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管理人の日記
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食べるところが多そうで嬉しい(エンゲル係数感) |
モンハンワイルズについて、私は、アストロボットやステラーブレイドのように、トロフィーコンプリートを目標の一つとしている。だが、その一つである、釣りトロフィーこと、勲章「大物釣りに魅せられて」は、非常に苦痛と言える内容であった。
…さて、まず、モンハンワイルズの釣りは、普通にモンスターとの戦いを楽しむ方針だと、全くプレイする必要は無い。釣った魚の用途は、そのまま使ったり、合成素材にしたりという感じだが、装備品のために必要な場合がほとんどなく、そして、消耗品にも代用ルートが用意されている(例:「大タル爆弾G」の合成には、バクヤクウロコだけでなく、鬼ニトロダケでもOK、など)。
――というわけで、釣りについては、サブクエの存在により、かろうじて意識ができるくらいだ。一応、キレアジ系のアイテムを初めとし、各種の消耗品は、大量調達容易な店売り品と比べると性能が良いらしいが、それだけのために釣りをするか?
と言う感じだ。私はやってません。
そのような環境下、“釣りについてのトロフィー”は、忘れられがちなモンハンの釣りについて、思い起こさせてくれるものだ。トロフィー系システムの役割は、単なるコンプリート要素という他にも、ゲームの意外なところにスポットライトを当て、楽しむための一助としてくれるというものだろう。しかしながら、使い方を間違えれば、かえって印象を悪くしてしまうというのが、釣りの例でよく分かったのだ。
さて。ワイルズには、釣り関連のトロフィーがいくつかあるが、何が一番キツいのか。それはもう、ぶっちぎりで、「大物釣りに魅せられて」である。その条件は、「大物を30匹釣る」というものだ。しかし、この“大物”、まず、専用のエサと釣り場を狙わねば、糸に掛けることすら困難だ。しかしまあ、これについては、ネットの攻略情報という現代の集合知で省略できるため、セーフとしよう。
…ところがどっこい、大物釣りは、ただ引っ掛けるだけでなく、魚との駆け引きをするミニゲームが挿入される。だが、これが作業的なうえに時間が掛かり、すぐに飽きて苦痛になる。それを、10回でも多すぎるくらいなのに、30回なのだ。本当にプレイをしたうえで条件を決めたのだろうか?
――やれ、他のトロフィーだと、例えば、オフライン100回&オンライン100回なんかは、やり込み型のゲームなので、長時間プレイして居るうちに、自然と条件を満たせるだろう。最大金冠&最小金冠についても、確率の低さから、最終的には作業となりがちだが、「モンスターとの戦闘」というゲームのメイン部分に繋がっている。でも、釣りは全く普段やらない行為だ。「集中して終わらせよう」ってなること、分かってたよね?
というわけで。釣りについては、もう最初から攻略情報をフル活用し、夏休みの宿題的な感じで、一気に勝負を仕掛けていった。まずは、残していた釣り系のサブクエからだ。ちなみに、依頼者は、タマミツネの討伐でも登場する「カーニャ」だが、釣り系のトロフィーは、アプデ前に挑戦していた。最強コマンド「休憩」が値上がりする前である。
…まず、緋の森17番で、専用トロフィーを持つ「ニュウドウイカ」に挑む。夜に、ウズ・トゥナが水中ワールドツアーをしている場所へ向かうと、巨大な亀というか壺というか…そんな感じの明らかな異物がふよふよと浮いているので、その近くに向けて、「テンタクルエギ」を投げ込んでみる。だが、あまりに食いつきが悪い。駄目そうだったので、いったん引き返して、装飾品で「ハンター生活」というスキルを発動させ、釣り能力を上げてみたところ、一発で食いついてくれた。うんうん、それもまた、生活だね!
