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管理人の日記ログ
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「アルティメットまどか」とかいう嘘みたいな公式名称 |
本日の記事をもって、「投資」タグの日記は終わりとします。もう駄目だ、ついていけない。
…さて、昨夜の時間帯に起こったことは、皆さまご存じだろうか。日本時間の10日早朝、犯罪者:ドナルド・トランプが、「中国対象のものを除き、10%を超える関税を、90日間だけ延期する」と発表した。久々に来たビックな好材料ということで、市場は爆発し、主要指数が+10%と大暴騰をした。
――が、私は資産のほとんどを現金に戻していたため、その恩恵を全く受けられなかった。それどころか、朝になってから、何とか利益を掻き集めようと馬鹿の浅知恵をした結果、追加で10万円の損失を出してしまった。この、“市場が上がっているのに、自分は損失を出す”というのが決定打となって、私は、もう、これまでのようなスタイルでの投資は続けられないと判断するに至ったのだ。
では、これからはどうするのか。まず、書き方からも分かる通り、投資自体をやめるつもりはない。だが、もう、“値動きを読んで、適切なトレードをする”ということは、技術的にも精神的にも無理であると、はっきり分かった。よって、「株価」という数字を、徹底的に生活から排除することにした。
…具体的には、まず、株の購入は、毎月の給料からの自動積立のみとする。使うのは、主力としていた「楽天証券のクレカ積立」だ。そして、それ以外の証券会社&クレジットカードでの積立は、全て中止し、持ち株を売って、閉店としていく。もちろん、予定していた、「松井証券の口座開設」や「マネックス証券に積立可能なdカードへの挑戦」といった作戦も、実行には移さず、ボツとする。
さて。私は、楽天証券以外では、もともと長期保有をする気がなく、「クレカ積立で買った株を売ることで、そのクレカ自身の支払いを行う」という方式を採用していた。だいたい、クレカ積立をしてから、その支払日が訪れるまでは、1ヶ月前後の猶予がある。その期間による運用益と、0.5%などといったポイント還元を両取りしようと考えており、私はこれを「資金の先置き」と呼んでいた。
…まあ、ひと月で3%とか5%とか伸びていた頃は、こんなものでも利益が得られてウハウハであったのだが、下落した場合でも株を売ってクレカ支払いを行う必要がある。よって、毎日の株の値動きが、異様なまでに気になってしまう。さらに、クレカ積立で買える「投資信託」という商品は、フットワークが重く、通常、売却注文を出してから1週間くらい経たなければ、現金として引き出すことができない。しかも、クレジットカードの支払日というのは、各社で分かれており、それに合わせるように、株を売買しなければならない。その際、もし評価額が下がっていれば、少しでも取り戻そうとして粘り、ますます株価が気になってしまう…。そのような関係で、ここしばらくの月が変わる前後くらいは、クレカ支払いで頭がグルグルになっていた。それでも儲かっていればマシだが、ここ数ヶ月は、良くて横ばい、ポイント還元を入れても下がるのがザラであり、全く苦労に見合っている感じがしなかったのだ。
やれ、もともと、私の毎月の手取り給料は20万円ちょっとと、決して多いわけではない。そこから、長期保有枠となる「楽天証券への15万円」+「企業型DCへの5万5000円」だけでも、十分どころか、ニ十分・三十分に攻撃的である。
――そこに更に、私は「多数のクレカ積立」や「キャンペーン狙いの購入」などを加えていたのだ。もはや、その投資活動は、頭のおかしな複雑さと化していた。それで儲かるのではなく損をしていて、精神的にも疲弊していたのだ。破綻して当然である…。
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アニメで見たとき「領域展開じゃん」ってなった |
さて。私は、犯罪者:ドナルド・トランプの存在により、既に積立商品を
…というわけで。目的が目的なだけに、今回は、徹底的に株価の数字を排除しようと決めた。まず、楽天以外の全ての証券口座では、持ち株を売却し、全ての資金を口座から引き上げる。各種のポイント運用系のサービスも、現金に戻し、値動きを見ないようにする。私が最も力を入れていたPayPayポイント運用は、リアルタイムで動くことが魅力だと思っていたが、いちど下がり始めると気分は最悪である。ちなみに、生涯獲得ポイントの約20万に対し、一時期は+2万ptとウハウハだったが、この暴落を受けてマイナスとなり、何とか取り返そうと頑張ってみたものの、最終的に17万ptほどで撤退することになった。-15%という、信じられない大損である。まあ、私の運用など、この程度だ。
――そして。楽天証券については、二段階認証を導入し、ログイン回数を減らす。もともと、楽天証券では、少し前に問題となった不正アクセスへの対策として、この二段階認証が導入されたのだが、ログインのたびに、「メール受信」→「そこに書いてある絵を2つ選ぶ」という異様に面倒な手間を強いられる(「1日1回」「1時間空くごとに再認証」などではない)ため、私はそれを酷く嫌って、二段階認証を導入していなかった。ただまあ、できるだけ株価の数値から目をそらしたい今となっては、ログインしづらくなるのはありがたい。現在の評価額が分からなくなる「金額非表示」というオプションも有用だな。何のためにあるのかと思っていたが、私のための機能だった!
ちなみに。ここしばらくは、私の銀行口座に現金として入っているのは、10万円以下であった。そこから更に、キャンペーン目的などで、ギリギリのところまで株を買っていくため、財布の中身+口座で1万円を切るような、極限の自転車操業をしていることすらあった。代わりに、祈る時間が増えた。
…やれ、ここまで私がアップアップで勝負していた理由は、やはり、これまでは、一ヶ月で3%とか5%とか、その水準で株が伸びていることもあったため、その市場に、少しでも多くの資産を投入したかったからだ。まあ、私は、お金を使う趣味が無く、友達も居ないため、これでも何とかなっていた。だが、今から振り返ってみると、もはや異様な光景である。もう、そんな都合の良い市場は来ないと考えて、安心できる現金資産を増やそうと思ったのだ。
――ちなみに。具体的には、ここから調整して、50万円くらいは常に現金で持っておきたいと考えた。実は、当初の計画がそれくらいだったのだが(【日記:2023/12/29】)、2024年のフィーバー市場を経て、完全に頭がギャンブル脳になってしまっていたよ…。
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殴ってでも止めてくれるって人は居ないんだろうなあ |
しかしながら。はっきりと変えていく点は、楽天証券のクレカ積立で購入する銘柄を、「三菱UFJ
純金ファンド」にするということだ。
…やれ、全世界株やS&P500といった、アメリカ株ベースの商品から変更をする理由としては、結局のところ、愚かな関税政策は延期されただけであり、根本的な解決にはなっていないということもある。また、中国への超高関税はそのまま残されており、これが経済に与える悪影響が無視できないと判断したことも存在する。今後も不安定な状況が続くとなると、株ではなく、金が値上がり面でのメリットが大きいと判断した、もちろんそれもある。
――だが、一番の理由は、もはやアメリカ人という存在が、信頼に値しないと判断したからだ。今回の関税撤回は、ドナルド・ドランプによる市場操作である。ドナルド・トランプは、自らの支持者たちに、株を買っておくよう予告していた。こういうものは、インサイダー取引といって、歴とした犯罪である。ところで株価は、当初の水準までには回復していない。つまり、犯罪者:ドナルド・トランプと、その取り巻きが利益を得るために、私たちの資産が犠牲にされたのだ。権力と金で肥え太った豚野郎が…まだ喰い足りないというのか。
やれ、投資とは、つまるところ、“投資対象の成長に期待して、お金を貸すこと”である。
…だが、現在のアメリカ株は、犯罪者:ドナルド・トランプの運営する、邪悪なカジノ場と化してしまった。胴元の一声で、どうとでも市場は動き、そのたびに、素人は蟻のように踏み潰される。こんな連中に、私の大切な資産を預けられるわけがない!
