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「ステラーブレイド」感想…厨二病全開のヒロイン剣撃ゲー! / やり込みinFF

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管理人の日記
今日は携帯電話を落としたが、親切な人が拾って交番に届けてくれていた! ありがとう!!

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2025年2月27日(木)
「ステラーブレイド」感想…厨二病全開のヒロイン剣撃ゲー!


 
このゲームのカッコいいムービーシーンはもっと知られるべき


 去年の12月からプレイしていた
「ステラーブレイド(Stellar Blade)を、2周でトロコンしてクリアーしました。最高の厨二ゲーだった!
 …まず、私がこの作品に興味を持ったきっかけは、
「韓国から出る初めての大作PS5ゲー」ということであった。韓国は、以前からオンラインゲームは有名であったが、ことプレイステーションや任天堂ハードだと、これと言った作品が存在しなかった。そんな中、ステラーブレイドは、韓国市場から初めて登場する大作オフラインゲーと言っても良い存在だった。そういうわけで、発売前から名前を聞いていたタイトルであったが、発売少し経って、ユーザー評価が高いということを知り、実際に購入する前から、“プレイをしてみたい作品”として、名前を挙げていたものだ【日記:2024/6/16】
 ――ちなみに。このゲームで最も目を引く要素は、
セクシーな女主人公が登場するという点だ。実際、Twitter(現:X)で『ステラーブレイド』という用語で検索をしてみても、ほぼ100%、女主人公であるイヴのフォトモード画像で埋め尽くされている。まあ、私も、全く気を惹かれなかったかというと、嘘になるのだが、ただ、そこまで女主人公だけを目当てとして購入&プレイをしていたわけではない。実際、私の日記のスクショを見てみても、露出度の低い服(パンツスタイルや、クマの着ぐるみなど)を使っていることが多いし、文章内容としても、バトルを始めとするアクション面や、BGM、収集要素、そしてカッチョいいイベントシーンなどに触れていることのほうが多い。今作は、女主人公であることが必須のゲームだが、必ずしもそのビジュアルだけで成り立っている作品では無いと言える。それに、私は、ロリコンじゃないけど、ちっこくてかわいい感じの人のほうが好きだし…。

 では、そんな感じで遊んでいったステラーブレイドだが、まずこの作品の良かった点を述べると、
厨二病、これに尽きる。
 …さて、“厨二病”というと、最近では、以前ほど耳にする言葉ではなくなったが、「背伸びした中学二年生が、自分だけを特別だと思ったり、カッコつけてみたくなったりする思想」という程度の意味である。もっとも、「自分だけは特別」「カッコつけたい」と考えるのは、別に中学2年生に限った話ではない。むしろ、
そういった考え方を指さして笑っている側のほうが、よっぽど子供じみた考えのように思える。
 ――そして。創作作品で言うと、
厨二病も、突き抜けてしまえば、立派な作品の個性となる。ステラーブレイドもそんな感じであり、「カッコいいと思う要素」が徹底的に詰め込まれている。一周回って、清々しさすら感じるレベルだ。

 では、何がそんなに厨二病だったか、述べていこう。まずは、
セクシーな女主人公、この時点で厨二である。本作の世界観は、現代文明が崩壊した後であり、戦いは全て命がけだ。そんな中で、容姿端麗の美女たちが、踊るように戦っている。こんなことは有り得ないのだが、ゲームだから良いのだ。
 …また、ストーリーについても、とにかくカッコ良さ重視の展開が続く。細かい点で言うと、整合性の取れていないと思われる点は山程あるのだが、オープニングの逆上陸シーンから、怒涛の演出が為される。その凄まじさには、「ゲームなんだから、カッコかわいければOK!」という、制作側の強いこだわりを感じるものだ。
そして、実際カッコいいのだから仕方が無い。
 ――ちなみに、本作が「韓国のゲーム」というのは、良くも悪くも、そこまで意識しなかった。ソニー作品ということで、ローカライズは丁寧であり、声優の日本語吹き替えも合っていて、リップシンク
(音声に合わせた口唇動作の最適化)も取られている。ゲームの世界観的にも、現代文明崩壊後ということで、無国籍な感じだ。ただ、あえて“洋ゲー”と“和ゲー”にカテゴライズするなら、和ゲーのほうに近いと感じる。徹底的にアニメ的なカッコ良さを重視した作風は、間違いなく日本作品のそれだ。やはり、日本と韓国、同じ東アジアということで、文化的に近いところがあるのかもしれない。
 ちなみに、珍しい韓国ゲーということで、せっかくだからと、2周目はハングル音声でのプレイを試みたが、
本作は非常に操作が忙しいゲームであり、字幕を読む労力が割けず、あえなく日本語に戻さざるを得なくなった。ここは、仕方ないところであるが、残念である…。

