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管理人の日記
今日は部屋の掃除をしました。花粉が飛び始める前の、ギリギリのタイミングだった…!
[エリア3]
ダメージを受けやすい構成だが、ここでストックを使うと非常に後悔する(した) |
「マリオワンダー」は、本編クリア後にコンプリートを目指したところ、最終的に「ウルトラチャンピオンシップ:バッジ・オン・パレード」というステージに行き着いた。全10個のバッジを付け替えながらクリアを目指すという長大なステージであり、本作ではぶっちぎりの最難関である。
…なお、その他にも、“最難関になりえそうなステージ”として、同じく裏面に登場する「チャンピオンシップ:みんなでつなぐマーチング」は、お馴染みパックンフラワー合唱団を使った、音楽要素のあるステージだ。また、「スーパーチャンピオンシップ:ワンダー・フォーエバー」は、ワンダーフラワーのギミックが勢揃いしている。どちらも、同窓会的な要素を持ちつつも、難易度もしっかりしており、どちらをマリオワンダーというゲームの最終ステージに添えても、違和感は無さそうだ。
――しかし、実際には、「ウルトラチャンピオンシップ:バッジ・オン・パレード」が存在する。名前からして、明らかに上記2つを前置きにしている。が、実際にそれだけのことはあり、ウルトラチャンピオンシップをプレイした後から振り返ってみると、前述の2つは、少なくとも難易度面において、最終ステージには全く相応しくない。バッジ・オン・パレードは、それくらいぶっ飛んだ高難易度である。ステージ難易度は5段階評価なので、該当ステージも★5となっているが、★6でも足りず、1つ飛ばしで★7を付けても良いくらいだ。
やれ、これほど強烈なのは、私がプレイした2Dマリオの中では、地獄に一番近い島:「ヨッシーアイランドDS」(【日記:2021/5/16】)の一部ステージくらいである。本作で、他の全てを達成できても、この「ウルトラチャンピオンシップ」だけは未クリアに終わった人も多いのではないだろうか…。
それでは。マリオワンダー攻略の最終回として、「ウルトラチャンピオンシップ:バッジ・オン・パレード」の全10エリアを、恨みとともに紹介していくことにしよう!
●準備
・時間:アクションゲームの腕にもよるが、私は1時間以上掛かったので、それくらいは覚悟しておくべき
・残機:途中のコイン獲得で減少速度は落ちるものの、99機を燃やし尽くされる人も居るということで、何でも屋で99UPを買っておくのも良い
・ストックアイテム:何でも良いが、2回パワーアップをしたものを持ち込み、第6エリアで使うと良い。ステージ開始時のマリオの状態は気にしなくても良い
◯第1エリア:帽子パラシュート
帽子パラシュートを使って、左右位置を調整しながら、ゆっくりと降りていくだけ。「花のつぼみに触れると溶岩の水位が下がる」という仕掛けにびっくりするが、それくらいであり、途中でパラシュートを閉じ開きするなどといった特殊操作は必要無い。“私が帽子パラシュートを愛用していた”という以上に、ステージ自体が場違いなほどに簡単であり、ここで苦戦する人はいないだろう。
◯第2エリア:ふわっとジャンプ
このステージのバッジでは、「スーパーマリオUSA」のルイージのように、空中でふわふわと滞空時間を伸ばせる。ステージギミックは、溶岩の床と、本編最終版で初登場した「空気リフト」の仕掛けである。空気リフトは、ジャンプして踏み込むと少し加速、ヒップドロップで押し込むと大きく加速し、速度がゼロになると、ゆっくり後ろに下がり始める。リフトの進路上に溶岩が流れているようなこともあって、変なところでリフトが停止すると終了である…のだが、やはり序盤ということもあってか、難易度は手加減されており、特にパターン化せずとも、アドリブで乗り越えられるレベルだ。このステージの真価は、こんなもんじゃない…!