――やれ、あれを未だに支持しているアメリカ人はお話にならないが、もう私には、この犯罪者が世界の王に選ばれるのを止められなかったアメリカ人全員が、無能そのものに思えてくる。今や、私にとって、アメリカ人というだけで、嫌悪の対象だ。資産投入なんて論外であり、心情的には、少しでもアメリカ依存を避けたいという気持ちである。
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お金は、また貯めていけばいいよ |
というわけで。この先の私の投資をまとめると、短期での売買を前提とした取引を取りやめて、メインである楽天証券に、米国株ではない「三菱UFJ
純金ファンド」を、クレカ積立をするのみとする。同時に、生活から株価の数値を徹底的に排除し、できるだけ目をそらすようにする。要するに、私も、65点の投資戦略である「分散・長期・積立をして気絶」を採用することにしたのだ。まあ、どう考えても、自分流では64点以下しか取れないし…。
――すると、どうしたことか。まだ初日であるが、かなり精神的に安定をするようになった。やはり、多くの人に推奨される方法というのは、しっかりと合理性があったのである。“ねずみの嫁入り”とでも言おうか、私も、紆余曲折を経て、在るべきところに戻ってきたのである。
さて。ここから先は、食事の時間には、テレビやネットの経済ニュースを見るのではなく、「dアニメストア」で好きなアニメ作品を見る。そして、日記では、ゲームやアニメの記事を増やし、カッチョいい画像をどんどん載せていく。最初は投資のためだった節約生活も、苦しいだけでなく、工夫が楽しい面もある。だが、無理な節約から自分を開放して、お菓子やジュースを味わうのも、これまた乙なものだろう。意外なところとして、職場で出会う素敵な人たちとの巡り合わせも、私にとって、心が踊るものである。
…ということで、株から目を離してみると、私の毎日は、こんなにもキラキラしていたのだ。それが、ゲスが胴元のギャンブルに、目を血走らせていたのでは、もう人生の損失である。それが、貯金額の下落以上に、最も大きな損かもしれない。
――そういうわけで。「本日が投資日記の最終回」というのも、それらの策の一環だ。投資自体をやめるわけではないが、「株の値動きに一喜一憂するような投資」は、本日で卒業である。今回の暴落による-30万円は、その授業料と捉えておこう。なあに、また2ヶ月、健康に働けば、すぐ返ってくる!
(2025年4月13日)
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とりあえず、まどかchanの画像でも見て落ち着いて… |
トランプ大恐慌による市場の暴落は続いているが、昨日と今日では、少し違った動きも見られた。それは、一度上がったあとに、また下がったのだ。
…まず、週明け7日(月)は、日経平均(日経225)が、-2644円 [-7.83%]と、かなり大きく下落した。前週木・金と、バカの考えた関税のせいで、連続して1000円下げていたところに、更なる追い打ちとなり、ここ最近の週刊ブラックマンデーの中でも、最悪と言える展開になった。
――余談だが、日本の証券コードで「2644」というと、今やゴミの詰め合わせとなった「[2644] GX半導体日株」である。運命の日:2024年7月11日に記録した最高値から、もはや評価額は半分以下だ。これを長期保有しようと思っていた恐ろしい時代が、私にもありました…。
というわけで、ブラックマンデーで始まった4月第2週であったが、次の日である8日(火)には、+1876円 [+6.03%]と、これまた大きく揺り戻した。あの、-4451円という史上最大の下落を経験した悪夢の2024年8月5日(【日記:2025/8/5】)も、次の日には+3217円と一気に戻し日(【日記:2025/8/6】)、そこから回復がスタートしたことは、まだ私の記憶に新しい。その夜の米国市場も、主要指数が+3~4%と明るく始まったため、楽観ムードが漂ってきた。
…が、結局のところ、朝起きてみたら、米国市場は-2~3%とマイナス化しており、その煽りを喰らって、日経225も、9日(水)付けで、-1298円 [-3.93%]と、大きく下落した。おまけとして、円高も進行中であり、例の「eMAXIS
Slim 糞国株式」は、-3.16%と今日もなかなかの勢いで下落し、為替と先物の展開から、明日以降も更に値下がりが続くだろう。マジかよ糞株売ってくる!
というわけで。週明けからの日系225は、-7.83% → +6.03% → -3.93%と、変動幅が非常に大きく、とてもじゃないが、素人が入れる空気ではない。ただまあ、こうやって上下動を繰り返すということは、大暴落も、少しだけ状況が進んだかなと、僅かに安心できたのだ。
…どういうことかと言うと、株価は、暴落時にも、一方的に落ちるのではなく、何度か波を打って下落していくという性質がある。“解放”という名の、アメリカ株の死が発表された日本時間4月3日朝から、日経225は連続で下落しており、どこまで下がるか、末恐ろしい感じがした。だが、それが1日だけとはいえ、揺り戻す機会があったことで、今回の大暴落も、少しだけ状態が進んだと判断できるのだ。
――さて。言うまでも無いことだが、この波のような動きが、何波まで続くかは、予想できない。今回は、「バカが考えた関税」という明確な原因があるので、これが取り除かれるまで、少なくとも上昇トレンドが戻ることは無い。だが、永遠に下がり続けることも無く、ある段階で、“一定範囲内で、上がったり下がったりを繰り返す”というレンジ入りをするだろう。「いったん上がって、また下がる」は、その状況に、僅かだけ近付いたと言えるのだ。
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今はまだ投資ができる段階ではない |
何はともあれ。間違いなく言えるのは、今はまだ買い時ではないということだろう。日経225は、ようやく一段階目の波を迎え、少し状況が進んだ。だが、ここから一気に反転攻勢とは行くことは無く、まだまだ下落トレンドから脱出できそうにない。アホ関税による影響が、先を見通せない状況だからだ。
…ちなみに、本日のアホであるが、「1日20億ドルの関税収入が入ってくる」とイキっているようだ。だが、ソースは不明であるうえ、関税を払うのは自国民のため、事実なら20億ドル増税したということである。1ドル=150円・1年=365日で計算すると、年間110兆円の超増税だ。日本の消費税で言うと55%くらいかな。まあ、アメリカ国内で物価が平均1.5倍に上がるというくらいのことは、普通に起こりそうな気がする。
――さらに、これは噂であるが、どうやら、「米国株を保有する外国人に対し、その利益に3割の課税をする」というルールすら考えているという話もある。事実であれば、アメリカ株は更なるクソ商品と化し、成立前に売却が殺到して、最高値は永久に更新できなくなるだろう。そこまで来たら、さすがの私も、主力をゴールドに変えて、二度と戻れなくなる。
ところで。株の下落は底しれぬ不安を与えているが、私にとって少しだけ救いになるのは、円高が進行していることである。
…やれ、円高というのは、例えば「1ドルが150円から、145円になること」を指す。これは、日本人投資家にとっては逆風であり、まず「日本人が持つ米国株」の価値は、円高で比例して下落する。また、無関係に思える「日本人が持つ日本株」についても、外国人投資家の動きにより、やはり、上がりづらく下がりやすい環境になる。これを狙って行ってくる日本銀行は、私にとって敵そのものであり、2024年は幾度となく苦しめられたものだった。まあ、今となっては、トランプに比べれば雑魚という評価しか無いが。
――しかしながら。現在の私は、資産の大半を、“日本円の現金”として持っている。その目線から考えると、円高の進行は、「日本円の価値が上がっている」という意味になる。つまり、「日本円で資産運用をして、そして成功している」と捉えられるのだ。この視点を持ったことから、私は、無理して、すぐ株や金といった商品を買う必要は無いなと感じるようになった。なにせ、何を買っても、今はダダ下がりをする状況だ…。
ちなみに。この暴落の出口戦略だが、前述の通り、「日本円を現金で持っている」というだけで、今は悪くない資産運用になっているため、まずはそれで耐える。そして、市場がある程度の安定を取り戻したら、分散を心がけつつ、慎重な再度の資産投入を行っていくつもりだ。もはや、今月中に400万円ほどある現金資産を全て再投入するなどという無謀すぎるプランは消え去り、早くて数ヶ月、遅ければ年単位での再投資となるだろう。
…ところで。私は、今回、地味に日本市場に期待をしている。なぜなら、株式市場の落ち着きを取り戻すのが、日本は割と早いのではないかと考えているからだ。もし、関税関連で、何か日本に有利なニュースが流れてきたら、それが、ちょっとした買い時となるはずだ。
――逆に、最も遅くなるのは、言うまでもなく、アメリカだ。なにせ、全世界から同時に経済制裁を受けたのと同じだからだ。そこからアメリカ国民が解放される日は、トランプの命日となる3年9ヶ月後…いや、下手すると、投資対象として、二度と復活できない危険性すらある。私は、そんな泥舟から、命からがら逃げ出すことができた。だが今は、かつて不沈と信じた豪華客船が傾いていくのを、救命ボートから眺めているような、悲しい気持ちである。
