. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2025年3月22日の記事
管理人の日記
![]() |
---|
お酒は20歳まで |
以前までの私には、日常的な飲酒の習慣があったのだが、ここしばらくで、すっかり無くなってしまった。
…まず、飲酒の習慣と言っても、いわゆる「缶チューハイ」を購入するというレベルですらない。イオンで購入可能な、4リットル・25度・1600円などといった極限焼酎を、手製の水出しお茶や、同じくイオンで買える1リットルで100円といった、安い炭酸水で割って飲む。1本ではなく、1日の酒代が200円前後という、なかなかレベルの高い(低い?)お酒の飲み方をしていたのである。そして、それが日常化しており、家には常に、未開封の4リットル焼酎が1本以上ストックされているという、ある種の中毒者のような光景が広がっていた。
――しかしながら。少し前に、私は「もう酒は買わなくていいな」と判断した。そして、ストックされていた4リットル焼酎を最後まで飲み尽くし、次を買うことはしなかった。それから少しした現在も、特に購入意欲は湧いてこない。薬物にありがちなフラッシュバックなんてものも、もちろん無い。かくして、再就職直後から始まった飲酒の習慣(【日記:2022/6/14】)は、3年弱で終わりを告げたのである。
さて。なぜ私が、飲酒の習慣を卒業するに至ったのか。それはもちろん、お金を節約したいから…という理由もあるのだが、そもそものところ、「酒を飲む」という行為自体に、無駄が大きいと気付いたからである。
…まず、私の一番の趣味は、今ご覧になっている通り、ホームページの更新である。現在、毎日更新を継続中ということで、サイトの性質上、莫大な量の文章を書く必要がある。だが、酒を飲むと、文章作成の効率が上がるどころか、むしろ下がるということが分かっていた。やれ、酒を飲むと、最初は楽しくなって、作業の効率が向上する。だが、その後に酒が進むと、自分の過去の文章を読んでみたり、ゲームの考察Wikiをひたすら眺めてみたり、作業用BGMをあれこれ掛けてみたり、しょうもない質問をAIに投げ掛けてみたりと、あっちこっち気が散って、作業が全く進まなくなってしまうのだ。
――やれ、もちろん、時間が無限にあれば、そういった寄り道をダラダラ楽しむ創作方針も良い…というか、むしろ楽しいものである。だが、このサイトは毎日更新であり、1日1回、意地でも文章を完成させなければならない。しかも私は、フルタイムで普通に働いてしまっている人間であり、午前1時2時と起きていては、次の日の業務に支障が出る。一方の、日記制作の作業量はというと、いつも減らそうと思っているのだが、右肩上がりで増えるばかりだ…。
かくして、酒を飲んでダラダラ遊んでいる余裕などはなく、本腰を入れ、一本槍で、できるだけ素早く日記を完成させる必要が出てきたのだ。アルコールなど邪魔だ!
最近では、もはや“作業用BGM”ですら、「集中力が散る」&「選ぶための時間が無駄」という理由で、流さなくなった。日記の更新って、勉強か何かだったっけ?
![]() |
---|
酒を飲めば大人になれると思っていた |
そして、その飲酒の習慣が無くなったことで、それに続いて、安価な1.5リットル入り炭酸ジュースを買う習慣も、まとめて無くなってしまった。
…やれ、イオンでは、「コーラ」「サイダー」「ジンジャー」の3種類の1.5リットル入りカロリーOFF炭酸水が、それぞれ100円程度で販売している。同系統のジュース飲料と比べると、とても安価なうえに、カロリーゼロなので、水と同じ感覚で大量に飲める。口当たりも良く、常時備蓄品となっていた。
――のだが、こちらについても、「4リットル焼酎を割る」という主要な利用先が無くなってしまったため、需要が激減した。そしてついには、ストックが切れても次を買わなくなってしまった。かくして、酒と同時に、「炭酸ジュースを飲む」という習慣も、消えてしまったのである。
さて。このように、炭酸ジュースを買わなくなった理由だが、こちらについては、「冬」という季節との相性の悪さが大きい。
…やれ、冬季における私の部屋は、電気ストーブの導入によってかなり改善されたものの、基本的には、部屋の中でジャンパーを着て耐えるような、極限感のある空間だ。よって、冷たい炭酸ジュースは、幾何学的効率100%で体を冷やしてしまい、極めて効率の悪い飲み物となってしまう。
――やれ、世間の若者の間では、「アイスタベルチャレンジ」と言って、冬場に暖房の効いた部屋で、あえて冷たいアイスを食べる…といった流行があるらしい。生命の摂理に反する行為が、背徳的な美味しさを生み出すのだろう。だが、私はそんな貴族のようなことはできない。少なくとも、毎日のルーチンとして、ジュースを飲む必要は無いな、と判断していった。
その他にも、炭酸ジュースを水のように使うのには、実は問題点が多い。まずは、重く、かさばる。私は自家用車を保有しておらず、買い物に行く際は、専ら自転車を使用している。近所のイオンまで20分少々であるが、炭酸ジュースを大量購入すると、重さと体積の両面で、運搬力を激しく圧迫する。それにより、買い物に行く回数が増えれば、無駄遣いをしやすくなるし、時間の有効活用という面でも好ましくない。
…また、金銭面の問題もある。「1.5リットルで100円」というのは、高くないどころか、むしろ嗜好品飲料としては、最安クラスに入るだろう。そして、カロリーOFFなので、健康面の負担も軽いというのは嬉しい…のだが、負担が軽いだけに、水そのものという感覚で飲みすぎてしまう。ふだん私が使っているコップは、500mlくらい入る物であり、もはやジョッキだ。これで2杯3杯と飲むと、あっという間にペットボトルを空にしてしまう。意外と、そういうお金も、馬鹿にならないなと考えるようになったのだ。
――最後に、開封後の炭酸ジュースは、冷蔵庫を要求する。私は、「自炊派閥」「大量に作り置きする」「買い物に行く回数が少ない」などの理由から、常に冷蔵庫はパンパンであり、その空きスペースが懸案事項である。しかしながら、開封後の炭酸ジュースは、衛生面の問題と炭酸の溶け具合を考慮し、原則として冷蔵庫に入れなければならない。よって、冷蔵庫の圧迫材料となるのだ。最近では、マヨネーズ・トマトケチャップ・ソースといった新たな調味料たちも出現し、ますます空間の奪い合いは激しくなってきた。そんな中、1.5リットルペットボトルは、肩身の狭い存在であった。
かくして、焼酎を割るための飲料としても、純粋な飲み物としても、炭酸ジュースは行き場を失い、そして私の生活から消えてしまったのだ。
…ちなみに、4リットル焼酎と、1.5リットル炭酸ジュース、ほぼ同時に生活から消滅をしたことで、私の毎日において、ルーチンでペットボトルのゴミを出す習慣が消えてしまった。さらに、牛乳はもちろん、その代用品として採用した豆乳ですら、最近では全く買わなくなっており、紙パックのゴミも出てきていない。これはなかなか珍しいのではないだろうか。紙パックもペットボトルも無く、もちろんビンや缶も買っていない。なに飲んでるんだ?
