. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2025年1月23日の記事
管理人の日記
今日は職場で、視界がゆらゆらする「めまい」を体験しました。既に自分の中で、よほど嫌な思い出になっているのだろうなあ
![]() |
---|
再販して♥ |
ニンテンドースイッチの「スーパーマリオ 3Dコレクション」が、現在、ネットのフリマアプリで約8000円と、定価以上に高騰している。3Dマリオの過去作を3作カップリング移植した物であるが、マリオ35周年記念タイトルということで、何故か再販されず、DL版も販売終了となったからだ。
…まず、この『3Dコレクション』については、私も知人から借りたものを、2021年にプレイした。当時は、福袋に入っているような不人気タイトルであったことを覚えている。スーパーマリオの35周年記念作品ということで、「スーパーマリオ64」(ニンテンドー64/1996年)、「サンシャイン」(ゲームキューブ/2002年)、「ギャラクシー」(Wii/2007年)と、3世代の3Dマリオ作品が、HDリマスターされて収録されている。
ところで。『3Dコレクション』を手にした当時は、私は任天堂タイトルに、全くと言って良いほど見向きしていなかった。理由は、2000ゼロゼロ年代に起こった、狂信的なまでのDSブーム・知育ブームにウンザリし、明確に袂を分かっていたからである。が、『3Dコレクション』の3作をプレイして、私は、その印象を払拭するに至った。地味に、私のゲーム人生において、良い意味で転換点となったタイトルである。「Newスーパーマリオブラザーズ(初代DS版)」や「逆転裁判4」が、悪い意味での転換点となったのとは、ちょうど真逆だ。やれ、当サイトのマリオ記事が、2D・3Dを問わず、【「3Dマリオ」というタグ】でまとめられているのは、この『3Dコレクション』から、再びマリオ作品に親しみ始めたからなのだ。
…さて、単独作品の感想については、当時のそれぞれの記事を読んでいただきたいのだが、まず最初にプレイした『サンシャイン』では、南の島でバカンスという爽やかな世界観と、そしてド畜生な難易度曲線に、大いにハマるに至った(【日記:2021/2/11】)。そして、『ギャラクシー』では、リモコンという手枷を取り払った結果、純粋にハイクオリティなアクションとして楽しめたが、最も評価しているのは、宇宙的なオーケストラBGMである(【日記:2021/3/4】)。そして、最後にプレイした『64』については、“3Dジャンピングアクション”というジャンルを生み出した歴史的傑作であるものの、それゆえに今の観点からすると操作性が劣悪であり、現代に伝えるための最低限の改修も為されていない。そして、この作品のみ、私はDS版で通してプレイ済みであったのだが、その追加要素も未収録と、中途半端な移植に終わってしまったことが残念だった(【日記:2021/3/13】)。
――何はともあれ、どれも名作ぞろいであり、単純にゲームとして楽しいということ以上に、色々な思いをいだかせてくれる作品だ。特に、『サンシャイン』は、将来有望なZ世代の子供たち(当時)を煉獄へ叩き落とした罪からか、一度も移植が為されておらず、しかもDL版が存在しない時代の作品なため、ゲームキューブのディスクをゲームキューブまたはWiiで再生することでしかプレイできない。よって、スイッチへの移植は、非常に貴重であった。
そういう感じなのだが。この「スーパーマリオ
3Dコレクション」は、前述の通り、2020年のスーパーマリオ35周年を記念して発売されたタイトルということで(?)、2021年3月末をもって、パッケージ版の出荷と、DL版の新規販売が終了してしまった(購入済みならば、再DLは可能)。
…やれ、ご存じの通り、「ジャンピングアクション」というジャンルは、2D・3Dを問わず、時代を超えた面白さを誇る。また、マリオについては、ご存じ、任天堂の顔と言える定番作品だ。そういうわけで、「マリオシリーズの過去作」というのは、ゲームのアーカイブスとして、特級の価値を誇る。
