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管理人の日記ログ
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初代ヨッシーアイランドはもちろん、DSやNewアイランドのネタも拾っているところが100点 |
少し前に、知り合いとユニバーサルスタジオジャパン(大阪)に行ってきて、その際に、噂の「ニンテンドーワールド」にも訪れたので、その感想を書いてみたいと思います。
…まず、「ニンテンドーワールド」という名称だが、実質的にはマリオワールドである。メトロイドやゼルダといった任天堂の別タイトルは、世界観・キャラクターを含めて、全く登場しない。トンネルをくぐると…もとい、土管をくぐると、周囲一帯がマリオシリーズのステージのようになっている。ネタとしては、『ブラザーズ1』『64』『3Dワールド+フューリーワールド』から拾われているものが多いが、他シリーズのネタもちょくちょく登場する。
――さて、その内部の主要なアトラクション(乗り物)は2つである。まず、マリオカートのアトラクションのほうであるが、サッパリであった。入り口で、『Newスーパーマリオブラザーズ』(DS/2006)の城・砦BGMの新規アレンジが聞けた点は大変良かったが、肝心の乗り物部分は、ARゴーグルのようなもので長く頭を締め付けられて気分が悪くなったうえに、なんだか良く分からないまま勝手に終了した。恐らく、「緑の甲羅で敵を攻撃してコインを集める」という射撃ゲームなのであろうが、全くルールが分からなかった。理解しなかった私が悪い…と言いたいところであるが、他のアトラクションも、全て時間や形式の制限がある中で楽しませてくれたのだから、マリオだけをゲーム関連として特別に擁護することはできない。
しかし、もう一つのほうの「ヨッシーアドベンチャー」は、私にとって極めて満足感の高いアトラクションであった。まず、これも、乗り物としての内容は、“ヨッシーを模した車両に乗って、パーク内の高いコースをゆっくり回る”というだけであり、マリオシリーズに興味の無い人はもちろん、何作か遊んだことがある程度の人であったとしても、「で?」って言うだけとなるであろう。
…では、この「ヨッシーアドベンチャー」の何が良かったかというと、小ネタの拾い具合が凄まじいのである。この手のテーマパークは、行列が1時間を超えるようなことも珍しくないため、待機列でも楽しめるよう工夫されている。そしてヨッシーアドベンチャーでは、ヨッシーアイランドの小物が用意されている。例えば、フラワーは、私は4個見付けたのだが、間違いなくゲームと同じで5個あったはずだ。また、ある壁には、フラワーに加えて、扉・ハテナ雲・一方通行ゲートといったオブジェクトが配置されており、何かと思ったら、ゲーム内の「天井のあるフロア」を再現していたのであった。出口部分の一方通行ゲート、あれをワンワン岩で止めると逆走できるんだよね…(ひみつ6:「はてしないヨッシーのせかい」)。そういえば、少し前に並んでいる人が、マリオと無関係な猿の人形(おさるのジョージ?)をステージ部分に重ねて写真を撮っていたが、「もうやめて!
おさるさ〜ん!」だったのかも…。
また、列で流れているBGMは、定番の初代ヨッシーアイランドのものに加えて、ひっそりと「Newアイランド」(3DS/2014)の楽曲が含まれていた。あのゲームのステージBGMは、ほぼ全てが1曲のアレンジであったため、間違えるはずも無い。もちろん、既存の流用ではなく、このパークのために作られた新規アレンジである。ただ並んでいるだけなのに、大変にお得感が強い内容だ。
…やれ、ヨッシー作品としては、SFCの初代アイランドが超名作(【日記:2021/5/29】)だったため勘違いされやすいのだが、ヨッシーのゲームは微妙な出来のものが多く、この「Newアイランド」も今一つという作品であった(【日記:2021/6/29】)。そんなゲームのBGMも忘れずに拾ってくるというのは、しっかり最後までプレイをした人間として、嬉しい限りである。だから、個人的に、一番欲しかったグッズは、マリオ・ルイージの帽子とかじゃなくて、パーク内のマリオ新規アレンジ楽曲を集めたCDだったかな…。
ちゃんと花がグルグル回っていたところも評価高い |
さて。そうして待機列も楽しみつつ、いよいよ乗り物(ヨッシー)に乗車する。一応、ヨッシーの卵を見付けて、その色に対応するボタンを押す…というミニゲーム要素を紹介されたが、特にスコア等が出るというわけではなく、あまり意味は無いようだ。というわけで、ポケモンスナップが如く、携帯電話を使って、写真を取りまくることにした。
…その中でも、私がいたく感動したのが、土管(トンネル)の中の展示物である。そこでは、各作品のオープニングである“ものがたりオルゴール”とともに、カメックが赤ちゃんマリオをさらい、ヨッシーと出会うシーンが再現されていたのだが、その奥に、ベイビィピーチと回る花のオブジェが配置されていた。これは、地獄のゲーム:「ヨッシーアイランドDS」(DS/2007)で、空を飛ぶための要素である。
――さて、このDS版は、かなり問題のある作品であり、率直に言って、クソゲーに近い作品だと思う。ただ、その狂気的な出来が、妙な中毒性を生み出すのも確かであり、私が2021年に再プレイをしたときは、ヨッシー作品で最も印象に残るゲームになった。そして、待機列でも、DS版のヘボいBGMは存在しなかったので、作品がまるごと黒歴史化されたのかと思っていたが、その要素が、まさかの、外から見えない土管の中で拾われていたのである。あの愛すべきクソゲーをわざわざ取り扱ってくれたことには、感謝するしか無い。ありがとう任天堂…。
その他にも、「3Dワールド」(WiiU/2013、スイッチ/2021)のコンドル、「NewスーパーマリオブラザーズU」(WiiU/2012、スイッチ/2019)の風船ヨッシー、キノピオ隊長(オデッセイ、他)など、とにかくヨッシーアドベンチャーでは、小ネタの回収が多い。
…さて、これらについては、マリオ作品をあまり遊んだことが無い人が目にしたとしたら、ただ単に“マリオ世界のオブジェクトの1つ”としか思わないだろう。だが、私のような多くのゲームを遊んだ人間が見ると、それらの作品をプレイした思い出が蘇ってきて、何倍も楽しめる。「Newアイランド」のタイトル画面で使われている屁みたいな音を使った完全新規BGMなど、妙にマニアックなところを突いてくる。だが、これはゲームのテーマパークなのだから、ゲーム作品を遊んだ人が楽しめるようにすべきだ。そういう意味では、このヨッシーアドベンチャーは、花丸の100点満点である。
ところで、ヨッシー関連に限らず、「ニンテンドーワールド」内では様々なマリオ作品の小ネタが拾われている。しかし、残念ながら、私が愛するもう一つの鬼畜マリオである『サンシャイン』(【日記:2021/2/11】)の要素は全く見付けられなかった。ポンプを背負っているマリオの人形などが1個でも売っていたら、その時点で購入確定だったのであるが…。
――さらに、意外にも『ギャラクシー』要素も無い。BGMのクオリティが高い作品であり、アレンジ曲を流すには向いていたと思う。また、登場人物である「ロゼッタ」も、割と最近の作品にも出演しているらしいが、何故かパーク内で姿を見ることはできなかった。デイジーは居たのに…。
というわけで。ヨッシー作品の細かいネタはかなり回収されていたが、まだまだマニアックなところまでこだわれる気がする。うん、異様なまでの細かいネタとかも回収しても良いのよ?
毒の川とか、マリオパチンコとか、なわとび&バレーとか、ヨッシータワーとか…。
(2022年3月31日)
悲しいなあ… |
久方ぶりのFF13検証を行いながら、今日の日記はギョーザの話でも書こうかなあ…と呑気に考えていたら、“スパルタクス”の名前で噂されていた、PSplusの新サービスが正式発表された。まず、長ったらしい公式の情報については、【こちらの記事】をご覧いただきたい。
…さて、その内容をザックリまとめると、以下のような感じである。
●PSplus Essential:現行のPSplusと同じ
●PSplus Extra:現行のPSplusに、PSnowに相当するサービス(PS4/5ソフトのDL版レンタル)を統合し、料金を約1.6倍としたもの
●PSplus Premium:上2つの内容に、レトロゲーム(PS3はクラウド、初代PS/PS2/PSPはクラウド&ダウンロード)をプレイ可能とし、料金を最初の約2倍としたもの
というわけで。非常にガッカリな点として、PS3ソフトはクラウドでの対応となってしまった。これにより、ちょうど昨日の記事(【日記:2022/3/28】)で書いていたような“FF13シリーズの救済”は、ついに為されないことが確定した。
…いや、一応、ラインナップに追加されれば、PS4やPS5の本体を通して、FF13を遊ぶことはできるのだ。しかしながら、Xbox上位機種のように品質が上がるどころか、常時オンライン必須かつ激しいグラフィック劣化版という酷い環境になり、遊ぶに耐えないことが予想される。あの、スイッチ版キングダムハーツの悲劇(【日記:2022/1/19】)が、今度はFF13へと降り掛かってくるのだ。
いっぽうで。初代PS/PS2/PSPソフトについては、クラウド&ダウンロードとなっている。DL版であれば、落としきれば後はローカルで快適に動作するため、こちらについては、過去ハードの救済となるであろう。例えば、FFシリーズ本編でも、「有料オンラインサービスの継続加入」という形式さえ許容すれば、1,2,3,4,5,6(それぞれ初代PS版やPSP版)が、現行機で再びプレイ可能となるのだ。
…が、これについても、PS3+初代PS/PS2/PSPで最大240本という不穏な数値が書かれている。こういう書き方をするということは、新しいソフトを入れたら、古いものは消していくということであろう。だが、そういうものは、旧作のコレクション要素と真っ向から反している。懐かしいあのソフトが復刻されたところで、すぐ遊ばなければ、再び闇へと消えてしまうのだ。レトロゲームの楽しみ方ってそういうものか…?
――さらに言うと、これらのラインナップからは、PSvitaが仲間外れにされている。実は、初報の時から、Vitaの名前は書かれていなかった(【日記:2021/12/4】)。私は、間違いであってほしいと思っていたが、嫌なところで噂が現実になってしまったのである。やれ、PSvitaは、海外ではサッパリ振るわなかったかもしれないが、日本ではそれなりの存在感があった機種であり、私は今でもマルチロールに愛用している。そういうものが、公式に黒歴史扱いされてしまうのは、悲しいものである。私が好きなゲーム機は、振り返る価値も無い失敗作だったのか…?
今年はFF13の13周年なので、リマスタープラス的な作品をお願いします😭 |
そういうわけで。“スパルタクス”改め、PSplusの拡張サービスが発表され、その最上位プランでは、現行機で過去ハードのゲームを遊べるようになる。
――しかしながら、現在公開されている情報からすると、過度な期待はできなさそうな感じである。そのため、PSP・Vita・VitaTV・PS3・WiiUといった、我が家に鎮座する神ハードたちは、これからも大切にしていかなければならない…。
(2022年3月31日)
さすがFF13、シリーズ最高傑作(※やり込みinFF調べ)!! |
衝撃的なニュースである。FF13シリーズに属する「FF13」「FF13-2」「ライトニングリターンズ」のXbox版が、セールによって売り上げトップに急上昇をした。順位は1位が『13』、2位が『リターンズ』、3位が『13-2』である。4位は、この2月に発売した「エルデンリング」であり、あの話題作をぶち抜いて、王となったライトニングさんが拝める。
…具体的な該当ページは、こちらの【トップ有料ゲーム】である。私の見た時間帯だと、3位がエルデンリング、4位が13-2となっており、残念ながら1,2,3位独占という衝撃性は薄れてしまったものの、未だトップはFF13である。
――なお、上記ページの詳しい位置付けは知らなかったのだが、アドレスの一部を「en-us」に変えると、異なるランキングが出てくる(【該当結果】。私が見た時は「エルデンリング」が1位)。そのため、前述の結果は日本国内のXboxにおけるDL版ランキングのようだ。要素としては、「日本国内のXbox市場」「13シリーズは1000円程度というセール価格」「相手は話題作とはいえ、1ヶ月前のDLソフトの定価」など、様々な点を考慮すべきだろう。しかしながら、あの「エルデンリング」に、FF13シリーズが3作セットで勝利するというインパクトは、ネタとしてかなり重要だ。これまで、在庫ニング・バイトニング・クーポニング(【日記:2022/1/1】)など、様々な異名で愛されてきたライトニングさんに、新たな称号:「エルデンニング」が加わった瞬間である。
ちなみに。トップ3を飾っていた際の順位は、1位が『13』、2位が『リターンズ』、3位が『13-2』である。発売順の13→13-2→リターンズではない。
…まあ、『13-2』は、ご存じの通り、いろいろと問題のある作品である。一方の『13』についても、短所は多いが、代わりに長所の部分も物凄い。『リターンズ』は、単体でのゲーム性が良くまとめられている。
――よって、『13』→『リターンズ』→『13-2』という売上ランキングは、作品の評価を反映しているのかな…と個人的には思う。一般プレイヤー向けのランキングであるため、13-2のクリスタリウム封印プレイなどは評価に入れられていないだろうし…。
【過去記事】からの引用です。詳しい条件や原寸大の画像などは、そちらをご覧ください |
さて。これまで何度か触れている通り、Xboxでは、FF13シリーズの実質的なリマスター版を遊ぶことができる(【日記:2020/12/9】【2019/2/27】)。Xboxハードとしては、PS3と同世代である「Xbox360」にて13シリーズの3作が初登場したが、その後の下位互換機能において、PS4世代の「XboxOne」「XboxOneX」、およびPS5世代の「Xbox
Series X」「Xbox Series S」でも、FF13シリーズ作品がプレイ可能である。
…また、その互換は、単に過去ハードのソフトが動作するだけというものではなく、旧ハードで購入したソフト(ディスク/DL)を鍵として、新たに制作したリマスター版をDLできるという特殊な形になっている。よって、次世代機版については、Xbox360で発売したバージョンよりもクオリティが高いうえ、追加料金も必要ないという出血大サービスとなっている。
――更に、Xboxの定額オンラインサービスである「Xboxゲームパス」においても、去年から今年に掛けて、『FF13』『13-2』『リターンズ』の3作が、順次遊べるようになった(※公式には海外のみ。現在も配信中)。今のご時世では、こういうサブスクサービスを利用する人も多く、それでFFシリーズを遊ぶ人が増えることは、私こと「やり込みinFF」にとっても嬉しいものである。ちなみに、私のFF13やり込み日誌では、全てPS3版をプレイに使っているが、Xbox版も内容の変更はほぼ無いと言って良い(『13』のPS3/Ver.1.00に相当するバージョンだけは存在しない?
その他、『13-2』のDLC武器など、ごく僅かな違いはあると思われる)ため、全ての記事をXbox版にも当てはめられます…。
というわけで。現行機におけるFF13のプレイ環境は、Xboxが最高という奇妙な事態になっている。Xboxのうち、PS4世代に相当する「Xbox
One/OneX」、またはPS5世代の「Xbox
Series X/S」を所有していれば、過去にパッケージ/DLで購入したFF13シリーズのソフトを使って、それぞれの性能を活かした高品質なFF13シリーズを、追加料金なしで遊べる。
…また、今回のランキング急浮上の理由にもあるように、「DL版のセール」や「ゲームパス」といった現行サービスに登場しているというのも重要である。FF13シリーズは、もう10年は昔のゲームであるが、当時としては飛び抜けた高品質であり、リマスターされれば今でも見栄えがする。それが、オンラインサービスを用いて手軽に遊べるということであれば、現行機のゲームと比べても、積極的にプレイする価値がある作品だと思う。
――ちなみに、私についても、この13シリーズの扱いだけで、Xboxを購入しようと考えているくらいである。もちろん、ゲームの主軸はPSハードに維持しようと考えているため、Xboxを買ったとしても、ほぼFF13シリーズの専用機となるであろう。だが、私にとって、FF13はそれくらい価値のあるタイトルだ。今年は、FF13の発売13周年だが、それでもPS上位機種においてFF13のリマスター版が発表されないようであれば、財布と相談のうえで、この先はXbox版のFF13をプレイすることになるであろう…。
まだだ、まだ“スパルタクス”がある! |
というわけで。Xboxは、FF13シリーズのプレイ環境として、かなり理想的なのであるが、対するPSハードは悲惨そのものとなっている。
…まず、ご存じの通り、PSハードではPS3とPS4/5で互換性の途絶があったため、PS3ソフトであるFF13シリーズは、現行機であるPS4/5ではプレイ不可能である。上位機種への移植・リメイク等も行われていない。よって、私はFF13シリーズのためだけに、未だにPS3を棚に残しているものだ。
――そして、ゲームパスに相当するPSnowでは、FF7,8,9,10&10-2,12が、それぞれ順番に配信されており、現在も全てプレイ可能である(【日記:2021/9/3】)しかし、13シリーズはPS3ソフトであるため、その流れには入れず、仲間外れも同然の扱いを受けた。そして、Xboxのように、「DL版のセールによってランキング上位へと浮上する」どころか、PS3版の初代13には未だにディスクしか存在しないうえ、2020年の秋ごろをもって、PS3/PSP/Vitaのソフトは予告なくセールへと登場しなくなった。それだけに留まらず、例の旧ハードストアの閉鎖騒ぎ(【日記:2021/3/30】【2021/3/31】)に巻き込まれ、あわや13-2がDLC無しの不完全版になってしまうところであった。
そういうわけで。PS3が2世代前となった今、PSハードにおけるFF13のプレイ環境は、かなり苦しい状況である。
…まあ、私も確かに、FF13が万人向けの大作RPGとしてはかなり問題のある作りであったことは、認めざるを得ない。しかしながら、日本におけるPS3の普及に多大な貢献をしたソフトでもあるため、現在のような酷い扱いを受けて良いものではないと思っている。
――やれ、FFシリーズ自体、叩きを通り越して、“いじめ”とでも表現すべき批判にさらされているが、特に13については異様であり、PSファンを自称する者たちからも、まるで叩くと良い音のする玩具かのように扱われている。しかし、ご本尊のソニーが、FF13を黒歴史同然に取り扱っているため、ある意味で仕方がないのかもしれない。過去を忘れて、「現在のFF13に対する貢献度」だけで評価すれば、プレイステーションよりもXboxが圧勝だよ…。
しかし。近日中に発表されるという噂が浮上した、通称“スパルタクス”では、オンラインの定額サービスとして、PSハードの過去作が遊べるようになるプランがあるという(【日記:2021/12/4】)。もちろん、ソニーからの公式発表はまだ無いのだが、ここにFF13シリーズが登場すれば、とりあえず「現行機でFF13が遊べない」「DL版ストアの閉店で、DLCなしの不完全版となってしまう」という問題は解決できる。
…また、上でXboxハードの購入を検討しているとは書いたが、個人的にはやはり、据え置き機はPSハードにまとめたいと思っている。また、初代13については、僅かな変更で、今よりも大幅に奥深く楽しめる作品である。よって、どうせなら「リマスタープラス」的な位置付けにして、正規のリマスター版を普通にPS上位ハードで発売してほしい。改善点としては、7リメイク第1弾で採用された「チャプターセレクト」や「2周目を前提としたハードモード」などが挙げられ、これらが有れば、極端なまでの“一本道”感を大幅に薄められると思う。ハードモードのタイムアタックで2倍楽しめる…。
――そういうわけで。FF13については、Xboxハードでサポートが為され続けている反面、PSハードには無視されているという奇妙な状況になっている。私としては、FF13は人生で一番のゲームだと思っているため、Xboxにもプレイステーションにも(そして任天堂にも)、様々な形でサポートしていってもらい、今後とも多くの人が楽しめる環境を維持してほしいと思う。まだまだ、“光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士”の冒険はここからだ!
