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【4月第2週】これからの投資の話 / やり込みinFF

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2025年4月6日(日)
【4月第2週】これからの投資の話


 
まだこういう画像で茶化せるだけ、余裕がある側の人なのかも…


 私は、auカブコム証券
(現:三菱UFJ eスマート証券)における「資金の先置き」という投資戦略において、少しでも運用期間を長くするために、クレカ積立の日付を「毎月1日」としていた。銘柄は、先月末に「三菱UFJ 純金ファンド」に変更していたのだが、クレカ積立というのは、かなり早期に予定が決まるらしく、4月の時点では、それまでと同じ、「eMAXIS Slim 米国株式」となった。ご存じ、アホのせいで、絶賛ゴミ株の詰め合わせとなった銘柄である。
 …さて。その詳細なスケジュールについては、今回、私も初めて知ることになってしまったのだが、「毎月1日」に積立設定をしていると、その日が営業日の場合、「1日の夜に注文を出し、2日に注文確定、3日に約定」
「3日夜の価格で、4日朝に仲間入りをする」ということになるようだ。
 ――だが、この間の市場の流れについても、振り返ってみよう。日本時間3日(木)の朝
(米国時間で2日夕)バカの考えた関税が発表され、アメリカ株の死が確定した。米国時間2日の市場は既に閉まっていたため、暴落が始まったのは米国時間3日朝=日本時間3日(木)夜である。日本の投資信託に反映されるのは、その更に翌日なので、日本時間4日(金)付けの価格で、前日比-6%という、1日の下落幅としては破局的な暴落をした。次に、こちらは日記にも書いたが、中国が対抗としての相互関税を発表し【日記:2025/4/6】、米国時間4日朝=日本時間4日(金)夜の市場でも、再び米国株は壊滅的被害を受けた。こが投資信託に反映されるのは、日本時間7日(月)付けの価格である。

 かくして。私が、auカブコム証券で1日付けで積立設定をしていた
ゴミ銘柄「eMAXIS Slim 米国株式」は、これら2日間の被害を受け、まずは10万円9万4000円と価格が下がり、月曜反映の結果で、9万円を切る予定だ。
 …やれ、4日に仲間入りしたのを見た瞬間、私は「これはヤバい!」と確信し、速攻で売り注文を出したが、例によって外国株扱いの投資信託は、
1日遅れで約定する。つまり、「4日(金)夕・7日(月)夕」の2日分の価格変動を受けるわけだ。この2日間はまさに破局的と言える下落幅であり、一瞬で1割以上も価値が下がってしまった。何もしてないのに壊れたのである。
 ――ちなみに、
この地獄はまだまだ続き、今度はSBI証券に、4日付けで約定した「eMAXIS Slim 米国株式(笑)」が10万円ぶん入ってしまった。これも、7日(月)付けで、即座に-6%のマイナスを受ける。その他もろもろ、4月のクレカ積立は、入金された瞬間、全てが速攻でゴミ化するであろう。自分で書いていて目がチカチカする。スーパーで数十円単位での節約をして、地道に溜めたお金が、たった1日で数万・数十万とボロボロこぼれ落ちていくのだ。私、何か悪いことした? 悪いことしたのはカスのトランプでしょ?

 やれ、こういう時、「投資信託」「クレカ積立」のフットワークの
重さというのは最悪だ。直前で注文キャンセルができるか、または金ファンドへの変更が適用されていれば、少なくともここまでの絶望的被害を受けることは無かった。もうアメリカ株は死んだんだよ。死体を定価で売るな。

投入した兵士が即座に戦死していく中で、まだ部隊を追加するか、という感じ


 ところで。株が下がると、
「今が買い時!」「バーゲンセール」などとほざく輩が必ず現れる。だが、それを鵜呑みにすると、こういうことになるのだ。
 …まあ、今回はクレカ積立であるため、あらかじめ定められた予定を変えることはできず、助かる方法は無かった。しかし、「買いチャンス」といって資金を追加すれば、上記のように、
片っ端から資産が溶けていく。この先も、まずは月曜日における貰いゲロ東京市場が確定であり、その後もEUの報復発表中国の報復に対するアホの殴り返し等など、負の影響力を持つイベントが目白押しだ。この下落は、当分の間、止まることは無いだろう。今、資産を追加するのは、まさに「落ちるナイフをつかむ」であり、悪手そのものなのである。
 ――やれ、こんな大災害の最中、ある証券会社が、余裕こいて
「千載一遇の買いチャンス!」なんて題名でメールを送ってきたときは、ふざけるなこの煽りカスと思ってしまった。こっちは資産をどうすれば減らさずに済むか、必死に悩んでいるところなんだよ。お前が代わりに死ぬか?

