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管理人の日記
ここは……神の国なのか?! |
ステラーブレイドでは、「手を取る」を選択したことによる真ENDが、イマイチしっくり来なかった(【日記:2025/1/12】)ので、「手を取らない」のほうの“バッドEND”も見てみることにした。事前に準備していた通り、PSplus(1ヶ月無料券で加入中)からセーブデーターを復旧し、トロフィー以外の状態を最終セーブポイントに戻して挑んでみる。
…さて、長めのイベントシーン(スキップ不能)を見て、今度は「手を取らない」を選び、エルダーネイティブとの交渉を決裂させる。私は、初回エンディングでは、あくまでトロフィー目的で、「手を取る=マザースフィアを裏切り、ネイティブ側に付く」を選んだだけであり、自分としては「手を取らない」のほうを選びたかった。というわけで、イヴとエルダーの会話も、むしろしっくりくる感じである。こちらをグッドENDにするべきでは…。
――すると、まずは、人間形態のエルダーネイティブと戦闘になる。例の、うさんくさい状態だ。と言っても、まだ交渉の可能性を考えているということなのか、ほとんど攻撃をしてこず、殴られたい放題である。ただし、ムービー中では、リリーの乗っているロボット兵器(真ENDでのラスボス)を、一瞬で微粒子レベルにまで分解してしまう(吹き飛ばすとか爆発させるとかではなく、理不尽にも粉へと変えてしまう)など、恐るべき力の片鱗を見せている。
そして、その第1形態を倒すと、予想通り、第2形態が現れた。こちらは、打って変わって、ラスボスらしいデザインである。白い鎧を全身にまとい、4本の右手で強力な武器攻撃を行う。左腕は、一本を除いて羽根になっており、塩酸シメジな左右非対称のデザインが不気味さを煽る。あくまで邪悪な存在であるものの、「天使」や「救世主」といった意匠も取り入れられている。また、洞窟の内部に居たはずなのに、背景は明るく開けた空間になり、足首まで水に浸されているなど、謎空間に転移している点も評価が高い。
…さらに、BGMについても、ラスボスらしい壮大なオーケストラ曲であり、特徴として、テノールのソロ歌唱からバトルがスタートする。このゲームは、リコリコ的な世界観であり、女主人公なことを皮切りに、敵に性別がある場合は、女性格であることがほとんどであった。が、エルダーは、唯一の、明確な男性格の敵キャラである。その異質さを、BGMからも強烈に感じさせる。うん、真ENDのロボより、絶対こっちのほうがラスボスに相応しい。
さて、戦闘面としても、エルダーネイティブ=敵側の王ということで、恐るべき強さを誇る。敵のコンボについては、HP全快からならギリギリ耐えられるという程度であり、少しでもHPが減っていると死である。モンハン持ちで使えるポーションは、割合回復(6割程度?)なので、少ししかHPが減っていない時に使うと無駄が発生するのだが、それでもHPを全快に保っておくことが重要なくらいだ。
――そんな中で、特徴的な行動として、即死攻撃が存在する。モーションは、まず、本体が空中に飛び上がって無敵となり、6体の天使を発生させる。この天使が、1体でも地上に降り着いてしまうと、回避不能の即死技が発動する(WBポンプでの蘇生は可能)。なかなか時間が厳しく、しかも天使は破壊すると打ち返し弾まで発生させてくるという悪魔的所業を行うが、全ての天使を撃ち堕として必殺技の発動を阻止すると、敵本体が落下して転倒し、△ボタンの特殊モーションで大ダメージを与えられる。唯一とも言える明確な隙である。こんなところでWBポンプを消費していては、絶対に勝てない。
なんなのだ、これは!