(2022年3月31日)
さすがにもう前向きな理由で使う人は居ないであろう |
新生活で、まさかのPS3/「torne(トルネ)」が大復活を遂げたのである。
…さて、このトルネは、PS3を使ってテレビ番組の録画ができるというものであり、発売は2010年3月で、定価は周辺機器とのセットで約1万円であった。やれ、「テレビ番組の録画」と言うと、今ではテレビ本体にハードディスクをUSB接続して行えるのが当然の機能となっている。しかしながら、2010年の当時は、まだその手のモデルがほとんど普及しておらず、デジタル放送の録画には、PS3本体よりも高額となるような専用機が必要であった。そんな中、ゲーム機を使って、専用機を上回るような性能・機能を実現してしまったのは、地味だが、PS2におけるDVD普及の再来であると言える。
――なお、関連する内容については、過去のPS3・15周年の際にも書いているので、そちらもご覧いただけると良いだろう(【日記:2021/11/11】)。ちなみに、この記事を書いた当時は、まさか私自身がトルネを蘇らせることになるとは思っていなかった…。
そして。過去の私は、トルネを2011年ごろに購入した覚えがある。その年の3月まで放送していた「遊戯王5D's」はビデオテープで録画しており、非常に切ない画質になっていたのだが、そこから先は、トルネを使って、高画質で楽しめるようになった。
…また、トルネの特徴として、PS3上でテレビ番組を再生できるため、PS3のゲームキャプチャーする環境を用いて、そのままテレビ映像を録画できる。テレビ放送を、そのまま完全な形でPCに取り込めるというのは、なかなか貴重である。もちろん、著作権上の問題は真っ黒であるため、あまり積極的に用いるべきではないが、当時の日記には、この機能を使って自前で調達したと思われる画像が、いくつか残っている。
――ただ、その2011年〜2012年頃の後は、生活環境が変化したことや、テレビにハードディスクを接続してレコーダーにする機能を使うようになったことにより、トルネは使われなくなり、最近になって発掘されるまで、倉庫の奥深くに埋もれてしまっていた…。
思ったよりヤバいことが大量に書かれているが、本当に信頼して良いのかコレは… |
さて。そのトルネを、10年後の未来になって再利用する理由は、「@お金が無い」「A通信が無い」の2つである。
…まず、@お金については、この3〜5月くらいは資金のやりくりに黄色信号が点いている。また、自由に使えるハードディスクが余っているわけでもない(PS4をSSDに乾燥する際に外したHDDは別件で使用している。その他のハードディスクはゲームプレイ動画で使用中)。一方で、PS3は、途中で初期型が壊れて買い替えており、500GBモデルなのだが、ほぼFF13シリーズの専用機となっているため、ハードディスク容量は大幅に空いている。そして、トルネの新品出荷とアップデートはとうの昔に終了しているが、「テレビ放送の録画」という機能は、今なお問題なく利用可能である。以上の理由により、PS3とトルネを使えば、新たな物を何も追加せずとも、テレビ放送を録画できるのだ。
――まあ、そもそもの問題として、私は無駄遣いをしたくない、少しくらい古くても、動けば良い。だから、お金にもう少し余裕があったとしても、倉庫から発掘したトルネを使っていたかもしれない。今ある物を使ってテレビ録画ができるのであれば、それで済ませたいのである。
また、A通信については、以前に書いたように、私はPS5に釣られてnuro光を契約した(【日記:2022/3/4】)のだが、その工事開始には数ヶ月のタイムラグがあるという。それを補うために、nuro光では「3ヶ月間Wi-Fi端末のレンタル無料」というサービスをやっている(※この4月7日申し込み分で終了するらしい…)。しかしながら、信じられないことに、利用開始日をひと月目として数える。つまり、例えば3月31日から使い始めると、たった1日で1ヶ月分となり、5月31日までの2ヶ月+1日で無料期間が終わってしまうため、大損となる。ま〜たこういう悪徳商法まがいの手法かよ…。
――やれ、私は、“nuro光の本線の工事は、かなり遅れる”と見ているため、3ヶ月間の無料期間をしっかり使いたい。よって、僅かな失敗の恐れもなく4月になってから届くように、4月1日に日付が変わってから申し込もうと決めている。よって、到着はそれから数日後であり、それまでは、容量に厳しい制限がある携帯電話テザリングで耐えなければならない。そういった中で、ネット回線に依存しないテレビ放送&その録画(トルネでの再生・録画には、インターネット接続は必須ではない)、閉塞感を緩和するため、大きく役立ってくれるだろう。
余談だが、このnuro光のWi-Fiレンタルも、所詮は間に合わせのものであって、通信内容もあまり良くない。
…まず、通信容量は、“使い放題”としつつも、3日で10GBを超えると低速規制が掛かるという曲者である。その昔、ここを見誤ってDL版ソフトを買ってしまい、即死をした嫌な思い出がある…。よって、DL版はもちろんとし、BGM感覚でYouTubeを流すのも我慢しつつ、流行りのサブスク映像サービスなんかもnuro本線が開通するまでは見送らなければならない。
――また、到着時期について、「申し込みから最短3日」とあるが、「3週間から1ヶ月程度発送が遅れる、または発送できない場合もある」という恐ろしいことが書かれている。「発送できない」はいかんでしょ。このサービスの仕様や日本人の生活体系を考えると、どう考えても4月1日からの発送が殺到すると思われるため、私の元にWi-Fi端末が届くのは、かなり遅れるか、届かない恐れすらあるということだ。今のところ、携帯電話テザリングで我慢する期間は10日ほどと見込んでいるが、場合によっては更に長くなることも有り得る。光なのに届くのが遅いぞ。大丈夫か!?
噂の“スパルタクス”でトルネの互換性も確保される(※されない) |
さて。後者の「通信」についての説明が長くなったが、「@金が無い」「A通信が無い」の2つの理由で、今回の私は、PS3のトルネを令和の世の中に蘇らせることになったのだ。21世紀のこの世が、鉱石ラジオと荷馬車の時代に逆戻りした。やっぱつ令和…。
…ちなみに、録画する番組については、初めて気付いたのだが、新住所はテレ東
不毛の地であったため、遊戯王の最新話は視聴することができない。というわけで、よく分からないため、片っ端から色々と録画予約をしてみるしかあるまい。フォロワーの皆さ〜ま!お知恵拝借!(0)
――あとは、今はサイトの更新も、PCがオフラインの状態で文章を書いて、アップロード時のみテザリングで接続する…という、私も知らない90年代WEBサイトみたいな作り方をしているため、手足を縛り付けられているような窮屈感がある。まあ…とにかく、せっかくnuroに契約したのだから、3ヶ月間無料のWi-Fiだけは早めに届いてほしい。3日で10GBなら、ガチガチの制圧デッキで全て無効というような感じだけは無くなるはず…。
(2022年3月31日)
ゲーム関連もセッティングし、亀狩りも再開できるようになりました…(今日の記録は2分10秒) |
最近では、朝食として米ではなくパンを使う人のほうが多いらしいが、私は米派である。そして、その米に、納豆と味噌汁を組み合わせるというのを、基本の朝ごはんとしている。しかし、この朝食を実現するには、様々な物を取り揃える必要があった。
まず、朝食として米を食べるためには、電子レンジ米(レトルト米)を使うという場合を除いて、通常は炊飯器で炊くだろう。かつ、“朝食”という条件があるため、前日夜に準備をしておかなければならない。もちろん、電気・水道も必要である。また、私は、納豆にネギと“かつおぶし”をトッピングする習慣がある。ネギは、包丁で切ってプラスチックのパックに入れるか、またはカット済みの物を購入する。どちらの場合でも、保存に冷蔵庫が必須である。
…また、味噌汁については、「味噌汁用の味噌のみがボトル容器に入った物」と「具材のみが入った物」を別々に購入して置いておき、電気ケトルでお湯を沸かして注ぎ込む。また、前述のネギはこちらにも投入するとともに、七味唐辛子を地獄の釜になりそうなくらいに掛けまくる。お湯を注いでカンタンと言いたいところだが、4種類もの具材を別々に用意して混ぜ合わせていることになり、なかなか面倒な手順である。ついでに、残ったお湯で、インスタントコーヒーを淹れる。私は普段はブラックコーヒーを多飲している(【日記:2021/9/13】)が、朝だけは砂糖入りのカフェオレにしている。味だけなら常にカフェオレにしたいのだけれど、1日10杯近く飲むとなると、さすがに当分が怖いので…。
――最後に、「@納豆ごはん」「A味噌汁」「Bカフェオレ」の3種類の飲食物を展開するためには、机と椅子といった、安定した空間が必要である。また、これらの準備を全て行うとなると、食べ始めまでには5〜10分くらいが掛かってしまうため、時間的・精神的な余裕も欠かせない。
というわけで。ここ数日はの引っ越し作業で、上記の状態を整え、ようやく「納豆と味噌汁の朝ごはん」を食べるところまで漕ぎ着けられた。
…まあ、上に追加として、今はまだまだ、食事の準備に狭いスペースを歩き回っており、なかなか能率が悪い感じなので、そこを何とか改善したいと思っている。炊飯器や冷蔵庫の隣に棚を置いて、下を食物の収納スペースにしつつ、上を作業台とするのが良い感じである。
――そんなわけで。この新住所で、まずは実生活(居住・仕事)を整えつつ、サイトのほうも安定更新を頑張っていきたいと思います。今のところ、インターネットが死んでいて、データー量わずかの携帯電話テザリングで4月2周目まではやりくりしないといけないことが、一番の悩みですかね…。
(2022年3月31日)
やっぱグラゴ様って神だわ |
本日から、遊戯王マスターデュエルにて、「N/Rレアリティフェス」が始まった。
…このイベントでは、その名の通り、レアリティが「N:ノーマル」と「R:レア」のカードのみを使用できる。このゲーム内では、リアルカードとは異なるレア設定が行われており、ほとんどのデッキのキーカードは、「SR:スーパーレア」と「UR:ウルトラレア」に分類されている。そのため、このイベントにおいては、調整どころでは対応できず、デッキを1から作り直すレベルの変更が求められるだろう。
――例えば。私が使用している普段のライトロードでは、切り札の《裁きの龍(UR)》はもちろんとし、展開の要となる《ライトロード・サモナー
ルミナス(SR)》、そこそこの火力に除去能力を持つ《ライトロード・マジシャン
ライラ(SR)》《ライトロード・モンク
エイリン(SR)》、墓地肥やしに使いやすい《ライトロード・アサシン
ライデン(SR)》、EXデッキから特殊召喚される《ライトロード・アーク
ミカエル(SR)》《ライトロード・セイント
ミネルバ(SR)》、強力なサポート魔法の《ソーラー・エクスチェンジ(SR)》《光の援軍(UR)》、ライトロード以外で相性の良い《オネスト(UR)》《超電磁タートル(SR)》《ペロペロケルペロス(SR)》など、キーカードがことごとくSR・URに分類されており、もはやデッキ構築が不可能なレベルである。
しかしながら。私はライトロードに愛着があるため、何とかこのN/Rフェスでも使ってやりたいと思い、違うデッキタイプを思いついた。それは、上級モンスターである《ライトロード・ドラゴン
グラゴニス》と《ライトロード・エンジェル
ケルビム》を切り札に据えたデッキである。
…まず、戦い方としては、ライトロードを中心とした様々なカードで墓地肥やしをするところは変わらないが、完成形を「裁きの龍で圧殺」ではなく、《閃光のイリュージョン》による墓地からの特殊召喚とする。閃光のイリュージョンは、墓地からライトロードモンスターを特殊召喚する永続罠であり、現環境では強いとは言えないカードである。しかし、《死者蘇生》や《リビングデッドの呼び声》といった使いやすい蘇生カードがSR・UR制限に引っかかって使用不可能な中、ライトロードを墓地から復活できるというシンプルな効果は強力である。
そして、蘇生させる対象としては、まずグラゴ様ことグラゴニスは、基本の攻撃力は2000であるが、墓地の「ライトロード」モンスターの種類×300ポイントだけ攻撃力がアップし、更に守備力を攻撃力が超えれば貫通ダメージを与えられる。現在では、ライトロードの種類も増加しているため、攻撃力3000〜4000くらいには余裕で到達し、大ダメージを与えられる。この攻撃力が急に飛び出してきた場合、さすがに相手は対応しきれないことが多い。
…続いて、ケルビムババアことケルビムは、その昔に《大寒波》とコンボしたことから忌み嫌われてババア呼ばわりされている(?)のだが、効果は、ライトロードモンスターをリリースしてアドバンス召喚した際に、フィールド上のカードを2枚選んで破壊し、更にデッキトップから墓地にカードを4枚送るというものである。N・Rフェスで、《裁きの龍》が無いライトロードにとっては、貴重な直接除去であり、リリース素材を《閃光のイリュージョン》で調達してアドバンス召喚をしても良いくらいの強さがある。
――更に、相手ターンを凌ぐ方法として、《バージェストマ・ディノミスクス》を採用する。ガチデッキでもまずまずの頻度で見る通常罠だが、何故かレアリティはRであり、このイベントでも使用可能だ。効果は「@手札を1枚捨てて表側表示カード1枚を除外」「A他の罠カードが発動した時にLv2・攻撃力1200のモンスターとして墓地から特殊召喚」の2つの効果を持つ。@については、破壊ではなく除外というのが使いやすく、モンスターだけでなく永続系の魔法・罠対策にもなり、手札コストも《ライトロード・ビースト
ウォルフ》や《ライトロード・アーチャー
フェリス》を墓地送りにするために使用可能である。
また、Aについても、エクシーズ召喚やリンク召喚の素材とするほか、《閃光のイリュージョン》で主力蘇生からのプラスアルファにできる。
その他、使用カードに制限が掛かる状況ということで、《奈落の落とし穴》や《ライトレイ・ダイダロス》《カードガンナー》など、もはやパワー不足で使われなくなって久しいカードたちに、再び脚光が当たっている。このゲームにおいては、カード生成機能があり、SR・URはあっという間に底をつくのだが、N・Rについては使い放題と言っても良いくらいであるため、久々に、自由なデッキ構築を楽しめている。
ランク戦は既にキツいと思うけど、こういうイベントなら存分に楽しめる |
そんな感じの、変形型のライトロードを使い、今のところの私は、N/Rフェスのイベント開始から11勝5敗と、大幅な勝ち越しをできている。
…そもそも、根本的な部分として、ここ数日は、遊戯王マスターデュエルのプレイ意欲が極端に下がっていた。しかしながら、本日からのイベントでは、記事を書くという目的があったにせよ、16戦もしてしまうという時点で凄いものだ。
――やはり、遊戯王カードには、根本的な部分での面白さがあると思う。多彩なカードを使ってデッキ構築を楽しめること、そして様々な相手デッキと戦えること、ターンがサクサク回ってくること(もちろん、N・Rだけでもソリティア気味の展開にはできるが…)は、かくも重要なのである。では、今回もとりあえず、報酬を全て貰うくらいまでは走り切りましょうかね…。おい、デュエルしろよ。
(2022年3月31日)
最近の携帯電話、性能が良いのは結構なんだが…問題はそこでなく、値段と本体の大きさ! |
スマートフォン型の携帯電話も、本格的な普及から10年以上が経ち、今や1人に1台という時代になった。しかし、1台の機種を長く使っていると、悩まされるのが、ストレージ容量(データー記録容量)である。画像や音楽でパンパンになって、何も保存ができなくなってしまうのだ。
…もちろん、携帯電話の機器側も、時代とともに進化しており、容量は増えつづけている。例えば、iPhoneだけで比較すると、2010年のiPhone4は8GB、2013年のiPhone5から16GB、2016年iPhone7で32GB、2017年iPhone8で64GB、2021年のiPhone13で128GB、という感じである(全て最小の容量)。まあ、定価も、昔の5万円くらいから10万円近くにまで上がっているのだが、それにしたって、FF13並みの倍々ゲームである。
――ちなみに。私の携帯電話は、今まで何度か触れている通り、2017年モデルの中古Xperiaであり、本体ストレージは32GBである。そこに、32GBのSDカードを追加しており、合計は64GBとなる。まずまずといった容量だが、SDカードのほうは使い回しをしており、既にパンパンという状況である。
そういうわけで。ストレージが満タンになってきたら、携帯電話を買い替えてリフレッシュするか、または容量を追加するという方法が楽であり、ストレスも感じなくて済むだろう。ただ、私は、当初は貯金を進めたいため、今の携帯電話を使い続ける必要がある。
――そんなわけで。本日は、私が行っているor新たに行った“ストレージ節約術”を紹介してみよう!
重い
弾けた(ストレージが) |
●携帯電話ゲームを入れない
私の行っている…というか、行っていないことを行っている(?)策である。最近の携帯電話ゲームは、据え置き機並みの尋常ではない容量を要求するため、それを削除するか、または普段遣いの携帯電話と分けることで、容量を確保するのだ。
具体的には、私は、iPadPro(2016)で、「アイドルマスター
シンデレラガールズ:スターライトステージ」(デレステ)をプレイしている。そのiPadのストレージ容量は32GBであり、ユーザーが利用可能なのは25GB程度である。しかし、6年半に渡る楽曲・衣装の追加によって、もはや私のiPadの全てを使っても、ゲームの全データーを入れておくことはできない。実際に、「ダウンロード管理」から、未入手アイドルの3Dモデルやボイスまで、全データーをダウンロードしようとすると、分かるところだけを足し合わせても、65GB以上という地獄のような容量を要求される。
というわけで。所詮は携帯電話向けのゲームと侮るなかれ、今となってはPS4などの据え置きゲームと同等の容量を要求するのだ。こんなものを何個もインストールしていては、すぐにストレージがパンパンになってしまう。よって、容量が少なめの機種を使う場合、「常にプレイする1個のみとする」、または「ゲーム用とその他用で分ける」などと言った工夫が必要となるだろう。私は、携帯電話を、ゲーム機としては使っていません。
そして、全てが猫になる |
●メモ目的の写真を削除する
携帯電話にカメラ機能が搭載されたことにより、人々とカメラとの付き合い方も大きく変化した。写真を撮影する機会も大幅に増えたため、特に意味も無く、過去の写真を振り返ってみるというのも、楽しいものである。
しかし。その中でも、全く振り返る意味のない写真は削除すべきだ。やれ、「紙と鉛筆でメモを取る代わりに、携帯電話で写真を撮影する」という方式は、15年ほど前に私が高校生だった頃から存在しており、今となっては更に多くの人に浸透しているだろう。
しかし、携帯電話の写真というのは無駄に高画質であり、ストレージ容量を圧迫する。例えば、私の使っている2017年製のXperiaは、画面の画素数が1280×720である。数字としては少なめであるが、決して荒いとは思わず、俺はこれくらいのサイズが好きだよという感じである。が、そのカメラ機能で撮影した画像は、5504×3096という4K以上の異様な高画質となってしまうのだ。
もちろん、拡大して細かい所まで見たり、PC画面やテレビといった別媒体で表示する、はたまたパソに取り込んで加工をする…という楽しみ方もあるため、高画質が全くの無駄とは言わない。ただ、一時的に見られれば良いメモまで、そんな画質で保存しておくのは、無駄の極みである。
さて、私の携帯電話の場合、だいたい1枚の写真の容量は、3〜5MBという程度のようだ。だが、この手の画面メモは、場合によっては1日で数十枚という単位で撮影することもあるので、積み重なるとギガバイト単位にも成りうる。
というわけで、今回の私は、明らかに使わないであろうメモ画像を、まとめて削除していった。その結果、私のストレージから、PowerPointやPC画面を撮影した画像たちが消えていき、最終的に猫の写真ばかりが残ることになった…。
おじさんの若い頃は、こういうのに自分で勉強用の音声を録音して、聞いてたりした |
●音楽ファイルをMP3/128kbpsとする
携帯電話は、音楽を再生できる機能を持っており、楽曲を何百曲と入れることが可能である。私の若い頃には、64MBとかに必死に厳選した楽曲を詰め込んでいたのだが、今となっては、ミュージックだけであっても、軽く100倍は容量を使えるだろう。更に言うなら、私は使っていないのだが、定額制(サブスク)の音楽配信サービスで、曲を聞く度にダウンロードするような設定にして、それを携帯音楽プレイヤーとして使うというブルジョアな生き方をしている場合、もはや楽曲数は無限と言って良いかもしれない。サブスクは本筋からズレるので外すとして、これらの音楽ファイルを、調子に乗って携帯電話にバンバン入れていると、やはりストレージ容量を圧迫していく。
しかし、音質を下げることで、楽曲に使う容量を減らすことができる。例えば、MP3ファイルなら、昔は128kbpsというのが標準であり、ざっくり1MB/分という程度になる。これを、192kbps、320kbpsというように、数字を増やせば増やすほど、音質は上がるものの、多くの容量を要求するようになる。最近では、FLACという形式が登場し、可逆圧縮なので、元の音質を完全に再現できるものの、当然のごとく容量が大きいという弱点がある。いわゆるハイレゾ楽曲は、5分で200MBという尋常ではない容量を要求するようだ。えげつないな。FF6(3MB)のオペラをハイレゾにしたら4.5秒しか歌えないぞ。
そういうわけで。ストレージ容量に悩む私は、自分の携帯電話に入っている音楽ファイルの一部を、【fre:ac】というソフトを使い、まとめてMP3/128kbps(実際には150kbps程度になるようだ)に変換をしてみた。すると、ファイルサイズが、半分〜1/5程度にまで低下したのである。
もちろん、音質という面では、確かに劣化をしている。ただ、私は、古くはGBAから録音したMD、最近ではYouTubeの録音などを取り込んで聞いている人間であり、音楽を楽しむのも電車での移動やランニングと言った機会であるため、そこまで音質にはこだわっていない。よって、比べれば分かるという程度の音質劣化よりも、携帯電話の容量を節約できる、または2倍〜5倍の楽曲数を入れられるというメリットのほうが、遥かに大きいと感じた。
というわけで。私の携帯電話に、これらの策を行ってみたところ、空き容量が僅かだったところから、一気に10GBほどのストレージ容量を確保できた。もちろん、必要な写真を削除したり、楽曲数自体を減少させたり、といった大きな変更点は無しで、である。
…ちなみに、最も良い解決策として、新しい大容量の本体を買うか、SDカードを増設するなどすれば、どんどんデーターを詰め込めるため、ストレージ容量にストレスを感じなくて済む。それが恐らく、大容量の一番の魅力になるかと思う。
――まあ、正直、容量は大きいに越したことは無い。ただ、お金が無い場合には、やっぱり古いデバイスを工夫して使っていくことが重要になると思う。やれ、携帯電話って、もう生活必需品なので、感覚が麻痺しているが、新品だと5万〜10万円という、PS5本体すら上回るような超高額機器なんだぜ…?
