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管理人の日記
【こちらの動画様】より引用させていただきました。約1分攻撃不能とか、やべぇな… |
最高難易度の「特別討究クエスト」は、2/3ほどが終わったというところである。残っているのは、強力なモンスターばかり…というわけではなく、強い奴と弱い奴という感じで、両極端な方々が未撃破になっている。ランク4, 6には、新規クエストを稼ぎやすいヤツガタキ(誤字)とその亜種が居るため、その辺りを集中攻略した結果、高難易度と低難易度ばかりが残るハメになったのだ。
――まあ、低いランクのほうは、ひたすら埋めれば良いというだけで、問題はもちろん高ランクである。特に、ランク9の「傀異克服バルファルク」が、際立ってヤバい。同じくランク9に位置する「傀異克服シャガルマガラ」も非常に大変だった(クリア済み)が、バルファルクの強さは、ちょっと規格外である。これは、ダウン可能回数が4〜5回など、有利な条件が組み合わさったクエストを厳選していかなければならないな…。
それはそうと、本日の話題は「リオレウス」である。王道な見た目のドラゴンであり、空を飛んで火を吐くという分かりやすい能力から、記念すべき初代モンスターハンターで初登場した後、シリーズの顔と言える人気モンスターになっている…ということはなく、むしろシリーズの悪い部分を象徴する不人気モンスターであった。
…というのも、シリーズをプレイ済みの方はご存じの通り、リオレウスは、戦闘中によく空を飛ぶが、武器種を「剣士」と「ガンナー」の2つに分けた場合、剣士だと、相手が空を飛んだ時に、攻撃手段が無くなってしまう。特に、私が好んで使っていた「片手剣」は、短射程であり、PSP時代のシリーズ作では、普通に立っている相手ですら、狙えない部位があるくらいであった。そのため、リオレウスが少し飛び上がっただけで、全く手も足も出なくなっていた。原種ですらこんな感じなのに、リオレウス亜種という青色(蒼色)のモンスターは、飛行頻度が高くなるという反社会的な調整が為されていたらしい。
――そして。そんなリオレウスの伝説的行動と言えるのが、「ワールドツアー」と呼ばれる技である。内容は、高く飛び立ってハンターの視界外に出たあと、上空から速度を付けて爪で強襲する…という、言葉にしてみれば“空の王者”らしい攻撃であるが、実際のゲーム内容としては、敵が30秒ほどマップ外をぐるぐる回るのを眺めているだけであり、肝心の攻撃部分は大ジャンプ回避で簡単に避けられるということで、ただ時間を潰されるだけとなる。PS2やPSPといった時代のモンハンは、戦闘マップの外側がハリボテのように簡略化されており、それを見ると、いきなり現実に引き戻される。さらに、時間制限も大きい中、その後の復帰までを含めると1分ほどが削られることから、リオレウスをリオレウス(笑)たらしめている最大の理由であった。敵が飛び去って、「グワワワワ…」という特徴的な効果音とともに旋回が始まると、「またか…」という冷めた気持ちで、武器でも研ぎながら待つしか無かったのだ。
ちなみに、そんなリオレウスが、弱いのかというと、むしろ強い。ただし、戦っていて楽しくないタイプの強さである。
…まず、私が初めてモンハンシリーズをプレイした、『モンスターハンターポータブル』(PSP/2006年)では、リオレウスが、★3
→ ★4に上がるための緊急クエストにて立ち塞がり、既にイヤンクックで苦戦していた私にとって、更なる難関となった。当時は、フィールドが細かいエリアに区切られており、敵の攻撃で吹っ飛ばされてエリア切り替えラインを越え、約10秒という長いロードが挟まれたりもしたが、それも今では良い思い出…ではないな、別に。
――やれ、当時のリオレウスの最強技は、火球でも、空からの強襲でもなく、突進である。リオレウスの突進は、ノーモーション突進と呼ばれる部類のものであり、ハンター側に軸合わせをしたあと、助走も付けずに最高速度で発進する。開始直後から最大のダメージ判定があるため、足を狙って攻撃していると、まず間違いなく被弾する。それで、怒り状態だと普通に体力の半分くらい、MHP2Gの「モンスターハンター」(村最終クエスト)のような飛び抜けた難関だと、2/3くらいを一気に削られることすら有り得るため、理不尽なこと極まりない。また、発生直後だけでなく、終わり際も厄介であり、壁に接触すると、カプコン作品ということで、壁に沿ってバイオハザードばしりをし、そこに接触しても最高速度時と同じダメージを喰らう。シリーズ初期作は、コナミの特許の影響?