ボスデザインが、いちいち厨二心をくすぐるのだ


 それでは、細部について触れていこう。本作は、
剣撃バトルゲーであり、“ボス戦を主体とし、タイミングを合わせたガード&回避で相手の攻撃をいなしつつ、必殺技を当てていく”というスタイルは、この手のゲームによくある形式なんだそうだ。私は、あまり高難易度系のアクションゲームを遊ばないのだが、本作のレビューでは、よく「SEKIRO」などの名前が挙げられている。だが、安易な模造品ではなく、本作ならではのゲーム性に、しっかり昇華されていると思う。上手くプレイができると、「俺TUEEEEEEE!!!!!」と、厨二病な気分になれるものだ。
 …ということで、このゲームの難易度は高めであり、とりわけ初周NORMALは、2周回以降のHARD以上に難しいと言える。だが、アクションが苦手な人のために、STORYモード
(EASYモード)が用意されているうえ、トロフィーに高難易度を条件とするものは無い。まあ、STORYモードでもそこまで簡単にはならないのだが、「難しすぎてクリアできない」「アクションが苦手だと全要素を網羅できない」という心配は無いと思われる。
 ――ちなみに、本作のHARDは、1周目の成長をそのまま引き継げるタイプであり、難しいと言えば難しいのだが、初周で解禁された必殺技ゲージをフル活用すると、
大半のボスをゴリ押しできてしまう。ただまあ、その結果、高難易度アクションが苦手な私でも、無事にクリアができた。準備と育成をしっかり行ってRPGっぽく楽しむこともできるし、腕に自信のある人は、必殺技を縛り、チャンバラゲーとして遊ぶことも可能となっているのだ。

 続いて、
各種のやり込み要素である。本作は、1本道スタイルの剣撃アクションゲームだが、途中で「荒野」「大砂漠」という2つのオープンワールドマップが登場し、サブクエストの受注や収集要素の回収など、各種の寄り道に挑戦することができる。
 …さて、そのボリュームについては、あくまでオープンワールド“風”であって、本家のオープンワールドゲーには及ばない。ただまあ、“こういう自由度を持つマップが全く無いと、ゲーム全体が酷く窮屈に感じられる”ということを、我々は
FF13でよく知っている。そして、箸休めとして考えると、これら荒野・大砂漠の広さと密度は、ちょうど良いか、むしろ少し多めなくらいである。サブクエの依頼主である拠点:ザイオンの住民たちも個性的であり、報酬についても、全く役に立たないほどでもなければ、逆に本編のバランス崩壊を起こすほどでもない。寄り道要素については、何かとちょうど良さを感じる作品であった。
 ――ただし。トロフィーについては、“PSplusにセーブデーターをアップロードする”という
トロファー兄貴たちの常套手段を使っても、最低2周が必要となる。それ自体は特に問題は無いのだが、エンディングのうち、「リリー(登場人物の1人)の好感度が100%未満」を条件とするものについては、かなり窮屈であった。リリー好感度は、それなりに寄り道要素を回収すれば、容易に100%へと到達してしまう。そして、いちど上がると、周回を最初からやり直す以外に、下げる手段はない。よって、トロコンを目指した2周目のプレイでは、私はリリーの好感度を満タンにしないよう、ビクビクしながらプレイをしていったものだった。せっかくだから、1週目で取り逃がしたクエストも含めて、全てを回収していきたかったのだが…。
 ちなみに、物語的には、リリー好感度が100%だと、ラスダン区間である「軌道エレベーター」へ向かう前に、「エイドス9」という場所に寄り道したいと、リリーから提案される展開になる。
ここで、「行かない」という選択肢を出せば良いだけの話なので、ひょっとしたら、今後のアップデートなどで、ひっそりと改善されているかもしれない。そうすれば、別に寄り道をしまくっても、100%未満エンディングを見れているところであった。

RPG的なカスタマイズ要素もあるぞ


 その他、アクション以外ということで、演出面について触れていこう。
 …まず、
ストーリーについては、電波な面が多いものの、それはそれでアリという感じである。初周の坊主END【日記:2025/1/12】の時こそ、悪い意味で衝撃を受けたが、真のラスボスが登場するクマEND【日記:2025/1/15】、そして2周目もイベントをスキップせずに遊んだことで、電波シナリオを自分なりに解釈して楽しんでいくという遊び方ができた。エンディングは、3種類のどれもが完全解決とは言い難いが、だからこそ考察が捗る。もし、イヴたちが続投する続編、または世界観を共有する新作が出るとして、この後どのように物語が繋がるのか、楽しみである。
 ――また、
イベントシーンについては、漫画的なカッチョいい構図が多く、スクショポイントが大量に存在する。ストーリームービーだけでなく、ボス敵の大ダウンを取ったときの特殊攻撃、それどころか、ただの戦闘シーンですら、いちいちカッコいい。私は、静止画を主としてサイト制作を行っている都合、このような作風は大好きであり、FF13や7リメイクシリーズのように、コマ送りしてイケてるシーンを撮影していった。
 そして私が、「本作で実は最も優れているのではないか…」と思っている要素が、
BGMだ。オーケストラ、ロック、シンセサイザー、コーラスなど、様々なジャンルの音響が取り入れられており、総楽曲は189曲と、大作RPG並の物量に達している【YouTubeプレイリスト】。非公式?)特に印象的なのが、ボス戦の楽曲であり、どれも各ボスの雰囲気に合っていて、戦いを盛り上げてくれる。この、ボス戦楽曲を、YouTubeから保存して音楽プレイヤーで聞き始めたことが、本作にハマる決定的な契機となった。ちなみに、私は、マップ系統BGMの、“楽曲に細い女性ボーカルが乗る感じ”が、「FF13っぽいな」と思っていたのだが、【作曲チームへのインタビュー】によると、BGMで影響を受けた作品の一つにFF13-2が挙げられており、なるほど納得という感じであった。

