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管理人の日記
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ありがとう自民党 |
(関連記事:【2024/9/4】)
今朝のニュースを聞いて、私は耳を疑った。政府から放出される備蓄米について、JA=農業協同組合は、「備蓄米である」という表記をしない方針らしいが、その理由が、「物珍しさで買われて、流通が混乱するから」と考えているらしい。どこまで国民を舐めるつもりだ。死ねよ。
…まず、皆さまご存じの通り、今のコメの価格は狂っている。コメの値段は、ずっと「5kgで2000円」というのが一つの目安となっていた。それが、去年8月の地震注意報での品薄を契機に、一気に値上げが始まり、すぐ「5kg3000円」を超えた。その後も、値段は下がらないどころか上がり続け、3月に入って、ついに「5kgで4000円」に到達したということらしい。主食とされる穀物が、半年ちょっとで、2倍に値上がりしたのだ。
――それに対し、政府は今さらになって、備蓄米の放出を決めた。これに対し、もちろん気になるのは、“コメの値段が下がるかどうか”ということである。私は、当初から「どうせ大した影響は無いだろう…」と冷ややかな目で見ていたが、今日の発言を聞いて、確信に変わった。こんな愚かな連中に任せていては、「コメの値段が下がる」という、国民の利益になることなんて、起こるわけがない。
さて。では、何故、「備蓄米をそれと表記しない理由は、『物珍しさで買われて、流通が混乱するから』」という発言に、私は失望したのか…などと、わざわざシステマティックな説明は不要だろう。あいつらの脳内では、国民は「おっ、備蓄米だ!
珍しい、買ってやろう!!」という思考パターンをしているらしい。ナメているのか。ただでさえ金が無い時代に、貴重な主食を、遊びで買うわけがないだろうが!!
…というわけで。「流通が混乱する」という理由は100%嘘であり、本当の目的は、コメの値段を下げないためであろう。やれ、“備蓄米”と言っても、15万トンのうち、2024年産が2/3、2023年産が1/3である。コメ業界では、12月31日を超えると、「新米」という表記はできないそうだ。つまり、2024年産に相当する分は、最新のコメであり、“新米”と何も変わらないことになる。政府の備蓄は、「@専用の冷蔵庫を使い」「A玄米の状態で保管している」ため、品質も一定水準が確保されている。2025年の頭に提供するコメとして、これ以上は出しようが無いという一品なのだ。
――ただまあ、これらは、私も調べて初めて知ったことである。世間では、「備蓄米」=「古米」というイメージが強く、一般的には、積極的に買いたいと思えるようなものではないだろう。つまり、「備蓄米」は、値段が下がると思われる。だが、それで良いのだ。金に糸目を付けない人は、高級なブランド米を買えば良いし、逆に、お金を節約したい人は、事実上の“政府支給”である備蓄米を購入すれば良い。そもそも、去年8月と違って、「コメ自体が店頭に並んでいない」ということが問題ではないのだから、消費者が低い値段でコメを買えなければ、備蓄米を放出した意味は全く無いのである。
が、実際の備蓄米は、それとは分からない形で、一般のコメに混じって、ひっそり放出されることになる。「絶対にコメの値段を下げたくない」という意思を強く感じるものだ。販売しているか分からないのだから、消費者の行動なんて、変えようが無いだろう。
…やれ、ひょっとしたら、この先、ほんの僅かだけ、値段が下がるようなことがあるかもしれない。が、それも一瞬のことであり、その後は恐らく、また値上がり傾向が続いて、「5kg5000円」、つまり1kg1000円の大台も、気持ち良く超えていくことだろう。
――だが、その先はどうなるだろうか。さすがに5kg10000円までは行かず、バカバカしくなった国民たちの脱落ペースが加速する辺りで、値上げは止まるだろう。だが、少し値段が下がると買う人間が出てきて、最終的に、それがトントンとなる辺りの価格で落ち着くはずだ。まあ、10kg3000円の時代は、絶対に戻ってこないということだろう。運営が、ユーザー有利のアップデートをするわけがないのである。
では、どうすれば良かったのかというと、備蓄米の放出は、もっと早期に、牽制として行うべきだった。去年8月の地震注意報の際は、実際に買い占めのような行動が起こり、コメが店頭から消えていた。その時期ならば、“販売価格を下げずに、量だけを増やす”という政策にも、意味があったはずだ。
…また、そこまで素早い行動ができなかったとしても、「備蓄米の放出を検討している」と宣言するだけで、パニックまたは投機的な買い占めに対し、一定の牽制効果を示せたはずだ。だが、実際には、バカ大臣が、逆に「備蓄米を放出しない」と宣言してしまった。結果、今日まで続く高騰のスタートを、華々しく後押ししてしまったのである。さすが自民党、国民のためになることは絶対にしない。