(2022年3月31日)
PS4版の、この作りかけみたいなグラフィックさえ何とかなればなあ… |
先日に発売した「FFオリジン」の評判が、なかなか良いようである。
…意外にも評価されているのが、ストーリーのようだ。導入は体験版みたいなダイジェスト(※製品版でも同じ)かつ電波という不安を覚える作りだが、終盤に向けて大きく盛り上がっていくということである。特に、主人公であるジャックのキャラクター性に人気が集まっているらしい。一見すると、ただ荒っぽいだけの戦闘狂と思いきや、実際には仲間思いで優しいということで、FFの主人公に相応しい人物と言える。そんなジャックを中心として、強い絆で結ばれた仲間たち5人が、どうしてあのような破局的な結末を迎えざるを得なかったのか…個人的には、とても気になるというものだ。
――また、アクションについても、そもそも体験版の時点で印象的な作りだったが、クリア後には「カオス」という最高難易度が追加されるなど、ハクスラ=育成要素のあるバトルゲームとして十二分に楽しめる作りとなっている。1周クリアのボリュームは少なめだが、クリア後のプレイで、2倍・3倍と楽しめていくようだ。癖のある内容だが、万人向けのFF本編に対し、アクションに特化したスピンオフらしい作りとなっているそうだ。
ただ、最大の問題点として、グラフィックが存在する。PS5版でも決して褒められた出来ではないようだが、PS4版は未完成品まがいの品質である。ここさえ何とかすれば、ゲーム全体としても、1段階上の評価にできていただろうが…。だが、着せ替え要素の無いムービー部分の質については、FF13以上FF7R未満という感じで、決して悪くないクオリティである。このゲームに着せ替え要素は必要だった?
――まあ、私は発売日の購入を見送った作品ではあるが、引き続きFFオリジンは興味のある作品で、FFシリーズを箱推ししていきたい気持ちも変わらない。もっとも、ここ最近は少し忙しいため、発売日購入またはアーリーアクセスなどを利用していたとしても、ほとんどまともに遊べていなかったであろう。では、いつ買うか…そうだなあ、数ヶ月後にnuro光からPS5が来るから、その時にプレイをしよう。
(2022年3月31日)
「嫌なら出ていく」のが一番の対策だが… |
国内外で大規模な災害等があった時、必ず寄付や募金が立ち上がる。しかし私は、そういったものに、個人としては協力をしないことにしている。
…その理由は、国が正しいことをやっているからだ。社会的な救済が必要となるような大きな災害等の場合、ほとんどにおいて、国が音頭をとって、人員や物資などの支援を大規模に行う。もちろん、その費用は、我々の払っている税金だ。だから、国が正しいことをやっているのであれば、その国で生活をして税金を払っている限り、間接的な支援を行えていることになる。だから、何も引け目を感じることは無いのだ。
――無論、募金行為が無駄であるとは言わない。むしろ、人並みの税金を払ったうえで、更にプラスアルファで貢献をするというのは、とても素晴らしいことである。ただ、そういったプラスアルファをしなくとも、国が正しいことをしていれば、その国を構成することで、社会貢献はできているのだ。
しかし、今回の話題は、その逆である。つまり、国が過ちを犯した時、いち国民として、果たして何ができるであろうか。まず、上記の例を逆に考えると、税金を払わない、つまり脱税をするというのが最も効果的であると思われる。
――だが、言うまでもなく、脱税は犯罪である。そもそも個人であれば、給料からは勝手に税金が引かれているし、買い物をすれば自動的に消費税が支払われるため、それを切り離すのは容易ではない。しかも、いくら政治が気に入らないからと言って、明確な犯罪で対抗するというのは、決して褒められたことではないし、取締の恰好の対象となってしまう。主張の正当性自体も疑わしくなってしまうだろう。
実際問題、日本からパージをされたら生きていけないのだ |
次に、「国から出ていく」という方法が考えられる。実は、これが最も効果的だ。何故なら、どのような組織・媒体にでも言えることだが、「嫌なら出ていけ」と言うと、必ずそのコンテンツに必要な人間から消えていくからである。
…やれ、個人の特定に繋がりかねないので曖昧な表現とするが、私の知っている人に、元中国人の医師が2人いる。その2名は、今から30年ほど前に、本人または親が中国から日本に渡ってきて、そのまま日本に定住して医師となった(最終的に、両者とも日本国籍を取って、日本人になったらしい)。その2名とは、全く別の環境で出会っており、両者に関連性は無いのに、奇妙な符号である。今から30年ほど前の中国と言うと、名前を出してはいけない某事件があった頃であり、そう言えば片方は、その事件との関連性を口にしていた気がする…。
――まあ、憶測に過ぎないが、中国が、ああいう国家レベルでの事件を起こしたため、それにより、“海外で医師になれるような優秀な人材”を国から失ってしまったのだ。やはり、「嫌なら出ていけ」は、優秀な人間から出ていってしまうのである。それは、国家にとって、取り返しの付かない損失であろう。
ただし。「国から出ていけ」という言葉を、ソシャゲ辞めろという感覚で口に出す輩も居るが、言うまでもなく容易ではない。
…やれ、私などは、「国内での都道府県外への引っ越し」であり、「@住む場所と仕事が決まっている」かつ「A資金面での心配がいらない」かつ「B準備期間が長く取れる」かつ「C言語も通貨も文化も同じ」などというほぼ障害の無いも同然というレベルの移動である。しかし、それですら、なかなか困難に感じてしまう。国を出るとなると、この@もAもBもCも欠けているという場合もザラであり、私からしてみると選択肢にも入らない。
――つまり、「国の政治が気に入らないので、国から出ていく」という方式は、不可能ではないが、現実的には実行困難で、ほとんどの人にとっては選べない手段なのだ。多分だけど、国の方針に異を唱えて国外脱出ができる人など、1%も居ないだろう。「嫌なら出ていけ」ではなく、「嫌だと思わないような環境にするには何を変えれば良いか」ということのほうが、問題の解決策としては前向きである。
FF9のアレクサンドリアが徴兵制なら、どうあがいても国に従わざるを得ない |
その他、気に入らない議員や政党に対し、選挙で投票をしないという方法がある。これが正攻法であり、現在の日本ではこの方式が通るであろう。
…ただ、海外では、一般的な観点から考えて、“不正”と表現すべき選挙が行われることがある(議員選出や投票行為に何らかの圧力が掛かる、または投票先自体を改竄してしまう)。これは、ただ「住民の支持がある」という裏付けがほしいだけであって、選挙で出た結果の逆が正解で、大きなミステイクである。だが、海外で起きているということは、日本でも絶対に起こらないという保証は無い。
――最後に、抗議デモやテロといった、暴力的な手段に訴える手もある。だが、そうなれば権力者の思うつぼであり、よく訓練された警察や軍隊により、容易に鎮圧がされてしまうだろう。あんなものに、個人で勝てるわけがない。そして、“そういった物に参加する”、または“参加する意思を見せる”というだけで、今の仕事や人間関係は容易に壊れてしまう。そこまで芯を持って抗議をすることは、私にはできないのだ。
そうやって考えていくと、恐ろしいことに、自らの国家が過ちを犯した時、我々に対抗する手段はほとんど無いことに気付いてしまった。「国から出ていく」「立場を捨てて抗議活動をする」など、行動に移せる人は、凄い人である。そして、私は凄い人ではないし、恐らくほとんどの人は凄くないのだ。
…まあ、今の日本は、選挙が機能しているため、しっかりと政治に関心を持ち、誤った方向へ進みそうな時は、投票でそれを軌道修正していくことが有効だろうと思われる。だが、政府か国民が暴走して、選挙がストッパーとして機能しなくなれば、本当に個人単位ではどうしようも無い。そういった際に、社会に異を唱えれば、それだけで仕事や人間関係といった“自分の人生”を壊してしまう恐れがある。
――以上のことにより、私は、日本が極端な過ちを犯したとしても、何もできないし、恐らく抗議の声すら上げられないであろう。我慢をするしかないのである。ただ、そうなる前に、日本が間違った方向に進まないための投票先については、しっかりと考えていこうかな…。
(2022年3月31日)
FF4ではないので、そちらに敵は居ない |
今日は、新生活の準備で疲れたので、更新をお休みします。
…嘘です!
引っ越しのための作業もしましたが、その後は、かなり頑張って、FF1を進めていました。まあ、これも、しばらくインターネットが不完全な形となる(nuro光は工事完了までに数ヶ月掛かるらしい。Wi-Fi無料レンタルも、契約の都合上、4月に入って少し経ってから)ため、「動画のアップロード」という多大な通信量を使う作業を先に終わらせておきたかったからです。そのため、ある意味で新生活の準備と言えるかもしれません。
――まあ、4月から、時間的に厳しくなったとしても、画像1枚+1〜2段落(3行〜6行)くらいの規模で、毎日更新だけは維持していこうと思います。とりあえず、日記は“日記”なので、平日は可能な限り毎日書いて、週末にやり込みプレイ日誌を更新していく(やり込みプレイ週誌?)。このリズムだ。まあ、ここ数ヶ月の日記の毎日更新は楽しかったけど、そこに労力を取られすぎて、本丸であるFF13をほとんど行えなかったという反省点もあるので…。
(2022年3月31日)
これが私の通った大学…ではなく、2年前に、とある講習会のために行った京都大学 |
大学受験が一通り終わって、読者の皆さまの中には、この4月から大学生という人も居るであろう。そういった皆さまには、私みたいな堕落をしないよう、ぜひ「講義では前の席に座る」ということを心がけていただきたい。
…まず、私が大学に入ったのは、今から15年も前の話である。高校時代は勉強を非常に頑張ったということもあり、当時の第一志望であった、名前の上では名門と呼べるような大学へと入学することができた。そのために、家を出て、都会で初めての一人暮らしもスタートさせた。また、“大学デビュー”とでも考えていたのか、高校時代は部活に入っていなかったことを反省し、大学では積極的に部活・サークル等で活動をしていこうと考えた。
――しかし、それらの結果は、思い出すのも嫌になるくらいの大失敗である。学業を始めとし、友人関係・恋愛・自己成長・就職などなど、ほぼ全ての面で、これといった成果が無かった。しかも、“もう大学は自分の能力向上に繋がらない”とハッキリ分かっていたのに、退学を決断することもなく、留年までしてダラダラ6年間を過ごしてしまった。良かったことは、FF13やダンスダンスレボリューションといったゲームに熱中できたこと、以上である。
まあ、そもそも根本的なこととして、高校時代から、私は「大学に行くこと」を目的としておらず、単に「受験に合格をすること」、つまり強い敵を倒したいという偏差値バトルRPGをやっていただけであった。よって、そのクリア後に目標を失うのは当然であり、入った大学の名称は関係なく、どこに行ったとしても、学業からドロップアウトしていただろう。
…その他の点においても、私は根本的に他人が苦手であるため、一時的な友人関係・恋愛関係を持っていたとしても、すぐに破綻していたはずだ。就職についても、実は、世間的に“出世”と呼べるようなルートに“軌道修正”できたことがあったのだが、その間違った上昇意欲のせいで、数年勤めていた会社を辞めることになった。惨めな退職であった…。そのため、仮に、大学卒業後すぐに有名企業に就職できていたとしても、長くは続かなかったはずだ。
――要するに、どうあがいても、私が成功する未来は無かったのだ。こんな記憶を、わざわざ掘り返したいわけが無い。だから今回は、いつものような“過去記事へのリンク”は貼らない。興味の有る方は、日記のログを調べてみて、そして私には報告しないようにしてほしい。
真面目なのではなく、不真面目な自分を知っているからこそ、あえて前に座るのだ |
では。そういう私が、なぜ「大学では前の席に座れ」と主張するのかと言うと、私が大学で最初に失敗したことがそれだからである。
…やれ、今でも覚えている。授業名は「基礎現代化学」で、授業の初日・金曜日の5限目であった。先んじて、新入生歓迎会(サークル・部活の勧誘会)で、「この授業は皆が取る」という情報を手に入れており、それを元に、履修登録の前に、意味も分からず行ってみたのだ。
――だが、自転車圏内に住んでいたということで、開始ギリギリを狙いすぎたためか、教室は既に満席であり、最後列の更に後ろで立ち見にされた。もちろん、字などまともに読めるわけがない。そして、高校を卒業した直後の私には、「PowerPointスライド」と、「それを印刷したスライド資料」という物の意味が分からず、「なんかカラー印刷のされた紙がかなりの時間が経ってから回ってきたあげく、遠くのほうでパソコン画面がチラチラ変わっているのを見せられて、90分後に終了」というものであった。夕日の差す教室で、まったくもって虚無な時間を過ごした。鈍器で殴られたかのような、負のイメージである。これは、私の大学における、記念すべき1コマ目の授業だったのだ。今となっては、その後の運命を予見していたようにも思える。
では、そこからどうして私が、「前の席に座れ」と言いたいのかというと、もちろん、その最初の授業で、私が早く登校していれば、立ち見ではなく、前のほうの席に座れていただろう。その場合、PowerPointの画面はよく見えていただろうし、スライド資料は即座に貰えていたはずだ。そして、「前のほうの席で監視されている」という緊張感により、集中力も上がっていただろう。さらに、その場面だけでなく、他の授業においても「前に座る」ということを心がけていれば、仮に学習意欲が落ちることは不可避だったとしても、少しはそれを抑えられた可能性があるのだ。
…さて、ネットでこの手の話題を検索してみると、「前のほうに座っているやつ」は、“真面目”だとか“ガリ勉”などと形容されているようだ。私も、今この手の機会があって、席が自由に選べる場合には、必ず“前のほう”、なんなら最前列に座るよう心がけている。しかし、その理由は、真面目だからではない。むしろ、元来の自分が不真面目だと知っており、それで失敗をしたからこそ、少しでも集中力を落とさないよう、無理やり前の席に自分を縛り付けているのだ。意欲という気持ち面を維持するのは難しいもので、それと比べれば、「前の席に座る」という行動は遥かに簡単なのである。
やれ、大学は、勉強をする者にとっては良い環境だろうが、同時に、堕落をするのにも最適な環境である。
――だが、どうせいつかは落ちぶれるとしても、わざわざ苦労して「名門」と呼ばれるような大学に入ってまでやるべきことではないであろう。大学入学時、18歳の私に最も必要だったのは、偏差値バトラーの能力値ではなく、「前の席に座る」という、文字通り“前向き”な学習意欲であったのだ…。
(2022年3月31日)
当時、約1歳。10歳の今と比べても見た目が変わらない。うらやましいっ! |
引き続き、引っ越しのための荷物の整理を行っている。
…さて、倉庫や引き出しに眠っている物のうち、大半はゴミであり、処分されるかガラクタ扱いで奥深くに封印されるかなのだが、たまに物凄い掘り出し物が眠っている。例えば本日は、無くしたと思っていたPSP/「遊戯王GX
タッグフォース2」を発見できた。神ハード:PSPgoの付属品を見付け、動かすことに成功した。イヤホンやマウスといった、意外と壊れやすい物品の予備を発掘できた。PC用のUSBハブが3ポート→4ポートへと進化した。また、機械以外だと、各種の書類を整理できたのと、文房具の類も使用可能な品とそれ以外に分類できた。
――やれ、こういったものを、全てを捨てて良いのなら、ゴミ袋に突っ込むだけなので、誰でもできるし、即座に終了する。だが、細かい部分までこだわるとなると、やはり「私自身が」「時間を掛けて」やるしかない。良かった、引っ越しに使える期間が1ヶ月もあって…。
そして、その他にも行えたこととして、2013年4月〜2015年5月(呪)に使っていた「iPhone5」が、充電すれば動く状態であったので、そこから約1200枚の画像をサルベージした。私にとって、初のスマートフォン型携帯電話であり、同時に仕事も始めていたことから、様々な写真・画像を保存している。その中から、個人の特定などに繋がるものを除き、4枚の画像を掲載してみることにしよう。本来のTwitter感覚ってこういうことだね。
――さて、1枚目は、上に載せた、うちに住んでいる猫(アル)の画像である。この画像を撮影したのは、2013年5月のことだ。当時は約1歳のはず(捨て猫だったので正式な誕生日は不明)であり、既に現在と変わらない見た目になっている。なお、当サイトには、2012年8月に撮影した画像も残っている(【日記:2012/8/19】)。どうも、真っ白なところから、だんだん色が付いてきたようだ。新居に猫は連れていけないので、画像で我慢するしかない…。
私にしてはいいセンスだ |
続いては、2013年の夏頃に使用していた「待受画面」より。現在では、初期設定から変えないというのが常態化しているのだが、スマホデビューの初期は、面白がって、色々と変更をしていた気がする。画像は、確か同僚と旅行で行った水族館にて撮影をしたものだったはず。
好きな女子のために罪を被ろうとしているごく普通の高校生男子(大嘘) |
続いては、当時のiPhone5でプレイをした「逆転裁判5」にてキャプチャーした画像である。
「ん?
なんか最近、同じような画像を見たことがあるような…」と思ったあなた、それは正しい。【日記:2022/2/15】で使ったのと同じシーンである。そして、そちらよりも画質が良い。やれ、最近では、あらゆるゲームのプレイ動画をYouTubeで簡単に調べられる時代であるが、やはり、ゲームのファンサイトなのだから、可能な限り自分で調達するというのを心がけていきたい。
ボァーッ、ウェミダーッ!(※ウェミではない) |
最後に、雪である。当時は、新潟県に住んでおり、日本海側に行くのは初めてであったため、土砂降りがごとく降りまくる雪には衝撃を受けた。天気の良い朝に「ボスッ!