 最後に、
アップデートについても、本作では定期的に行われており、発売1年が近くなった現在でも、アプデ予定が告知されている。
 …まず、無料配信として、発売後に、
ボスチャレンジフォトモードといった、大きな遊び要素となりうるものが追加されている(2周目要素とHARDモードは、発売と同日配信)。その他、衣装・アクセサリの追加、バグ修正、PS5proへの対応などといったものは、当然のように行われている。意外なところとして、季節のイベントも行われており、夏とクリスマスに、特別な衣装や、期間限定の飾り付けなどが登場した。
 ――そして、有料分としては、ちょっと変わったものとして、
「ニーア:オートマタ(NieR:Automata)」とのコラボDLCが販売されている。同作は、ステラーブレイドが影響を受けたゲームの一つとして挙げられており、女主人公のセクシーさが話題になったというところも共通している。内容としては、衣装のみで1100円と、少し高めであるが、逆に言うと、不要な人は買わなくても良いと言える。本作はフォトモード(こちらは無料アプデ)を積極的に楽しんでいる人も多く、買った人からの評判は上々という感じのようだ。私も、もしライトニングさん衣装が出ていたら、買っていたかもしれない…。
 そして更に。2月13日に行われた「State of Play」では、新たに、開発会社を同じくする「勝利の女神:NIKKE」というゲームとのコラボDLCが、2025年6月に配信予定であることが発表された。内容としては、お馴染みの衣装は確実で、ドールとステッカー
(“缶や魚といった、既存の要素”とは異なる収集物、または装飾品?)が用意されるという。また、今度はボス戦の追加も告知されており、【こちらの映像】を見てみると、どうもザイオン住民の一人である「マン」というキャラが相手になってくれるのかもしれない。和風な新マップも公開されており、そこが戦いの舞台になるのであろう。その詳しい内容や値段等は、まだ発表されていない(ニーアコラボの時のように、コラボ衣装のみ有料で、新ボスバトルは無料かも?)が、発売1年近くが経った今となっても、アップデートを続けてくれるのは、嬉しいものだ。というわけで、ソフトを楽しみ続けている人や、これから買うという人は、まだまだ期待をしておいて良いと思われる。

この人もプラチナトロフィーの「●EVEプロトコル」を獲得してたのか…


 そういうわけで。ステラーブレイドは、
「韓国発の大作ゲーム」「セクシーな女主人公」「高難易度な剣撃バトル」などという看板要素も魅力的であるが、それだけでなく、全体的にハイクオリティであり、大作と呼ぶに相応しい新作アクションとして仕上がっている。とりわけ私には、厨二病全開の物語やイベントシーンの構図、そしてBGMなども、強く刺さってくれた。こんなにも総合力に優れたゲームを、CS機向けの1作目として作ってきたというのは、いくら大作ソシャゲの運営歴があるとはいえ、とんでもないことだ。トロコンまで、約50時間、大満足で遊ばせていただいた。
 …さて、そんなステラーブレイドも、この4月に発売1周年を迎える。上記の通り、新たなDLCも告知されており、そもそもの斬新さもあって、
まだまだ内容としては全く古びていない。ソニータイトルということで、今後は、DL版のセールや、PSplusエクストラなどで、安価にプレイできる機会も増えてくるだろう。また、6月には、PC版も発売するという。
 ――そういうわけで、その手の機会に「ステラーブレイド」の名前を聞いた時には、ぜひ手に取ってみて欲しいものだ。女主人公のビジュアルから入るのも良し、高難易度の剣撃アクションから興味を持つのも良ければ、各種の
厨二要素にシンパシーを感じてみるのも面白い。いやあ、いろんな国の良作ゲームが、こんなにも手軽に遊べるとは、いい時代になったものである。SHIFT UP先生の次回作にも期待します!

 
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(2025年2月27日)

登録タグ/ ゲーム一般 ステラーブレイド
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