![]() |
---|
ブルーアイズマウンテン:3000円 うちのカフェオレ:15円 |
では、最近の私が何を飲んでいるのかというと、もっぱら「粉カフェオレ」「コーヒー」「お茶」と言った飲料たちである。
…さて、「粉カフェオレ」は、ご存じ、スティックタイプのプラ容器に入っており、粉にお湯を注ぐだけで、ココアやカフェオレといった飲料が出来上がる。この冬の入口あたりに有用性に気付き(【日記:2024/11/23】)、それからずっと、愛飲をしているものだ。「コーヒー」は、こだわる人は徹底的にこだわるだろうが、私はカフェインが取れれば良いヤクザであるため、極めて安い粉に、これまた低価格なコーヒーミルクだけを注いで飲んでいる。最後に、「お茶」については、極超安価な水出しお茶を利用しており、2リットルの制作費は4円、それでいて水道水そのままより大幅に風味が改善されるため、まさに水感覚で飲むことができる。驚異的なコストパフォーマンスの良さは、今や“節約の基本”という感じである。
――やれ、これらの共通点としては、「全て液体ではなく、粉末の成分で購入をしてくる」という点がある。それにより、常温保存が可能で、かつ運搬が容易というメリットが出てくる。だが、それ以上に大きいと思えるのが、暖かくするのと相性が良いということだ。粉カフェオレとコーヒーはもちろん、お茶については、ホットでもアイスでもイケる嬉しい飲料だ。
さて、私の具体的な利用方法として、特に、粉カフェオレについては、酒に代わって、作業の友となっている。これを平日の夜に4杯程度、休日となるとその2倍くらいは消費することもある。値段的には、1杯15円程度と、安価だ。カロリーゼロではなく、多少の砂糖が入っているが、むしろ最近の夜は激しく空腹感を覚えるので、糖分が入っているのはありがたい。かくして、かつての酒のポジションは、粉カフェオレが置き換えるに至ったのである。
ところで。季節も少しずつ変わってきて、最近では暖かい日も増えてきた。そして、さらに季節が進み、春が終われば夏である。夏になると、食べ物もそうだが、飲み物の環境は一変する。
…とりわけ、上記の飲料の中で、「コーヒー」と「お茶」については、冷やしてもいけるが、「粉カフェオレ」については致命的であり、冷水だとダマになってしまって、上手く溶けない。かと言って、暖かいまま飲んでしまうと、ただでさえ暑いところを、火に油を注いでしまう。そもそも、お湯で溶くことを前提とした飲料たちであり、冷たくすると、純粋に美味しくないのだ。
というわけで。そのような夏季の環境の中で、ひょっとすると、「1.5リットルのカロリーOFF炭酸ジュース」については、復活するかもしれない。やはり、お茶だけを連飲(「連食」的な表現)するというのは、少しばかり口が寂しいというものだ。それに、「体が冷えてしまう」という冬季においてのデメリットが、「体を冷やせる」と正反対のメリットに変わるのだから、当然と言えば当然だ。
…ただまあ、それでも、お酒については、もう日常ルーチンの飲料として復活することは無いと思う。なにせ作業の邪魔になる…。私は、体質的・宗教的・その他の理由で、絶対に酒を避けているというわけではなく、風味や酔う事自体も嫌いではない。だから、「何か特別な時に飲酒する」ということは否定しない。とりわけ、飲食店で供されるお酒というのは異様なまでに高価であるが、それによって他者と仲良くなり、毎日の生活が円滑になったり、一人で不可能なことが行えるようになるのなら、安い物である。
――しかしながら、それは全て“ハレの日”=特別な行事でのことであり、一人の時に、毎日毎日お祭り気分で、酒を飲む必要は無いと感じる。「暴飲暴食で、お金も時間も浪費する」というのも、それはそれで楽しい生き方かもしれない。でも、もう、そういう時代じゃないでしょ。
(2025年3月22日)
2025年3月22日の記事を表示しています。