死なないで。
(2025年4月13日)
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まあ、進めずに戻ってきて再探索をすれば、確実に見付けられるであろうが… |
今回は、「海賊の洞窟」からである。FF5の同名ダンジョンは、ゲームのまさに冒頭であったが、DQ8版は、「中盤の終わり頃に、空を飛ぶ手段を求めて探索する洞窟」となっている。場所は、“トラペッタ~リーザス村に掛かっている橋”の真下である。ゲーム序盤の場所を意外な形で訪れる、良演出だ。
…さて、今回は、バトルロードを早期攻略し、3DS版の追加要素であるモリーを仲間に加え、その戦力を検証するつもりで挑んだ。だがやはり、道の狭さに苦しめられてしまった。3DS版では、シンボルエンカウントとなっており、移動画面で敵シンボルを避けることにより、戦闘回避が可能だ。しかしながら、元がランダムエンカウントのゲームということか、通路が狭く・敵シンボルが大きいため、一部のダンジョンでは、戦闘回避がとても難しい。
――やれ、前回、雪原地方の「薬草園の洞窟」でも、通路の狭さによって、敵シンボルを避けられないことが頻発してしまった(【日記:2025/4/1】)。今回の「海賊の洞窟」も同じであり、敵を避けようと思ってもぶつかってしまうことが多く、むしろランダムエンカウントよりストレスを感じてしまう。結局のところ、今回も、途中からダレて、チーム呼びで飛ばすようになってしまった。
ちなみに。ダンジョンについては、下層が2手に分かれている。進み方は、まずマップ中央部から下に降りて、行き止まりでハンドルを回す。すると、“南側にある水槽の水が抜けて、下に降りれるようになる”というヴァイオゥ,
ハザーゥ……な仕掛けが存在する。私は、DQ8は都合3周目となるが、細かい攻略までは覚えておらず、まずマップ真ん中から探索したが、そのままハンドルを回さずに戻って南へ行き、進めないことに気付いてから引き返し、そこでようやくハンドルを見付けるに至った。
――まあ、「3DS版は、敵シンボルが登場して、注目物質が増えている」「画面が狭いうえに、ハードに右スティックがないため、細かい探索が難しい」という制約はある。しかし、それ以上に、最近のゲームの親切設計に慣れすぎて、自分の探索能力が落ちているのを感じるものだ。現実世界における、位置情報つき携帯電話と同じだ…。何はともあれ、それで余計に狭い通路を行き来する機会が増え、余計に多くの雑魚敵と戦闘になってしまった。
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味方側は火力7.5倍だが、さすがに敵側だとそこまでではない |
そして。ボスは、海賊の幽霊である「キャプテン・クロウ」だ。行動パターンは、完全2回行動でテンションを溜め、「いてつく波動」で強化を解除したのちに、全体攻撃の「真空波」で大ダメージを与えてくるというものだ。
…さて、こいつについては、1回休み系の特技が有用ということで、まさかの「ぱふぱふ」が効いてしまうということがネタ扱いされている。味方の場合と同じく、1回休みが入ると、テンションも0に戻ってしまうため、効果は絶大だ。
――ただし、私のゼシカはお色気を犠牲にしている(短剣を育てている)ため、その手は使えない。よって、モリーの「ゴールドフィンガー」と、ククールの「冷たい笑み」によって、地道にテンションを下げていく。敵は、中途半端な状態で真空波を放ってくることもあるが、ほとんどの場合はテンションを溜める行動から始めるため、これにて千日手となる。伝説の、「レビテト!」「重力100!」という感じの戦いだ。
ちなみに。敵は守備力が高く(アンデッド扱いで、物理攻撃への耐性が高いらしい…)、なかなか決定打と言える攻撃を当てられない。そんな中で、敵テンションを100に上げられてしまったが、問題ない。そういう時こそ、チーム呼びだ。
…やれ、チーム呼びは、1ターン中の行動として、必ず初手で処理されるため、敵テンションが100に達したのを確認してから、防御コマンド感覚で入力できる。そして、召喚ガードと同じ理屈で、モンスターチームが倒れても全滅扱いにならない…というか、スーパーハイテンション真空波の“全体200程度のダメージ”だと、人間パーティなら半壊となる火力だが、モンスターにとっては少し痛いという程度だ。
――更に言うと、モンスターチームは、防御力だけでなく、火力も優れており、ボス相手でも、無視できないHPを削ってくれる。盾として呼び出し、その役目を十分に果たしてくれたうえで、火力も高く、しかも操作も1回Aボタン(◯ボタン)を押すだけで楽…。逆に、何かデメリットがあるのか。強いモンスターを集めるのに、情報収集が必要になることとか?
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ゼシカと需要が被りそうで被らないのだ… |
さて。キャプテン・クロウを撃破すると、モリーと並ぶ3DS版の目玉要素として、ゲルダが加入をする。ヤンガスと、幼少期から関わりのある女盗賊であり、ゼシカを超える素早さと、ゼシカとは異なるタイプのアタッカー&サポーターとして活躍するようだ。
――というわけで! 次は、そのゲルダ&モリーの戦力検証も兼ねて、ベルガラックのカジノ解放イベントへと挑んでいく。このイベントは、呪われしゼシカを倒し、リブルアーチをクリアしたタイミングから挑めるようになるが、私は、モリーだけでなく、せっかくだからゲルダも使いたいと思って、意図的に後回しにしていたのである。同ダンジョンでは、初めてメタルキングも登場し、クリア後にはカジノも使えるようになるため、夢が広がるというものだ!
(2025年4月13日)
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食べるところが多そうで嬉しい(エンゲル係数感) |
モンハンワイルズについて、私は、アストロボットやステラーブレイドのように、トロフィーコンプリートを目標の一つとしている。だが、その一つである、釣りトロフィーこと、勲章「大物釣りに魅せられて」は、非常に苦痛と言える内容であった。
…さて、まず、モンハンワイルズの釣りは、普通にモンスターとの戦いを楽しむ方針だと、全くプレイする必要は無い。釣った魚の用途は、そのまま使ったり、合成素材にしたりという感じだが、装備品のために必要な場合がほとんどなく、そして、消耗品にも代用ルートが用意されている(例:「大タル爆弾G」の合成には、バクヤクウロコだけでなく、鬼ニトロダケでもOK、など)。
――というわけで、釣りについては、サブクエの存在により、かろうじて意識ができるくらいだ。一応、キレアジ系のアイテムを初めとし、各種の消耗品は、大量調達容易な店売り品と比べると性能が良いらしいが、それだけのために釣りをするか?
と言う感じだ。私はやってません。
そのような環境下、“釣りについてのトロフィー”は、忘れられがちなモンハンの釣りについて、思い起こさせてくれるものだ。トロフィー系システムの役割は、単なるコンプリート要素という他にも、ゲームの意外なところにスポットライトを当て、楽しむための一助としてくれるというものだろう。しかしながら、使い方を間違えれば、かえって印象を悪くしてしまうというのが、釣りの例でよく分かったのだ。
さて。ワイルズには、釣り関連のトロフィーがいくつかあるが、何が一番キツいのか。それはもう、ぶっちぎりで、「大物釣りに魅せられて」である。その条件は、「大物を30匹釣る」というものだ。しかし、この“大物”、まず、専用のエサと釣り場を狙わねば、糸に掛けることすら困難だ。しかしまあ、これについては、ネットの攻略情報という現代の集合知で省略できるため、セーフとしよう。
…ところがどっこい、大物釣りは、ただ引っ掛けるだけでなく、魚との駆け引きをするミニゲームが挿入される。だが、これが作業的なうえに時間が掛かり、すぐに飽きて苦痛になる。それを、10回でも多すぎるくらいなのに、30回なのだ。本当にプレイをしたうえで条件を決めたのだろうか?
――やれ、他のトロフィーだと、例えば、オフライン100回&オンライン100回なんかは、やり込み型のゲームなので、長時間プレイして居るうちに、自然と条件を満たせるだろう。最大金冠&最小金冠についても、確率の低さから、最終的には作業となりがちだが、「モンスターとの戦闘」というゲームのメイン部分に繋がっている。でも、釣りは全く普段やらない行為だ。「集中して終わらせよう」ってなること、分かってたよね?
というわけで。釣りについては、もう最初から攻略情報をフル活用し、夏休みの宿題的な感じで、一気に勝負を仕掛けていった。まずは、残していた釣り系のサブクエからだ。ちなみに、依頼者は、タマミツネの討伐でも登場する「カーニャ」だが、釣り系のトロフィーは、アプデ前に挑戦していた。最強コマンド「休憩」が値上がりする前である。
…まず、緋の森17番で、専用トロフィーを持つ「ニュウドウイカ」に挑む。夜に、ウズ・トゥナが水中ワールドツアーをしている場所へ向かうと、巨大な亀というか壺というか…そんな感じの明らかな異物がふよふよと浮いているので、その近くに向けて、「テンタクルエギ」を投げ込んでみる。だが、あまりに食いつきが悪い。駄目そうだったので、いったん引き返して、装飾品で「ハンター生活」というスキルを発動させ、釣り能力を上げてみたところ、一発で食いついてくれた。うんうん、それもまた、生活だね!