で、壁際のカメラワークが劣悪なこともあって、リオレウスの突進は、非常に害悪度の高い行動として恐れられていたのだ。
なんかまた、新しいゲームが始まった! |
さて。そんなリオレウスであるが、シリーズが進むにつれ、多くの改善が見られた。まず、『ポータブル3rd』から(Wiiの『3』から?)は、ゲーム全体として、グラフィックに即したダメージ判定に作り変えられた結果、ガノトトスの亜空間タックルに代表されるような理不尽な攻撃は、ほぼ無くなった。リオレウスもこの影響を受け、全体的に戦いやすくなっていたと記憶している。
…それから長い時間が経ち、私がモンハンシリーズに再び触れるようになった『ワールド&アイスボーン』では、マップがシームレスとなったこともあり、「ワールドツアー」は完全に姿を消した。『ワールド』なのに。また、グラフィック強化の一環で、モーションにも説得力が持たされるようになり、「停止状態からいきなり最高速度でスタートし、その瞬間からダメージ判定が発生する」という“ノーモーション突進”、そして、「壁にぶつかると滑って斜めに移動し、そこに当たっても最大ダメージを受ける」という“バイオハザードばしり”といった怪奇現象は、全て姿を消した。さらに、ハンター側にも、スリンガーやクラッチクローといった、武器種を問わずに空中攻撃ができる方法が用意され、ダメージ効率はともかくとし、少なくとも「敵が空を飛んでいる間は何もできない」ということはなくなった。
――そして。現在プレイ中の『サンブレイク』では、ワールド系統と同じく、“見た目に即した当たり判定
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ワールドツアー廃止”という仕様が続投していることはもちろんとして、ハンター側の能力が向上しすぎており、もはや原種リオレウス程度の飛行能力では、全くハンター側に足かせを付けられなくなった。そして、その他の点としても、“頭を最大弱点としつつも、脚や尻尾にもダメージが通る”といった快適な肉質に、「まず火炎放射を足元に吐き、それを上側にしゃくって攻撃する」という、「こんな攻撃する生物おらんやろ…」という新技も、アクションゲームとしては、メリハリが有って楽しいものだ。かくして、リオレウスは、かつてのクソとかヘタレなどという蔑称を、無事に返上できたと言える。
ただ。今回のように、リオレウスが良モンスターと言えるようになったのは、むしろ上にもっとやべえ奴らが現れたからとも言える。
…やれ、前述の通り、『サンブレイク』のハンターは、能力が向上しすぎており、もはや『ゴッドイーター』のようなハイスピードハンティングの領域に片足を突っ込んでいる。だが、それでも高難易度を実現するために、強敵と呼ばれるモンスターたちは、ハンター以上にやりたい放題となっている。特に厄介なのが、「原初を刻むメル・ゼナ」(【日記:2024/9/1】【2024/9/21】)に代表される、何十秒とコンボを続けるパターンだ。原初メル・ゼナが最も印象的だが、傀異克服古龍のような超強敵は、そのほとんどが、長いなが〜い連続攻撃を持っている。また、「起き攻め」(=ハンターがダウンから起き上がり、ダメージ判定が復活する瞬間に、更なる攻撃を重ねること)については、無理に翔蟲を使い切ったハンターへのペナルティということなのか、多くが残されており、これで死ぬことも多い。また、防御面についても、攻撃を当てやすい武器がカチカチだと、ダメージ数値が表示される仕様もあって、ストレスを感じやすい。
――そして。リオレウスの上位種である「リオレウス希少種」や「ヌシ・リオレウス」も、そのような“やりたい放題のモンスター”に当てはまっている(「リオレウス亜種」は、サンブレイクには登場しない)。かくして、そのような理不尽要素の少ない「リオレウス(原種)」が、余計に良モンスターに感じてしまうというカラクリなのだ。さて、「ワイルズ」では、どうなることやら…。
(2024年11月17日) 294 PV
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