 さらに、
「売るな」という意見も、こちらは証券会社の公式発表などで散見される。これは、“初心者が無闇に売却して損を抱えてしまう”というのを防ぐ意味もあるだろうが、ポイント付与までして自陣に囲い込んだユーザーを逃したくないという思惑も存在するだろう。
 ――だが、この手の人達は、
「売ったら最後、二度と投資に復帰しない」勝手に決めつけている。この恐怖の大暴落の中で、「一度資産を別に移す」、または「日本円に戻しておき、市場が落ち着くのを待って再投資する」というメンテナンスは、むしろ行わなければならないのだ。

 やれ、
投資で100点満点を取るのは、絶対に不可能だ。なお、100点満点とは、つまるところ「最高値の時に売って、最安値の時に買い直す」なのであるが、できたらとっくにやっているというものだ。
 …では、よく言われている「長期・分散・積立をして、放置」という方式は、どの程度のスコアなのかと言うと、
65点くらいだと思う。やれ、65点というと、せいぜい「良」くらいであるが、株という分野は、余計な行動をすると全て無駄になってしまう可能性が高い。例えば、「下落が止まったと判断し、資産を一気に投入する」、逆に「今後も下がり続けると読んで、インバース型を買う」という感じだ。これらは、あてが外れたときの金銭的被害はもちろん、心理的ダメージも非常に大きいということは、私も身をもって知っている…。自分なら70点・80点・90点が取れる! と行動した結果、49点以下の赤点を取ってしまう…それが、株という科目なのだ。
 ――さて。この大恐慌への対処法を「放置」とすべき人について、その典型的な特徴は、「投資を初めて1年以内」「現金を確保しつつ、余剰資金を投資に当てている」「これからも長く働き続けるつもりだ」と言った感じだ。投資歴が少なく、かつ、株式資産への依存度が少なければ少ないほど、放置をしていても問題は少ない。まあ、結局のところ、
いつか崩さないと意味がないので、損を避けるに越したことは無いのだが…。いっぽう、私は既に、生活資金の株への依存度が高いうえに、配当金生活を人生のゴールとしている。愚かな1人の男のせいで、そのスタートが4年遅れるなど、承服しがたい。よって、この経済危機を、何とか上手く乗り越えていきたいと思ったのだ。

いつまでも情報が完結しない


 では。これらの事実を踏まえたうえで、今の私が何を為すべきか。
この界隈で、投資家として、どう生きていくべきなのか。
 ――というわけで。以下が、この月曜から行っていこうと思っていることである。ちなみに、
もちろん現時点での判断であり、変更可能性はある。


持っている米国株式ベースの商品を、全て売り払う。
 私は、既に楽天証券NISA枠を解体し、資産の最もコアな部分を現金に変えたのだが、
その他の部分についても、日本円へと戻しておく。
 例えば、tsumiki証券という証券会社では、「10万円を3ヶ月間積み立てると1万円プレゼント!
途中で売ると無効【日記:2024/11/1】というキャンペーンが存在し、この4月30日が満了日となっている。保有商品は、いわゆる「全世界株」なのだが、4日(金)までを反映した時点で、既に1割を超える赤であり、ここからまずは7日(月)の暴落を喰らって、その後も更に下がり続けると予想される。よって、売却を行う。残り3週間も株を持っていては、余裕で1万円を超える損害が発生すると考えたからだ。やれ、投資額30万円に対して、想定されるマイナスは約5万円であり、しかもキャンペーン適用条件すら満たせない。実に壊滅的な幕切れだが、より多くの損失を発生させないためには、やむを得ないことである。
 ちなみに、tsumiki証券については、
これにて積立自体も終了とする。そもそも、購入日と支払日の関係上、ほとんど「資金の先置き」効果を得られていなかった。購入額に対するポイント付与も、(私の使い方だと)為されない。商品ラインナップも少なく、「株」という商品が地雷と成り果てた現環境において、金に投資先を移すこともできない。私にとって、使い道が無くなってしまったのである。さようなら、tsumiki証券、そしてエポスカード…。
 その他、クレカ積立の設定変更が間に合わず、4月には「eMAXIS Slim 米国株式」など、米株ベースの商品が購入される会社も多いが、
これらについても、破局的な下落日を迎える前に、速攻で売却をしていく。auカブコム証券、そしてSBI証券の悲劇を繰り返してはならない…。