――さて、そこからは、大物と格闘するミニゲームが始まる。内容は、まず、相手が左右に動いている時は、スティックを倒して「暴れをいなす」という行動をする必要がある。これ、左右どっちだか分からないのだが、「魚が泳いでいる方向に倒す」が正解である。ステラーブレイドの釣りとは逆なのだが、そこは重要ではなく、そもそもどちらに倒せば良いのか分かりづらいというのが問題だ。そして、魚が動きを止めたら、スティックを上下に倒して距離を縮めていく。その繰り返しである。四苦八苦して、何とかニュウドウイカを釣り上げ、専用トロフィーの「モンスターイカハンター」を獲得した。
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この距離と警戒感の無さなら網釣りでええやろ |
さて。残り29匹だ。大物は、全5種であるが、専用トロフィーを持っているのはイカさんだけであり、後は何を29回釣っても良い。
…というわけで。これまた、攻略情報を最初からアテにしていく。豊穣期の昼に、“緋の森10番の北側にある、2つの川が合流している辺り”に行くと、大物の一種である「ドストレバリーパーチ」という、レ・ダウとかゾ・シアなどとは逆に、点を打たなすぎな魚が登場する。この場所の最大の利点として、魚が近くに出現するので、ミニゲームで格闘する回数を少なくでき、何なら即座に釣り上げられるということだ。
――ちなみに、川自体も小川であり、相手は警戒心も極めて希薄なので、普通に捕獲用ネットでも捕まえられそうな感じである。だが、それだと、“釣り上げた数”には入らない…という以前に、やってみたら網をすり抜けた。モンハン世界の魚ということで、ガノトトスの仲間な可能性があるな。
そういうわけで。あとは、「近くのキャンプ(上層部の「エリア18
西部」)にファストトラベル」→「該当地域に行って、0~2匹のドストレバリーパーチを釣り上げる」→「他の地域にリージョンチェンジをするか、緋の森で『豊穣期・昼』に時間指定して休憩をする」を繰り返すだけである。
――さて、さすがネットの攻略情報ということで、効率はかなり良いと思うのだが、しかしまあ、30匹という量は、純粋に多く、大変である。途中から、モンスター図鑑の「環境生物(釣魚)図鑑」を見ると、累積の釣り数が分かるということで、少しは気分的に楽になった(PSハードのトロフィーは、トロフィーごとの内部達成数が4/33などと分かる場合があるのだが、ワイルズではこれが全て伏せられている)。だが、それでも、途中からはリアルに頭が痛くなり、目がチカチカしてきた。決して潤沢とは言えない余暇時間を費やし、PS5という高性能ハードを使っているのに、何故こんなつまらないミニゲームを遊んでいるのだろうか。見ていてね、ハンターが何をやるのかを(釣り)。
というわけで。最終的に、「釣りを初めてから、30匹トロフィー獲得まで」に掛かったのは、1時間半ほどであった。とりわけ厄介だった、後半部の「ドストレバリーパーチ×29匹」は、動画で振り返ってみると、ちょうど1時間というところである。これは、目標達成のための作業時間として、決して長すぎるわけではない。ただまあ、内容があまりにもつまらなすぎて、「もう二度とやりたくない」と思わせるものであった。
…やれ、「嫌ならトロコンなんてやめろ」という意見もあるだろう。それはそうなのだが、しかしながら、トロフィーや勲章といったコンプリート要素は、後ろ向きなものではなく、むしろ収集の過程で、ゲームの魅力を味わえるようなものにするべきであろう。もちろん、達成感を高めるために、“適度なストレス”というのは重要だ。その点を考えると、この「大物を30匹釣り上げる」は、明らかに適量とは言い難いのである。
――まあ、私がやった中だと、さすがに、伝説の、FF7リバースにおける糞ボクシングよりはマシだ(【日記:2024/5/18】)。しかしながら、そのレベルの物を取り出さなければ擁護できないとも言える。それが、ワイルズの「大物を30匹釣り上げる」のトロフィーであった。やれ、「大物釣りに魅せられて」という名前であったが、実際は真逆であり、死んだ魚の目でプレイをしていたよ…。
(2025年4月13日)
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かわいい |
嬉しいニュースである。アニメ「負けヒロインが多すぎる!」の2期制作が発表されたのだ(※放送済の全12話の続きが作られる、という意味)。
…さて、「負けヒロインが多すぎる!」は、“負けヒロイン”=恋愛勝負に敗れた女子たちを主役に据えた、異色のラブコメ作品である。原作はライトノベルということであり、私は全くの守備範囲外である。ただ、アニメ化の出来には極めて恵まれており、トップクラスのキラキラした作画と、「このかわいさで負けヒロインは無理でしょ」という感じのキャラの魅力、ラストシーンで流れるさわやかなメインテーマ(【YouTube】)を代表としたBGM演出、そして、真面目すぎずふざけすぎずの作風が絶妙である。私は、終わりも近い9月になってから、噂を聞いて見始めたのだが、さすが話題になるだけのことはあり、一気に熱中して、そして全話を見るに至ったアニメであった(関連:【日記:2024/9/22】【2024/9/29】)。
――ちなみに。私は、遊戯王を皮切りに、ジャンプ関連のアニメを見ることが多い。本誌の「呪術廻戦」「鬼滅の刃」や「BLEACH」「るろうに剣心」などはもちろん、「SPY×FAMILY」や【推しの子】なんかも、ジャンプ系統の作品と言える。そんな中で、非ジャンプの、“放送中の新作アニメ”に興味を持ったのは、2011年の「魔法少女
まどか☆マギカ」以来である。それくらい、自分の中では、特別な作品であったのだ。
ところで。基本的に、ジャンプ系統の作品は、分割クール制で続くことが確定している。例えば、「鬼滅の刃」は、分作の劇場版の第1弾が、7月18日から公開される。また、「呪術廻戦」は、時期未定だが、新シリーズの「死滅回遊」について、既に制作が決定しており、このまま最終章の「人外魔境新宿決戦」まで作られるのは、ほぼ間違いないであろう。これらの作品の続きについては、特に不安を感じていない。
…だが、「負けヒロインが多すぎる!」については、ライトノベル原作であり、一般層にまで知名度があるとは言い難い。また、全12話のうち、11話までは原作の物語を追っていたが、最終話である第12話はアニメオリジナルの展開だったそうだ。その内容は、まさに、“原作は続くが、アニメ版についてはこれで終わり”となっても違和感の無い作りであった。そのため、全12話のアニメとして綺麗にまとまっていたのは良かったものの、逆に、2期が不安視されるという事態にも繋がっていた。
――ただ、私にとっては、ここ最近で最もハマった、完全新作アニメである。もちろん、名前を知っているアニメの続編や新シリーズ、再視聴による新たな発見などというのも、乙なものだ。だが、ゲームと同じで、“完全新規のタイトルに熱中する”というのは、自分の中で大事な思い出になる。そういう作品との出会いが、人生を豊かにしてくれるのだ。加えて、“完結後から見る”のではなく、「放送中の作品を現役で追う」というのも、また貴重な体験である。「負けヒロインが多すぎる!」の1期の時は、最終話が近くなってから見始めてしまったので、次があるのなら、絶対に1話目から追いたいと思っていた。
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劇場版の作画かな? |
というわけで。「負けヒロインが多すぎる!」の2期発表は、願ったり叶ったりという感じで、久々に、純粋な嬉しいニュースである。
…ちなみに。原作となるライトノベルは、第7巻までが発売されている(8巻も5/19に発売予定だとか)。そして、アニメ第1期は、3巻までをアニメ化したと言える構成であった。さて、原作の続きの展開は、私も軽く耳にした程度なのであるが、題名に「多すぎる!」と書かれているだけのことはあって、既存3人の掘り下げもそこそこに、負けヒロインが次々と追加されるようだ。私は原作未読勢なので、どのような展開になるのか、非常に興味があるというものだ。
――さて。そんな「負けヒロインが多すぎる!」の2期だが、放送時期は未定になっている。4月はもう始まってしまったし、7月というのも無いだろう。よって、少なくとも半年後、ひょっとすると1年とか、それくらい後になると思われる。よし、頑張ろう!
未来へと生きる意味が、また一つ増えました…。
(2025年4月13日)
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まだこういう画像で茶化せるだけ、余裕がある側の人なのかも… |
私は、auカブコム証券(現:三菱UFJ eスマート証券)における「資金の先置き」という投資戦略において、少しでも運用期間を長くするために、クレカ積立の日付を「毎月1日」としていた。銘柄は、先月末に「三菱UFJ
純金ファンド」に変更していたのだが、クレカ積立というのは、かなり早期に予定が決まるらしく、4月の時点では、それまでと同じ、「eMAXIS
Slim 米国株式」となった。ご存じ、アホのせいで、絶賛ゴミ株の詰め合わせとなった銘柄である。
…さて。その詳細なスケジュールについては、今回、私も初めて知ることになってしまったのだが、「毎月1日」に積立設定をしていると、その日が営業日の場合、「1日の夜に注文を出し、2日に注文確定、3日に約定」=「3日夜の価格で、4日朝に仲間入りをする」ということになるようだ。
――だが、この間の市場の流れについても、振り返ってみよう。日本時間3日(木)の朝(米国時間で2日夕)、バカの考えた関税が発表され、アメリカ株の死が確定した。米国時間2日の市場は既に閉まっていたため、暴落が始まったのは米国時間3日朝=日本時間3日(木)夜である。日本の投資信託に反映されるのは、その更に翌日なので、日本時間4日(金)付けの価格で、前日比-6%という、1日の下落幅としては破局的な暴落をした。次に、こちらは日記にも書いたが、中国が対抗としての相互関税を発表し(【日記:2025/4/6】)、米国時間4日朝=日本時間4日(金)夜の市場でも、再び米国株は壊滅的被害を受けた。こが投資信託に反映されるのは、日本時間7日(月)付けの価格である。
かくして。私が、auカブコム証券で1日付けで積立設定をしていたゴミ銘柄「eMAXIS
Slim 米国株式」は、これら2日間の被害を受け、まずは10万円→9万4000円と価格が下がり、月曜反映の結果で、9万円を切る予定だ。
…やれ、4日に仲間入りしたのを見た瞬間、私は「これはヤバい!」と確信し、速攻で売り注文を出したが、例によって外国株扱いの投資信託は、1日遅れで約定する。つまり、「4日(金)夕・7日(月)夕」の2日分の価格変動を受けるわけだ。この2日間はまさに破局的と言える下落幅であり、一瞬で1割以上も価値が下がってしまった。何もしてないのに壊れたのである。
――ちなみに、この地獄はまだまだ続き、今度はSBI証券に、4日付けで約定した「eMAXIS
Slim 米国株式(笑)」が10万円ぶん入ってしまった。これも、7日(月)付けで、即座に-6%のマイナスを受ける。その他もろもろ、4月のクレカ積立は、入金された瞬間、全てが速攻でゴミ化するであろう。自分で書いていて目がチカチカする。スーパーで数十円単位での節約をして、地道に溜めたお金が、たった1日で数万・数十万とボロボロこぼれ落ちていくのだ。私、何か悪いことした?