ボスッ!」という音がして、誰かが布団でも叩いてるのかと思ったら、屋根から雪が落ちてくる音だった。必ずしも苦しいだけでなく、雪国ならではの体験もできたとは思うが、まあ、3年で十分に雪を味わったから、もう積極的に近付きたくはないかな…。
ちなみに、この写真は、記録によると、2014年12月頭に撮影をしたようだ。この日に、わざわざ普段と違う場所へ外出をした理由は覚えている。そう、2014年12月28日から連載を開始した【FF13-2:クリスタリウムなしクリアー2.1】のために、FF13-2の攻略本を買いに行ったのである。正式に予告をしたのは、FF13が5周年の日(【日記:2014/12/17】)だが、それよりも前から準備をしていたということである。
(2022年3月31日)
我が青春の一角を成すゲームシリーズ |
荷物整理で発掘したハードとソフトを使って、PSPの「遊戯王GX
タッグフォース3」から、タッグフォースシリーズを振り返ることにした。
…さて、遊戯王カードと言うと、この1月に、「遊戯王マスターデュエル」という基本無料ゲーが配信された(【日記:2022/1/23】など)。遊戯王カードは、カードの種類が命であり、収録数が10000枚を超えているマスターデュエルに勝てる遊戯王ソフトは無い。また、マスターデュエルは、携帯電話からPS4/スイッチといった様々なハードに対応しており、各人の目的に合った機器で遊戯王カードを遊ぶことができる。そのため、私は、2015年1月からプレイし続けてきたPSPの「タッグフォースSP」を、ようやく卒業することができた…と思われた。
しかしながら。「マスターデュエル」は、現状、とんでもない問題点を抱えている。それは「@オンライン対戦のテンポが悪すぎる」「A無課金ではカードがなかなか集まらない」の2つだ。これらのうち、Aは、まあ基本無料ゲーだから、ある程度は仕方が無いであろう。
…だが、@は大問題である。マスターデュエルの対戦形式は、「ランク戦」と呼ばれる人間vs人間のガチ対決がほぼ全てを占めている。よって、勝率を上げるために、先行制圧という“先手を取って相手に何もさせない”という戦法が横行しており、「5分間待って、やっと自分にターンが回ってきたと思ったら、既に何もできず敗北するしかない」などという不快なデュエルが頻発する(【日記:2022/3/5】)。例えば私は、「鉄獣なんたら」という名前を見たら、その瞬間にサレンダーをすることにしている。その後、長時間のソリティア=1人回しが始まることは確定で、自分ターンが回ってきてもどうせ勝てないからだ。そこまで行かなくとも、1ターンで3分以上のプレイをするようなデッキは日常茶飯事で、その手の相手と遭うたびにため息が出るものだ。
――さらに言うと、自分のターンが回ってきたとしても、相手が「増殖するG」「灰流うらら」といった、手札から発動できる“手札誘発”カードを持っていた場合、こちらが何か行動をするたびに5〜10秒のチェックが入り、大幅にスピード感が削がれてしまう。しかし、これらの手札誘発たちを規制してしまうと、更に先行制圧が暴れまわるだけだ。そして、これらによる異様なまでのテンポ悪化は、“対人オンライン対戦”という仕様上、どれだけハード性能が上がったとしても、必ず発生する。もはや、どうすることもできない。こんなゲームの何が面白いんだ。
モブである一般生徒にも、声が収録されており、アニメ風の3D演出が入る。これって凄いことだ |
そんなわけで。私は、「マスターデュエル」のゲーム性に行き詰まりを感じていた。そんな折に、倉庫から「遊戯王GX
タッグフォース3」「遊戯王5D's タッグフォース4」「5」「6」のディスク版を発見したため、これは良い機会とPSPを取り出し、これらの作品を振り返ってみることにしたのである。
…さて。上に書いた通り、遊戯王カードのゲームは“カードの総数”が命であり、1年につき概ね500枚のペースでカードが増えている。そのため、基本的には、新バージョンが発売すると、古い作品は不要となる。しかしながら、カード数が少ないなりのデッキ構築や対戦環境というのも、面白いものである。そして、ゲーム作品であれば、そういった楽しみ方が容易に行えるのだ。
――また。最終作の「タッグフォースSP」は、ただデュエルをするだけの淡白なゲームとなってしまったが、『6』までのタッグフォースには、多くの遊び要素が用意されている。また、『3』はアニメ第2作の「GX」を、『4』『5』『6』は第3作の「5D's」をテーマとしており、これらの遊戯王アニメ全盛期と言える作品たちの世界観でデュエルを楽しめるというのも嬉しいものである。こんなゲームが毎年出ていた、夢のような時代があったのさ…。
というわけで。私が、タッグフォースを初めて買ったのは『2』なのだが、残念ながらそのディスクは見付けられなかったので、『3』から始めることにした。発売は2008年11月27日(9月25日から延期がされたようだ)であり、「GX」が終わって「5D's」の1年目が放映されていた時期である。収録パックは、リアルカードでは既に「BF」や《ダーク・ダイブ・ボンバー》(エラッタ前)が星の数を数えていた時代だが、延期前の日付に合わせていたためか、最新一つ前の「CROSSROADS
OF CHAOS」(ブラック・ローズ・ドラゴンなど)までをゲームで使えるようになっている。
…さて、実際にデュエルをしてみると、当時はまだまだ、《炸裂装甲》で相手モンスター1体を破壊する、《邪帝ガイウス》をアドバンス召喚して除外を行う、などといったことが重要になっており、今とは全く異なるプレイ感覚となっている。また、ターンを繰り返して「アドバンテージ」というものを獲得していくゲームスタイルであっためか、長時間のソリティアみたいなものがほとんどなく、極めてテンポ良くターンの応酬が行われる。しかも、タッグフォースはオフラインゲームであるため、対戦に勝利をすることで「DP」と呼ばれる通貨を入手し、それでカードを購入して、デッキを強化したり、デッキタイプを切り替えていく…という、RPG作品のような楽しみ方ができる。
――しかしながら。実は、当時がそんな良好な対戦環境だったかというと、決してそんなことは無い。シンクロ召喚の登場によって、猫シンクロダムドと呼ばれる1ターンキルまがいの圧殺デッキが横行していた。その年の世界大会で優勝した剣闘獣は、THE
DUELIST GENESISで登場した《剣闘獣の戦車》で効果を無効にし、相手の良さを徹底的に潰していくデッキである(※2008世界大会では、時期の問題で、剣闘獣の戦車は使えなかったようだ)。少し前に登場したライトロードの、当時としては驚異的な除去力により、それと《大寒波》を組み合わせて、反撃をほとんど不可能にする戦法が注目された。「ドグマブレード」という、歴史に名を残す先行1ターンキルが使えたのも、この時代である。よって、もし「タッグフォース3」がオンラインのガチ対戦を主体としたゲームであったとしたら、これらのデッキばかりと遭遇し、酷くつまらないゲームとなっていたであろう。つまり、マスターデュエルが良くないのは、「オンラインのランク戦を主要なテーマとしている」という点もあるのだ。
そういうわけで。私は、「タッグフォース3」の再プレイを始めて3日ほどが経ったが、今のところは非常に楽しめている。遊戯王カードとしての対戦要素はもちろん、アニメGXの世界観や、ミニゲーム・チャレンジデュエルといった遊び要素も、嬉しいものだ。どこまでやり込むかは未定であるが、とりあえずメインキャラたちのシナリオくらいはクリアーしてみたいと思う。
――そしてもちろん、『3』が終わっても、次は『4』『5』『6』と楽しんでいく予定である。これら4作により、恐らく1年くらいは遊戯王カードを楽しんでいけるだろう。その時間で、「マスターデュエル」も改善されて、ガチ勢とそれ以外で棲み分けができるようになっていると嬉しいなあ…。
(寝落ちも含めて)私の人生で最も長いプレイ時間を記録したゲームも、ついに終わることに |
ちなみに。この記事を完成させた後に気付いたので追記するのだが、PSP/「タッグフォースSP」の新規購入は、この3月31日で終了となるそうだ。
…やれ、「タッグフォース」シリーズについては、原則としてDL版が発売されていなかった。しかしながら、2011年の『6』の後は新作の発売が滞り、そしてUMDだとVitaでプレイできないことを考慮してか、最終作と思われていた『6』についてのみ、2013年にDL版が配信された。その後、2015年に『SP』がDL専用ソフトとして登場し、PSP/Vitaで遊べるようになった。
――しかし、『6』については、2017年3月に配信が終了している。それに引き続き、『SP』も、この2022年3月31日で終了ということである。『6』については、『1』〜『5』と同じように、中古ディスクを購入してPSPで遊ぶという手段があるだろう。しかしながら、『SP』はDL専用ソフトであるため、買っておかなければ、新規に遊ぶ方法は永久に失われることになる(※購入していた場合の再ダウンロードは可能)。まあ、遊戯王はもともと声優やアニメなどで権利関係が複雑なタイトルであるし、「マスターデュエル」も出た今となっては、遊んでいるのは私くらいのものだろうから、これは仕方がないであろう。さらば、遊戯王ゲームで最も名作だった「タッグフォース」よ…。
(2022年3月31日)
軽さ・サイズ・値段など、部分的にはVitaより優れている。俺はこれくらいの大きさが好きだよ |
本日は、元々は午後だった予定が午前に前倒しとなったので、その時間を使って、隣町のブックオフへと行ってきた。引っ越しの準備が進んできて、お金にも荷物にも若干の余裕が見えてきたことと、あるPSPソフト(DL版なしなので中古ディスクでしか遊べない)が売っていないかを確かめることが目的である。そして、恐らくこれが、現住所からブックオフに行く最後の機会になるということもあった。
…そういうわけで、【日記:2022/1/31】と【2021/12/28】の続編として、今回も買った物の紹介をしてみることにしよう!
○PSP用 コンパクト AC充電器
私は、家にあったPSP-3000を使っている。ご存じの通り、PSPが持つ機能の大部分はVitaへと移行したのであるが、当時はDL版の配信がまだ定着しておらず、UMD(PSPディスク)でしか遊べないソフトもあるため、完全にPSPの存在意義が失われたわけではない。
しかしながら、私のPSPの充電ケーブルは、どうにも接触が悪いようで、安定して充電するのが難しい。そのため、充電器以外の部品は元気であることも考慮し、充電ケーブルだけを新しく購入してきた。非純正であるものの、パッケージングのしてある新品のため、これで当分は大丈夫であろう。
ちなみに、その隣には、PSP-3000用の替えバッテリー(Vitaと違って簡単に交換可能)も新品で売っており、まだまだPSP愛好家は生存しているようだ。言われてみれば、PSvitaと比べても、「Vitaソフトが遊べる」という1点だけを除けば、同等かむしろ勝っているくらいの能力を誇っている。PSPは、現在でも画質の粗さを我慢すれば十二分に使っていけるだろう。GBASPと同じく、バランス感覚にとても優れた、“携帯ゲーム機”の一つの到達点だと思う。「出荷完了」ということだが、名作アニメの再放送みたいな感覚で、いつでも再出荷していいぞ。
○ゲーム攻略本
・ファイナルファンタジー4 徹底攻略編
・ファイナルファンタジー4 戦闘解析編
・ファイナルファンタジー6 基礎知識編
・ファイナルファンタジー6 冒険ガイドブック
どれもお馴染み、「NTT出版」の薄い本である。FF4だけで、こんな感じの名前の本が4冊もあるようだ。残りは「温泉旅行編」とかだろうか…。
これらの本は、攻略目的ではなく、どちらかと言うと同人誌的な気持ちで購入をした。まあ、PSP版をやる際は、2Dマップが役立つこともあるだろう。
・ファイナルファンタジー10-2 EASY TO FIND
・ファイナルファンタジー10-2 最速攻略本
・ファイナルファンタジー12 公式ガイドブック
・ファイナルファンタジー12
ファーストフライトガイド
・ファイナルファンタジー13-2
ファーストマスターガイド
全て、いわゆる「最速攻略本」である。FF10-2も12も13-2も、アルティマニアを既に持っているため、攻略面での必要性は無い。
ただ、公式サイドからこういう本が出版されているというのは、ゲームの解釈として、重要なことである。私は、ただ遊ぶだけではなく、やり込みプレイをクリアーするだけでもなく、FFの魅力を伝えていきたいと思っているので、こういう書籍も参考にしたうえで、プレイ日誌を書いていきたい。
・ファイナルファンタジー4(DS)
ワールドマスターガイド
これも最速攻略本…なのか?
一応、攻略としては、ラスダン以外は全てが載せられている。
DS版FF4については、既に12月28日の時点で「公式コンプリートガイド」という厚い本を買っているのだが、せっかくゲームに関連する書籍が発売されているのだからということで、こちらも買ってみた。FF4は、2DベースのPSP版と、3DベースのPC版でプレイをする予定であり、後者の日誌を連載する際に、この攻略本が役立ってくれるだろう。
○ソフト:「ファイナルファンタジー10
インターナショナル」!!!
お前のことが好きだったんだよ! |
というわけで、今回の一番の当たりは、PS2版の「ファイナルファンタジー10
インターナショナル」である。
この作品は、オリジナル版から1年半後の2002年1月に登場した、FF10の海外版である。いわゆる“完全版”とも言えるが、FF10は初めてキャラクターボイスを採用したFFシリーズであり、そのストーリー演出が大きな評価点とされているため、英語音声はあまり人気が無いようだ。
…また、この作品の日本語字幕は、「音声だけを英語にして、日本語版の字幕をそのまま貼り付ける」という形式ではなく、「あえて英語から再翻訳をする」という形式を取っており、ひと味ちがったFF10を楽しめる。他の翻訳版FFは、続編の『10-2』ですら日本語字幕そのままであるため、FF10INTの立派な強みであると言える。しかし、これについても、ワッカが北海道弁を喋るなどと珍妙な訳になっており、好評とは言えないらしい。
――なお、後のHDリマスター版では、日本語音声&日本語字幕となり、「英語音声」も「英語字幕」も「再翻訳された日本語訳」も、全て未収録である。容量的には、PS3なら50GBが入るため、同時発売のVita版が問題だったか、最初から入れる気が無かったかのどちらかであろうと思われる。
そして、FF10のINT版における、音声・字幕以外での変更点として、バランス調整や遊び要素の追加が行われている。
…具体的には、一部モンスターの強化や「クイックトリック」の弱体化といったバランス変更、最強育成だとマイナスになる新スフィア版、「じんそく(待機時間倍率1でアイテムを使う)」「リボン(全ステータス無効の防具アビリティ)」などアビリティの増加、ダーク召喚獣&デア・リヒターといった強敵の追加などが為されている。やれ、FF12においては、オリジナルとINTで全くバランス調整の方向性が異なっているが、FF10はそこまで大きな変更点は無く、概ね順当なパワーアップと言える。そのためか、後のリマスター版では、こちらの要素については、INT版のほうが採用されている。「ヘレティック召喚獣に道を塞がれて全滅」みたいなものについても、そのまま移植されていたりする。
――ただ、“順当に進歩した”ということは、特別に遊び分けをする必要が無いという意味でもある。例えば、「ゾディアックエイジ」でFF12に滅茶苦茶ハマった人が居たら、別バージョンとしてPS2オリジナル版のFF12をやってみると、違ったプレイ感覚を味わえるだろう。だが、FF10の場合、変更点が少ないので、わざわざHDリマスター版(INT版)からオリジナル版に戻ってみても、あまり感覚は変わらないであろう。スフィア盤封印と言ったやり込みプレイのレベルであっても、瀕死条件の変更(オリジナル:25%→INT:50%)が効いてくるくらいで、そこまで抜本的な変更はしなくて良いと思われる。
そんなわけで。FF10のインターナショナル版は、現時点においては、あまり存在意義があるとは言えない。通常は、現環境でのプレイが容易かつ、顔面以外のクオリティが高く、追加要素も入っているHDリマスター版が順当である。また、「PS2版のグラフィックで楽しみたい」「あえてオリジナル版のバランスを味わいたい」「入手容易な手段で、極めて安価に遊びたい」などという場合にも、PS2オリジナル版にお呼びが掛かり、やはりINTの出番は無い。INT版は、出荷本数がオリジナル版より少ないため、見つけること自体が難しく、有ったとしても値段が高くなっていることが多いのだ。
一字一句まったく変わらないのは草の練習ですわよ |
しかしながら、私はあえて、「英語音声と、再翻訳された日本語字幕」に注目をして、このINT版を探し求めていたのである。この要素だけは、後のHDリマスター版には収録されておらず、INT版の差別化できる要素である。まあ、単品では珍訳であるものの、オリジナル版と比較をする前提であれば、立派な評価点となりうる。両者を比べてみることで、ストーリーの解釈や、日本語・英語のニュアンスの違いといった部分について、理解が深まるはずだ。
さて。恐らく、このサイトを主体として「やり込みinFF」を楽しんでくださっている方はご存じないと思うのだが、【「やり込みinFF」のYouTubeチャンネル】における人気動画の1位・2位はFF10である(1位が【スフィア盤なしのユウナレスカ戦】、2位が【ラスボス戦】)。しかし、当時は、現在のように“全ボス戦を投稿する”という習慣が無かったため、歯抜け収録なうえ、動画自体にも解説等が無く、淡白な印象となっている。
…よって、FF10については、いつか再プレイをして、全ボス戦の動画を投稿しようと思っていた。その際のソフトとして、PS2版の「FF10
インターナショナル」を使おうと思っていたのだ。録画環境については、初期型PS3(20GB・60GBモデル)を使えば、HDMI出力ができ、画質についても一定の補正が掛かるため、WEB配信なら十分な質を出せるであろう。また、HDリマスター版のFF10と比べた場合についても、そちらでオートセーブ・倍速・イベントスキップなどと言った便利機能は特に追加されていないため、この点についても、PS2INT版がマイナスになるということは無い。
ちなみに。そのFF10のプレイは、バトル面については、既存の【かんたんスフィア盤なしクリアー】を踏襲したものとなる。ただ、それだけだと、単なる動画の再投稿となってしまうため、実際のプレイ時には、別の切り口からやり込みプレイ日誌を書いてみたいと思っている。
――まあ、いま連載しているPSP版FF1の後は、既にGBA版FF5の低レベルクリアーが内定となっており、FF13の亀様も生き残っている。よって、FF10/INT版のスフィア盤なしプレイに再挑戦をするのは、かなり後のことになるであろう。でもまあ、うん、予定が多く存在するというのは良いことだ。オリジナル版は通す。HDリマスター版も通す。INT版も通す!!
(2022年3月31日)
皆さまの家の倉庫にも、いろいろなゲームが眠っているかも |
引っ越しのために家の倉庫を漁っていたところ、なかなかのゲームたちが出てきたので、それらも新居に連れていくことにした。
…まず、私が注目したのは、「ワンダと巨像」「ICO」「大神」(全てPS3版)である。これらの作品は、原作はPS2であり、PS3版はリマスター版となる。私が購入したものではないため、この家に関わった人のうち、誰かが買って、それで置いていったようだ。
――さて、これらのゲームについては、PS2でも印象的な作品とされており、それぞれにコアなファンが存在する。私も、それぞれ名前くらいは知っている。「ワンダと巨像」は巨人のような敵を登って撃破するアクション、「ICO」はアイシーオーではなく“イコ”と読む、「大神」は元カプコンの怖い顔の人が作ったゲーム、という感じだ。やれ、PS2当時の私は、“なんたら5”とか“なんとか10”みたいなシリーズ系ゲームばかりを買っており、前述のような作品には、興味を持ちつつも、あまり手を出していなかった。そこから時間が経ち、リマスター版も発売された今、それらに触ってみるのも一興だろう。
その他にも、引き続き倉庫を漁ってみると、出てくるわ出てくるわ、意外なゲームが…。
――例えば、PS3/「グランツーリスモ6」は、本編作品のはずなのだが、何故か空気扱いされている。ある意味で伝説のゲーム、PS3/「エルシャダイ」のパッケージ版が置いてあった。無くしたと思っていたVita/「地球防衛軍3ポータブル」が、クソゲーのV2と共に並んでいた。超名作のPSP/「遊戯王GX・5D's
タッグフォース」も、3,4,5,6とパッケージが揃っており、当時はこれの発売が毎年の一大イベントだったことを思い出した。PS2/「ドラゴンクエスト8」が、何故か2本あった。リメイクも移植もされていないPS/「エースコンバット3」なども奇ゲーも存在する。
そして、FF関連では、PS2/「FF12」&「FF12インターナショナル:ゾディアック・ジョブ・システム」があった。PS4などの現行機にリマスターされた「ゾディアックエイジ」は、システム的にはINT版をベースとしたグレードアップ版である。ただ、3バージョンのどれも微妙に異なっており、特にオリジナル版はINT以降とは異なるゲームバランスのため、私のようなマニアであれば、全バージョンを手持ちしていても良いであろう。なお、PS2ソフトについては、おいおい「初期型PS3を購入する」という方式で、HDMIキャプチャをできるようにしていくつもりである。
――また、PS3/「ファイナルファンタジー13」については、何故か4つあった。そして、FF13-2の「デジタルコンテンツセレクション」は、今後に貴重になってくるかもしれない(オンラインストアが閉鎖されれば、PS3版FF13-2にDLCを追加する手段がこれだけになる)。他にも、海外版FF13-2などという変化球があったりなどと、なかなか面白いラインナップが揃っていた。
そういうわけで。私は、今回、引っ越しということで、倉庫からゲームを発掘していったのだが、別に引っ越しをせずとも、何気なく過去に買ったゲームたちを漁ってみるのも良いのかもしれない。プレイ目的としてはもちろん、“ウィンドウショッピング”的な感じで、眺めているだけでも楽しいだろう。
…やれ、どんなゲームを、どう遊んできたか。それは私にとって、その時代を象徴するものだ。他の人で言うのなら、思い出の写真集であり、懐かしの名作漫画であり、古い友人であり、タイムカプセルなのであろう。久しぶりにTwitter感覚で日記を書いたな。
(2022年3月31日)
ティファ「分割7回払いでどう?