――さて、そこからは、大物と格闘するミニゲームが始まる。内容は、まず、相手が左右に動いている時は、スティックを倒して「暴れをいなす」という行動をする必要がある。これ、左右どっちだか分からないのだが、「魚が泳いでいる方向に倒す」が正解である。ステラーブレイドの釣りとは逆なのだが、そこは重要ではなく、そもそもどちらに倒せば良いのか分かりづらいというのが問題だ。そして、魚が動きを止めたら、スティックを上下に倒して距離を縮めていく。その繰り返しである。四苦八苦して、何とかニュウドウイカを釣り上げ、専用トロフィーの「モンスターイカハンター」を獲得した。
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この距離と警戒感の無さなら網釣りでええやろ |
さて。残り29匹だ。大物は、全5種であるが、専用トロフィーを持っているのはイカさんだけであり、後は何を29回釣っても良い。
…というわけで。これまた、攻略情報を最初からアテにしていく。豊穣期の昼に、“緋の森10番の北側にある、2つの川が合流している辺り”に行くと、大物の一種である「ドストレバリーパーチ」という、レ・ダウとかゾ・シアなどとは逆に、点を打たなすぎな魚が登場する。この場所の最大の利点として、魚が近くに出現するので、ミニゲームで格闘する回数を少なくでき、何なら即座に釣り上げられるということだ。
――ちなみに、川自体も小川であり、相手は警戒心も極めて希薄なので、普通に捕獲用ネットでも捕まえられそうな感じである。だが、それだと、“釣り上げた数”には入らない…という以前に、やってみたら網をすり抜けた。モンハン世界の魚ということで、ガノトトスの仲間な可能性があるな。
そういうわけで。あとは、「近くのキャンプ(上層部の「エリア18
西部」)にファストトラベル」→「該当地域に行って、0~2匹のドストレバリーパーチを釣り上げる」→「他の地域にリージョンチェンジをするか、緋の森で『豊穣期・昼』に時間指定して休憩をする」を繰り返すだけである。
――さて、さすがネットの攻略情報ということで、効率はかなり良いと思うのだが、しかしまあ、30匹という量は、純粋に多く、大変である。途中から、モンスター図鑑の「環境生物(釣魚)図鑑」を見ると、累積の釣り数が分かるということで、少しは気分的に楽になった(PSハードのトロフィーは、トロフィーごとの内部達成数が4/33などと分かる場合があるのだが、ワイルズではこれが全て伏せられている)。だが、それでも、途中からはリアルに頭が痛くなり、目がチカチカしてきた。決して潤沢とは言えない余暇時間を費やし、PS5という高性能ハードを使っているのに、何故こんなつまらないミニゲームを遊んでいるのだろうか。見ていてね、ハンターが何をやるのかを(釣り)。
というわけで。最終的に、「釣りを初めてから、30匹トロフィー獲得まで」に掛かったのは、1時間半ほどであった。とりわけ厄介だった、後半部の「ドストレバリーパーチ×29匹」は、動画で振り返ってみると、ちょうど1時間というところである。これは、目標達成のための作業時間として、決して長すぎるわけではない。ただまあ、内容があまりにもつまらなすぎて、「もう二度とやりたくない」と思わせるものであった。
…やれ、「嫌ならトロコンなんてやめろ」という意見もあるだろう。それはそうなのだが、しかしながら、トロフィーや勲章といったコンプリート要素は、後ろ向きなものではなく、むしろ収集の過程で、ゲームの魅力を味わえるようなものにするべきであろう。もちろん、達成感を高めるために、“適度なストレス”というのは重要だ。その点を考えると、この「大物を30匹釣り上げる」は、明らかに適量とは言い難いのである。
――まあ、私がやった中だと、さすがに、伝説の、FF7リバースにおける糞ボクシングよりはマシだ(【日記:2024/5/18】)。しかしながら、そのレベルの物を取り出さなければ擁護できないとも言える。それが、ワイルズの「大物を30匹釣り上げる」のトロフィーであった。やれ、「大物釣りに魅せられて」という名前であったが、実際は真逆であり、死んだ魚の目でプレイをしていたよ…。
(2025年4月10日)
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