悪いことしたのはカスのトランプでしょ?
やれ、こういう時、「投資信託」「クレカ積立」のフットワークの重さというのは最悪だ。直前で注文キャンセルができるか、または金ファンドへの変更が適用されていれば、少なくともここまでの絶望的被害を受けることは無かった。もうアメリカ株は死んだんだよ。死体を定価で売るな。
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投入した兵士が即座に戦死していく中で、まだ部隊を追加するか、という感じ |
ところで。株が下がると、「今が買い時!」「バーゲンセール」などとほざく輩が必ず現れる。だが、それを鵜呑みにすると、こういうことになるのだ。
…まあ、今回はクレカ積立であるため、あらかじめ定められた予定を変えることはできず、助かる方法は無かった。しかし、「買いチャンス」といって資金を追加すれば、上記のように、片っ端から資産が溶けていく。この先も、まずは月曜日における貰いゲロ東京市場が確定であり、その後もEUの報復発表、中国の報復に対するアホの殴り返し等など、負の影響力を持つイベントが目白押しだ。この下落は、当分の間、止まることは無いだろう。今、資産を追加するのは、まさに「落ちるナイフをつかむ」であり、悪手そのものなのである。
――やれ、こんな大災害の最中、ある証券会社が、余裕こいて「千載一遇の買いチャンス!」なんて題名でメールを送ってきたときは、ふざけるなこの煽りカスと思ってしまった。こっちは資産をどうすれば減らさずに済むか、必死に悩んでいるところなんだよ。お前が代わりに死ぬか?
さらに、「売るな」という意見も、こちらは証券会社の公式発表などで散見される。これは、“初心者が無闇に売却して損を抱えてしまう”というのを防ぐ意味もあるだろうが、ポイント付与までして自陣に囲い込んだユーザーを逃したくないという思惑も存在するだろう。
――だが、この手の人達は、「売ったら最後、二度と投資に復帰しない」と勝手に決めつけている。この恐怖の大暴落の中で、「一度資産を別に移す」、または「日本円に戻しておき、市場が落ち着くのを待って再投資する」というメンテナンスは、むしろ行わなければならないのだ。
やれ、投資で100点満点を取るのは、絶対に不可能だ。なお、100点満点とは、つまるところ「最高値の時に売って、最安値の時に買い直す」なのであるが、できたらとっくにやっているというものだ。
…では、よく言われている「長期・分散・積立をして、放置」という方式は、どの程度のスコアなのかと言うと、65点くらいだと思う。やれ、65点というと、せいぜい「良」くらいであるが、株という分野は、余計な行動をすると全て無駄になってしまう可能性が高い。例えば、「下落が止まったと判断し、資産を一気に投入する」、逆に「今後も下がり続けると読んで、インバース型を買う」という感じだ。これらは、あてが外れたときの金銭的被害はもちろん、心理的ダメージも非常に大きいということは、私も身をもって知っている…。自分なら70点・80点・90点が取れる!
と行動した結果、49点以下の赤点を取ってしまう…それが、株という科目なのだ。
――さて。この大恐慌への対処法を「放置」とすべき人について、その典型的な特徴は、「投資を初めて1年以内」「現金を確保しつつ、余剰資金を投資に当てている」「これからも長く働き続けるつもりだ」と言った感じだ。投資歴が少なく、かつ、株式資産への依存度が少なければ少ないほど、放置をしていても問題は少ない。まあ、結局のところ、いつか崩さないと意味がないので、損を避けるに越したことは無いのだが…。いっぽう、私は既に、生活資金の株への依存度が高いうえに、配当金生活を人生のゴールとしている。愚かな1人の男のせいで、そのスタートが4年遅れるなど、承服しがたい。よって、この経済危機を、何とか上手く乗り越えていきたいと思ったのだ。
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いつまでも情報が完結しない |
では。これらの事実を踏まえたうえで、今の私が何を為すべきか。この界隈で、投資家として、どう生きていくべきなのか。
――というわけで。以下が、この月曜から行っていこうと思っていることである。ちなみに、もちろん現時点での判断であり、変更可能性はある。
●持っている米国株式ベースの商品を、全て売り払う。
私は、既に楽天証券NISA枠を解体し、資産の最もコアな部分を現金に変えたのだが、その他の部分についても、日本円へと戻しておく。
例えば、tsumiki証券という証券会社では、「10万円を3ヶ月間積み立てると1万円プレゼント!(途中で売ると無効)」(【日記:2024/11/1】)というキャンペーンが存在し、この4月30日が満了日となっている。保有商品は、いわゆる「全世界株」なのだが、4日(金)までを反映した時点で、既に1割を超える赤であり、ここからまずは7日(月)の暴落を喰らって、その後も更に下がり続けると予想される。よって、売却を行う。残り3週間も株を持っていては、余裕で1万円を超える損害が発生すると考えたからだ。やれ、投資額30万円に対して、想定されるマイナスは約5万円であり、しかもキャンペーン適用条件すら満たせない。実に壊滅的な幕切れだが、より多くの損失を発生させないためには、やむを得ないことである。
ちなみに、tsumiki証券については、これにて積立自体も終了とする。そもそも、購入日と支払日の関係上、ほとんど「資金の先置き」効果を得られていなかった。購入額に対するポイント付与も、(私の使い方だと)為されない。商品ラインナップも少なく、「株」という商品が地雷と成り果てた現環境において、金に投資先を移すこともできない。私にとって、使い道が無くなってしまったのである。さようなら、tsumiki証券、そしてエポスカード…。
その他、クレカ積立の設定変更が間に合わず、4月には「eMAXIS
Slim 米国株式」など、米株ベースの商品が購入される会社も多いが、これらについても、破局的な下落日を迎える前に、速攻で売却をしていく。auカブコム証券、そしてSBI証券の悲劇を繰り返してはならない…。
●株ベースの商品しか買えない証券会社への積立を中止する。
大和コネクト証券・セゾン投信・セゾンポケット・ウェルスナビ(・tsumiki証券)が該当する。これらの証券会社は、商品ラインナップが少なく、米国株にせよ日本株にせよ、どうやっても株に依存してしまう。伸びている時は良いのだが、残念ながら、ここからしばらくは間違いなく右肩下がりと思われるので、これらに対する資金の拠出を、一時停止する。
ちなみに、大和コネクト証券では、「eMAXIS
Slim 米国株式」と「先進国株式」を、奇数月・偶数月で、交互に積み立てていた。理由は、“購入と同じ月に同一銘柄を売却すると、ポイント付与の対象から減額される”というルールがあるからだ。よって、4月頭に購入される米国株式を売った場合、4月ぶんのポイントは貰えなくなってしまうのだが、そんなものはどうでもよい。たかだか0.45%の還元など、この地獄市場では、一瞬で消え去ってしまう。それよりも、株式市場から一時的に資金を逃がしておくことのほうが、遥かに重要なのだ。
さらに、ウェルスナビについては、ここしばらくで短期で売っていたためか、「クレジットカードポイントの付与のみが目的と考えられる取引を複数回確認しました」という警告が来ている。これを無視して更に短期の売却を行い続けると、クレジットカードを使った積立が不可能となるようだ。しかし、どうせ米国株依存の商品への積み立てはしばらく停止するつもりであるし、やはり0.5%の還元など風が吹けば消えるため、売っておくべきと判断した。
●各種のポイント運用系サービスも、米国株への投資を解除する。
PayPayポイント運用・楽天ポイント運用・dポイント投資・永久不滅ポイント運用が該当する(楽天ポイント運用も、投資信託の購入から、再びポイント自体での運用に戻していた。関連:【日記:2025/2/3】)。
このうち、PayPayポイント運用とdポイント運用については、金(ゴールド)コースが存在するため、米株ベースのコースから、金へとポイントを移しておいた。もっとも、PayPayポイント運用については、相互関税が発表された解放()の朝、雪崩のように下落する米国株に焦って動かしてしまったため、1%の資金投入手数料+為替損失+金自体の値下がりで、米国株分のマイナスをゼロに戻したうえで、更に-5%程度のマイナスになってしまっている。合算して、累積20万ほどの獲得ポイントに対し、現在の運用額は17.5万pt程度と、かなり大きな下落を抱えてしまった。まあ、投入時期は焦りすぎたと言えるが、撤退タイミングは適切であった。あのまま米株ベースの商品を持ち続けていたら、取り返しの付かない損失を抱えていたところだった…。
その他の、楽天・dポイント・永久不滅の運用サービスについては、せいぜい数千円相当のptしかなく、お遊び的な意味合いが強い。ただまあ、お遊びであっても、損をしてしまえば精神的な負担になる。そういうわけで、dポイント運用についても、PayPayと同じく、金コースに移しておいた。楽天ポイントと永久不滅ポイントは、いったん引き出して、楽天ポイントは証券口座で金を買うときに一緒に使い、永久不滅ポイントはdポイントに変換しようっと。
●資金ですぐゴールドを買うことはしない。
かくして。現在の私の手元には、約450万円の現金資産が存在する。これで、私は「三菱UFJ
純金ファンド」を買う予定だったが、実際に購入するのは、もう少し待ってから、かつ、一括購入するのではなく、例えば数十万円くらいずつに分散して、慎重に買っていくことにしたい。
というのも。上記の、PayPayポイント運用での失敗で気付いたのだが、株価が大幅下落する際は、釣られて金の価格も落ちる。理由は、株による損失を金で補填しようと、投資家たちが売却に走るからということのようだ。また、アホの華麗なる手腕により、円高ドル安も進んでおり、国内金を参照する「三菱UFJ