株ベースの商品しか買えない証券会社への積立を中止する。
 大和コネクト証券・セゾン投信・セゾンポケット・ウェルスナビ
(・tsumiki証券)が該当する。これらの証券会社は、商品ラインナップが少なく、米国株にせよ日本株にせよ、どうやっても株に依存してしまう。伸びている時は良いのだが、残念ながら、ここからしばらくは間違いなく右肩下がりと思われるので、これらに対する資金の拠出を、一時停止する。
 ちなみに、大和コネクト証券では、「eMAXIS Slim 米国株式」「先進国株式」を、奇数月・偶数月で、交互に積み立てていた。理由は、“購入と同じ月に同一銘柄を売却すると、ポイント付与の対象から減額される”というルールがあるからだ。よって、4月頭に購入される米国株式を売った場合、4月ぶんのポイントは貰えなくなってしまうのだが、
そんなものはどうでもよい。たかだか0.45%の還元など、この地獄市場では、一瞬で消え去ってしまう。それよりも、株式市場から一時的に資金を逃がしておくことのほうが、遥かに重要なのだ。
 さらに、ウェルスナビについては、ここしばらくで短期で売っていたためか、
「クレジットカードポイントの付与のみが目的と考えられる取引を複数回確認しました」という警告が来ている。これを無視して更に短期の売却を行い続けると、クレジットカードを使った積立が不可能となるようだ。しかし、どうせ米国株依存の商品への積み立てはしばらく停止するつもりであるし、やはり0.5%の還元など風が吹けば消えるため、売っておくべきと判断した。

各種のポイント運用系サービスも、米国株への投資を解除する。
 PayPayポイント運用・楽天ポイント運用・dポイント投資・永久不滅ポイント運用が該当する
(楽天ポイント運用も、投資信託の購入から、再びポイント自体での運用に戻していた。関連:【日記:2025/2/3】
 このうち、PayPayポイント運用とdポイント運用については、
金(ゴールド)コースが存在するため、米株ベースのコースから、金へとポイントを移しておいた。もっとも、PayPayポイント運用については、相互関税が発表された解放()の朝、雪崩のように下落する米国株に焦って動かしてしまったため、1%の資金投入手数料為替損失金自体の値下がりで、米国株分のマイナスをゼロに戻したうえで、更に-5%程度のマイナスになってしまっている。合算して、累積20万ほどの獲得ポイントに対し、現在の運用額は17.5万pt程度と、かなり大きな下落を抱えてしまった。まあ、投入時期は焦りすぎたと言えるが、撤退タイミングは適切であった。あのまま米株ベースの商品を持ち続けていたら、取り返しの付かない損失を抱えていたところだった…。
 その他の、楽天・dポイント・永久不滅の運用サービスについては、せいぜい数千円相当のptしかなく、お遊び的な意味合いが強い。ただまあ、
お遊びであっても、損をしてしまえば精神的な負担になる。そういうわけで、dポイント運用についても、PayPayと同じく、金コースに移しておいた。楽天ポイントと永久不滅ポイントは、いったん引き出して、楽天ポイントは証券口座で金を買うときに一緒に使い、永久不滅ポイントはdポイントに変換しようっと。

