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管理人の日記
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『4.1』も終わってないのに、『5』『6』セットで、また遊びたくなってくるじゃないの |
ここ最近では、職場で、社内SEっぽい仕事をやらせてもらっている。前印象は最悪であったが、現在では、良い仕事を貰えたと思っている。
…まず、前印象が最悪だった理由だが、確かに、“私の過去の専攻”は、電子工学ではあった。しかしながら、その大学時代について、私は、「失敗をした嫌な思い出であり、掘り返してほしくない」と考えている。その過去を消したいと思ったからこそ、既に30歳が迫っていた時期に、専門学校で数年潰し、400万円あった貯金をゼロにしてまで、異業種へと転向をしたのだ。その新しい世界で、何とか生きていきたいと思っていたところに、捨てたはずの旧専攻を蘇らされた。古傷をえぐられたような気持ちである。
――しかも、周りの人から見て、私はどうやら「額面上の頭が良く、コンピューターやプログラミングといった分野が得意」だと思われているらしく、“SE部門への転向”は、会社にとっても私にとっても、非常に良いことであると捉えられているようだ。もっとも、前述の通り、私からしてみれば、大学時代の失敗をほじくり返されるようなものであり、悪夢そのものだ。そして、そういう話が出て、別の部署に動かされるというのは、「お前は今の場所では使い物にならない」と無能宣告をされたのと同じである。まあ、周りの人間の態度と、自分の出すパフォーマンスから、薄々と感じてはいたが…ハッキリ行動で表されると、私もやはりショックなのだ。かくして、年明けからの私は、精神状況がグッチャグチャになっていたのである。
しかしまあ、実際にやってみると、社内SEの仕事も悪くないかなと思いはじめてきた。
…まず、“社内SE”というと、何をやっているのか分からず、事前の説明では「サーバー構築やプログラミング」などと聞いていた。確かに、このサイトのことを含めれば、私は“自作プログラミングの運用実績がある”と表現できる。だが、4桁人の従業員がいる事業所のシステム構築なんて、できるわけが無い。そんなのを任されるなんてムリムリ、今から死んでお詫びします…なんて考えていた。
――しかしながら、実際の私に任せられる仕事については、パソコンのメンテナンスや電話対応といった、簡単なものが多い。その理屈は、確かに、「サーバー構築やプログラミング」といった、専門性の高い仕事をしている人もいる。だが、社内エンジニアに任される仕事は、そういった高度なものだけでなく、雑用や、至極簡単なトラブル対応も多い。しかし、業務量に対して、人数が異様に少ないため、“専門知識を持つ人が、雑用に悩殺され、本来の仕事ができない”という問題が、慢性的に発生していた。かくして、私が雑用をこなすことで、忙しい人たちの手を開けることができるのだ。
では、実際に、どのレベルのコンピューター対応が求められるのかというと、まあ、アレだ。まず、「パソコンがつかない」「動作が遅い」「○○の機能が動かない」という電話が来た場合、「①パソコンを再起動する」「②LANケーブルをしっかり刺す」「③電源コードを確認する」のどれかで解決できることがほとんどである。cmdでping無反応を確認し、(ああ、これ、コードが抜けてるやつだ…)と確信し、電話口で「LANケーブルが抜けているのではないでしょうか?」と言ってみても、「とにかく来てください!」などと嘆願されることすらある。まあ、専門家でもない人が、困り果てたうえで、電話を掛けてきているのだ。口頭で正しく異常を説明できるわけがなく、実際に見にきてほしいというのは、気持ちは分かる。ただ単に機械の問題を解決するだけでなく、困っている人を安心させるというのも、これまた重要な仕事であると思う。
…また、どうしても駄目な時は、予備端末と交換するという手が使える。デスクトップPC・ノートPC・スマートフォン端末、どれもセットアップはマニュアル化されており、それなりに複雑で面倒だが、所詮はそれなりであり、さすがにルーチンワークとなって慣れてくる。そして、帰ってきた不良端末は、これまた固定の手順で、どの部位が不良かを確認する。ほとんどの場合、壊れるのはハードディスク(含SSD)のようであり、そこを予備部品に換装した後に初期化を行い、“メンテナンスしましたよ感”を出すために、軽くエアダスターなどで清掃をして、棚へ押し込んでおく。パソよりも、プリンターのほうがよっぽど強いぞ!
――いっぽうで。私には全く理解できないような話…特に、ハードではなくソフトウェア系は高難易度であることが多く、そういった物もそれなりの頻度で飛んでくるのだが、そういう時は、迷わず、上の人たちに投げている。どうやら、部署の人たちは、この道で勤続10年以上といったベテランたちなので、彼らに任せれば何とかなる。というか、その手の話は、「あっ、これ無理だ」と一瞬で分かり、下手に自分でやろうと思うことが、むしろ全くないものだ。
というわけで。社内SEと言っても、実際に勤めている人間からすると、それなりという感じなのだが、一般社員からの信頼は熱い。まあ、彼らは、自身の担当業務に対しては詳しいが、コンピューターについては、道具でしかなく、その内情は、あまり知らないのだろう。しかし、そういった人たちが、安心してコンピューターを使えるようにするのが、社内SEの仕事である。感覚は、同業種というより、「店員と客」の関係に近い。
――かくして。「忘れようと思っていた旧大学の専攻を掘り返された」と、前印象が最悪だった社内SEの仕事は、意外と自分に合っているのではないかなと、思い始めてきたのである。私は、別にそこまでコンピューターに詳しいわけではなく、ベテランたちのような仕事は全くできないが、そんな自分でも、それなりに人の役に立てている感がある。これが異世界転生というやつか…。
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シリーズで唯一、次作に出演できなかったラスボスの、銀の人(※公式名称)さん… |
ところで。社内SEの仕事には、トラブル対応や機器のメンテナンスのほか、事務系のデーター整理も存在する。そういうのは総務課でしょ…と言いたいところだが、仕事の一部が、システム部門にも回ってくるのだ。前述の通り、単純作業で賢い人たちの仕事が圧迫されるのは好ましくないため、可能な雑用は、積極的に私が担当するようにしている。今の自分が役立てることは、難解な仕事を覚えるより、できる雑用の量と仕事を増やすことであると思う。
――そして、そういった作業には、専門のソフトウェアではなく、Excelを使っていることが非常に多い。もっとも、Excelといっても、私の私生活では、四則演算と、せいぜいSUM(総和)に並び替えくらいしか使っていない。だが、極めていくと、なかなかどうして、高度な動かし方もできるようだ。もはや、単なる表計算ではなく、Excelというプログラミング言語なのではないかとすら感じる。
しかしある日、Excelファイルを編集しようとすると、どうも読み取り専用でしか開けなかった。まあ、よくあることとして、“共有ファイルを誰かが使用中だと、それ以外のユーザーは読み取りしかできない”という処理になる。複数の人がバラバラに読み書きを行って、データーが壊れてしまわないようにするための処置だ。振り返ってみると、私が複数人で同一ファイルをいじるような業務に就いたのは、今回が初めてだ。
…が、そのユーザー名を見て、私は驚いた。ファイルを利用しているのは、「かのユーザー」という者であったのだ。かのユーザー…漢字で書くと「彼の」であり、現代語の「あの」と同じだが、少し古風に・文語チックにした感じだ。「かのユーザー」…いったい何者なんだ…。
――と思っていたが、数分後に謎が解けた。「ほかのユーザー」という名称が、バグって1文字消えていただけであった!
(2025年3月28日)
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