純金ファンド」も、何故か為替の影響を受けるということなので、ますます値段は下がりやすい。よって、“資産全てを即座に金ファンドに変える”というのは危険と判断し、まずは事態を静観、ある程度は落ち着いてきたところで、慎重に分散して金に資産を投入…という形にしていきたい。
ちなみに。このような状況であるためか、まさかのパターンとして、「日本円の現金」が安全資産となりつつある。というのも、アメリカがキチガイ政治をした結果、ドルの信頼が一気に落ちて売られ、日本円はまだマシと思われて買われる傾向があり、これが円高ドル安の原因となっているようだ。普段、株価を意識していると、円高ドル安は頭が痛い問題である(国内株でも、原則として円安のほうが有利)。また、ドルが安くなったところで、1円は1円から変わらないため、日常生活で意識できる場面も少ない。ただ、“株を買うための購入資金”という目線を持ち、ドルベースに変換することを前提とすれば、今、日本円を現金で持っていれば、ドルに対して相対的に有利になれる。つまり、日本円を現金で持っている人間が、最も資産運用に成功しているのだ。
やれ、これまで「株式投資はせず、現金で貯金をする」という人に対し、「日本円に全ツッパして資産運用をし、負け続けていることに気付いていない馬鹿w」などと批判する人が居た。だが、馬鹿って言ったほうが馬鹿だった!!
●5月からの金へのクレカ積立は、予定通り行う。
楽天証券・SBI証券・auカブコム証券・PayPay証券(・マネックス証券・松井証券)が該当する。これらの会社では、「三菱UFJ
純金ファンド」をクレカ積立で購入可能であるため、予定通り、5月からの積み立てを行っていく(3月末に変更をしたため、4月頭の積み立てには間に合わない。その結果が、auカブコム証券における、2日でマイナス1万の悲劇であった…)。
さて、これらの会社についても、積立を一時中止しようという考えもあった。理由は、米国株が激減したり、為替が円高に進んだりすると、金価格も下落する傾向にあるからだ。ただまあ、さすがに1ヶ月も経てば、現在のような破局的下落が続いていることは無いだろう(無いよね?)。というわけで、金については、それくらいから反転して上昇してくれるのではないかと期待するものである。
ちなみに。楽天証券については、1週間前の日記では、「売らない。米国株のまま」と宣言していた(【日記:2025/3/31】)が、結局のところNISA枠も解体してしまったということで、こちらも金へと投資先を変えていくことにしたい。なお、NISA枠:年360万円のうち、120万円ぶんを担当する「つみたて投資枠」では、「三菱UFJ
純金ファンド」は買えず、株ベースのゴミ商品しか入れられない。というわけで、こちらについては、一時お休みである。まあ、年末まで余っており、かつ、その時に株の値下がりが一段落していたら、年初一括ならぬ年末一括で消費してみようか…。
とまあ、そんな感じで。まとめると、「米国株を残すこと無く全売りし、とりあえず日本円現金の形で保有したのちに、慎重にゴールドへの再投資を行っていく。金への積立投資は、予定通り5月からスタートさせる」という感じだ。NISAの理念に真っ向から反する、かなり大きな資産の動きとなったが…やはり、ここから何十%下がるか分からない中で、資産の一時退避は必須であると感じた。いやまあ、確かに、そのまま積立を続けても、トランプが消えた後、いつか必ず元に戻るだろう。でもやっぱ、これからも下がると分かっているのなら、即座に売ったほうが損失が少ないよね?
――やれ、私の計画だと、極限の節約生活をしながら、あと5~10年ほど働いて、それで現実生活からログアウトをし、夢の配当金生活で余生を送る予定であった。ただまあ、この暴落で、その開始は大きく先送りとなりそうだ。しかし、私にとって、配当金生活は人生設計そのものであるため、計画自体が破綻しないよう、うまく資産運用を行っていく必要がある。この1週間だけでも、世の中はめまぐるしく変化した。この先も、経済ニュースには注意をしていかなければならない。売ったからには、次は買うタイミングが重要だ…!
(2025年4月13日)
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キャプチャ失敗をしたので、本体機能の録画からスクショしました。やはり少し画質は落ちる? |
タマミツネ以外で、第1弾の大型アップデートにて初日から実装されたモンスターが、「上位ゾ・シア」である(「歴戦王
レ・ダウ」は後日)。
…さて、ゾ・シアについては、下位のストーリーで最後に登場する敵であり、いわゆる「本編ラスボス」だ。ストーリーに極めて密接な関係を持つモンスターであり、これまでは、一度しか戦えず、専用素材も無いという扱いであった。それが、アップデートで、何度も登場する敵になった。加えて、登場するのは新規の上位個体となったほか、念願の固有素材を持ち、新たな武器と防具を作成可能である。
ところで。モンスターハンターは、クリア後の育成が本番と言えるゲームであり、シナリオ攻略の難易度を極端に上げることは、あまり好ましくないであろう。また、初期シリーズのリオレウスや、『2nd』でのティガレックス、『ワールド』のネルギガンテのように、壁となるモンスターが意図的に用意されていることもあるようだが、少なくとも、“本編ラスボスがその枠に相当する作品”を、私は知らない。というわけで、今回のゾ・シアについても、『ワールド』のゼノ・ジーヴァと同じく、本編クリア時点では、さほど印象に残る相手ではなかった。
…ところがどっこい、再登場したゾ・シアは、一転して、かなり手応えのある相手となっている。まず、そもそも敵としては、遥か前に、いちど戦っただけということで、忘れている部分が多く、プレイ感覚的には新モンスターにも等しい。
――さらに、「歴戦」は存在しないものの、上位個体ということで、純粋に、火力・体力が高い。実際、動画で振り返ってみたが、本編時は装備強化もままならない状態だったが撃破まで13分、だが今回は、ひと通り最終形と言える装備を整えたうえで、勝利まで20分が掛かっている。上位個体は、相対的な強さが、かなり上がっていると言って良いだろう。
また、特に印象に残ったのが、新技のフィールド攻撃である。“マップ全体を炎で包んで大ダメージを与える”という、『ワールド&アイスボーン』のアプデ要素でよく出てきたタイプの攻撃だが、『ワイルズ』では、ジン・ダハド(【日記:2025/3/9】)に続き、早くも2例目となる。
…さて。このエクリプス炎は、即死攻撃ではなく、大ダメージ技ですらないのだが、やはり喰らわないに越したことは無い。回避方法は、スリンガーを使って、「竜乳結晶」という、足元から出てくる石を破壊することである。そうすると、攻撃範囲が減って、安全地帯が出来上がるのだ。あとは、いつものように、武器を研ぐなり、回復を行うなり、遠距離攻撃をするなりして、攻撃が終わるまで待っていれば良い。なお、このバトルでは、竜乳結晶がフィールドギミックとして多く登場しており、ここ以外でも、スリンガーで炸裂させることにより、敵に大きめのダメージを与えられるようだ(他の護竜相手でも?)。
――ということなのだが。実はこのエクリプス炎、本編ラスボスの個体も使ってきていたようだ。では何故、私が新技だと思ったのかというと、「竜乳結晶を破壊して誘爆を防ごう」というゲームヘルプが、今回初めて表示されたからだ。そう言えば、ジン・ダハドの時も、初見時は完全に謎の技であり、それでキャンプ送りになったのちに、初めて回避方法が説明されるという仕組みになっていた。しかしエクリプス炎は即死技ではないため、印象が薄かったのだろう。ちなみに、本編ラスボス時の動画を振り返ってみると、敵が遠くに離れたので、スリンガーで攻撃をしており、図らずとも回避条件を満たしていた。
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すごく…ミラボです… |
ちなみに。ワイルズの世界観において、「護竜」というカテゴリは、“既存モンスターをモチーフにした人造生命体”を意味している。そして、ゾ・シアも護竜であり、どうやら、ミラボレアスを元にしたと噂されているようだ。ミラボレアスと言うと、われわれ画面の前のお友達にとっては公然の秘密であるが、作中世界においては、“禁忌”と称される伝説のモンスターであり、そうそう出会えるものではない。
…ただまあ、ゾ・シアの使用技であるチャージブレスを見て、「ああ、これはミラボだな」と、私は納得した。後ろ足を使って直立し、巨大な火球を連続で吐いて攻撃してくるという技なのであるが、見た目がミラボレアスのそれと同じであり、大ジャンプ回避で避ける感覚などは、まさにミラボである。
――ちなみに、ミラボレアスは、最終アップデートで用意された強敵ということで、チャージブレスは、頭破壊での弱体化を行わねば、一撃必殺クラスの火力を誇っていた。だが、ゾ・シアには、現時点では、さすがにそこまでの火力は無いようだ。そう、現時点では…。
ということで。気になるのは、もちろん「歴戦王ゾ・シア」である。この記事で書いた通り、上位ゾ・シアは、通常個体でも、十分に強敵と言える相手になっている。それが、歴戦を飛び越えて歴戦王になるのであれば、それこそ、『ワイルズ』時点での最大級の難関となっても、おかしくは無いのだ。
――やれ、『ワールド』の時は、“歴戦王”によって、初めて本編ラスボスの「ゼノ・ジーヴァ」が印象に残るに至った。一方で、『アイスボーン』の「アン・イシュワルダ」については、リアル狂竜ウイルスが直撃してしまい、残念ながら立ち消えとなってしまったようだ。だが、今回のワイルズでは、さすがに大丈夫であろう。大丈夫だよね??
