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管理人の日記

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ボス「連射パッドを使おうなどとは思うなよ」 |
EVAを連れて2マップを逃げると、いよいよラスボスの「ザ・ボス(THE
BOSS)」との戦いが始まる。さすがに、最後に戦うのはこの人しか居ないだろう…という、ド直球のラスボスだ。
…さて、この戦いは、CQC対決となる。CQCとは、クロース………。コンバットの略であり、メタルギアシリーズにおいては、“近接戦闘で使う特殊な格闘技”という扱いだ。敵を投げたり、拘束して尋問したり、そのまま殺害したりと、多彩なアクションに派生できる。その後、この手のゲームでは「ステルスキル」としてシステム化したが、間違いなく、開祖は『MGS3』と言えるだろう。
――そして、本作の世界観上においても、CQCはザ・ボスが作り上げたものであり、一子相伝(実子ではなく、弟子)でスネークに伝えられている。その2人の戦いがCQC対決となるのは、ストーリー上でも必然というわけだ。白い花の大量に咲いた美しいフィールドも、憎しみをぶつけ合うのではなく、最後の稽古をスネークにつけてやる、という戦いであることが伝わってくるものだ。
では、その「CQC対決」は、具体的なアクションゲームとして、どのように表現されているか。まず、ザ・ボスは、正面からの銃撃を無効にする。もはや何の世界観上の説明もなく、ファイティングポーズを取るだけで効かなくなるのだが、MGS3にはよくあることなので、気にする人はいない。
…そして敵は、こちらに走り込んできたあと、CQCを掛け、スネークを投げ倒したうえで、武器をバラバラにしてしまう(もちろんCQC動作の前後は銃弾無効)。特に、HPが半減してからは、このCQCの頻度が激増するため、初回プレイの私は、全く手も足も出ずにやられてしまった。『3』の時の初回プレイではなく、『Δ』の初回プレイである。あれ? あんま記憶に無いんだけど、コレどうやって倒すんだっけ??
――だが、それもそのはずである。CQC対決は、『3』から『Δ』で、大きく内容が変わっている。まず、演出面について、原作では軽く画面が拡大される程度だったが、『Δ』では専用のカメラワークが入れられ、CQC vs CQCという戦いが、よりドラマチックになった。しかし、CQC返しのタイミングはというと、原作の時は、“手を掛けられた瞬間”に押せば何とかなっていたが、『Δ』ではカメラ演出中にスローになる場面があるので、そこでR2(PS5版におけるCQCボタン)を押す…という内容に変化した。それだけなら良いのだが、ボタン連打で突破できないように、「成功タイミングに先んじて失敗判定が用意されており、無闇矢鱈にボタンを押してしまうと、必ずCQC返しが無効となって、スロー演出も発生しない」という仕様になっている。そして、『Δ』の返しタイミングは、『3』よりも後に設定されている…。これらの組み合わせにより、原作の感覚でR2ボタンを押していた私は、スロー演出を見れないまま、意味も分からず一方的に倒されていたということになる。原作プレイ済みだからこそ掛かる罠と言えよう。エロ本解体より余程えげつない…。
とはいえ、オチが分かってしまえば、そう鬼畜でもない。なにせ、相手がCQCのために走ってきたときは、むしろ攻撃チャンスとなるため、地に足を付けて男らしく待ち構え、そして返しによりダメージを蓄積させていけば良いのだ。
…ちなみに、勝利に必ずしもCQC返しが必要というわけではなく、敵がこちらに気付いていないときは、銃による攻撃も有効だ。そのため、黒のスニーキングスーツではなく、あえて白い服を着て、匍匐で隠れつつ狙撃していくという手もある。これまた、人外との戦いになりやすかったMGSのラストに対し、ステルスゲームという原点を思い起こさせてくれる調整と言えるだろう。
――その他、メタルギアのボス戦らしく、ハメ技も考案されている。敵は、「銃撃3発でダウンし、無敵時間を作って仕切り直しとする」という性質を持っている。そのため「2発撃つ
→ スタングレネードでリセット → 2発撃つ →
…」の繰り返しで、一方的な攻撃が可能となってしまうんだそうだ。高度な攻略動画だと、だいたいこの方式で倒されていたりもする(【YouTube】)。メタルギアシリーズは、やれることが多すぎて、どんなボスにもだいたいこういう攻略法があったりするので面白い。ハリアーのエルード回避とか、ヴァンプのぶら下がり待ちとかさあ…。まあ、あちらはそれを使わないと強すぎるのだが。
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この男が最終的に闇堕ちするんだぜ… |
