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神ハード「PSPgo」、動いてしまう… / やり込みinFF

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2025年2月14日(金)
神ハード「PSPgo」、動いてしまう…


 
さすがに2025年にPSPgoを使ってるのは私くらいだろ


 愛用していた初期型Vitaが、ついに不調となり
(メモリースティックの読み込み不良)、常設ソフトの「遊戯王アークファイブ:タッグフォースSP」がプレイできずに困っていた。そんな中、倉庫に、神ハード:PSPgoが眠っていることを思い出し、充電してみたところ、無事に起動をしたのである。
 …まず、
「PSPgo」についての説明からしていこう。PSPgoは、あのPSPのバリエーションの一つとして登場し、ディスクドライブを持たず、DLソフトのみが動作する。それを聞くと、若い人たちは、「ああ、ディスクドライブなし版のPS5みたいなものね」と考えるだろう。しかしながら、PSPgoは、まさかの割高版であり、2009年、完成度の高い最終モデルの「PSP-3000」1万6800円で買えた時代(※PSPgoの発売と同時に1回目の値下げ)に、goは2万6800円という無慈悲すぎる価格であった。ディスクドライブなしの劣化版が、1万円も高価格だったのだ。
 ――やれ、2009年当時は、今ほどはインターネットが普及していなかったのはもちろんだが、それ以上に「DL版のセール」というのがほとんど行われず、「モンスターハンターポータブル3rd」など、DL版が同発でないタイトルすら存在した。
ゲームのダウンロード販売が普及しないのも当然という状況であり、そんな中に、DL専用の本体が登場したところで、売れるはずが無い。かくして、新しいもの好きのガジェットオタクに少し購入されただけで、「PSPgo」は、全くメインストリームとなれず、PSP-3000よりも早期に出荷終了して、地獄へGOしてしまったのである。と言っても、もちろんソニーだって、2009年の時点で「PSPgo」が主流になるとは思っておらず、実験的な意味合いが大きかっただろう。

 なお、その後だが、「ゲーム機をインターネットに繋ぐ」というのが一般的になるとともに、
「DL版のセール」が定期的に行われるようになり、物理的な中古店で買うよりも安価で、かつ、ゲーム会社に貢献できる形で、フルゲームの購入が可能な場合も出てきた。そして、2020年から発売されているPS5では、ノーマルPS5と同発で、DL専用の「デジタル・エディション」割安で販売開始されており、2024年に発売されたPS5proは、最初からDL専用である。もっとも、Proを劣化版としないためか、その発売と同時に、外付けディスクドライブが、周辺機器として発売されている。
 …ということで。ひょっとすると、PS6(仮)からは、
「ディスクドライブ別売り」がデフォルトになるかもしれない。そこから更に世代が進めば、物理メディア自体でのソフト提供自体が消滅する可能性すらあるだろう。恐らく、その度に、PSPgoは、として、名前を振り返られると思われる。
 ――ちなみに、そこから更に時間が進めば、携帯電話やPCといった汎用機の性能、そしてクラウドゲーミング技術が飛躍的に上がって、“プレイステーション”は、ゲームコントローラーについているロゴというくらいにまで退化してしまっているだろう。もっとも、そこまで時代が進むのは、私が生きている間に起こるかどうか…という感じであり、少なくとも数世代は、PSハードという専用機は存在意義を保ち続けると思う。ただまあ、クラウドゲーミングを提供していた「PSnow」
(※PSplusと統合されて消滅)の名前については、振り返られることは少ない。goがいかに神だったか分かる…。

さすがに、480×272だと、もう携帯電話サイズですら粗さを感じるなあ


 ところで。ゲームにおける「神ハード」というと、私の場合、初期型VitaやVitaTV、そしてWiiUのことを指す場合が多い。これらは、
「一般的には、あまり人気が出なかったが、特殊な使い方で輝くゲーム機」という意味であり、皮肉でも何でもなく、普通に褒めているつもりである。
 …いっぽうで、PSPgoについては、
高価なだけの劣化版であり、こちらを「神」と呼ぶのは、ポンコツさを揶揄しているに他ならない。現在でも、PSPのDL版ストアは動作しているため、完全なgomiとはなっていないのだが、もちろんPSP-3000を買ったほうが、UMDソフトが動作するし、DLソフトも遊べるということで、遊びの幅が広い。PSP-3000は、goと違って出荷台数が多かったため、本体価格も安めであり、実中古店でも売っているくらいに手に入れやすい。PSPgoには、VitaTVやWiiUのように、“それでしかできない機能”は、いささかも存在しないのだ。
 ――というわけで。神ハード:「PSPgo」について、強いて“神なポイント”を言うとしたら、それは、こんなものを買ったり、あまつさえ愛用しているという人が居たら、間違いなく神と呼ぶべきだということである。2009年の発売当時ですら全く見かけなかったのだ。それから15年が経った今、PSPgoを使っている人を見かけたら、
もはや周囲に脅威を与えるレベルだろう。

