日の最高値と8月5日の最安値(計算日時の都合上、他より最安値が1日だけ早い)を記録したあと、その間を細かく反復横跳びしており、まるで心電図だ。私が買った2月22日と比べた場合、特に大きく下落していないというのは良いのだが、伸びてもおらず、10ヶ月間、ずっと遊んでいるだけである。
――また、インドについては、夏の株安の発端となったアメリカとも、日銀からフタエノキワミを受けた日本とも、遠く離れているということで、あの悪夢の1ヶ月でも、そこまで大きく下落せずに済んだ(※下がらなかったわけではない)。ただ、そこから先、特に伸びることもなく、方向性も定まらないまま、ずっとフラフラしている。これが本当に、大きな経済成長が期待される国なのか?
ちなみに、基準価額を見てみると、私が7月8日に買って以降、損益がプラスとなったのは、本当に最初の数日だけで、その後はずっと赤字のようだ。まあ、買った時期が悪かったから…と言いたいところだが、同日が約定日になっている「Tracers S&Pトップ10インデックス」は、“米トップ企業の詰め合わせ”ということで、
というわけで。主要銘柄の、今年の値動きをまとめると、以下のような感じになる。
というわけで。まあ、どの株も伸びているのだが、注目してほしいのは、それぞれの「2つ目」と「4つ目」の値だ。つまり、7月の最高値から、あれほどの下落を経験したあと、年末までの半年で、どれだけ力強く回復できたかということが分かる。
…さて、その基準で言ってみると、最高値付近まで立ち上がれていないのは、「日経225」「SOX(米半導体株)」「インド株」の3つである。特に日本株は、あれほどハイペースで伸びていたのに、夏の歴史的暴落で、ついに年明けの値を下回ってしまった。やってくれるぜ…。また、インド株については、夏の暴落もそこまで痛手を負わなかったが、その後にこれと言った好情報も無く、何だかよく分からないが、普通に最高値を更新できていない。
――ちなみに。そういうことを言うと、SOXも上半期の伸びは凄まじかったが、そこからの下落も-30%とナイアガラ級であり、未だに最高値には程遠い状況だ。私も、一時期は「最強神」などと呼んで、「楽天・プラス
SOX インデックス・ファンド」(旧「楽天 SOX
インデックス・ファンド」)に前掛り的に資金を投じていた(【日記:2024/2/23】)が、さすがに現在の状況を鑑みて、一業界というのは分散が足りていないと理解した。よって、来年からのハイテク枠は、NASDAQ-100を中心にしていきたいと思う。ついでに言うと、日本株×半導体という最凶コンビの「[2644] GX半導体日株」は、夏の日銀ショックで-40%という壊滅的な大暴落をし、以降、投資家たちの興味関心を惹けなくなってしまったようだ。
「カーリー」は、インド神話で戦いの神なので、実は当初から敵に回ると予想されてたらしい |
さて。私の、実際の評価損益で言うと、“日本株に2月22日に投じた10万0000円”は、前述の通り、最高値を更新した歴史的な日での購入となったが、ここまでほぼ横ばいだ。だが、それすら損をしていないだけマシであり、“インド株への7月8日の5万0000円”は、ずっと2〜3000円程度の赤字になっている。つまるところ、これら2つは、投資対象として、結果を残せなかったのだ。
…ただまあ。これをもって、「日経225ではなく、『日経53』とか『日経93』に改名すべき」や、「『インド人
嘘つかない』は嘘」などと酷いことを言うのは、間違いだ。株というのは、あちこちバウンドを繰り返しながら、少しずつ上がっていくものであり、それこそ年単位で停滞することも珍しくない。だから、私のように、半年〜1年という単位で、市場自体に見切りを付けてしまうのは、気が早すぎなのである。そう、アメリカ株が無ければな…。
というわけで。やはり、あの、1国だけインフレバトル漫画のように伸びるアメリカ株があれば、他の株は、特に買う必要がないという結論に至らざるを得ない。実際、私の投資で結果を出しているのは、全てアメリカ株を中心とした商品である。短期的な売買も、中長期的な保有も、両方で、だ。
…とはいえ、もちろん、アメリカ株だって下がることもある。だが、「アメリカ人ぜったい殺すウイルス」みたいなピンポイントメタでない限り、だいたい他の国もまとめて下落するため、条件は同じである。実際、この夏の日銀ショックでは、発端となったアメリカ株以上に日本株が大きく下落し、そして、回復速度も、日本株のほうが遅くなっている。この点だけを見ても、メインの投資先は米国株にすべきと判断するに十分だろう。
――また、50年・100年という単位で見れば、“アメリカを超える経済超大国”が地球上に君臨する可能性は、それなりに存在するだろう。ただまあ、私も若いつもりで居るが、そろそろ寿命の半分を使い切る頃であり、実効性のある投資ができるのは、残すところ、せいぜい20〜30年というところだ。その期間で、アメリカ経済だけが見る影もなく没落するというのは、やはり、アメリカ人ぜったい殺すウイルスでも出てこなければ、考えづらいというものだ。
そんなわけで。結論として、来年は、今年以上に、アメリカ株を中心にして勝負していこうと思う。これが全ての投資の基本、起源にして、頂点である。日本やインド、そしてその他の国は…まあ、全世界株に入っている数%で十分でしょ。
(2024年12月23日)
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