7リメイクも分作だし」 |
私は、今回の引っ越しで冷蔵庫を新規購入する必要があったため、その際に中古を検討したのだが、結局のところ、新品を楽天で買うことにした。
…やれ、私も引っ越しを繰り返している身であるため、一通りの生活家電が余っている。ただ、どうも冷蔵庫だけは予備が無かった。冷蔵庫は、飲み物を美味しくする目的と、食品を賞味期限通りに保管するために、重要である。冷蔵庫が無ければ、毎食ごとに外に買いにいくような形になるが、買い物の回数を増やすと、無駄遣いになりやすい。よって、節約という観点からも、冷蔵庫の存在は重要と言える。
――そして、1人暮らし用の冷蔵庫というと、簡易的な1ドア型と、冷凍室を持つ2ドア型が存在するが、私は2ドア型と決めていった。冷凍室があれば、アイスを保管可能であり、夏場は涼しさを味わえ、冬場はアングラな気分になれる。また、冷凍食品は、年単位での賞味期限を持つことすらあり、保管しておけば、何らかのトラブルが有った際にも、食事のレベルを維持しやすい。そういうわけで、冷凍室の存在も求めていった。
さて。そういった一人暮らし用の冷蔵庫と言うと、だいたい容量としては100リットル前後、値段としては2万円からというところのようだ。
…そして、これに、年間でおよそ5000円の電気代が掛かる。仮に、1台の冷蔵庫を10年使うとすると、1日あたりの料金は19.2円であり、これくらいならば便利さの代償として、余裕で許容できる範囲であろう。ネックとなるのは、初期費用(本体の購入代)のみである。
――ちなみに、メーカーとしては、ハイセンス・Haierといった中国製に加え、最近では「格安価格の日本製」という新ジャンルが登場し、アイリスオーヤマなどのメーカーが人気である。まあ、私としては、国籍にこだわりは無く、魚の産地は海・野菜は土・機械は工場だと思っているので、安ければどちらでも良い。しかし、「海外製品よりも安価な日本製」というのには、時代の流れを感じる。良いことなのか悪いことなのか、私には分からない。
そもそも、お金が無いから働くということのため、お金の節約は当然のごとく重要だ |
そういうわけで。冷蔵庫は、利便性が高く、必須と言えるアイテムである。だが、私は、中古製品を使って安く買えないかと考えたのだ。単純に、お金を節約できるというのはもちろんだが、もう時代が異なっており、なんでもかんでもポイポイ買って捨ててを繰り返すのではなく、壊れるまでしっかり使うことが重要だと思っている。そういう意味でも、中古製品の理念には同意をするものだ。ということで、調べてみると、近所には「オフハウス」や「セカンドストリート」といった中古物品を扱っている店があるので、そちらに足を運んでみた。
…すると、冷蔵庫本体の価格としては、1万円前後で買えるような物もあった。約半額であり、ただでさえ金が尽きやすい時期には、とてもありがたいものである。また、中身をさっと見てみたが、特に大きく傷んでいる感じも無かった。逆に、痛みが激しいものは、5000円とかになっている場合もあった。訳の分からない忍者のシールとかが貼られまくっていたが、それを我慢できるなら、普通にアリであろう。
ただし。私は、これらの店で、半額まで値が下がった中古品を買うことは無かった。理由は、配送である。
…さて、今回の私の目的は、県外への引っ越しであるため、購入した冷蔵庫は、「その引っ越し完了後の日付で」「引越し先の住所に」届けてほしいという条件があった。しかし、私の行った「オフハウス」は、配送サービスに一切対応していなかった(店舗によって異なるらしい)。また、「セカンドストリート」も、配達は市内・および隣接市町村のみであり、しかも1点につき4000円というかなり迫力のある額を要求された。今回の引っ越しは県外であるうえ、10000円の物に4000円を足してしまえば価格は1.4倍である。中古製品としての劣化を考えると、お得感はほとんど無くなってしまうと感じた。
――ちなみに、私は、「送料は無料であり、当然のごとく日付指定もできる」と思っていた現代っ子であるため、“冷蔵庫が荷物に増える”と引っ越し屋に伝えていない。あのサイズの物を頼むとなると、さすがに追加料金なしとは行かないだろう。それで、数千円の料金が請求されてしまえば、やはりお得感が無くなってしまう。自分で運ぶのは、一応は免許を持っているため、不可能ではないが…はい、じゃあ運転の練習!
現実世界でも、このレベルで簡単にお金を稼げればなあ… |
というわけで。私は、中古屋での購入を諦め、新品をネットで買うことにした。まず電気屋の実店舗でサイズ感や機能・価格等を確かめ、その後に「価格.com」で安い物を注文するという王道パターンである。ごめん、ケーズデンキさん…小物類はその場で買ったから許して?
…が、ここでも分割払いという落とし穴が待ち構えていた。まず、今回の注文では、「時間指定で引越し後の日程を設定できる」「配送料が無料となる」の2つは必須である。それに加えて、私はクレジットカードのボーナス一括払いを使いたいと考えていた。ボーナス一括払いは、利用料金を8月にまとめて払うというものであり(必ずしもボーナス=賞与に限る必要は無い)、支払いを大きな収入の後に先送りできるうえ、手数料がゼロであると、メリットが大きい。
――やれ、今回、私が心配しているのは、最初の3〜5月くらいの資金のやりくりだけである。そこさえ乗り越えられれば、給料でループが作れるので、あとはこれを繰り返すだけである。そういうわけで、初期費用を、「ボーナス一括払い」のような制度で、可能な限り先送りしてしまいたかったのだ。
しかしながら。ボーナス一括払いは、かなり上質なサービスのようであり、対応していない場合が多いようだ。
…例えば、ネット通販の王様・Amazonでは、私の使っているクレジットカードだと、一括払いとリボ払いしか選択できない。一括払いは、最も資金が足りないであろう今春に引き落としが行われるため、今回の私の用途に合っていない。そしてリボ払いは、悪魔のささやきであり、手を出さないと決めている。そもそも、私が検討に入れた冷蔵庫は、Amazonでは日付指定ができないため、そのままだと3月14日に今の住所へと届いてしまう。無意味である。
そういうわけで。私は「ネット通販ならAmazon」という前提を捨て、別のショップを探してみたところ、どうも楽天だと、送料無料なうえ、日付指定ができるということであった(※商品に依る)。しかも、値段も、実店舗よりは遥かに安く、Amazonと比べても同水準である。というわけで、今回は楽天にて、冷蔵庫の購入を行った。やはり、何でもAmazonにするのではなく、様々なサービスが存在し、それらで競争をすることが重要である。
…だが、その楽天ショップでも、やはりボーナス一括払いには対応していなかった。そのため、次善策として、私は分割払いを選択することにした。これは、商品の購入代を、3回・6回・12回などと分割して払うことが可能になる。しかし、形式としては、最初にまとめて借金で立て替えてもらい、それを分割して返していくのだろうか、利用には手数料が要求される。だが、資金が特に不足する引っ越し初期の消費額を軽減できるのは重要である。そのため、私は人生で初めて、分割払いを選択していくことにした。回数は迷ったが、12回払いとした。これで、1回辺りの料金は1500円ほどで、手数料によって合計金額は1000円ほど高くなる。決して無視できない値ではあるが、困っている時にお金を工面してもらえるサービスなのだから、費用が掛かるのは当然であるとして、我慢をしていくことにした。
今さらだけど凄いグラフィックだなこのゲーム |
かくして。私は、当初の「中古の冷蔵庫を、中古屋にて購入し、新居に送ってもらう」という案から、最終的に「楽天で、送料無料&日付指定可能の新品を購入し、クレジットカードで分割払いをする」という形式に変えていった。冷蔵庫1個を買うだけだが、なかなかの手間が掛かっている。
…だが、もし、この手間を怠っていたとすると、高額な送料を要求されたり、見当違いの日と場所に冷蔵庫が届いてしまったり、地獄のシステム:リボ払いを利用させられたりなどと、かなりサービスの質が劣化しているところであった。やはり、自分の目的に合ったものを選ぶため、様々なサービスを比較検討し、その上で何を使うかを選ばなければならない。男は度胸、なんでも試してみるのさ。
――そして、今回は使用しなかったものの、中古屋の驚異的な安さを知れたことは良かったと思う。例えば、普通に着れるような古着が110円で売っていたり、ほぼ新品に近いような雑貨が半値以下にまで落ちていたりという感じである。前述の通り、お金の節約はもちろん、商品を無駄なく使うという意味でも中古屋の理念には賛同しているので、こういう物を上手く利用していけるようにしたい。それらは全て、貯金という第一の目標に繋がってくる。金が有れば、極端な話、仕事なんてせずに、ずっとゲームで遊んで暮らしていけるわけだから…。
(2022年3月31日)
カッコよく歩きながら予約キャンセル(だが誤字) |
悲しい報告である。私は、「ストレンジャー・オブ・パラダイス:FFオリジン」の予約をキャンセルしたのだ。
…では、そう至った過程について説明しよう。まず、“予約した理由”だが、私は「FFオリジン」を、「7リメイク第2弾もFF16も出ない年における、FF本編相当の作品」として期待しており、3日間の“アーリーアクセス”=先行プレイにも魅力を感じて、DL版の予約購入を行った(【日記:2022/2/21】など)。
――しかしながら、先日、初めての“PS4で動作する体験版”が配信されたのだが、その度を超えた低品質により、クオリティ面に大きな不安をいだいた(【日記:2022/3/10】)。そして、ネットで検索してみた結果、今ならまだ予約キャンセルが可能なことを知り、返金をして貰ったのである。昨日の段階では、長い目で見ていきたいなどと言っていたが、キャンセルできるなら、それに越したことは無いので…。
やれ、確かに、「FFオリジン」は「スピンオフであってFF本編ではないのだから、グラフィックよりもアクション性が重要」という捉え方もあるだろう。だが、それにも限度がある。実際にやってみれば分かるが、「FFオリジン」のPS4版のパフォーマンスは、PS4の初期であったとしても高いとは言えないレベルである。明らかに、2022年の現在に、大作としての新品価格を出せる水準ではない。
…また、PS4版は、ノーマルPS4&PS4proの性能を全く引き出せていない感があるので、「パッチで今後に改善が為される」という考え方もできるかもしれない。だったら、改善してから売ってくれ。現在では、少し待てば、DL版のセールなどで大幅に値段が低下することが分かっている。そんな中、あえて発売日に購入するような大ファンが、最もクオリティの低いバージョンを遊ばされるというのは、おかしいであろう。
ちなみに、私のゲーム購入における大失敗というと、言わずと知れたつれぇわ15の記憶が蘇る。当時は、体験版の品質や制作スタッフの姿勢について、発売前から不安視をしていたものの、「FF本編を信頼する!」として、“お金が有って時間が無い”という現在と正反対の状況だったこともあるが、DL版のうえにシーズンパスまで購入してしまっていた(+10000円近い限定版サウンドトラックも)。だが、結果として、本編のゲーム内容は、極めて不満なまま、短時間で終了した。よって、ゲーム本体の新品購入分の元が取れなかったことはもちろん、シーズンパス分もプレイをせず、まったくの無駄となってしまった。しかも、DL版のため、「ソフトの売却」という僅かばかりの対抗すらできず、完全な泣き寝入りをするしかなかった。
…そのような事態を警戒して、2020年4月発売の7リメイク第1弾については、約1ヶ月前に配信された体験版の品質には満足していたものの、パッケージ版を購入することにした。だが、7リメイク第1弾は、納得のクオリティであり、その心配は杞憂に終わってくれた。
――しかし! ここに来て、再びFFシリーズの予約購入を警戒させるような事態が起きたのである。少なくとも、現行の「FFオリジン」のPS4版を、シーズンパス付きで予約購入するようなことがあったら、間違いなく令和のつれぇわとなっていたことであろう。
ごめん、いくらFFファンと言っても、この品質に8800円は出せない… |
そんなわけで。「DL版の予約購入」のキャンセルだが、これについて、実はプレイステーション本体やインターネットブラウザからだけでは実行できない。キャンセルのためには、サポート窓口への個別の申請が必要となる。
…さて、その申請方法については、様々な手段が存在するようだが、現在では公式Q&Aよりもユーザーが書いた文書のほうが分かりやすく、私も【こちらのブログ様】を参照しながら、LINEを使った手続きで進めていった。まず、「ソニーの公式アカウントを、WEBに乗っているQRコードを撮影して友達登録し、そこからオペレーターに相談をする」という友達の居ない中高年の男性みたいなことをする。この時点で、私は割と抵抗を感じた。また、LINEからPSNアカウントを特定するために、様々な情報が必要らしいので、AI相手に、幾つかの情報を入力した。
さらに、その後についても、「コンテンツの正式名称」として「STRANGER
OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN PS4 & PS5(ゲーム本編)」という長ったらしい名称を携帯電話で打ち込んだり、「発行番号」というPSファンの私でも意味の分からない情報を求められたりした(もちろん説明はされる)。そのうえで、マニュアルなのだろうが、何度もオペレーターからの確認が為され、なかなか時間が掛かってしまった。
――というわけで。手際や内容にも依るのだろうが、数をこなすような作業ではないため、なかなかスムーズに進めることは難しい。そのため、時間としては、30分〜1時間くらいは取られると考えて良いだろう。予約をするほうには1分も掛からないのに…。
ただ、そうやって手間は掛かったが、キャンセル自体はちゃんと行うことができた。
…さて、私の懸案事項の一つが、返金が受け入れられた場合、ウォレットの残高が20000円を超えてしまうことである。PSNでは、残高として20000円ぶんまでしか登録できない(利便性が悪いため、販売戦略的な設定だと思われる)。そして、私は、昨年末の20%還元キャンペーンでPSNカードを購入しており(【日記:2021/12/22】)、後から付与された1500円分は「FFオリジン」で残高が減った後に入金していたため、返金されるとその分が超過をしてしまうのだ。ただ、それを質問したところ、10分ほど確認されたあげく、問題ないということを教えてもらえた。実際、私の現在のPSN残高は「21485円」となっており、これは通常の方法では到達できない値である。バグか、いいえ、キャンセル技です。
――また、オペレーターの対応も、親切であった。私は、無礼にも途中落ちをしてしまい(正確には、携帯電話がフリーズしていたのに、そのことに気付けなかった)、二度手間となったのだが、特に問題なく作業を進めてもらえた。ちなみに、AIの後で登場した人間のオペレーターは、名前だけが書いてあったのだが、男とも女とも、また日本人とも外国人とも受け取れるような名称であり、恐らくは意図的にそうしているのだと思われる。というわけで、私は勝手に20代前半くらいの若い美少女を想定して、爽やかな気分でメッセージの送受信を行っていった。やっぱり、友達の居ない中高年の男性じゃん…。
ゲームなんてやってる場合じゃない!
…わけではないが、とりあえず新生活への適応を最優先に |
さて。この後のことだが、まず「FFオリジン」をキャンセルしたからと言って、即座に別のゲームを買うことはない。
…やれ、以前に書いた、“この時期のPS5/PS4ゲームの紹介記事”だと、他に「ホライゾン2」「エルデンリング」「グランツーリスモ7」の名を挙げていた(【日記:2022/2/12】)。これらのソフトは、FFオリジンのようにPS4版が極端な低品質ということは無いようで、どれを買っても楽しめるだろう。
――ただ、実際に準備を進めてみて分かったが、この3月〜4月には引っ越しや新生活スタートがあるということで、なかなか慌ただしい。時間的にはともかくとしても、心情的には忙しく、どっしり構えて新作ゲームを遊ぶ気分ではない。そもそも、PSplus(去年の33%オフの時に延長してしまった…)におけるフリープレイのソフトや、サイトの本業であるFFやり込みも存在するため、やるべきゲームに困っているわけでもないのだ。というわけで、PSNのウォレットが20000円を超えているのは、HPが最大値以上になるバグのようで気持ち悪いのだが、しばらくはこのまま維持していこう。
また、ゲームの予約購入についても、再び慎重になろうと決めた。今回、FFオリジンのDL版を予約購入していた理由は、“アーリーアクセス”=3日間の先行プレイ権に魅力を感じたからなのだが、事前DLを含めるとしても、13日0時00分に間に合いさえすれば、何のデメリットも生じなかった。それを、早く決めすぎてしまったから、今回のような「予約キャンセル」という手間が必要になったのだ。やはり、判断をギリギリまで先送りするべきだったのである。
…やれ、予約購入について、そもそもDL版は品切れをしないため、目的は“あらかじめ利益を確定させること”であり、キャンセルをさせづらくするのは、ある意味で当たり前と言える。実際、私も、かつてのように百万円単位での貯金があるような状況で、かつ「予約キャンセルの過程を日記のネタにしたい」という動機が無かったなら、今回のような手間を掛けることは決して無かったであろう。DL版の予約購入は、根本的に消費者側が不利なのだ。
ちなみに、もし、私のように、FFオリジンのPS4版のクオリティに落胆し、予約キャンセルをしたいという人が居たら、13日0時00分の時点で自動ダウンロードが始まってしまうと、もう予約キャンセルは不可能なようなので、自動ダウンロードをOFFにして(システム設定からできるらしいが、よく分からない。PS4を一時的にネットから切断するのが確実?)、そのうえでキャンセル作業を行っていくと良いだろう。
――なお、私にも自信が無いのだが、どうもソニーのLINEサポートについては、土日も可能であると思われる。また、ダウンロードさえしなければ、発売前ならば予約キャンセルが有効なため、14日(月)になってから作業を行うのも良い。その場合、PS4本体のシリアルは不要(私は使わなかった)だが、「PSN登録メールアドレス」「PSNのオンラインID(アルファベットのニックネーム)」「直近購入したコンテンツの発行番号(購入確認メールに書いてある)」「キャンセルしたい商品の正式名称と発行番号」が必要であるため、これらの情報をすぐ調べられる環境ではない場合は、メモを取っていく必要がある。
最後に、「FFオリジン」のゲームプレイついてだが、昨日の日記にも書いた通り、PS4版の現時点でのグラフィックについては強く不満であるものの、その他のアクション部分には光るところもあると感じた。体験版は、3つ目のダンジョンまで遊べるということであり、現在は1つ目をクリアしたところであるため、とりあえずは、体験版を終わらせるまでプレイをしてみたい。
…そして、その後についてであるが、もしDL版の予約購入をしていた場合、3日間の先行プレイ権が与えられるのであるが、そこまで期待する意欲は完全に失ってしまった。ただ、アクション部分は面白いと思っているし、“FF1の前日談”となる電波ストーリーに興味があることも変わらない。よって、パッチ等でPS4版のパフォーマンスが改善され、かつ、セール等で値段が下がったら、その時は手を出してみようかなあとも考えている。
――まあ、正直、私としても、この「FFオリジン」には期待をしていたので、今回のPS4版の品質には、怒りではなく、悲しいという気持ちが強い。ただ、予約キャンセルをできたのは、本当に幸運で、少なくとも金銭的な損失だけは避けることができた。もし、体験版をプレイせず、現在のPS4版を定価購入していたとしたら、間違いなくつれぇわと同じ運命になり、その後の再評価の機会も永久に失われていただろう。まあ、残念な出来事だったけど、多くの教訓が残せたという意味では、まだつらくなかったのかな…。
(2022年3月31日)
残念ながら、PS4版のグラフィック品質は、かなり悪い |
本日朝のPSハード発表会にて、18日発売(DL版予約特典では15日0時から)の「ストレンジャー・オブ・パラダイス:FFオリジン」(PS5/PS4/PCなど)の体験版配信が発表されました。今回は、PS4向けの体験版もあるということで、PS5を自力購入できなかった私も、さっそくプレイをしてみました。
さて、まず述べなければならないのは、残念ながら、本作のPS4版のクオリティには極めて大きな問題があるということである。ムービーシーンの画質はまずまずなのであるが、アクションシーンに入った途端に、PS4より更に古いハードでプレイしているようなボケ具合となる。わざわざ検証するまでもなく、出力画素数はFullHD(1920×1080)に達していない。一応、私は、上位機種であるPS4proを使っているのだが…。
…また、グラフィック内部についても、質が良くない。最初のダンジョンは、FF1と同じく「カオスの神殿」であるのだが、モデリングもテクスチャも貧相である。そのため、“歴史のある建物”という印象は受けず、終始のっぺりとした感じでゲームが進んでいく。終盤の、倒れた建物の上を走っていくシーンは、まるでPS2のゲームをリマスターしたかのような見た目であった。
――ただ、私は、モードとしては「fps優先」を使っており、静止画としての質を犠牲にしている代わりに、さすがにヌルヌルと動作をしてくれる。まあ、正直、このゲームのPS4版はノーマルPS4の水準にすら及んでいないので、60fps動作くらいはしてくれないと困るのであるが…。
セーラ姫は凄くかわいいと思った(中並感) |