資金ですぐゴールドを買うことはしない。
 かくして。現在の私の手元には、
約450万円の現金資産が存在する。これで、私は「三菱UFJ 純金ファンド」を買う予定だったが、実際に購入するのは、もう少し待ってから、かつ、一括購入するのではなく、例えば数十万円くらいずつに分散して、慎重に買っていくことにしたい。
 というのも。上記の、PayPayポイント運用での失敗で気付いたのだが、
株価が大幅下落する際は、釣られて金の価格も落ちる。理由は、株による損失を金で補填しようと、投資家たちが売却に走るからということのようだ。また、アホの華麗なる手腕により、円高ドル安も進んでおり、国内金を参照する「三菱UFJ 純金ファンド」も、何故か為替の影響を受けるということなので、ますます値段は下がりやすい。よって、“資産全てを即座に金ファンドに変える”というのは危険と判断し、まずは事態を静観、ある程度は落ち着いてきたところで、慎重に分散して金に資産を投入…という形にしていきたい。
 ちなみに。このような状況であるためか、まさかのパターンとして、
「日本円の現金」が安全資産となりつつある。というのも、アメリカがキチガイ政治をした結果、ドルの信頼が一気に落ちて売られ、日本円はまだマシと思われて買われる傾向があり、これが円高ドル安の原因となっているようだ。普段、株価を意識していると、円高ドル安は頭が痛い問題である(国内株でも、原則として円安のほうが有利)。また、ドルが安くなったところで、1円は1円から変わらないため、日常生活で意識できる場面も少ない。ただ、“株を買うための購入資金”という目線を持ち、ドルベースに変換することを前提とすれば、今、日本円を現金で持っていれば、ドルに対して相対的に有利になれる。つまり、日本円を現金で持っている人間が、最も資産運用に成功しているのだ。
 やれ、これまで「株式投資はせず、現金で貯金をする」という人に対し、「日本円に全ツッパして資産運用をし、負け続けていることに気付いていない馬鹿w」などと批判する人が居た。だが、
馬鹿って言ったほうが馬鹿だった!!

5月からの金へのクレカ積立は、予定通り行う。
 楽天証券・SBI証券・auカブコム証券・PayPay証券
(・マネックス証券・松井証券)が該当する。これらの会社では、「三菱UFJ 純金ファンド」をクレカ積立で購入可能であるため、予定通り、5月からの積み立てを行っていく(3月末に変更をしたため、4月頭の積み立てには間に合わない。その結果が、auカブコム証券における、2日でマイナス1万の悲劇であった…)
 さて、これらの会社についても、積立を一時中止しようという考えもあった。理由は、米国株が激減したり、為替が円高に進んだりすると、金価格も下落する傾向にあるからだ。ただまあ、
さすがに1ヶ月も経てば、現在のような破局的下落が続いていることは無いだろう(無いよね?)。というわけで、金については、それくらいから反転して上昇してくれるのではないかと期待するものである。
 ちなみに。楽天証券については、1週間前の日記では、「売らない。米国株のまま」と宣言していた
【日記:2025/3/31】が、結局のところNISA枠も解体してしまったということで、こちらも金へと投資先を変えていくことにしたい。なお、NISA枠:年360万円のうち、120万円ぶんを担当する「つみたて投資枠」では、「三菱UFJ 純金ファンド」買えず、株ベースのゴミ商品しか入れられない。というわけで、こちらについては、一時お休みである。まあ、年末まで余っており、かつ、その時に株の値下がりが一段落していたら、年初一括ならぬ年末一括で消費してみようか…。



 とまあ、そんな感じで。まとめると、
「米国株を残すこと無く全売りし、とりあえず日本円現金の形で保有したのちに、慎重にゴールドへの再投資を行っていく。金への積立投資は、予定通り5月からスタートさせる」という感じだ。NISAの理念に真っ向から反する、かなり大きな資産の動きとなったが…やはり、ここから何十%下がるか分からない中で、資産の一時退避は必須であると感じた。いやまあ、確かに、そのまま積立を続けても、トランプが消えた後、いつか必ず元に戻るだろう。でもやっぱ、これからも下がると分かっているのなら、即座に売ったほうが損失が少ないよね?
 ――やれ、私の計画だと、極限の節約生活をしながら、あと5~10年ほど働いて、それで現実生活からログアウトをし、夢の配当金生活で余生を送る予定であった。ただまあ、
この暴落で、その開始は大きく先送りとなりそうだ。しかし、私にとって、配当金生活は人生設計そのものであるため、計画自体が破綻しないよう、うまく資産運用を行っていく必要がある。この1週間だけでも、世の中はめまぐるしく変化した。この先も、経済ニュースには注意をしていかなければならない。売ったからには、次は買うタイミングが重要だ…!

 
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(2025年4月8日)

登録タグ/ 投資 トランプ大恐慌
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