どうすればいいのだ?! |
さて。こちらの攻撃面としては、敵はシールドを装備している(ゲージ類の真ん中にある、緑色の■)。というわけで、R1+×で自己強化を発動させたあと、シールド破壊に特化したL1+×を3連発し、その後はいつものR1+□を中心に攻めていく。いつものは、Lボタン系統のベータスキルを中心に攻めていったが、今回は、最後の最後で、「バースト回復ギア
★3」を装備していき、被ダメージによってバーストゲージが溜まるようにしていった。すると、これまでの認識がウソのように、Rボタン技も使えるようになったので、R1+×の自己強化だけでなく、R1+△なども使って、果敢に攻めていった。
…その他、「L3+R3」での強化モードについては、ただ使うのではなく、無敵になるため、敵のコンボを喰らって「あ、死んだ」と思った瞬間に発動をすると、緊急回避が可能となる。また、敵のシールドは、HP半分強でのモードチェンジで一度だけ復活するが、強化モードL1+△のスクリュードライバー的な技は、シールドに対する効果が高く、メッチャイイダメージを与えられた。HP半減のシールド復活時に使ったところ、撃破直前にはエネルギーが75%ほどまで溜まっていたので、むしろバトル開始時に使うのが良いだろうか。
――とまあ、こんな感じで。今回のラスボス戦は、ありとあらゆる救済手段を使っての死闘となった。やれ、私は、正攻法での戦いが好きであり、モンハンでは閃光玉や罠・爆弾などはほとんど使わないし、FF12での「ミストナック」「召喚獣」(こいつらは使うとむしろ弱くなるが…)、FF13での「召喚獣」「スモーク」なんかも、あまり使用しなかった。その法則でいうと、ステラーブレイドでも、チャンバラだけで戦いそうな感じである。だが、本作は、異様な難しさであり、ゲーム難易度を下げる以外の救済処置は、全て使わなければいけない感じだったのだ。これが「ノーマル」か…。ちなみに、この手のゲームとしては珍しいと思われるが、ゲーム難易度が関わるトロフィーは一切ないため、純粋にプレイヤーの腕試しとして選ぶことが可能である。
余談だが、このラスボスは、直前に、分岐を含む長いイベントシーンを持ち、かつ2コ形態が存在する。だが、第2形態で負けた場合、再戦時には、イベントスキップすら必要なく、速攻で第2形態から始められるため、問題ない。整合性よりも、バトルゲームとしての快適性を優先したのだ。
――と思いきや、これは本作に共通する問題点なのだが、復帰は必ずキャンプからであるため、再戦までに時間が掛かってしまう。このラスボス戦では、約20秒と、単体ではさして長くない。だが、開始直後に瞬殺されるような展開も多々あるため、たかが20秒とはいえ、繰り返すと億劫になってくる。せっかくのPS5の爆速ロードを活かせていない。親切にしたいのか、そうでないのか…。
(一瞬だけ坊主頭になったけど)、今回はクマのままクリアできたぞ! |
というわけで。「手を取らない」を選んだ場合の展開としては、当初から敵として示唆されていた「エルダーネイティブ」を、敗死させる結果に至った。ストーリー展開、バトル要素、グラフィックやBGMの演出など、大作アクションRPGのラスボスに相応しいというものである。
…が、忘れてはならない。これはあくまで、バッドENDであり、後ろ暗いところのあった「マザースフィア」の欲求だけを完全に叶えてしまった。そのため、うさんくさい姿のエルダー(第1形態)を倒せたのは良いが、結末がこれで良かったのだろうかという疑問は残る。
そして、イヴたちは、拠点であった宇宙コロニーに戻るが、そこでリリーが「え?
なにあれ…」と驚きの声を挙げる。カメラが大きく引いて、「地球が何らかの構造物に取り囲まれているシーン」が映り、そこで本作のバッドENDは終了である。
――さて、これについても、作中だけでは意味不明の表現である。何故なら、プレイヤーは、正しい宇宙コロニーの形を知らないからだ。そのため、“土星の輪っかのように、何重にも地球を覆う巨大機械”を見せられても、想像するしかない。「コロニーが、何らかの存在に汚染された」「地球が、ネイティブとは別の勢力に侵略されている」「実は、イヴたちが宇宙コロニーから派遣されたということ自体が作り話だった」「ここから地球防衛軍4がスタートする」などと、様々な説が存在するが、どれも決定的な証拠は無い。そして、長いスタッフロールの最後に、今度は「真実を追い求める物語は続く。」と表示されて(坊主ENDでは「彼女たちの物語は続く。」)、フィニッシュである…。
というわけで。ラスボス戦を単体で取り出してみると、明らかにこのバッドENDのほうが良かったのだが、物語全体を見てみると、やはり消化不良感が漂うものとなってしまった。でもまあ、何かもう全てが破綻していた「手を取る」よりは、こちらのエンディングのほうがマシかな…。
――さて。今、私が考えているのは、ハードモードやトロコンをどうしようかなあ…という話なのだが、もうここまで付き合ったのだから、とりあえず本作は全て網羅しておきたいという気持ちが出てきた。1周目での回収も中途半端であり、下手すると2周で終わらない可能性すらあるが、まあ、PSポータルもあることだし、PS5ソフトであっても寝っ転がりながら遊べる。難易度調整も解禁しながら、ぼちぼちやっていくか…。
(2025年1月15日)
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