◯第3エリア:ドルフィンキック
水中での泳ぎが強化される。仕掛けは電撃であり、その間をかいくぐって、ゴールを目指すことになる。難易度は、前2つよりは大幅に上がっているが、全体を見れば中の下という程度だ。最後の上下ラインの地帯は、イルカ泳ぎを使わないほうが楽であろう。
なお、電撃は、即死ではなくダメージであるため、初見だと、A長押しでのストックアイテムを使いたくなってしまう。まあ、私もそうしたから、気持ちは分かる。が、通しでのクリアを狙うなら、じっと耐えて、第6エリアのバネまで取っておくべきである。
[エリア5]
初見時は、この「種を踏める」に気付かず、凄まじい沼ジャンプを強いられていた |
●中間ポイント1
本番はここからである。特に、第4エリアは、嫌と言うほど繰り返すことになるだろう…。
◯第4エリア:しゃがみ大ジャンプ
「スーパーマリオUSA」のように、一定時間しゃがむと、大ジャンプが可能になる。操作の関係上、ゲームテンポが悪化するうえに、本作では、基本的にバッジ補正がなくとも全アイテムが収集可能なよう調整されている。そのうえ、ゲームを進めると、容易に2段ジャンプが可能な「フロートスピン」が解禁されるため、ほとんど出番が無い。
さて、このステージでは、常時、高速移動をするコンベアの上を走らされる。道から少しでも外れると、やり直しはできず即死なので、繰り返しプレイして、「小ジャンプ」「通常大ジャンプ」「しゃがみ大ジャンプ」をどの場所で使うか、覚えていくしか無い。
というわけで。このステージ単体でも、割と馬鹿にできないレベルで難しいのだが、第5・第6エリアはとてつもない難易度であるため、幾度となく失敗し、このステージ冒頭の中間ポイントに戻されることであろう。だんだん、慣れを通り越して、茶番になってくるレベルである…。
◯第5エリア:カベ登りジャンプ
「Newブラザーズ」以降で恒例となった「壁蹴り」の動作をする際、地面を離れた後の1回目だけ、斜め上ではなく、真上にジャンプできる。操作感覚が異なり、暴発しやすい。そして、垂直の壁を登るのならば「帽子パラシュート」で十分なため、やはりほとんど出番は無い。
さて、この第5エリアでは、溶岩が上がってくる中、僅かな足場を頼りに登っていくことになる。基本的にワンミス即死であり、“いったん降りてからまた登る”といった複雑な操作も要求されるため、トライ&エラーを繰り返し、覚えゲーとして攻略していくことになる。だが、その際に、「失敗すると第4エリアからやり直し」という点が足かせになる。このあたりから、チェックポイントの遠さに、ストレスを感じるようになってくるだろう。
ちなみに。エリア冒頭では、“微妙に離れた位置の空中”に足場が存在する。これは、足元の緑パックンが吐くスイカの種(?)を踏んで手を掛ければ良いのだが、当初の私はその方法に気付かず、手前の足場から思いっきりダッシュジャンプし、そこからカベ登りを行っていた。これでも一応は届くのだが、少しでも早いと、高度が足りずに溶岩へとドボン、逆に遅いと、足元の緑パックンのダメージ判定に引っ掛かる。極めて沼なプレイであった。ちなみに、「スイカの種を踏んで上へとジャンプする」は、このエリアのラストで必ず使うことになるため、そこで誤りに気付くことができた。
◯第6エリア:バネ
バネの気持ちになり、常にぴょんぴょんぴょんとジャンプし続ける。高度はボタンを押す長さで調整可能なほか、Rボタンのスピンを使うことで、若干だけ滞空時間を延長できる。
さて、バネ状態は、ただでさえ操作がしづらいのだが、ファイアーバーが高速でぐるぐると回っており、しかも、後半は足場の横幅が1マスとなって、そこに高速のファイヤーバーが付いている。この地点が、全体を通してもトップクラスに難しい。しかも、チェックポイントの直前であり、ミスするとかなり前からやり直しということで、練習するのも困難だ。というわけで、ここで虎の子のストックアイテムを使っていくと良いだろう。なお、それ以外だと、“抜けられるときは抜けられる”という感じであり、もはや運ゲーと割り切ったほうが楽になるような苛烈難易度である…。
[エリア8]
私は、中央を抜けて右下から浮遊していたが、普通に真ん中を抜けられるらしい… |