(2025年4月13日)
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プロレスで全てを決める世界観はむしろ平和だった…? |
本日19時ごろ、株価の先物指標(【NASDAQ先物】、【日経先物】)が、一気に3%ほどナイアガラしたのを見て、何が起こったのかと思ったが、どうやら中国(中華人民共和国。台湾を含まない)が、アメリカからの輸入製品に、34%の関税を課すと発表したそうだ。良かったなトランプ、本当の“相互関税”になったぞ!
さて、ご存じの通り、現在、トランプによる破局的な経済政策によって、恐怖が世界を覆っている。世界10%・主要国20~40%という関税率は、「相互関税」と名付けられており、その根拠は、「[該当国からの貿易赤字
/ 輸入額] ÷ 2」というものである。これは、「貿易赤字率を2で割った数字」であって、関税の額ではない。キチガイの理屈なので、これ以上の議論は無意味である。
…そして。中国については、そのアメリカでの「相互関税()」が、34%であると発表されていた。単純計算して、中国企業が100円で販売する物を、アメリカ人は134円を払って買うことになる(間の34円は、「アメリカ人が」「アメリカ政府に」払う)。当然、中国企業の商品が売れなくなるというわけだ。これは、もはや「威圧」ですらない、経済的武力行使であり、中国を含め、各国が黙っているわけがない。
――そういうわけで、中国政府は、アメリカ製品に対し、34%の関税を課すと発表した。これで晴れて、どちらの国の商品も、互いに34%ずつの値上がりをすることになり、「相互関税()」が、真の相互関税になってしまったのである。
ちなみに、今日は中国では祝日だったということで、異例の対応となったようだが、もちろん関税が良いニュースのわけがなく、中国市場の株価も、週明けから、大幅に下落することだろう。そして、その貰いゲロを、日本も被ることになる。
…やれ、中国も、まだまだ貧富の格差が大きく、発展途上国のような生活をしている人も多い。また、東海岸に住んでいる人たちの生活スタイルは、日本とよく似ているという。私のように、結婚や出世といった既存の価値観を諦めて、貯蓄や配当金で静かに暮らしていきたいという人も多いだろう。そういった人たちの生活を、今回の関税政策は、根こそぎ破壊することになる。単純な関税、そして米国製品が入ってこないことによる物不足により、インフレは加速する。株の下落によって貯蓄額が激減し、人生計画を改めなければならない人も出てくるだろう。
――しかしながら、これは100%、アメリカがふっかけてきた喧嘩である。だから、中国政府の気持ちも、よく分かるというものだ。やれ、中国というと、ネット上では異様に嫌われており、だいたいTwitter検索(現:X検索)などでも、威勢のいい中国叩きが上のほうに出てくる。だが、さすがに今回の関税では、中国側に同情的な意見が多いようだ。そう言えば、私自身も、もう自民党は駄目だと思っていたが、今は「頼む、何とかしてくれ自民党!」と、すがるような気持ちになっている。トランプの狂った行動により、アメリカを共通の敵として、それ以外の全てが結束するに至ったのだ。
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まあ、最悪の場合でも、あと3年9ヶ月の辛抱だ |
さて。冒頭に挙げた「先物指標」については、私は占いのようなものだと思っており、私はそこまで気にしすぎる必要はないと思っている。
…ただまあ、今回は、たった1日で-3~4%と、下落が非常に大きい。そして、その理由が「中国政府が関税を発動する」ということで、“経済のプラスになるような明るいニュース”が皆無などころか、その正反対の話である。以上の理由により、間違いなく、この夜、日本時間22時30分から始まるアメリカ市場も、昨日に引き続いての壊滅的下落となるであろう。
ところで、私は、トランプの「相互関税()」のニュースを聞いて、その日のうちに、保有している米株ベースの投資信託について、全てに売約を出した。その約定は本日夜であるため、先日夜の米株暴落の影響を正面から受け、投資額400万円弱に対し、マイナス26万円という、激しい損失を出すに至った。たった1晩で、高性能PCを買えるような額が消失したのである。一時は+100万円も目の前で、鉄壁だと思っていた楽天証券NISA枠も、ついに赤字化したのだ。そういうわけで、気分は穏やかではなかった。だが、今晩も下落するとなれば、話は別である。逃げておいて、本当に良かった!
