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管理人の日記
恋がはじまるは大草原 |
マリオワンダー第5話は、W5の「キンキン採掘場」である。採掘場というと、山・洞窟・放棄された都市などといった印象が沸いてくるが、キンキン採掘場は、どこからどう見て沼である。まあ、ホラー系のエリアは、「迷いの森」や「お化け屋敷」などで、やりつくしてしまった感があるので、それとは別のイメージを出したかったのだろう。だが、実際にプレイすると分かるが、内容は、見た目を遥かに超えるアングラとなっている。
さて。ここで最も印象的だったギミックは、「クイズ」である。「退く?引く?
オッポーの毒沼」というステージでは、「オッポー」という、取っ手の付いたドングリ玉のような敵が出現するが、そいつにぶら下がって倒していると、唐突に「あと2体」と表示された。付近のオッポーを一掃し、その数字をゼロにすると、ワンダーフラワーが登場し、そして、クイズ番組が始まる。
…その内容としては、「あなたが
これまでに倒した クリボーの数は?」などと、パンの枚数的な答えづらい問題も多いが、制限時間90秒のうちに3問を正解すれば良く、失敗の数は計測されない。そして、1問の解答に掛かる時間は10秒強であるため、字が読めないか、またはわざと間違いの選択肢を選んだりしない限り、失敗することはそうそう無いと思われる。
――やれ、せっかくだから計算してみたが、「正解率1/3のクイズ」を、8問連続で外す確率は約3.90%(256/6561)、1問しか正解できない確率は約15.61%(1024/6561)、2問のみの確率は約27.31%である(1792/6561)。総合して、完全にデタラメに選んだとしても、約53.18%の確率でクリアできる(3489/6561)ということになる。文字が全く読めないような、極端な低年齢層に配慮した確率…なのかもしれない。
ちなみに。個人的なお気に入り問題は、「ま〜るいコロンポリン
触れると どうなる?」である。「コロンポリン」とは、ゴムボールのように太ったカバであり、マリオたちへのダメージ判定を持たず、ボヨンボヨンと転がり回って、穴にハマった後はジャンプ台として機能する。つまり、答えは「はじかれる」なのだが、何故か「恋がはじまる」という珍回答が用意されている。結構なことじゃないか。数値が関わるものが全て苦しくなっている今のご時世、恋くらいしないと生きていくのが辛い…ということを世間に訴えているわけではないと思う。
宇宙ヤバい |
さて、その他、W5で印象的だったのは、「触れるな危険!
せまりくる黒い影」である。まず、ワンダーフラワーのギミックは、無敵の黒いおばけマリオが、プレイヤーを追いかけ回してくる…という、このゲームとしては平凡な仕掛けであり、取り立てて書くほどのものではない。
…が、このステージは、通常状態のほうがよっぽどカオスであり、なんと、宇宙が這いずり回っている(?)。もう一度言うが、宇宙がうごめいているのである。空間に、特に法則性が無く、宇宙が存在し、ブロックに貼り付いて移動していたり、壁を貫通して往復していたりと、生物のように宇宙が行動している。そして、こいつらは宇宙なので無敵(?)であり、マリオが当たるとダメージを受けるくせに、こちらからの行動では一切の影響を与えられない。
――ちなみに、宇宙は、スクロールをしても模様が同時に移動せず、まるで向こう側が透けているかのような演出になっている。我々が宇宙を覗くとき、宇宙も我々を覗いているのだ(深淵理論)。ここまで来ると、地下空間に宇宙が存在することなど、もはやどうでも良くなってきている。
というわけで。W5「キンキン採掘場」は、何だかよく分からないが、とにかく不気味なワールドであった。やれ、まだ触れていない要素として、内部を泳ぐように移動できる緑色のプルプルがあるのだが、その雫をすすったフラワーが、「この味、くせになる〜!」と発言していたりする。どう見ても毒であり、古代遺跡の奥に溜まっていることなど、およそ食べようとは思えない。マジキチを感じる…。
――さて。ワールドとしては、次のW6「マグマノ樹海」が最後となるようだ。その内容は、王道と言える火山ステージである。少なくとも、W5のように、脱法フラワーをキメて作ったかのような出来には、なっていないと思われる。よし、このまま、サクサクと進めていこう!
(2025年1月17日)
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