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管理人の日記
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当時、「レベル70かぁ…」と落胆したのを覚えている |
今、ゲームボーイアドバンスの「ポケットモンスター
エメラルド」が、高騰していることはご存じだろうか。ネットのフリマアプリでは、ソフトのみで保存状態が悪いものですら5000円ほど、箱付き美品であれば1万円に迫る価格で取引されている。なお、定価については、税込4800円(当時)であり、現在の末端価格は、もちろんそれを超えているものだ。
…さて、この作品は、既に発売が20年前であり、完全リメイク版に相当する「オメガルビー・アルファサファイア」も3DSで登場している。それにも関わらず、エメラルドが未だに人気の理由は、「第3世代」と呼ばれるGBA作品からは、様々な手段で、最新作にまでポケモンを連れてこれること、キャラクターグッズとしての人気があること、そして、長寿作品として、ゲーム自体をコレクションしているユーザーが多いことなどが挙げられると思う。
――ということで、私も倉庫にポケモンエメラルドが眠っていたので、さっそく売りに出してみた次第である。さすがに、既にプレイしたソフトであり、ここから新たに遊ぶことは無いと思われる。それよりも、必要としている人に譲ったほうが、ソフト自身も喜ぶのだ。
さて。“ポケモンシリーズの過去作”というジャンルで、高騰しているのは「エメラルド」だけではない。私は、かつてポケモン好きの友人から、タダ同然で譲り受けたDS&3DS時代のポケモン作品を、数多く持っている。これを売れば、社会人レベルで考えても、それなりの額になってくれるだろう。倉庫でホコリを被るままの作品を、欲しい人に受け渡しつつ、私自身も金銭を得て有効活用ができる。誰も損をしない、理想的な取引だ。
…なのだが。ここで、私は、“すぐ売って金銭に変えよう”と考えた自分の心を、諌めるに至った。何故なら、私は、DS&3DS時代のポケモンを、全くプレイしたことが無かったからだ。一つの例外もなく、何も遊んでいないのである。
――やれ、最近の私は、投資や節約ばかりに心を奪われているが、今でも一番の趣味はゲームのつもりだ。だから、“遊んでもいないゲームを売る”なんてことは、あってはならない。「嫌いなゲームを売って、損を少しでも取り戻そうとする」のなら、まだ「嫌い」という感情を持てただけ、良いというものだ。全くの無関心のまま売るなんてことは、ゲームをただの転売商材としか捉えていないようで、嫌気が差す。それに、既に発売から長い時間が経ったタイトルであれば、“中古価格が急落する”なんてことも考えづらい。今なお値段が付くような価値あるタイトルなら、「遊ばないで売る」より、「遊んでから売る」のほうが、どう考えても得なのである。
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この辺りの、GBA時代全体の振り返りは、【2019年の記事】も読んでね |
ちなみに。私は、“第3世代”と呼ばれる、ゲームボーイアドバンスまでのポケモン作品は、全てプレイをしていた。
…ではどうして、そこから打って変わって、DS&3DS時代のポケモン作品を全く遊ばなかったのかと言うと、それは、マリオ作品の日記などで語っているように、あの狂信的な「知育ブーム」に着いて行けなかったから…それもある。だが、最も大きな理由は、「ターン制RPG」というジャンル自体に、魅力を感じなくなってしまったからだ。
さて。GBAでは、初代ゲームボーイと比べて、大幅に性能が進歩し、概ねSFCクラスのゲームを遊べるようになった。そのため、「ロックマンゼロ3」のような新作アクションに、そして移植枠でも、「スーパーマリオアドバンス3:ヨッシーアイランド」など、SFC時代のレジェンドたちを、原作以上の環境で遊ぶことができ、その他にも「逆転裁判」など、全く新しいジャンルのゲームが登場した。なお、発売当時にこそプレイしなかったものの、私が、当サイト25年の歴史の中で最長の話数を費やした「ファイナルファンタジー5
アドバンス」も、この時代の出身である。
…そんな中で、王者である「ポケットモンスター」シリーズについても、確かにルビー&サファイアでは、「ダブルバトル」や「特性」など、多くの新要素を多引っ提げてきた。だが、所詮はターン制バトルであり、せっかくハード性能が上がったにも関わらず、ポチポチ感が否めない。しかも、育成については、「個体値」と呼ばれるパラメーターのランダム変化が、ルビー&サファイアから16段階→32段階と上昇し、抽選パラメーター数も4個→6個と増加したため、強力なポケモンを引き当てる確率が激減した。やれ、「厳選」と言えば聞こえは良いが、つまるところの運ゲーであり、単純作業を繰り返すだけだろう。しかも、それで対人戦や、ゲーム内の高難易度要素に挑んでも、運や相性などの問題で、意外とあっさり負けてしまう。そういうときに、「また挑戦しよう!」とか「ポケモンを育て直そう!」みたいなポジティブな感想を得られれば良いのだが、私は、卵から手塩にかけて育てたポケモンがそのような目に遭ってしまい、唖然とした覚えがある。