更に、“ライティング”と言うのだろうか、このゲームは光の陰影による演出がおかしいのである。
…具体的に、どう変なのかと言うと、上の画像の左右を見比べていただければ、一目瞭然であろう。「キャラクターの表情」「髪の毛の細かい部分」、「服のふさふさした装飾」と言った細部について、右側は露骨に質が低く、明らかに違和感がある。なお、左側の画像は、アクションや着せ替えといった要素の無い“固定ムービー部分”から取っている(「PS5版」という意味ではない)。ムービーは、よく演出されており、さすがスクエニという感じである。オープニングのプリレンダムービーも非常に美麗であった。それだけに、どうしてもアクション部分のショボさも際立ってしまう…。
――ちなみに、上の画像は、全て私がプレイしたPS4版での、「ムービーシーン」と「インゲーム」の比較である。一方、PS5版でも、固定ムービーのほうが綺麗なことは変わらないものの、他者様のプレイ動画等を見る限り、PS5版では、インゲームもまずまずと言った画質になっている。まあ、PS5水準のゲームと比べると全然であろうが、PS4版の、カビが生えているかのような酷い画質よりは遥かにマシであろう。
ちなみに、ヒロインであるセーラ姫は、今のところ、固定ムービー部分にしか出ていない。まあ、本ゲーム最大の美少女の酷い劣化を見せないという、スクエニ(コエテク?)からの、せめてもの慈悲ということなのかもしれない…。
このゲーム、ひょっとしてバカゲーなのでは… |
そういうわけで、「PS4版の品質」という点については、極めてガッカリしているのだが、それ以外の点については、なかなか良さそうな感じもした。
…まず、私が最も期待しているストーリーについては、いきなり電波な感じで始まっている。例えば、既に公開されている情報として、主人公であるジャックの名字は「ガーランド」であり、本作は“彼が闇へと取り込まれていく物語”とされている。しかし、オープニングにて、さいかわヒロインのセーラ姫がいきなり「カオス神殿で行方不明となったガーランド様を助けてほしい」とジャックに頼んでおり、時空が歪んでいる。
――ただ、個人的には、FFのストーリーは、訳の分からないところから解読をしていくのも面白さの一つだと思っているため、こういう電波な感じは嫌いではない。FF1のストーリーには、時間旅行の要素があるため、このように時系列が乱れていることにも、考察の余地がある。そして、前述の通り、固定ムービーシーンの出来は良いため、バトル難易度を下げて、「ムービーゲー」として楽しんでいくのも悪くないと感じた。
また、バトルについては、最近のアクションゲームにありがちなこととして、チュートリアル地獄になっており、体験版を1時間半ほどプレイした時点でも、山ほどの要素が解禁されている。シンの毒気にやられたかのような感じであり、頭がぐるぐるになって、理解が全く追いついていない。
…ただ、難易度がACTION(ノーマル相当)だと、初ダンジョンの中盤の時点で、既にゴリ押しは不可能である。どうも、今のところの私の理解では、○ボタンガード(ソウルシールド)が強力であり、これで敵の攻撃を受け流してゲージを溜め、強力な技を使っていくというシステムになっているようだ。ゴリ押しの効かない、メリハリの付いたバトルであり、FF13や7リメイク第1弾のような、やりごたえのある感じになっている。
――また、相手のブレイクゲージをゼロにして○ボタンで撃破するというシステム(ソウルバースト)は、敵を赤いクリスタルにして爆発させるという、ファンタジーながらも暴力的なエフェクトが印象的である。ただ、宣伝動画などで見た際は、「見た目は確かにカッコいいけど、本当に面白いの?」と疑っていた。しかし、実際にゲームをプレイしてみると、「持っていくまでの流れ」と「コントローラーの振動」「カメラの演出」などが練られており、強敵をソウルバーストで撃破できた時の気持ち良さは、かなりのものがある。外見だけでなく、しっかりプレイ感覚に連動できていると言えよう。
というわけで。「FFオリジン」は、PS4版の品質については極めて残念であるが、それ以外の点については、そこまで悪くないゲームであると感じる。
――まあ、正直、他にもPS5/PS4のソフトが揃ってきている中、“そこまで前向きな気持ちで勧められるゲーム”かどうかと聞かれると、なかなか苦しい感はあると思う。ただ、私はFFシリーズのファンであり、予約購入も既に行っている身であるため、なんとか応援をしていきたい。まず、今年は、FF16もFF7リメイク第2弾も出ないであろう。また、3〜4月は、引っ越し等もあって、インターネットをフル活用した娯楽はできず、お金も節約しなければならない状況だ。だから、既に買っているこの「FFオリジン」を、焦らずゆっくりと楽しんでいきたいな…。
(2022年3月31日)
我ながら、よくこんなプログラムが動いてるなあ |
この2日間は、今後のことも考え、集中的にサイトのプログラムを改良していました。
主な変更点は、以下のものとなります。
●共通…最上部に、現在位置が分かりやすくなるようなリンクを載せました。
例えば、このページなら、「トップページ > 管理人の日記 > 2022年3月9日の記事」という位置付けになります。
今どきのサイトは、全て上のほうにトップページへのリンクがあるので、それを取り入れようと思いました。
また、リンクが貼られた文字を枠で囲い、ボタンとして分かりやすく表示しました(表示していない場所もあります)。
●トップページ…【過去の更新履歴】というページを作り、以前の更新を年単位で確認できるようにしました。
「プレイ日誌の更新コメント」は、一度埋もれると確認不能になっていたので、それを復活させたいと考えました。
●日記…「過去ログ」「タグ」の表示形式を全般的に改め、本文を連続で表示するのではなく、題名を並べて、その中から選ぶ形式としました(例:【2021年の記事】【タグ:コレジャナイ感】)。
現在では、恐らく、いにしえのテキストサイトのように「記事を上から順番に読む」ではなく、「気に入った記事を選択して読む」という人が多いと思います。また、1記事のボリュームが大幅に増したため、連続で並べると気が散りやすいということもあります。
当サイトでは、題名が記事の内容説明として機能しているため、「あの記事どこだっけ?」みたいなものも、かなり探しやすくなったかと思います。
また、2011年以前の日記は、プログラムに中途半端な取り込まれ方をしていたため、そこをバッサリと切り、2012年頭から、各種機能に対応をさせることにしました。それにより、過去記事へのリンク等を、手作業で貼り替えていきました。たぶん、全て変更できたはず…。
そして、何の機能を持っていたか、恐らく誰も理解していなかったであろう【日記のメインページ】も、「最新3ヶ月の記事を題名で一覧表示し、さらに各種機能にもアクセスしやすくする」という明確な用途をもたせました。ちなみに、旧版では、「最新の記事から5件を本文表示し、『次のページへ』で更に6〜10、11〜15…と表示していく」という、まあ昔の個人サイトなら…という内容でした。
というわけで、今回もバグまみれでなかなか大変でしたが、2日間の集中的なプログラミングで、狙っていた機能は概ね実装ができました。
あ、バックアップ機能がまだでした…(【日記:2022/2/1】)。また近いうちに頑張ります…。
(2022年3月31日)
物が良いことは分かるのだが、何故か私が使うとすぐに壊れてしまう… |
私が、現在5年ほど使用している「iPad
Pro(2016/9.7インチ)」は、私にとって、初めて定着したアップル製品となった。
まず、私とアップル製品は、非常に相性が悪い。最初の邂逅は、音楽プレイヤーのiPodである。今から15年ほど前には、”ウォークマン”のような「MP3プレイヤー」が全盛期であり、その際、私は「クリップ型のiPod(iPod Shuffle)」を購入した。音楽プレイヤーは、身に付けるものなので、意外と壊れやすく、5000円程度で買えるというのは大変ありがたかったことを覚えている。だが、小雨程度の雨に濡れて、2週間ほどで玉砕してしまった。
…そして、次の戦闘は、デスクトップパソコンのiMacだ。当時の大学のコンピューター室に採用されており、サラダボウルを逆さにしたかのような本体にディスプレイが乗ったデザインで、授業で使ったのだが、全く馴染めなかった。まあ、当時の私は、既に学習意欲がほぼゼロになっており、もはやパソコンの種類など関係ない気もするのだが、わざわざマイナスの勢いを加速させなくとも良いだろう。
なお、その2010年前後くらいには、「マックはおしゃれ」みたいな雰囲気があり(今も?)、周囲でやたらと高性能ノートパソコンの「MacBook」を使っている人を目にした時代でもあった。だが、まだスマートフォンが本格的な普及をする前の時代といえ、パソコンをネットサーフィンとワープロくらいにしか使わない人に、果たしてそこまで高性能なパソコンが必要かどうかと問われれば、私は疑問符が付くと思う。ちなみに、私自身については、サイト作成に使うフリーソフトが全てWindowsであるため、Mac環境は検討に入ったことすら無い。
――更に、続いての巡り合わせは、スマートフォンのiPhoneである。私は、かつて就職をした際に、初めてスマートフォン型の携帯電話へとデビューをした。その際、スマートフォンについては全く分からなかったので、とりあえず有名なものとして、Appleの「iPhone5」を使い始めた。今のように、携帯電話が無限に大型化していく前の機種であり、ソフト・ハードともに使い勝手は良好であった。だが、2年契約で、2年ぴったりで壊れた。ソニータイマーならぬアップルタイマーである。しかも、当時の私は、通信会社の悪辣な契約について理解をしておらず、月7000円という高額な利用量を2年間払っていたばかりか、2年1ヶ月での違約金として13000円を支払うハメになった。ありがとうソフトバンク…もう永遠に大手キャリアとは契約しません…。
そういうわけで。私とApple製品は、どうにも相性が良くないのだ。
…やれ、恐らく、私の放出する負のオーラは、Apple製品の醸し出す陽のオーラと、決して相容れないものなのであろう。お互いが近くに存在すると、消滅放射線が大量に発生し、周囲に迷惑が掛かる。つまるところのパウリエフェクトである(意味不明)。
画面はハメ込み合成です(私のiPadに残っていた最も古い画像) |
ということなのだが、私は2017年3月頃に、第4の戦いとして「iPad
Pro(2016/9.7インチ)」を購入した。当時、既に十分に人々の間にスマートフォン型の携帯電話が行き渡ってきており、タブレット端末が折返しを迎えていた時期であった。そんな中、約5万円という高価な機械を、しかも自分とアップルは相性が悪いことを知っていて買うとは、なかなか恐ろしいものだ。
…まあ、その理由はシンプルで、当時は金が死ぬほど余っていたからである。その時は、WiiUスプラトゥーンセットを新品購入する(【日記:2017/3/19】)など、やたらと金遣いが荒かった。ただ、その時に買った物たちが、5年後の今も、意外と役立っていたりするのだから、分からないものだ。
――ところで。iPadを買った理由は、「金が余っていたから」なのであるが、買った目的のほうは、ゲーム攻略に使えるのではないかと思ったからである。やり込みプレイにおける“込み入った攻略情報”などは、大画面で表示するのが好ましいが、パソコンは録画に使用している。また、携帯電話は画面が小さいうえ、既に様々な機能が集中しすぎており、ここにゲーム攻略情報まで詰め込むとパンクしてしまう。よって、iPadの画面に、ゲーム攻略サイトを表示して、攻略本代わりに使っていこうと思ったのだ。
そうして購入したiPadは、私にとって「スターライトステージ」専用機として定着することになった…。
さて。「スターライトステージ」は、タッチパネル型の育成音ゲーであり、恐らく携帯電話でプレイをしている人が大半と思われる。ただ、携帯電話は、画面が小さくて細かい操作感が悪いのと、字が小さすぎて読みづらいのと、そして他の用途が多すぎてゲーム専用にすることが難しいという点があった。そこで、iPadに「スターライトステージ」にインストールをしたところ、前述の問題点が解消され、見事に定着したのである。
――さて、そのiPadでのプレイ感覚については、本体は「握る」のではなく、「置いてピアノのように演奏をする」という感じとなるが、プレイのしやすさという面では後者のほうが勝っている。まあ、音ゲーは競技的な面も強いが、カジュアルにプレイするのであれば、どちらでも良いであろう。また、スターライトステージは大量のストレージ容量を要求するので、それが携帯電話と分けられた点は好ましい。また、スターライトステージしながら携帯電話を別用途に使えるという点も重要で、攻略情報を調べつつ編成をしたり、放置プレイなども携帯電話を触りながら行うことがきた。代わりに、iPadは携帯性で劣るため、家でしかプレイできないゲームとなったのだが、私はこのゲームは家でやるものと考えているため、そこは難点に感じなかった。
というところなのだが、実は、このiPadも、最初から私と相性が良かったわけではない。初期不良品を引いたのだ。
…その内容としては、使用開始から数日後に、画面に縦の虹色線が入り、全く映らなくなってしまった。さすがにこれはダメだろうと思って、サポートに連絡し、初期不良品として交換をしてもらった。その形式は、宅配業者が家まで来て受け取りにくるものだったことを覚えている。ただ、これについては、「初期不良品の保証」というのはこういうものであり、特にプラス評価であるとは感じなかった。
――そして、そうして訪れた2代目と言えるiPadPro(2016)が、結局、5年後の今まで、私に定着することになった。「スターライトステージ」では、先日、1800日継続ログインボーナス(※実は、連続どころか累積ですらなく、プレイ開始日を1日目とした時間の経過のみが基準)を受け取っており、もう5年が経ったんだということが分かる。怖いなあ…。5年あれば、女子中学生のほとんどが、女子中学生でなくなってしまう…。
電子版の漫画を読むのに使っている人も多い。私もいいと思う |
ちなみに。当初の用途として考えていた「ゲームの攻略情報を表示する」という目的にも、しっかりと使えている。実際、現在プレイしているFF1では、ネットの攻略サイトを検索し、マップを表示しながら攻略を進めている。以前には、FF6を攻略する際に、似たような使用法をしていたこともあった。
…ただ、私は、基本的には攻略本を購入しているため、そちらを使うことが多い。よって、iPadで攻略情報を表示するのは、「攻略本が手に入らず、かつ、携帯電話だと調べにくいような情報を、常に表示しながらプレイしたい時」と、なかなか限定されている。これが、要するに「ダンジョンのマップを表示しながら、ゲームをプレイする」という使用法に繋がってくる。というか、ほぼこれにしか役に立たない。
――やれ、役立たない例として、FF13のボス戦タイムアタックで攻略情報を表示(?)したい時などが考えられる。既存の最速攻略を知りたい時は、録画を開始する前に、PCで動画を検索すれば良い。敵の基本的なデーターは、攻略本に掲載されている。また、運ゲーを繰り返す際の暇潰しについても、iPadでは重すぎ・デカすぎであり、携帯電話が最適である。以上、“帯に短しタスキに長し”ということで、iPadは使いどころの難しい機械なのだ。
ちなみに。購入当時は全く予想していなかった用途として、iPadはZoomなどのオンライン会議に使えるというメリットがある。これも、繋ぐだけなら携帯電話でも十分だし、本格的な環境としてはPCが優れている。ただ、iPadをZoomに専念させることで、PCとスマートフォンの両方を空けられるというメリットが大きい。既に多数の機能が集中しているPCと携帯電話について、混雑を緩和できるという意味合いが存在するのだ。
――その他、iPadの画面をPS4リモートプレイに使ったこともある。まあ、リモートプレイは、画質・音質ともに極端に劣化し、稼ぎプレイでしか使っていなかったのだが、Vita不在時のリモートプレイや、その他、特殊な用途でのディスプレイ代わりに使ったことがあった。まあ、リモートプレイ用の画面としては、iPadはちょうど良い大きさであるため、PS4のゲームでやり込みプレイをする際には、また声が掛かるかもしれない。
とまあ。こんな感じで、iPadについては、買ってみると、意外と色々な用途があった。
…ただ、私としては、やはり「スターライトステージ」専用機という認識が強い。同作は“タッチパネル音ゲー”ということで、操作感が重要であり、今さら携帯電話では代用できない。逆に言うと、その他の用途は、携帯電話でも実現可能である。特に、最近は、もはや“携帯”と呼ぶのに抵抗を覚えるようなドデカい携帯電話も登場してきており、そういったものと比べていくと、やがてタブレット端末というもの自体が吸収されていくと思われる。
――そんな感じの背景があるため、私は現在のiPadには概ね満足をしているが、次を買うかどうかは未定となっている。今の私は、貯金を全て使い切った状況であり、4月からは、とりあえずお金を貯めていきたい。そのため、今のiPadが駄目になったとしても、「iPadの後継機を買う」か、「その他の安価なタブレットを買う」か、はたまた「これで終わりとする」かは、貯金と相談してから決定しなければならない。まあでも、今のiPadPro(2016)は、電池もヘタっておらず、まだまだ元気という感じだ。私との歴史問題も解消されたため、ここまで来たのだから、そうすぐには壊れない気がする。
(2022年3月31日)
いにしえの個人サイトでは、CGIというプログラムが珍重されていた。今、あなたが見ているこの文章も、CGIで出力が為されている。以前は、当サイトも純粋なHTMLで作成していたが、2011年ごろから移行をしていき、今ではほぼ全てのページをCGIで出力している。
…さて、そのプログラムは、既存の物にわざわざこんなテキストサイトを再現するほど低性能なものがあるわけないでは私の求める性能を満たせなかったため、自分で1から制作していった。その際に、私が気を付けていたのが、「送信」の隣に「リセット」を置くようなプログラムにしないことであった。
さて。どういうことかと言うと。個人サイト全盛期には、古風な「テキストボックス」や「プッシュボタン」を使って、情報を送信するというページがあった。私が使っている伝説のHTML制作ソフト:FrontPageExpressでは、フォーム作成も容易なので、簡単な例を作ってみた。以下のような感じである(※あくまでイメージなので、ボタンを押しても何も起こりません)。
こんな感じの欄に情報を入力して、「送信」ボタンを押すと、管理人にメールが届いたり、はたまたホームページ上に文章が載ったりする。だから何だという感じであるが、インターネットが普及し始めた2000年ちょうどくらいの時期には、この程度のことでも一大事であったのだ。
だが。この手のフォームにおいて、何故か「送信」の隣に「リセット」を置くという悪習がまかり通っていた。
…そもそも、「リセットボタン」自体の必要性が低い。何故なら、入力した情報を消したければ、ページを閉じて最初からやり直せば良いからだ。しかも、「送信」の隣に「リセット」があるというのが決定的にマズい。全ての情報を入力し終えて送信をする行為と、最初からやり直す行為は、機能が正反対であるからだ。それを隣に置いておくようなことは、誤入力を誘発している。
――やれ、割合としては、「送信しようとして、間違えてリセットを押してしまった」という事故のほうが圧倒的に多いだろう。しかし、その逆で、「リセットをしようとしたが、逆に送信してしまった」も、これまた大失敗となる。その対策は、リセットボタンを隣に置かないことである。人は、一定の割合で、必ずミスを犯す。そういう時に、被害を拡大させないために、機能が全く異なるものを近くに置いてはいけないのである。
というわけで。私がCGIプログラムを作る際には、そういうところに気を付けていった。
…まあ、「リセットボタン」はそもそもいらないので、それについては1個も用意していない。また、「記事を削除する機能」については、まずボタンを遠くに離して誤入力を阻止したうえで、”複数記事をまるごと削除する”といった重大な処理の場合においては、確認ページを入れるようにしている。こういうのを好きに作れるのが、自作の良いところだ。
こういうごまかしができる男になりたい |
ちなみに、この「送信ボタンの隣にリセットボタン」の話をすると、必ず思い浮かぶのが、「アクセルとブレーキを踏み間違える事故」である。これは、高齢者に多い交通事故のようで、認知機能が関わっていることは間違いないであろう。
…ただ、私の考えでは、高齢者が悪いというのは誤りである。そもそも、年を取れば誰だって大なり小なり劣化をし、それを完全に避ける手段は、今後とも発見されないであろう。よって、悪いのは、アクセルペダルとブレーキペダルという全く逆の機能を持つ物を、隣に置いている設計だと考える。それはまさしく、「送信ボタンの隣にリセットボタン」と同じではないか。不幸な事故でも何でも無く、一定の割合で必ず起こる必然だ。
――というわけで。車業界の賢い人たちが、「送信ボタンの隣にリセットボタンを置く」がごとくの根本的なミス設計をやめれば、恐らく、私がジジイになる頃には、「アクセルとブレーキを踏み間違える事故」は根絶できているだろう。世間では、何やらAIだとか、画像分析だとか、急激な速度変化の抑制だとか、そういうハイテクな奴らが並んでいるが、違うそうじゃない。明日出荷する新しい車から、アクセルの隣にブレーキを置くのをやめよう。
(2022年3月31日)
こいつが酷いと聞いていたが、何ということは無い。もっと最低な奴が山ほどいる |
「遊戯王