 というわけで。
その神は、ここにいるぞ!
 …さて、私が未だにPSPやVitaを寝床においているのは、もちろん、
「遊戯王アークファイブ:タッグフォースSP」のためである。PSP(と、互換性を持つVita)を使って、遊戯王カードの対戦が楽しめるゲームである。ただ、最終作(第7作)の『SP』は、“DL専用のミドルプライスタイトル”ということもあって、シリーズで好評だった遊び要素の多くが省略された、不出来な作品である。しかも、2015年1月配信開始ということで、既に10年昔の作品であって、現実の遊戯王カードから掛け離れていることはもちろん、アニメのファンアイテムとしても古すぎる。極め付けに、既にVitaが十分普及していた時期に、PSPソフトとして発売されたため、当時ですら画面は荒っぽく感じた。細かいイラストや文字を見る機会の多いソフトとしては、致命的な欠点である。
 ――加えて、その後に、“ゲーム機で遊戯王カードが楽しめる作品”として、「レガシー・オブ・ザ・デュエリスト」「マスターデュエル」、ラッシュデュエルだが「最強バトルロイヤル!!」などのソフトが登場し、ニンテンドースイッチなどの現行機で楽しむことができる。よって、PSPやVitaといった古いハードを維持しつづけ、「タッグフォースSP」をわざわざ遊ぶ意味合いは、非常に薄いと言えよう
(※ただし、タッグフォースSPの完全上位と言えるソフトは、未だに登場していないと、私は思う)

 のだが、私は、「タッグフォースSP」について、
PSPやVitaで遊べるという点が、極めて大きいと考えている。利点は、軽さと持ちやすさだ。
 …やれ、ニンテンドースイッチは、Liteであっても、なかなか大きくて重いうえ、PSP系統のハードと異なり、サイドがブーメラン型に湾曲
していない。もっとも、スイッチライトについては、100円ショップで買えるような“コントローラー型のアタッチメント”を取り付けることで、大幅にグリップ感が改善されるため、通常、“素の持ちづらさ”が問題として捉えられることは少ない。私も、100円ショップのアタッチメントを付けた構成で、「モンスターハンターライズ:サンブレイク」を、285時間も遊ばせてもらったものだ。
 ――だが、私が「タッグフォースSP」を遊ぶ理由は、
寝落ち用である。夜、日記更新や明日への準備を全て終え、目覚まし時計をセットし、そして床に就いて、おもむろにタッグフォースを起動するのだ。そして、寝ることが目的なため、“枕を胸の下に置いて体を少し持ち上げて遊ぶ”という行儀の良いやり方(?)ではなく、「仰向け寄りの横向き」で遊んで、そのままバタンとゲーム機を倒して寝てしまう。私は、遊戯王と、こんなだらしない付き合い方をしているのだ。そのような都合、本体自体が軽いことは大事であるが、それ以上に、重量が指全体に分散することが重要であり、その意味で、PSP系列のハードが最適なのだ。スイッチでも、そしてもちろん「PSポータル」でも、仮にタッグフォースが出たとして、PSP系統と同じ役割はできないのである。
 そして、ハードだけでなく、ソフトについても重要で、正確な操作性や思考力を要求されるソフトは駄目であり、かといって、全くの虚無ゲーであっても遊び続けられない。「遊戯王カードの、使い慣れたデッキで、NPC相手に戦う」は、まさに
絶妙なバランスで寝落ちできる内容なのだ。

スライド型は修羅の道なのか


 というわけで。私は、
睡眠用ソフトとして、「タッグフォースSP」を、未だに起動している。嘘のような本当の話だが、遊戯王で気を紛らわさないと、余計なことを考えてしまって、なかなか眠れないのだ。その意味では、楽しむためのゲームソフトという枠を超え、生活必需品に近い存在と言える。
 …そして。そのプレイ用には、これまで、PSP-1000、PSP-3000、初期型Vitaなど、様々なハードを使っていた。だが、それらも、発売から長い長い時間が経ったということで、次々と寿命を迎え、旅立っていった。そして、そんな中で、まさかの
PSPgoに、再び出番が訪れたということである。PSP系統のハードというだけで、寝落ち用途に使えるが、goは、軽く小さいので、ある意味、最も向いていると言える。
 ――ちなみに。私とPSPgoとの馴れ初めは、2014年10月であり、当時の日記によると、近所の中古店にて6000円で買えたそうだ
【日記:2014/11/23】。まだPSPが現役ハードと言えた10年前ですら、全く需要が無かったということが分かる。実際、私も、少しだけ触って、倉庫の奥に眠らせてしまっていたが、それから幾度とない引っ越しを繰り返しながらも、10年の時を越えて、再び私の手の内に戻ってきた。保存状態が悪く、画面に多くの傷が付いているが、関係ない。今度は、壊れるまで一緒だ。この2025年、タッチパネル型携帯電話が1人1台となり、他にも高性能なゲーム機が多く存在する時代に、あえてPSPgoでタッグフォースを遊んで、今日も明日も、気持ち良く眠りへとGOしていこう。おやすみデュエル!!

(2025年2月14日)

登録タグ/ ゲーム一般 機械一般
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