――ということで。結局、前述したエメラルドの「バトルフロンティア」なんかも、少し遊んだだけでやめてしまった。結局のところ、私にとって、「ターン制RPG」というジャンル自体が時代遅れであり、各種の育成も、もはや面倒と感じるようになってしまったのだ。
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マサキ=強欲な壺が何枚でも入れられるカードゲームだっけ |
というわけで。私が、「今からポケモン過去作をやる」と言っても、もちろん、“最強育成を目指して、何百時間とプレイする”というわけではない。そういう遊び方をしても、かつての二の舞いとなるだけだ。
…また、もう一つの目標である“ポケモン図鑑の完成を目指す”というのも、実は私は、歴代シリーズで図鑑完成をさせたのはサファイアだけであり、そこですら、386匹の全国図鑑には到達しなかった。当時も、ソフト1本では手に入らないポケモンは最初から諦めるとして、バージョンごとに極めて手に入りづらい個体(プラスルとマイナンなど)を集めるのに、非常に苦労した覚えがあり、今からやるにしても、苦しみを選ぶだけに終わりそうである。
――最後に、“特に目的意識は無いが、四天王(ラスボス戦)をループし、ひたすらレベル上げをする”…なんてプレイも、買えるゲームが少なかった小中学生時代には、貴重であった。ただまあ、今は、娯楽についての飽食時代であり、ゲームという分野だけでも、遊びたい作品が山ほどある。特別な目的を持たず、良い意味でダラダラ遊ぶ…というのも、今や得策では無いと感じる。
そういうわけで、私がポケモン作品を遊ぶ方針は、他のRPGでいう、「ストーリー攻略をし、裏ボスを倒して終わり」という程度にするつもりだ。
…やれ、既プレイ作がかなり古いので、例えも昭和100年・平成37年案件となってしまうのだが、過去作ならば、「赤・緑でミュウツーを捕まえるまで」「金・銀で最強トレーナーを倒すまで」「ルビー・サファイアではレックウザに出会うまで」という感じで、プレイを終えていくつもりだ。これくらいならば、各作、20〜40時間という一般的なRPG程度のプレイ時間で終えられ、そして、美味しいところを味わい尽くせるように思う。
――ちなみに、私は現在、3DS版の「ドラゴンクエスト8」を順調に進めており、それで携帯機側の枠が埋まっている。その後も、多くの作品が順番待ちになっている状態であるため、すぐさまポケモンシリーズを遊び始めるわけではない。でもまあ、これだけ娯楽が多い時代に、わざわざ古い作品に興味を持ったのだから、それも一つの縁というものだ。何より、日記更新のネタになる。普段と違う作品を遊ぶのも、これまた良いというものだろう。
最後に、いま現在、私が所有している、DS&3DS時代の6作品について、現段階での印象を書いて、本日の日記を終えることにしよう!
DS/「ポケットモンスター
プラチナ」:パッケージモンスターのギラティナ?
とかいう人が、古代の水生動物みたいで、あまりカッコ良くない…。女主人公が宇宙で一番かわいい!!!
DS/「ポケットモンスター
ハートゴールド」:発売当時、大人気で品薄が続出しており、秋葉原ヨドバシカメラの大行列を、横目で見ていたものだった。が、約1年後のモンハンP3では、私も同じ目を味わった…。
DS/「ポケットモンスター
ブラック」:「やめたげてよお!」が爆誕した作品。「ベル」という名前のキャラが出たら、これを言わないといけないらしい。
DS/「ポケットモンスター
ホワイト2」:ポケモンもいよいよ『10-2』のようなシリーズ内続編で来たか…。DS作品の集大成ということか、歴代シリーズのジムリーダーやチャンピオンが裏ボスとして勢揃いする。女主人公が素敵。
3DS/「ポケットモンスター
X・Y」:金・銀以来、久々となる新タイプ:「フェアリー」が初登場をした。この辺りから、同時代の他ゲームと比べた場合のクオリティ差が大きくなってくる…。何故か2バージョンとも持っている。
3DS/「ポケットモンスター
ムーン」:女主人公ちゃんがタイプです…。
◯未保有:「オメガルビー&アルファサファイア」「ウルトラサン&ウルトラムーン」、および、スイッチ世代の作品:買うべきか、それともスルーするか。どういう扱いにするかは、また後で考えます…。
(2025年2月20日)
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