マスターデュエル」では、自分のターンで長時間の展開を行う「ソリティア」が多く、カードバトルの面白さを大きく損ねている。そこで提案なのだが、「ソリティアをする人」は、同じく「ソリティアをする人」同士でマッチングをするというふうに設定してみてはどうだろうか。
…さて、まず、根本的な話として、遊戯王カードは面白い。カードの多彩さや、デッキ構築の面白さ、コンボが上手く決まったときの爽快感や、トレカとしてのトレーディング要素、そしてアニメのごっこ遊びアイテムなどなど、どれを取ってみても、“カードゲームならでは”という魅力に溢れている。リアルカードでもゲーム作品でも、それらの魅力は変わらない。
――とりわけ、私にとっては、2015年1月の「タッグフォースSP」以来、久々にハマりこめる遊戯王ゲーム作品となったため、その意義は極めて大きいものがある。そういうふうに、「遊戯王カードは根本的な面白さを持っている」という点は、しっかりと押さえておいてほしい。
しかしながら、その対戦の楽しさは、「ソリティア」によって大きく損なわれている。遊戯王カードにおける「ソリティア」は、自分ターンでの大量展開のことを指すが、そのほとんどの目的は制圧である。要は、「○○を無効にする」というカードを大量に並べることで、相手に何もさせないようにするのだ。特に、先行1ターン目で制圧布陣を完成させる戦法は「先行制圧」と言われ、最も勝率の高い戦い方であるが、忌み嫌われている方式でもある。
…具体的に、「先行制圧」の相手と戦った場合、どういう対戦になるか述べてみよう。まず、相手にコイントスで先手を取られる。すると、一方的なカード回しが始まるため、5分くらい待つことになる。その後、リンク・シンクロ・エクシーズ召喚が繰り返され、「《ホープなんちゃら〜》」「《なんたらV・F・D》」「《タイタニックギャラクシー》」「《カリ・ユガ》」などといった、よく見る名前の大型モンスターが3〜4体ほど並んだのちに、ようやく自分へとターンが回ってくる。しかし、その時点でもう何を発動しても無効化される状況であり、どうすることもできない。そのため、ターン終了を宣言するしかないが、当然のごとく、次の相手のターンで殴られて終了である。
――以上。5分間ボーッと待ったのちに、何もできず敗北する結果となった。こちらとしては全く面白くないが、回しているほうは最高の気分だったのだろうか。最初の数回ならともかく、毎回こんな感じで勝利しても、時間が掛かるだけで何も楽しくないと思うのだが…。
さて、このような酷い“先行制圧”については、一応はコナミ側も問題だと思っているようだ。その証拠として、リミットレギュレーション(カード使用制限)では、「ソリティアの起点となりやすいカード」や「相手を極端に拘束するカード」は、禁止・制限に引っかかりやすい。実際、上で触れたカードのうち、「なんたらV・F・D」は、リアルカードのほうでは禁止となっており、近くマスターデュエルでも同じ末路を辿るだろう。
…また、相手に先行を取られたところで、“手札誘発”と言われる、「手札から使え、罠カードのような効果を持つ、(多くは)モンスターカード」があるため、それを手札に引けていれば、後攻になってしまったとしても、展開を妨害できる余地が生まれる。実際、「インストラクター」と呼ばれる公認プレイヤーたちのランキング入りデッキを見てみると、ほぼ確実に《灰流うらら》《増殖するG》《無限泡影》などの手札誘発カードが合計5〜10枚ほど入れられている。やれ、こういう必須カードが過剰に増えてしまうと、“デッキ構築の多様性”という面で大変好ましくない。また、ゲーム内においても、何か行動をするたびにチェックが入り、テンポが大きく悪化する。だが、これらを禁止すると制圧側が更に暴れまわるため、仕方が無いのだ。
やれ。15年ほど前には、遊戯王の環境を揶揄する言葉として、「はいはい地砕き地砕き」というものが使われていた。「地砕き」は、「相手フィールドで守備力が最も高いモンスター1体を破壊する」という通常魔法であり、今となっては何ということの無いカードであるが、大昔の遊戯王では、“苦労して召喚した大型モンスターが、あっさり魔法カード1枚で対処される”という意味で、やる気を無くす状況の一つであった。
――それが、今や、「はいはい無効無効」という感じであろうか。いや、恐らく、そういう領域ですらなく、もっと上位のプレイヤー同士になると、「Aさん:手札誘発ありますか?」「Bさん:いいえ、無いです」「Aさん:そうですか…お疲れさまでした」「Bさん:はい、ありがとうございました」(Bさんが降参)みたいな感じで、話し合いで勝負が決まってしまうのではないだろうか…。
「竹光」と図書館、それに調和の宝札を組み合わせ、40枚を引ききった、見事なエクゾでした |
では、「遊戯王 マスターデュエル」の環境は、どれくらいソリティアに毒されているのか。それを確かめるため、本日の午前中の時間を使い、実際に20回のデュエルを行って、試してみた。その条件と結果は、下に書く通りである。
…なお、ハードについては、いつも私がプレイしている携帯型スイッチではなく、PS4を使用した。ぬるぬる動作して気持ちいい(検証とは無関係)。
というわけで。意外にも、初ターンの「ソリティア」率は30%であった。体感では「半分以上」というところであったが、時間が経って、制圧勢が上のランクに移動していったか、または先行制圧された時が不快すぎて、それが過剰に印象に残っていたということであろう。
…さて、これはあくまで時間的な指標であって、必ずしも“デュエルの面白さ”と直結しているわけではない。ただ、私は、「あ、これソリティアだ」と思った時に、「ソ」のマークを書いていた。もちろん、そのソリティアは、「一方的な相手回しで、面白くない」という意味である。これが、体感での指標となっており、「ソ」はぴったり長い順から当てはまっているので、やはり相手ターンだけが過剰に長いと、対戦がつまらなくなるのである。
ちなみに。ピックアップとして、この中で「ソリティア」には含まれている(5分50秒)ものの、見事だったデュエルがある。それは、《王立魔法図書館》に加え、《黄金色の竹光》などの竹光カード、《チキンレース》や《成金ゴブリン》といったドローソース、そして《調和の宝札》を組み合わせ、40枚を全て引き切ったエクゾディアデッキである。上手く行くものだ。ここまであっぱれなものを見せられると、ソリティアであっても感服するしかない。
…逆に、よく分からなかったのが、後攻1ターン目(合計2ターン目)と、その後の後攻2ターン目(合計4ターン目)で、両方ともソリティアを行った人である。合計のソリティア時間は5分25秒+6分31秒で、約12分にも達した。しかし、どちらのターンでも十分なロックを形成できず、裁きの龍の連打であっさりと突破ができてしまった。それだけ回したのだから、事故を起こしたわけでもないだろう。ちょっと、本当に何がしたいのか不明である…。
「ヴレインズ」も、Aパートずっとソリティアみたいのが多かったが…現実再現だったわけだ |
そんな感じで、最初の話に戻すと、「ソリティアをするプレイヤー同士でマッチングするようにしてほしい」というものである。これは、元々、他ゲーのチート対策で、「チートをする人物は、チート部屋に幽閉する」というものがあって、それと同じことをやってほしいという意味である。確かに、遊戯王カードにおけるソリティアは、ルール違反でも何でもなく、むしろ勝つためには当然の行動である。だが、それにより、著しくオンライン対戦がつまらなくなっている。先行制圧をする人は、勝って上を目指すことを最上の価値としている。だから、棲み分けをして、そういう人同士だけで対戦をすることは、無駄を省くことに繋がり、私は良いと思うのだ。それか、ユーザー名の横に「1ターンの平均プレイ時間」を表示し、これが5分とかになっていれば、速攻でサレンダーして勝ち星を譲っても良い。そういう人と、制圧で競い合って上を目指すことには、私はあまり価値を感じないかな…。
――もちろん、その他の対策も考えられるであろう。例えば、現在のマスターデュエルでは、「ランク戦」=「勝敗によってランク分けが行われるオンライン対戦」が主要モードとなっており、他のルールだと報酬はほぼ0になる。これを改定し、例えば「クイックデュエル」などと名称を付け、自ターンを1分30秒以内で終わらせるルールを作る…などという手も考えられる。同じ報酬が貰えるのであれば、私はサクサクとデュエルが楽しめるほうに潜りたい。
なお、その際の時間的な基準であるが、「1分30秒」か「2分」という程度が妥当であるように思う。私の検証用ライトロードも、多少はソリティア力があるが、2ターン目以降の返しでも、長くて1分30秒というところであった。また、検証のためのプレイ時は、2分ではソリティアと感じなかったが、3分を超えると100%ソリティア判定となっていたため、その辺りが体感的な基準になると思う。
――その他、少し前に行われたエクシーズフェスティバルでは、極端なソリティアはホープデッキくらい(【日記:2022/2/23】)であり、普段は先行制圧に制圧されていた様々なデッキタイプを目にすることができた。そのため、「カードプールを制限する」という手もあるだろう。また、「ミドラーシュ杯」などの名称で、“特殊召喚は1回まで”などという特殊ルールを付けるのも面白いかもしれない。
やれ、繰り返しとなるが、遊戯王カード自体は本当に面白い。環境デッキ以外にも、様々なファンデッキが存在し、好きなカードを使って楽しんでいくことができる。しかしながら、現在のマスターデュエルにおけるランク戦では、勝利のみが正義であり、不快な先行制圧デッキと遭遇してしまう可能性が高い。せっかく多彩なカードが存在するカードゲームなのに、それを活かせるシステムとなっていないのだ。
…やれ、現在の状況は、リアル世界で言うなら、現在はひたすら大会で上位を目指しているようなものだ。もちろんそれも、カードゲームの楽しみ方としては有りだろう。しかしながら、それだけではなく、時には親しい友人と遊ぶように、様々なデッキで遊戯王カードを楽しみたいのである。
――ちなみに、マスターデュエル運営は、これまでに何度もアンケートを取っており、ゲームの方向性を模索しているところのようだ。そのため、次に機会があったら、必ず「@ソリティアはソリティア同士でマッチング」と「A1ターンのプレイ時間を重視した大会」の2つは要望しようと思う。あと、ソロモードの対戦相手が今の何倍も充実したら、もう私としてはそちらで良いんだけど、それはちょっとゲームの性質上やりたくないのかな…?
(2022年3月31日)
こういう輩が買えて、ゲームを遊びたい私が購入できない。世の中って不条理だ |
誠に残念ながら、負けを認めざるを得ない。私は、PS5を「買う」ことを諦めたのだ。
…皆さまご存じの通り、PS5は発売から1年4ヶ月が経ったが、未だに自由には買えない状況が続いている。どうも、海外(アメリカ、ヨーロッパ等)では、足りないなりに、それなりの台数が出荷されているようだが、日本は後回しとされているようで、異様なまでの品不足が発生している。その理由として、「日本ではXboxがライバルとして機能していない」「任天堂ゲームの人気が強い」などが考えられる。理解はするが、いち消費者として、納得はできない。
――やれ、これは、本当に一般向けに販売しているゲーム機なのであろうか。PS3も、確かに本当の最初は品不足&転売で酷い有様だったが、すぐに改善が為され、11月発売からの翌3月には、私は普通に実店舗で買えたことを覚えている。だが、PS5は、それから更に1年の時間があってこれなのだ。あまりにも、常軌を逸している。HUNTER×HUNTERの「グリードアイランド」本体じゃないんだぞ。出荷が継続している、庶民の娯楽だぞ。
さて。私については、ここまで1年以上、無条件のものを中心に、様々な抽選へ応募してきた。無論、プレゼントではなく、「買う権利」の抽選である。
…恐らく、その応募総数は、50は下回らないであろう。1年の時間が有ったのだから、週1回のペースで応募していれば、それくらいにはなる。また、この1年は、家に居る時間が長かったため、Amazonや楽天など、先着注文が可能な場面に居合わせた際には、争奪戦に挑戦したこともあった。
――だが、それでも、全く買えなかった。どうも、無条件の抽選は、だいたい1/10〜1/20程度の確率とされているようで、“出し続ければそのうち当たるかもしれない”という雰囲気がある。しかし、私は運が悪かったのか、それとも徳が足りなかったのか、1つも命中せず、ただ時間だけが過ぎてしまった。また、Amazonなどでの先着は、恐らくbotプログラムに支配されているのだろう、どれだけ早く操作しても購入を確定させられなかった。こちらは、人力で勝負をした場合、恐らく抽選よりも分が悪くなるのではないかと思う。私の体感だが、時間の無駄であった。
さて。この、「お金も意欲もあるのに、1年以上、PS5が買えない」という異常な事態により、私は多くのソフトのプレイ機会を失った。
…例えば、PS5で2021年6月に初登場した「FF7リメイク
インターグレード」のユフィDLCは、【FF7リメイク第1弾の低レベル日誌】に続けて書こうと思っていたのだが、未だにプレイができていないため、更新できるはずもない。また、この3月18日に発売する「ストレンジャー・オブ・パラダイス:FFオリジン」も、せっかくのFF新作なのだが、PS5でではなく、PS4proで遊ばざるを得なくなっている。
―――そして、私は、PS4ソフトはもう一通り購入したという感があるため、最近ではPSstoreのセールが行われても、ラインナップを見ることすら無くなった。もし、PS5が買えていれば、その新作ソフトを見るために、もう少し意欲が高まっていたことだろう。
さて。もちろん、PS5自体の供給が需要を満たせていないことは事実であるため、「最新ゲームを私より買う人へと、優先的にPS5が販売されている」というのなら、納得せざるを得ない。だが、「2022年3月4日に『プレステーション5』をヨドバシで買いました」などとコメントを付けて、その日のうちに値段を吊り上げて売り払おうとする恥知らずが購入できて、純粋にゲームを遊びたい私が買えないというのは、どうしても承服しがたいのだ。
――繰り返すが、これは本当に一般向けに販売しているゲーム機なのか。反社会行為をしている転売屋が悪いのは当然だが、それはそうと、ソニーのほうも最善を尽くしたと言えるか。なぜ、楽しく遊ぶためのゲームで、こんな気持ちにならないといけないのか…。やれ、このパートを書いていると気分が悪くなってくるので、これくらいで終わりにしておこう。
シドがヨドバシで購入する中、バルフレアはNURO光を契約していた… |
そういうわけで。私は、PS5を「買う」のを諦めたのだが、PS5の入手自体を見送ったわけではない。私は、プレイステーションを主体にゲームを遊んでおり、この先もそうしていきたいため、次世代機であるPS5の入手を避けては通れない。そして、「買えない」というだけが問題であって、機械としての性能や、オンラインサービス等には、全く不信感を持っていない。そのため、私はついに、最終手段の「NURO光」を持ち出したのである。
まず、「NURO光」は、ソニー系列の会社が運営しているインターネット提供サービスである。その評判はかなり良いらしく、不評な点は「工事が遅い」「提供エリアが狭い」など集中していることから、料金体系や通信の質については満足されているようだ。私としても、「インターネット速度」というものは、新居で重視していきたい環境の一つであり、ソニーは好きなメーカーでもあるため、NURO光と契約すること自体に不満は無い。
――そして、私にとっての目玉要素として、NURO光にはPS5のレンタルサービスが存在する。「NURO光の新規契約限定」、かつ「NURO光の提供エリア自体が限られる」ため、人によっては決して利用できないのが難点だが、現状、正規の流通を通ったPS5を確実に入手できる数少ない手段である。
そんな感じのNURO光なのだが、ここまで「最終手段」だとか「負けを認める」などと書いていることからも分かるように、私は、このNURO光+PS5レンタルを、あまり使いたくは無かった。その理由は、「抱き合わせ販売」なうえ、本体だけを買うよりも高額となるからである。
…さて。まずは、代金の方から考えていこう。PS5には、DL版のみのPSgoデジタル・エディションと、ディスクドライブも持つノーマル版が存在する。通常、ノーマル版が好まれているようなので、そちらを例としよう。ノーマルPS5本体を通常の手段で購入すると、税込54978円である。一方、NURO光のプランでは、36ヶ月目まで月額1320円が請求され、その後は「@返却する」「Aレンタルを継続する」「B本体を買い取る」のどれかから選べるが、不要であっても中古店に売却できることを考えれば、B以外は有り得ない。更に言うと、私もさっき気付いたのだが、地味にショバ代の“事務手数料”3300円が請求される。よって、合計の料金は、「事務手数料3300円+月額1320円×36ヶ月+買取料15620円」で、66440円となる。本体だけを買うより、11462円も多く請求されるのだ。一応、「本体代を一気に払わなくても良い」というメリットもあるが、それだけで55000円の物が1万円以上値上がりするというのは、ハイそうですかとは受け入れがたい。本体が普通に買えるなら、こんなものは契約するわけがないのだ。
――また、「抱き合わせ販売」についても、要するに「不要な物を同時に買わなければ、必要な物を手に入れられない」ということであり、違法とされる場合もあるビジネスモデルだ。転売は、法律逃れをしているということで、脱法行為だ。しかし、その目線で見てみれば、PS5とネットサービスを同時に売っているNURO光も、ある意味では脱法と表現すべきかもしれない。うん、確かに、NURO光もPS5も、内容自体は本当に良い物のようだ。だが、上でも述べた通り、PS5本体がフラっと立ち寄った店で普通に買えるか、はたまた私が既に抽選で購入権を得ていたら、こんなレンタルサービスなど利用するわけがない。やはり、消費者にとっては、この「抱き合わせ」によって、不利な条件が突きつけられているのである…。
というわけで。なかなか不本意な感じはするが、なにはともあれ、今回の引っ越しをきっかけに、NURO光に契約して、PS5レンタルサービスを使用することによって、やっと私もPS5世界にデビューできることが決定した。
…さて、NURO光の工事については、常に混み合っており、開通は数ヶ月後となるようだ。一応、その弱点を補うために、携帯型のレンタルWi-Fiが3ヶ月無料でサービスされるようだが、逆に言えば、“それくらい開通が遅れる”ということでもある。更にPS5が発送されるのは、その翌月中旬以降が目途とされているため、まだまだ時間は掛かりそうである。だが、待てば確実に手に入るというのならば、待つこと自体はそこまで苦ではない。少なくとも、FF7リメイク第2弾やFF16、そしてモンハンワールド2(仮)に間に合わない…ということは無くなった。
――やれ、「テレビゲーム」というものは、誰でも手軽に遊べることが魅力であり、“庶民の娯楽”だったはずだ。実際、私は、スーパーファミコンや初代プレイステーションといった時代に、そういうルートから親しんで、今までに至っている。そんなゲームが、今やここまで手間が掛かる時代だとは…。
(2022年3月31日)
私が働くのは、金が無いからであって、悪徳業者にくれてやるためではない |
めまいがする思いだ。引っ越しで、不動産屋から貰ったリストの電気会社に連絡をしたら、そこが相場の1.5倍を取る悪徳業者だったのである。
…さて、現在の私は、4月からの新生活に向け、少しずつ引っ越しの準備を進めているところである。本日は、「引っ越し屋」と「引っ越し日程」を決定した。繁忙期ということで、例によって目玉が飛び出るような価格を提示されたが、「入居可能な時期」と「仕事が始まる日」が既に決まっていたため、時期を動かせそうにはなく、他に何社か見積もりを取ってみても同じであった。残念だが、負けを認めて、支払いをクレジットカードで思いっきり先送りにし、当座の資金繰りに問題が無くなるようにして、それで我慢をするしかあるまい。
――そして。具体的な引っ越し日時を決めたことにより、準備がひと段階先に進められるようになった。それは、電気・ガス・水道・通信の契約である。これらは、工事に時間が掛かったり、立ち会いが必要だったりすることがあって、ひと手間が掛かるのだが、どれも1日だって欠きたくは無いものである。そのため、ギリギリになってからやるのではなく、早めに手を付けておきたかったのだ。
そして。このうち、電気が今回の問題である。まあ、電気を契約しないというのは有り得ない。私の娯楽は、ゲーム機もパソコンも全て電気で動くうえ、明かりが無ければ夜は寝るしかなく、冷暖房も使えない。電気なしでは、生活のレベルが極端に低下するため、ここを削る人は居ないであろう。
…さて、私は、前に不動産屋で物件を紹介してもらった時(【日記:2022/1/28】)に、「電気・ガス・水道の契約は、ここに電話してね」みたいなリストを貰っていた。そのため、そこに連絡すれば十分であろうと思い、引っ越し日程が決まったのちに、早速そちらの番号に電話をしたのだ。
――ところで、皆さまご存じの通り、電力については、2016年4月から自由化が為されている。しかし、まだまだ新しいシステムということで、私の引っ越しでは、「中部電力」「関西電力」と言った、ごく普通の電力会社を耳にすると思っていた。だが、電話口から出てきたのは、全く聞いたことの無い会社名である。まあ、よく分からないが、そこまで酷い会社が紹介されることは無いだろう…と思って、とりあえずはその場で契約を進めておいた。
しかし。念のため、会社名をインターネットで検索し、非常に分かりづらいところに書かれていた料金表を探しだした。そして、その料金を、基準となる大手電力会社と比較してみたところ、愕然としたのである。大手だと3000円ほどに収まるところが、紹介された会社では5000円近く掛かる!