さて。ザ・ボスを倒すと、約45分の長いエンディングが始まる。ここからは、映画的シーンの満載だ。ただし、「最先端ゲームとして壮大な演出を行った結果、実写映画レベルに達してしまった」のではなく、むしろ、あえて映画のお約束、B級感を狙っていきましたという感が強い。だいたい、以下のような感じである。
●オセロット関連
脱出シーンでは、WIGという水陸両用飛行機を使うことになるが、そこにオセロットが追いかけてくる。シリーズのキーキャラであり、本作でもライバルの1人と言える存在なので、最後の登場自体は不思議ではない。
だが、個人用飛行プラットフォーム(前面が覆われたセグウェイ、という感じの乗り物)で航空機を追いかけてきて、そして体当たりでスネークたちの機体を思い切り揺らす。どう考えてもオセロットが一方的に跳ね返されて終わりに思えるが、まあそこはプロレスだから仕方がない。ちなみに、ムービーだけでなく、ちょっとしたイベント戦闘もあるため、「MGS3のラスボスはオセロット」なんて珍説もあったりする。
●エロ★シーン
脱出後は、スネークとEVAが、何と言うか、ダークネスになる。仕方ない、唐突なエロシーンも、海外映画にはありがちだ。あの超名作:「タイタニック」も、中盤で特に必要ないエロ描写を入れていたし…。
ちなみに、似たような時期に発売されたゲームだと、「バイオハザード4」(GC版が2005年1月と、MGS3の2ヶ月後)のヒロイン:アシュリーが、主人公:レオンに対し、エンディングで、「よかったら、その後の任務も頼もうかしら」と語っている。「脱出しても、ずっと私のそばに居てよ」という意味であり、愛の告白も同然だ。リメイク版はともかく、原作ではこちらこそお願いしますとでも言いたくなるような美少女なのだが、レオンはそれを軽く流してしまう。または、初プレイ当時の私のように、行間が全く読めなかったのかもしれない。まあ、ゲームの恋愛描写は、あんまりねっとりせず、アシュリーとレオンのようにサラサラしていたほうが良いと思う。
●CIA長官とBGMの盛り上がり
その後、スネークは本国へ戻り、任務達成を報告する。「ゼロ少佐」や「パラメディック」「シギント」といった仲間たちは、3Dモデルとしては、オープニング以来の出演となり、その他にも大統領など、重鎮たちが登場する。しかしスネークは、ザ・ボスを殺めてしまったことと、EVAとの決別などにより、完全に意識が上の空だ。なお、握手を求めるが応じてもらえないCIA長官は、「シークレットシアター」でネタ化されており、大統領より有名キャラになってしまった。
また、その後は、スネークがザ・ボスの墓参りをするシーンとなる。音楽の盛り上がりとともにスネークが敬礼をするシーンは、追加パック:「サブシスタンス」でのキービジュアルとして用いられ、シリーズを代表するカットとなった。だが、やはり、そのBGMも、シークレットシアターのシギント編で用いられたほうが印象に残っている…。
●BIG BOSS
さて、今作のエンディングのテーマは、「国のために、人知れず命を落とした英雄」というものである。MGS1・MGS2が哲学的で、つまり意味不明だったことに対し、MGS3では、随分とシンプルな内容に回帰したものだ。
そして、今では公然の秘密となっているが、「スネークが、ザ・ボスを倒した功績により、『ビッグボス』という称号を得る」というのも、このエンディングで驚愕の事実として、初めて明かされた。なお、敵として登場するビッグボスは眼帯を付けているが、MGS3のスネークは両目がちゃんとあったため、発売前はそれが否定の根拠とされていたが、勘の良い人は気付いていたりもしたのだとか。
なお、作品ごとに時系列が進むのではなく、“3作目で、シリーズの原点を取り扱う”というのは、あの「ドラゴンクエスト3」と同じ演出だ。そう言えば、この2作は、原作の発売時期はぜんぜん違うが、リメイクは似たような時期に発売されていた。歴史的名作同士の、奇妙な邂逅である。
というわけで。なんか2ヶ月掛かったが、これにて、「メタルギアソリッドΔ」の初周プレイは終わりである。
…さて。私は、MGS3はPS2の頃にガッツリ遊んだため、このリメイクでは、おさらい程度にしたい。というわけで、残すは、2周目のEXTREMEだ。メタルギアソリッドは、主に『2』のせいで、最高難易度が死にゲーレベルの難しさであることが有名である(『1』も同等の難しさを誇るが、あれは追加パックの「INTEGRAL」で初登場だったので除外)。さすがに『3』はそこまででもないが、しかし、アクションの腕が試される難しさになっており、ゲームを極めたいならプレイしておきたい。そういうわけで、『Δ』の2周目は、EXTREMEで、ボス戦に特化して楽しんでいくことにしよう!
(2026年2月26日)

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