――が、一応、スイッチオンラインの上位プランでプレイ可能な『64』はともかく、『サンシャイン』と『ギャラクシー』は、再びプレイする手段が無くなってしまった。だが、人々の間で、「それらのタイトルの」「それもリマスターされたバージョンを」「現行機で遊んでみたい」という需要が強いためか、中古価格が、パッケージ付きで8000円、ソフトのみでも7000円と、定価を超えるまで高騰してしまっている…ということなのだ。
![]() |
---|
「マリオパチンコ」とかいう下衆コンテンツが遊べるのは、『サンシャイン』だけ! |
さて。2025年の今年は、“2020年の35周年”から、更に5年が経ったということで、スーパーマリオ40周年の年である。また何か、新しい施策をしてくるかもしれないし、ひょっとしたら、その中で、35周年に出した「3Dコレクション」の収録作を再販します…なんてこともあるかしれない。
…そういうわけで。「3Dコレクション」に注目するなら、今である。もちろん、価格が話題になっているということで、倉庫に眠っていたバッケージ版について、「中古市場に売却する」というのが、まず思い付く流れだろう。だが、これを機に、再プレイをしてみたり、3つの収録作の中で遊んでいない作品をやってみたり、はたまた積んでいたのを掘り起こしたりしてみるのも良いだろう。どのような理由であっても、新しいゲームに興味を持つというのは、絶対に良いことである。その過程で、売らないで手元に置いておきたいなあ…なんて思うこともあるかもしれない。
――また、これは私がよくやっている手法なのだが、ネットのフリマアプリを前提とする場合、“中古作を買って、遊んで、そのまま同じ場所で売る”という方式により、掛かっているのは少額の手数料だけとなり、ソフトの中古価格を無視できる。完全新作ならば、短い期間で中古価格が暴落する恐れがあるものの、発売から一定の時間が経った準新作〜旧作であれば、その危険性も少ない。というわけで、いま持っていない人であっても、「あえて高騰している3Dコレクションを買って遊ぶ」というのも可能だ。
まあ、「ゲームの中古販売」というものが、もともとグレーゾーンの存在であり、メーカーに利益が行かないということで、ユーザー間でもあまり好まれないことがあるようだ。だが、今回ばっかりは、任天堂が新品販売を終了しているのだから、文句は無いだろう。
ちなみに。初代スイッチのソフトは、次世代機であるスイッチ2でも遊べるため、「更なる価格高騰を期待して、3Dコレクションを追加で確保しておく」という手も、一応あるかもしれない。だが、私はオススメしない。前述の通り、今年はマリオ40周年の年なので、再販やそれに類する施策によって、中古価格が大幅に下がってしまうこともありうる。
――それに、ゲーム作品というものは、遊んでもらってなんぼの物である。それを死蔵させるだけで損失なのに、あまつさえ、“市場から枯渇させることで価格を吊り上げようと目論む”なんてのは、とんでもない悪行だ。そんなものを「投資」だとか「ビジネス」だとか呼ぶくらいなら、おとなしくS&P500でも買っていたほうが遥かにマシである。ゲームは、楽しむものなんだよ!
というわけで。本日は、スーパーマリオ40周年の年に、「35周年記念作の『3Dコレクション』が高騰している」という話題を出してみた。
…まあ、『スーパーマリオ64』『サンシャイン』『ギャラクシー』という、3Dマリオの初期3作の面白さについては、今さらという感じである。『64』は、さすがに今から遊ぶとなると、「3Dアクションの黎明期を振り返る」的な雰囲気になってしまうが、『サンシャイン』の極悪難易度、そして『ギャラクシー』の宇宙的BGMは、今なお一線級の魅力を持っており、プレイする価値は大いに存在すると言えるだろう。そして、“任天堂が新品の販売を終了してしまったことに伴う、中古価格の暴騰”については、それを取り巻く環境も含め、大きな話題性が存在する。
――そういうわけで。皆さまも、これをきっかけに、「スーパーマリオ
3Dコレクション」に、どうぞ興味を持ってみてはいかがだろうか。やれ、一時期の私は、ダウンロード版ばかり買っており、パッケージ版を持っていたとしても、“売却”というのは、滅多に行わなかった。だが、ゲームの中古市場というのも、なかなか面白いものだ。上手く使いこなして、「人生」という名の周回で、多くの作品を楽しめるようにしていこう!
(2025年1月23日)
2025年1月23日の記事を表示しています。