…いやいや、これはさすがにおかしいだろう…と思って、具体的な計算をするため、自身の電力消費量を仮定し、何度も計算式に当てはめてみたが、やはり約1.5倍となる。地方で差があるのかなと思って、“私が引っ越さない場所”でも計算してみたが、どの地域でも1.5倍程度となることは変わらず、全国どこでも高い業者のようである。固定部分に加えて、その後の従量料金も、全階級で高い。なんなんだコイツ。
――そもそも、料金表について、大手会社等は全て「税込」で書かれているのに、その高い会社だけ「税別」で書かれているというところが、セコさが極まっている。今、消費税って「1割」だぞ。さすがに、もう、“だいたい”とか“約”では丸め込めないだろう。
私は良くないと思う |
さて。その後、私がどうしたかというと、まず、目の前が真っ暗になるような不快感に耐えながら、即座に先方へ電話をし、契約をキャンセルした。こういうものは、早ければ早いほど傷が少なくて済む。金が足りないのもそうだし、仮にあったとしても、納得できないことには使いたくない。
続いて、前述の通り、電力会社は自由化されているため、私はどんな会社が良いのか、いろいろ調べてみた。その際、基準になるのは、やはり「東北電力」「九州電力」などという、地方の大手電力会社である。私は、値段以外にはこだわりがないため、それら大手と比べて安いかどうかで選んでいった。
…すると確かに、そういったメジャー企業より安い会社が出てきた。ただ、それでも、せいぜい月額100〜200円、割合で言うと5%ほどしか安くならない。そういったものを積み重ねて、「年間で2000円お得!」といった価格を実現しているのだ。よって、前述の、皆が知っているような大手電力会社も、決して傲慢な態度で法外な料金を請求しているわけではないのだろう。
――そういった環境下で、月額で+2000円をボッタクっていく悪徳業者の存在は、かなり強烈である。信じられないことだが、実際にインターネットで検索をして、詳しく比較してみなければ、一切このようなことには気付かずに、高額な料金を払い続けているところであった。明らかに、不動産屋と裏で組んでいる。「家賃」という分かりやすいところでは採算ギリギリで勝負を仕掛け、その後に気を緩めたところで、電気代でボッていくのだ。自由化の悪い例である。こうなると、実際、何も分からず、相場の1.5倍の電気代を払い続けている人も居るのかも知れない…。
というわけで。皆さまの中にも、これから新生活をする人が居るだろうが、教訓として、全く名前を知らない電力会社を紹介されたら、必ずインターネットで検索をして料金を比較するべきだ。今回、もし私が賃貸業者から渡されたリストの業者と契約をしていたら、何も知らずに、1.5倍の高額な電気代を支払わされているところだった。もちろん、1.5倍のサービスが得られるわけでもない。ただ高い代金を払う、それだけである。
…やれ、こんな感じで、現代日本においても、未だに悪徳商法は満ち満ちているのであろう。少し前に、政府がちょっと圧力を掛けただけで半額近くまで下がった携帯電話料金もそうだし、都市ガスとプロパンガスの話でも、ほぼ同内容のサービスなのに、後者のほうが圧倒的に高くて不条理だ。
――そして、今回の件により、“引っ越し”という、様々な手間が掛かる時期に、こういう不誠実な方法で金を奪っていく業者があると分かった。不動産屋も、良い住処を紹介して貰えたと思っていたが、裏でこういう会社と手を組んでいたとは、ガッカリである…。皆さま、どうかお気を付けて。
(2022年3月31日)
最も好きな衣装:メリー・メリー・ホワイト(緒方智絵里) |
今日は、携帯電話向けの育成音ゲー:「アイドルマスター・シンデレラガールズ:スターライトステージ」(“デレステ”)について、私がプレイした約5年間を、まとめて振り返ってみようと思う。
…なお、こういうことを書くと、プレイをやめるのかというところだが、今すぐ急にやめるわけではない。ただ、4月からは、私も人並みに忙しくなるうえ、最近では、同じく“ソーシャルゲーム”的な要素を持つ「遊戯王
マスターデュエル」を定期的に遊ぶようになり、そちらと時間の取り合いが発生している。更に言うと、私にとっては一番のソーシャルゲームと言える「サイトの更新」も復権してきた。それらによる時間の圧迫により、3月現在でもスターライトステージのプレイ意欲については、大きく低下している。4月以降は更に苦しくなるため、継続困難になりうるのだ。
――ただ、そういう流れの中、プレイを終える流れになったとしても、私が始めた2017年5月から約5年間、毎日のように楽しませてもらったことは事実である。そして、遊ぶのをやめてから、ふと思い出して、「そう言えばそんなゲームもあったね」と無下に扱うよりも、好きでいられるうちに感想を書いておきたいと思った。そういうわけで、このタイミングで、5年間の感想をまとめてみるのである。
まず、この「スターライトステージ」のジャンルは、私たちに分かりやすい用語で言うと、「育成音ゲー」である。アイドル(登場キャラクター)は全員美少女であるため、「ギャルゲー」としての側面もあるだろう。ちなみに、よく似た名前の「アイドルマスター・シンデレラガールズ」(“デレマス”)は、スターライトステージより前の2011年から存在している。こちらは、ガラケー時代のような育成ゲームであり、コンプガチャ、
…いっぽう、「スターライトステージ」のほうは、2015年9月に、デレマスのキャラを使って、サービスを開始した。システムとしては、5ボタン式のタッチパネル音ゲーである。映像部分の、「3Dのキャラクターたちが楽曲に合わせてダンスをする」という内容は、今でこそ珍しいものではない。しかしながら、2015年の当時としては驚異的であり、携帯電話ゲーム界に新風を巻き起こしたタイトルとなったようだ。
――そして、サービス開始から6年半が経った今では、ボリューム面も莫大となっている。楽曲数は357曲、専用衣装のあるSSRカードは531枚、全員が着用可能な衣装は無料の物だけで11種類(うち2種は2バリエーション)である。そして、今もなお、楽曲は月3曲、SSRは月8枚ほどのペースで追加され続けており、この手のゲームのプレイ意欲を大きく高める「イベント」も、休むことなく開催されている。
しかしながら。「音ゲー」であり、ゲーム性が高いというのは、逆に弱点ともなる。というのも、「高難易度曲の攻略」や「ハイスコアの達成」には、どうしても集中したプレイが必要となる。しかし、このゲームはスタミナ制を採用しており、放っておくと溜まったスタミナが無駄になっていく。だが、必ずしも「スタミナが溜まっている状況」=「音ゲーを遊びたい時間帯」とは言えず、後者に当てはまらなかった場合、やらされている感がとても強くなってしまう。もちろん、それを感じにくくするための策はある(営業によるスタミナ消費、「放置編成」、最近ではオートライブなど)のだが、どれも根本的とは言い難い。
…ちなみに。私が、この「スターライトステージ」を2017年に始めたのは、「シンデレラガールズ」のアイドル自体を知っており、あのPSVR版を視聴していたことに加え、リアル世界の知り合いがプレイをしていたからという点がある。ただ、その知り合いも、別の携帯電話ゲームを始めたことにより、今から1年ほど前に引退をしてしまった。もう、その遥か前から、プレイ意欲が下がっている雰囲気を出しており、私も既に惰性となっていた時期だったため、引退についても特に引き止めることはなく、むしろ「やめられるなら、やめたほうがいいよ」などと喋っていた。酒やタバコのような扱いである。
――やれ、確かに、スターライトステージの音ゲー部分は面白いし、キャラはかわいく、MVも良く出来ている。だが、これは「味付けの濃い料理」である。美味しいことは美味しいのだが、食べ続けると、飽きも早く来てしまう。そう考えると、「これ何が面白いんだ」というガラケー時代のような育成ゲームは、よくやっていると思う。あちらは、米やパンと言った感じで、一見すると薄味だが、「長く食べ続けて貰うことを前提とした料理」なのだ。
好きなSSRイラストは…1枚に絞れない!
この3つ!!(喜多日菜子・五十嵐響子・椎名法子) |
では、ここからは、私がプレイした(している)2017年5月〜2022年2月の期間で、印象に残った要素を、幾つか紹介してみよう。
●好きな衣装:メリー・メリー・ホワイト(緒方智絵里)
智絵里の初の月末限定SSRであり、2017年11月末に登場した。同時登場は、最強プリンセスの本田未央ちゃんであり、私の目当てもそちらであった。智絵里の「6中オーバーロード」という特技は、既に最強オバロの7中が存在していたうえ、6秒というのは最強プリンセスの島村卯月ちゃん(気合で引いた)と被っていて、噛み合わせが悪く、当時としても全っ然使えないハズレ扱いだったのだ。
…しかしながら、衣装については、とても完成度が高い。白とピンクのワンピースに、同じ配色の帽子で、統一感がある。また、髪を結っている位置も、普段より少し下側となっており、1粒で2度おいしい。やれ、その後も、智絵里には専用・共通を含めて、たくさんの衣装が配られているが、この「メリー・メリー・ホワイト」を超える物は、もう出ないのではないかとさえ思う。
その後、「カード性能と衣装は紐付け」→「キャラ単位で着せ替えできる」(2019年12月)となった後は、6中オバロという使いづらい特技から離れ、センター配置に優れたフェス限(現:ブラン)の智絵里に、この「メリー・メリー・ホワイト」を着せて、様々な楽曲をプレイしていった。
…では、どれくらいお世話になったかと言うと、そのフェス限智絵里(ホワイト・ハピネス)は、私が持っている中で唯一のスターランク20のアイドルであり、智絵里のファン数:1421万人も全アイドルで最大値である。ちなみに、私は、キュート属性に、「プロデュース特性によるファン数増加」を適用させておらず、放置編成やチチエチレ部屋などの集中的な稼ぎも、智絵里に対しては行っていない。それでいて、「最もファン数が多い」という結果であるため、私が「スターライトステージ」において、最も長い時間を共に過ごしたアイドルと言って良いだろう。
――ちなみに、そうやって使い続けただけのことはあり、キャラとしても好きである。やれ、ゲームをプレイする少し前に、アニメ版を見た時は、これと言って私の印象に残るキャラではなかった。しかしながら、その後に、あまりにも音ゲーで見続けたせいか、だんだん好きになってきてしまった。こんなにも長く、一緒にゲームで遊んでくれてありがとう…。
●好きなSSRイラスト
1つに絞れませんでした。番号を振っているが、順位というわけではない。なお、収拾が付かなくなるので、私が持っているカード限定である。
@トゥルー・ドリーム(喜多日菜子):特訓前・特訓後を含め、背景の書き込みが凄まじく、このゲームで最も美しい絵ではないだろうか。キャラも好きで、性能としては、長らくイラスト鑑賞用となっていたものの、最近になって完全なボーカル7秒編成を組めるようになったので、一転してスコアタ編成に入るようになった。11中オルタネイトといい、何気に私の編成では出番の多いキャラだ…。
Aビサイド・エタニティ(五十嵐響子):絵自体も好きだが、どちらかと言うとキャラクター性やセリフとの合わせ技だ。特訓後のセリフは、ただのプロデューサーのファンである。このような激烈な美少女が、借金の取り立てで【こんな面白ぇ馬鹿が見れるから、この仕事は…やめらんねぇ!】と言うなんて…(※言ってない)。性能としても、7秒に席を譲るまで、9秒編成の一角として活躍をしていた。
Bいたずらキャット大集合♪(椎名法子):完全に音ゲー性能を度外視し、衣装と絵とキャラで引いた。タイミングは、「2021年の復刻時」という2年遅れであり、そのガシャのトップレアである神谷奈緒ちゃんは既に入手していて、ドーナツのファン数も10万人程度と少なかったため、音ゲー攻略という意味合いは全く無く、純粋にキャラが欲しくて引いたのだ。約40000の星が散っていったが、後悔はしていない。愛かもね。
約0.72秒しか無い忙しいシーンなのに手をしっかり振ってくれるのが好き |
●声が好きなキャラ:高森藍子
これもちょっと1人に絞るのは難しかったのだけれども、今回は高森藍子ちゃんを挙げてみよう。
このキャラは、3属性の中ではパッションに位置している。見た目や行動はキュート属性そのものだが、かわいい・おしとやかと言ったイメージではなく、芯の一貫性や意思の強さみたいなところがあって、声についても、そういうところをよく表現していると思う。「TRUE
COLORS」「Snow*Love」「キセキの証」など、割と王道な曲が多いのも好きであり、歌いわけでなく、「ソロ・リミックス」がゲームで使えるようになったら、最も流す頻度が高くなるアイドルだと思う。あと、余談だけど、私にとっては、スカチケ(狙ったアイドルを必ず入手できるチケット。有料)を初めて使ったアイドルでもあるな。
なお、声優は、金子有希さんという方だそうです。藍子ちゃんに素敵な声をありがとう…。
●遊んでいて楽しい譜面
これについても多すぎるので、3つだけにしよう。
[MASTER+] Never ends:フリック中心の譜面が、浮遊感があって好きです。だんだん込み上げてく時代や(せやろか)。
[MASTER+] 私色のプレリュード:曲の雰囲気に合った譜面です。高難易度でなくても、個性的な譜面は作れるという証拠だ。
[MASTER] エンジェル ドリーム:最も多くのプロデューサーを殺めたことで知られる伝説の譜面である。私も、プレイ初期は、フルコンするのに手を焼いたものであった。ちなみに、M+のほうは、何がやりたかったのかよく分からず、ガッカリ譜面と言わざるを得ない…。
●好きな歌詞:Life is HaRMONY「そうさ
人生は、1人では歌えないハーモニーだから」
ミニアニメ「シンデレラガールズ劇場」の、最後のエンディングテーマである。放送…というか、ゲーム内コンテンツだったので、更新は2021年1月〜4月であり、アニメPVの内容から、卒業曲としての意味合いがあるようだ。歌詞の中には、歴代の「劇場」楽曲のモチーフが入っているということで、「『ダイヤモンド』みたいな『満開スマイル』が〜」などというチカラ技も存在する。
…さて、上で挙げた歌詞は、「人生」をアイドルのライブに例え、「1人では歌えないハーモニー」としている。私はアンデッド特性を持っているため、こういう前向きな歌詞を見るとダメージを受けていくのだが、それはともかくとし、世の中では、どんな仕事も1人では達成できない。他人と関わるのは、怖いし嫌なのだが、やるしかない。私も、ある意味、この3月は“卒業”みたいなものなので、何とか頑張って生き抜いていきたいと思う。
――ちなみに、2番の該当部分は、「そうさ
人生は、1人じゃ勿体ない大きな舞台」となっているようだ。ゲームの中で仲間を求めるのは割と楽だが、現実世界だと、5人のアイドルを集めるのは、凄く大変なんですよ…。
アニメPVは不評が多かったみたいだけど、私はいつもと違う雰囲気で好きでした |
というわけで。振り返ってみると、「スターライトステージ」との5年間は、実に充実したものであった。
…さて、前述の通り、今すぐ私が、このゲームをやめるというわけではない。ただ、4月からは、現状のように「音ゲー部分へ熱心に取り組み、イベント報酬も全て回収する」といった取り組み方は難しくなるだろう。時間というよりも、恐らくは意欲の問題だ。やはり、“音ゲー”というゲーム要素を持っているのは、利点であるとともに欠点でもあり、いったん意欲が下がると、そのまま一気に落ちていってしまうのだ。そうならないという保証は無い。
――というわけで。本日は、綺麗な思い出として語れるうちに、「スターライトステージ」について、まとめておいた。ではでは、アイドルの皆さま、そしてプロデューサーの皆さま、機会があれば、また次の世界線でお会いしましょう…。闇に飲まれよ!!!
(2022年3月31日)
レオ「あれは『墓』なんだよね。自分の墓」 |
先月24日に、ピクセルリマスター(笑)版のFF6が配信開始され、ようやくクソ移植のシリーズが終わってくれた。
…さて、ピについては、今さら特に述べるまでもなかろう。FFシリーズ初期作の『FF1』〜『6』を、6作まるごと劣化移植したものである。特に、原作がSFCとなった『FF4』〜『6』の劣化具合は凄まじく、もはやゲームとして成り立っているかどうかも怪しい。存在意義があると言えるのは、せいぜい初の2D移植となった『ピ3』くらいのもので、他はことごとく既存バージョンの激しい劣化品である。だが、私にも、こんなものに熱くなっていた時期があった。詳しく知りたい方は、【タグ:コレジャナイ感】から過去記事を読んでいただけると良いだろう。
――ということで。私が、前向きな理由で、これら「ピ1」〜「ピ6」の購入を勧めることは無い。単純に出来が悪いのはもちろんだが、商法としても、こんなクオリティでも売れると分かれば、次はもっと酷い物を出してくる可能性がある。“良いゲームを、買って応援する”のと同じで、常軌を逸した粗悪品には、「買わない」という意思表示をしっかりやらなければならない。
さて。私の要望は、前々から述べている通りだ。ピのバグ修正などをしたところで、ゴミが洗ったゴミになるだけで、無意味である。よって、ピは失敗作と割り切って、これで終了とする。当然、PS4やスイッチといった専用機への移植も、しなくて良い。いや、“するべきではない”。
…よって、これからやるべきなのは、まず、ピのせいで配信終了となった旧スマホ版を復活させる。次に、FC/SFC/PS/GBA/DS/PSPといった過去ハードで発売されたバージョンを、それぞれ現行機で遊べるようにアーカイブス配信する。それらが終わったら、「PSP版のリマスター」「HD-2Dリメイク」「GBA版の追加要素を持ったSFC版」などと、ファンが「そうそう、これこれ!」と言ってくれるような、“本当の決定版”の制作をスタートする。
――そして、これらの処置が遅ければ遅いほど、ピが6作ものFFを占め続けることになり、シリーズへのダメージは加速していく。ピの出来が悪いだけなのに、「昔の人はこんなゲームで喜んでいたのか」と思われるのは、私にとっては非常に悔しいことである。
ちなみに。先月24日に発売されたピ6は、クオリティアップのために約2ヶ月の延期が為されたが、まあピということで、お察しの結果であった。「魔法エフェクトが、やっと原作を元とした独自のものになった」など、ごく僅かに評価できる点が無いわけではないのだが、その他の部分は、雰囲気ぶち壊しBGM・SFCにすら劣るドット・追加要素の削除などなど、いつものピである。
…また、前作のピ5からクローズアップされたバグについても凄まじい。本日冒頭に載せた、「レオ将軍が自分の墓を発見してしまう」という笑えるものから、「コロシアムでレアドロップ判定になるとアイテムが入れ替わる」といったまともにテストプレイをすればすぐ気付くであろうもの、「ガウの飛び込むでマイナス個数のアイテムが発生する」という昭和にタイムスリップしたかのような現象、開幕のユミール戦から発生しうる大小様々なフリーズに、「マジックマスターのMPを0にしても死に際のアルテマを使ってくる」といった名バトルにおける変更なども存在する。恐らく、2ヶ月前は、イベントフラグが壊滅しているとか、仲間にしたキャラクターが消えるとか、そういう感じで、本当にお金を取れないレベルだったのであろう。
――ちなみに、低レベルクリアー的にも、「使い魔を無視してボスだけを倒しても、使い魔の経験値が入ってしまう」「会食終了時のレベル補正が起こらない」「逃走不能だった敵から逃げられることがある」などと、様々な影響が発生してくるようだ。でもまあ、これが初めてならともかく、既にピ5の後なので、私としては驚きは無い。こんなゲームにマジになっちゃってどうするの。
カイエン「うわぁ頑張ろう」 |
さて。もう、ピも最後まで出し尽くしたということで、今後は私から話題に出ることは無くなるだろう。“つれぇわ15”と同じく、名前を出してはいけないゲーム、無かったことにする作品と化すはずだ。
…では、最後に、実に「ピ」らしいエピソードを紹介してみよう。上の画像で示した、「魔列車撃破後に、カイエンが家族を見送るシーン」は、原作のSFC版では効果音のみの演出なのであるが、ピでは魔列車マップのBGMが流れる(【SFC:YouTube】【ピ:YouTube】)。魔列車BGMは、最初はしんみりと入るが、その後におどろおどろしい雰囲気へと変わっていく。
――そして、前述のシーンは、「魔列車を倒したとしても、決して死人が蘇るわけではない」という物悲しい場面であり。カイエンの心情を察すれば、「バー
バーババー バーバ」という壮大なBGMは明らかにミスマッチである。ギャグかホラーならそれで正解なのだが…。
しかしながら、このミスが発生しているのは、実はGBA版からである(【GBA:YouTube】)。イベントの内容を考えると、音楽なしが正解で、BGMを使うとしても、序盤の静かな部分だけで止めておくのが関の山であろう。つまり、何が言いたいのかというと、ピ6では、GBA版で発生していたミスを、特に修正せず、そのまま繰り返してしまったのだ。
…その一方で、ご存じの通り、GBA版での追加要素は削除されているし、カイエンの走りドットは、わざわざ匠(笑)に新しく描かせて、静止画としては立体感が無く不出来なうえ、アニメーションもガクガクと痙攣しているような不自然なものにしてしまった。やるべき修正は加えず、やらなくて良い追加要素削除・劣化要素追加はしっかりと行った。これが「ピ」の全てだ。もう、「ピ」はこの記事で終わりということにして、二度と掘り返さないで欲しい。
(2022年3月31日)
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