●中間ポイント2
ようやく、再びの中間ポイントで、ひと息つける。が、ここからは更に難しく、第7エリアは、またウンザリしてくるであろう…。
◯第7エリア:ジェットラン
停止状態から瞬時に最高速で走れる。また、空中に飛び出しても、少しの間、「右足が落ちる前に前に左足を出す」ができる。または、落ちたことに気付いていないというギャグ漫画的なアレである。
さて、このバッジも、普段とは操作体系が異なっているうえ、ここでも操作ミス=死である。ただ、ジャンプが必要な場所には、目印として、必ず、つぼみアイテムが置かれている。エリア8〜10がことごとく地獄であることも相まって、幾度となくやり直しを要求されるため、練習不足を心配する必要は無いだろう。むしろ、エリア4と同じ理由で、ここからやり直すのがだんだん苦痛になってくる。
◯第8エリア:フロートスピン
滞空中に一度だけ、Rボタンで2回目のジャンプができる。使いやすいバッジとして、愛用者が多いようだ。
このステージの難所は、中盤の、3つの棘ブロックが上下に移動しつつ、移動経路を塞いでいる地点だ。静止画的な理解では突破できず、「ブロックが直線になるタイミングを先読みして右下に飛び降り、落下死する直前にフロートスピンを発動、右上の足場に登る」という手順が必要となる。が、分かっていても、なかなかタイミングが図りづらく、棘に触れてミスをすることが多かった。
ということなのだが、どうも、クリア後に他者様の攻略動画を見たところ、「ブロックが開いたときに真ん中を抜ける」で、普通に行けるようだ。なるほど確かに、その方法を使えば、「全エリアで最も簡単」という評価になるのも、分からなくはない。なぜ私は、わざわざ複雑で難しい方式を選んでしまったのだろうか…。
◯第9エリア:つるショット
鳥の「鶴」ではなく、植物の「蔓」である。空中でRボタンを押すと、前方にツルを投げつけ、それを壁に当てることで、その位置に張り付くことができる。水平方向の移動距離を強化できるほか、壁蹴りをして元居た方向に振り返りつつツルを投げることで、垂直壁登りも可能だ。
さて、ここでは、非常に狭い張り付き範囲と、一定時間ごとに赤熱化するブロックが立ちふさがる。前半部では貼り付ける猶予が縦2マスしかなく、早すぎても遅すぎても、上下の棘に刺さって死んでしまう。また、赤熱化するブロックに対しても、ステージの構造上、張り付きが必要となるため、冷えている時間内にそこを切り抜けられるよう、上手くパターン化をしていく必要がある。なお、壁に貼り付いていても、2秒ほどで滑り降りを開始してしまうため、時間調整は、地に足が付いている時に行わなければならない。ということで、地面がスカスカの前半部は非常に難しいが、それと比べると、後半部は楽であった。
[エリア10]
なにわろてんねん |
◯第10エリア:透明
3の倍数のエリアをクリアしたが、チェックポイント無しで、最後の「透明」に挑むことになる。ラストにして、最終鬼畜の超難関だ。
さて、「透明」は、その名の通り、マリオの姿が全く見えなくなる。一応、通常ステージでは、敵からもマリオを視認できなくなったり、その都合上、一部の会話が変化したりする…ということもあるが、プレイが非常に行いづらくなるため、お遊び、または縛りプレイ用といったところであろう。
そして、このエリアでは、足場がスカスカなうえ、真上ではない方向にバウンドするゴム系の仕掛けが、多数配置されている。マリオが見えていても難しいようなものを、透明状態でクリアしなければならない。そして、失敗すると、遥か昔の第7エリアからやり直しということで、心理的負担も大きい。やれ、「キャラクターが見えない」というのは、ゲーム難易度を調整する方向性として間違っている…という声もある。
というわけで。ただでさえ難しい「ウルトラチャンピオンシップ」の中でも、この「透明」は、ひと味ちがった地獄であるため、様々な対処法がユーザー間で語られているようだ。例えば、キャラクターとしてヨッシーを使えば、踏ん張りジャンプで滞空時間を伸ばせ、かつ、その際に出る汗のエフェクトによって、現在位置を把握しやすくなるということで、「で?」と言わなくて良いくらいに難易度が下がる。