――その他。コメの高騰対策として、例えば「輸入米に掛ける1kg341円の関税を撤廃する」「海外米を緊急的に輸入する」「コメなどに掛ける消費税を減らす」などといった案も提唱されている。だが、「備蓄米の放出」という有力なカードを、半年もてあまして腐らせたクソ自民だ。前述の策たちも、時期も規模もしょうもない、典型的な“戦力の逐次投入”を行い、ほとんどコメ価格に影響を与えられずに終わりとなるだろう。自民党に、今の社会の問題を解決する能力は無い。その象徴が、「主食の値段が、半年で2倍に上がる」だ。くたばれ、バカが。
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ハンカチ・お菓子で10万円なんて言ってるセンセイ方にとっては、「多少」なんでしょうね |
というわけで。「コメの価格が半年で2倍に上がる」という自体に対し、我々はどうするべきか。
――まずは、元凶である自民党議員どもを選挙で落とす、これは当然であり、もはや一般教養とも言える。コメに関する政策の他にも、いわゆる「103万円の壁」のニュースを、事細かに見ていた賢明な皆さま方は、よく分かってくれただろう。自民党は、国民の利益になることだけは、絶対にやらない。こいつらに任せていては、国がもたないことは明白であり、「選挙」というイベントのたびに、1人でも多く落選させる必要がある。いったん無職になって、給料の40%を没収される側に回ってみろよ、クソが。
また、今回、私が新たに提唱したいのが、舐め腐ったコメ業界に対して、「買わない」という意思表示をするということだ。
…やれ、自民党やJAといった運営側が畜生なのは前提であり、それにぬくぬく甘やかされた農家も同罪である。だが、最終的には、国民がコメを買ってしまうから、高値が付いてしまうのだ。「頑張っている人々の商品を、買って応援する」のと同じく、ナメた連中に対しては、「買わない」という選択をしなければならない。いきなり全部というのは難しいだろうが、「消費量を減らす」や「少しずつ変化させて卒業を目指す」という工夫もアリだ。
――具体的に、そう言っている私は、もうコメは全く買っていない。自炊100%であり、主食は麦飯とパスタだ。麦飯は業務スーパーで、パスタはイオンで、それぞれ安価な品を買うことにより、1kg200〜250円程度で調達可能だ。実に、コメの1/3〜1/4である。と言っても、コメも、2・3年前までなら、安価なブレンド米を狙うことで、10kg3000円などで買えた。これくらいが「適正価格」なのである。そして、麦もパスタも、常温保管が可能で、賞味期限も1年以上と、取り回しも優れている。これらを私は、数十kg単位で備蓄しているものだ。コメの件でもよく分かった通り、政府なんて当てにしていては全く駄目であり、自分で溜めておいたほうがよっぽど役に立つのだ。コメと比べて風味や食感が違う?
もう慣れた。
もっとも、これだけ執着していることから分かるように、私はコメ自体は好きである。
…ただ、勘違いしないでほしいのが、コメという作物が必要なだけであって、「日本のコメ」が欲しいわけではない。むしろ逆に、「日本のコメ農家」が存在するため、愚かな関税政策によって、国民が“安くて質の良い海外米”を買う権利を妨害されている。だから、コメ農家の皆さん、どうぞ絶滅してくれないかな。えっ、「災害や戦争などの時に、食べる物がなくなる」だって?
じゃあ、逆に聞くけど、こんな平時に国民の主食を守れてない奴らが、非常時にそれを守れるとでも思ってんの?
――やれ、随分と攻撃的だと思われるかもしれないが、例えば、医療や鉄道などといった、生活インフラにも等しい必需品が、「半年で2倍に値上げしまーすw」などと舐め腐った行動をしたら、「お前ら全員殺してやる」くらいの激しい怒りが向かうであろう。まさにそれを、コメ業界は現実世界でやってのけたのだ。関わる全員が批判されて当然である。もはや私は、「国産」という言葉を聞くだけで、虫唾が走るというものだ。
というわけで。「備蓄米の放出により、コメの価格が下がる」という効果は、全く期待できない。自民党とその手先どもが、国民の利益になることをするわけがない。この状況に対し、私は、「選挙で自民党議員を落とす」はもちろん、「コメを買わない」という根本的な意思表示が必要であると考える。
――まあ、前述の通り、私は、コメという作物自体が嫌いなわけではない。だから、愚かな関税政策が撤廃され、安くて質の良い海外米が以前のような適正価格で買えるようになれば、またコメを主食として食べる習慣が復活するだろう。んっ、「国産米」? ハッハッハ! 死ねよ。
(2025年3月18日)
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