また、オンライン協力プレイを使うと、ステージの途中で復活できるようになるらしい。モンハンワールド等と同じく、初心者を出荷するために、ウルトラチャンピオンシップに詰めている兄貴姉貴たちも居るらしいとのことで、そういった人たちの手を借りる手もあるという。
さらに、ステージがアホなら、こっちもアホになって対抗する…という人もいる。例えば、Xボタンを連打すると、スタンプのようなアイコンを表示できる。恐らく、オンラインプレイのために用意されたのだろうが、これは操作キャラの真上に出てくるため、つまり、これを使うと、透明状態でも現在位置を把握できる。やれ、ボタンが初期設定だと、Yダッシュ・Bジャンプと同時に押すことは難しいため、スイッチ本体の設定を使って、Xボタンの機能をLボタン辺りに配置する人もいるようだ。
その他、アウトワールド要素として、スクロールする画面では、マリオたちは「画面の左右中心より少しだけ左」に必ず位置する。そのことを逆手に取り、据え置きモードではテレビに糸を垂らす、携帯モードでは画面にテープを貼るといった方式で、マリオの現在位置を知ることができるようだ。まあ、ここまで来ると、もはや何のためにゲームをやっているのかという気がしてくるが、そんな解決法を模索してしまうくらい、最後の「透明」はヤベェのだ。
さて。この「透明」エリアの最難関は、「ブースケ」という風船玉のモンスターを足場にし、空中を跳ねていくところである。特に、紫ブースケから緑ブースケに飛び移る辺りが激烈であり、左から右に高速移動する紫ブースケを踏み、跳ね返った先を見るのではなく感じつつ、素早く落下位置を調整して、連続ジャンプを決めていかなけければならない。もう、筆舌に尽くしがたいほどの、悪魔的難関だ。
そして、ここを切り抜けたとして、最後の最後であるゴールフラッグにも、即死以上のトラップが隠れている。本ステージのラストでは、“ロータリーエンジン”的な、回転する三角トランポリンをジャンプ台にして、高く飛び上がり、旗の頂点を獲得することになる。が、もし、それより下に触れてしまうと、「ゴールポールの一番上を獲得した」という要素を回収できないまま、ステージが終わる。その場合、もちろんチェックポイントもリセットだ。やれ、このステージを四苦八苦してクリアするような人は、全要素を集めたいであろう。よって、ここでもし、てっぺんに触れることに失敗すると、完全に最初からやり直しになってしまう。最後にこんな罠が出てくるとは…。
ちなみに。私については、旗の一番上を取ることには初回で成功したのだが、スイッチ本体の、「本体機能による30秒動画は、100個までしか保存できない」という制限が、よりにもよって、この最後で発動してしまった。よって、この「透明」エリアをクリアした際の動画を、記録できなかったのだ。一つ前に発覚していれば、プレイ中でもホーム画面に戻って削除ができたし、「マリオワンダー」の動画はこれで最後になるであろうから、一つ後であっても、何の問題も無かった。だが実際には、最難関をクリアした、まさに決定的瞬間を撮り逃してしまったのだ。というわけで、上手く誤魔化そうかなあと思ったが、私も大概こだわり派であるため、結局はステージ全体をやりなおす羽目になったのである。2回目だから楽…ということもなく、普通に苦戦したぞ。
というわけで。マリオワンダーの最難ステージ:「ウルトラチャンピオンシップ:バッジ・オン・パレード」を、なんとかクリアに成功した。
…なお、その後であるが、最後のコンプリート要素である「パネル×144枚」だけ未達であったため、紫コインを稼ぐために、全ワールドに登場した宝船を周り、それでも足りなかった分は、序盤のステージを流して回収しておいた。
――そんなわけで。最後がまあ、何と言うか、令和のヨッシーアイランドDSであったが、それ以外は、久々の2Dマリオを、楽しんでプレイできたと思う。ゲーム全体の感想も書くつもりだったけど、さすがに疲れたので、また日を改めますね…。
(2025年1月25日)
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