――そして。この中国の報復関税は、始まりに過ぎない。アメリカの隣国であるカナダも、既に自動車分野で、報復の関税を掛けると発表をしている。その他の国も、EUが牽制的であるものの警告を行っているし、この日本でですら、報復すべきという声が上がっている。狂気の経済戦争が始まった。よって、とにかく、今は、株は駄目だ。1ヶ月か、半年か、1年か分からないが、当分は下がり続けるだろう。それがいつ、どういう形で終わりがくるのか、全く予想が付かない。しかし、トランプが居る間は、諦めるしかあるまい。相互関税が発表されたあの日、あれがアメリカ株の命日だったのである。
というわけで。先日のスイッチ2記事(【日記:2025/4/2 [②]】)に続き、またしても1日2回の更新となったが、仕方あるまい。世の中の動きが早すぎる。
――さて。この「トランプ大恐慌」については、間違いなく、歴史に残るレベルの大惨事となるだろう。その瞬間に、投資家として立ち会えたのだ。もう、実況感覚で、記事を書きまくってやる。それくらいしか、この暴落の有効活用法はあるまい…。記事一覧は、【タグ:トランプ大恐慌】からどうぞ。
(2025年4月13日)
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このQUEST
STARTのアイコンがステキすぎる、素材配布してくれないかなあ |
トランプによる人類経済破壊計画が進行し、節約で積み上げてきた資産が、数十万円単位でこぼれ落ちていく。とてもじゃないが、ゲームなんて楽しめる気分ではないのだが…逆か。ワッカさんも言っていたように、こういう時だからこそゲームなのかもしれない。
――というわけで。本日は、「モンスターハンターワイルズ」の、第1弾大型アップデートの配信日である。公開は、4日の12時00分だ(管理上、本日記は5日付けになっている)。今日の私は、仕事が休みだったので(土曜・日曜と働くから許して…)、PS5の前で服を着て全裸待機をしていたのだが、本編の発売とは異なり、“所詮はアップデート”ということか、事前ダウンロードなどの緩和策は無く、12時00分を少し過ぎてから、アップデーターをダウンロードするハメになった。暖かい季節で良かった…。
まず、今回のアップデートの目玉は、「タマミツネ」である。もともと、3DSの『
――さて、そんなタマミツネは、『ワールド&アイスボーン』には未登場だった(同じく『X』から来たディノバルドが登場)が、『ライズ&サンブレイク』には登場し、私も傀異クエストなどで戦闘を繰り広げた。ちなみに、初めて知ったのだが、私は、“美しい系のモンスター”は勝手にメスだと思っているのだが、ゲームに登場するタマミツネは全てオスということらしい。
というわけで。タマミツネは、『ワイルズ』においては、大方の予想通り(というか、PVで分かっていた通り)、「緋の森」に登場した。なお、今回は、通常個体に加えて、「歴戦の個体」もセットで出現する。解禁条件は、HR21であり、“下位のストーリーを終えたあと、少しクエストをクリアする”といった程度の進行が必要だ。ちなみに、釣りのサブクエを1つ以上進めていないとダメらしいので、緋の森ベースキャンプのカーニャに話し掛けても、ツリトモリバーの例の会話が始まらないという人は、何でもいいから1匹だけ釣り上げてみよう。
…さて。今回、PS5世代のハードに登場ということで、始めて高性能側のモンハンに参戦することになり、まず気になったのが、泡の描写である。泡やられという専用のST異常を持ち、タマミツネの最大の特徴と言える。だが、あくまでその見た目は、ゲーム的な、ふよふよとした泡であった。
――まあ、最新ハードを用いても、水の表現というのは未だに微妙であるし、リアリティのある表現にするより、割り切ったほうが良いだろう。その他、BGMについては、お馴染みの楽曲をオーケストラ風に新規アレンジしたものである。撃破によって、新たな武器と、そして防具も製作可能となる。撃破後は、緋の森のモンスターとして、歴戦個体を含め、ランダム出現するようだ。
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ミツネ様「ナルガよ…真のビターン見せてやろう」 |
そして。今回一番驚いたのが、歴戦個体のとんでもない火力である。
…まず、今回のタマミツネは、目がメラメラと燃えて、青白いオーラを放つ泡を飛ばしてくることがある。これは、サンブレイクで空気だった「希少種」の要素を取り入れたのかと思ったが、どうも「天眼」という状態らしく、『XX』の二つ名持ち個体の能力らしい。が、怖いのはこれではない。さらに、新モーションとして、巨大な泡をブレスのように使って近距離を吹き飛ばす攻撃が追加されたが、これも大して恐ろしくない。
では、何がそんなに怖いのかというと、くるくるくるっと回って、背中向けで尻尾を叩きつける攻撃だ。飛鳥文化アタックとでも名付けたくなるようなモーションだが、“通常攻撃ですよ~”とでもいいそうな感じで、普通の直立姿勢からいきなり繰り出してきて、歴戦相手だと、体力の85%を削られる。防具は、上位アルシュベルド装備であり、レベル強化もしっかり行った状態で、だ。
――とはいえ、後から動画で振り返ってみると、一応は、大きめの専用咆哮を、予備モーションとして持っているようだ。やれ、“咆哮からの尻尾ビターン”というと、モンハン老人会ということで、『2ndG』のナルガクルガを思い出してしまう。ただ、明らかにヤバいと分かるあちらに比べ、タマミツネのそれは、声も小さく、出も早い。さらに、ナルガクルガの尻尾には、“怒り状態だと狙いが少し逸れて避けやすくなる”という緩和策があったが、タマミツネにはそんなものはなく、プレイヤーが横から攻撃をしているような場合であっても、正確な誘導を行ってくる。それでいて、全般的にダメージが控えめのワイルズ環境において、一撃でHPの8割を削ってくるのだ。強すぎる…。
ちなみに。気になる“タマミツネのランク分け”だが、歴戦個体の撃破後には、「歴戦狩猟の証III」と、レア度8のアーティアパーツが手に入る。よって、“生態系の頂点”たちやアルシュベルドと同じく、危険度3という扱いのようだ。
――ということは、タマミツネも歴戦王の対象になりうるということだ。まあ、今回は、上記の5体+ラスボスで、6体の王位継承者が居るため、復活モンスターにまで声が掛かる可能性は低いだろう。とはいえ、イベントクエスト等で、何らかの強化個体は出てくるであろうから、その時に、尻尾ビターンが即死火力を持ったり、範囲が増えたりするかもしれない。恐ろしいような、楽しみなような…。
(2025年4月13日)
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「アメリカ解放の日」という発言を聞いて、真っ先にこれを思い出した |
昨日夜に発表されたスイッチ2の税込4万9980円という価格について、高いだの安いだのと、のどかな話をしている人は、是非そのままの世界にいてほしい。経済界は、馬鹿:トランプが発表した“相互関税”なる大悪政により、戦争前夜のような空気になっている。
…さて、そのニュースは、日本時間の3日午前5時ごろに発表された。「相手側の国の関税に合わせて、こちらも関税を掛ける」という謎ルールにより、まず世界中が10%、そして、取引の多い主要国は20~40%という激しい関税が掛けられることになった。なお、日本は24%ということで、全商品が24%の値上がりをすることになる。結果、あらゆる商品が売れなくなって、経済は大きく悪化するだろう。
――そして、そのような事態に対し、日本ですら、カウンターとしての報復関税を検討しているというが、トランプは、それに対し、カウンターへのカウンターを宣言しており、さらなる経済の悪化が予想される。こんなことが、世界中で起こるのだ。経済発展なんて、できるわけがない!
ところで。トランプは馬鹿だから分かっていないようだが、その経済悪化の影響を最も強く受けるのは、アメリカの、それも中間層や貧困層である。
…やれ、関税を実際に払うのはアメリカの消費者や企業であるため、それがそのまま、物価高騰という形で、アメリカに跳ね返ってくる。また、経済の滞りによる物不足も相まって、かねてからのインフレは、より一層の加速をするだろう。アメリカ国内の企業だって、自動車やハイテク産業などは、多くの部品を海外に依存しており、値上がりや業績悪化は避けられない。関税政策は、アメリカファーストですらないのだ。
――さらに、アメリカは、日本よりも遥かに金融資産の保有率が高い…つまり、多くの国民が株を買っている。既に1ヶ月以上続いているトランプ暴落で、大勢の人が資産を目減りさせていると思うが、そんな中、相互関税というまさかの鎖国政策が、市場の絶望的な空気をダメ押しした。トランプって、やっぱりアメリカを滅ぼすために作られた病原菌か何かじゃないのか?
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ゴールドマンといえば、私にとっては悪魔将軍、普通の人にとっては会社名? |
というわけで。私の対策としては、既に「
…さて、「投資信託」枠の商品については、本日(3日)の日中に売約を出したため、明日夕の日本価格…つまり、相互関税を発表して最初のアメリカ市場の影響を受ける。よって、恐らく、株下落と為替で合計して5%程度、つまり20万円くらいは更に評価額が下がると思われる。それだけのデメリットを負ったとしても、とにかく早く、アメリカ株を手放さなければと確信したのである。
――そして、代わりの投資対象は、以前にも書いた「三菱UFJ
純金ファンド」だ。トランプが引き起こした愚かな経済戦争により、まさに社会は有事と言える状況になってしまった。こういう時に投資対象として有力なのが、金である。もちろん、金だって下落することもあり、今後も不安定な値動きが続くであろう。ただまあ、アメリカ株よりは明らかにマシだ。
そういうわけで。バカなトランプのせいで、世界中の投資家が大損害を負い、経済低迷と物不足によって、インフレは更に加速するだろう。繰り返すが、これらの影響を最も強く受けるのは、アメリカの中間層と貧困層である。前も書いたが、あれに投票した人も、ここまで馬鹿とは思っていなかっただろう。
…さて、これからの市場はどうなるか。トランプは、この先も馬鹿の一つ覚えで関税を連発するであろうから、主要な株価指数がどこまで下がるかは検討が付かない。10%・20%・30%…投資界隈で神話となっている2008年のリーマンショックの時は、半年~1年という時間を掛けて、主要指数が50%ほど下落し、元の水準に戻るのに5年ほどが掛かったという。今回のトランプ大恐慌も、そのように、下落期間・下落率ともに、長くなる可能性がある。よくもまあ、こんな害悪が大統領になれたものだ。人類史上最悪かどうかは分からないが、私が生きている残り数十年で、これ以下の男は出てこないであろう。
――ちなみに。「長期投資なら、多少の値下がりは気にならない、むしろ買いチャンス」などという解釈も、もちろん正しい。ただまあ、下がるのが確実と分かっているのなら、売ったほうが良いに決まっている。少なくとも私は、トランプという病原菌が取り除かれるまで、「株式市場」という物の復活は無いなと判断した。さようなら、アメリカ株よ…。トランプ時代が終わったら、また、ね?
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かわいい |
(2025年4月13日)
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店頭販売は国内専用版とすることで、転売対策を行っているようだ |
4月2日の22時から、次世代機の「ニンテンドースイッチ2」の発表会が行われた。本体機能と、新規ソフトに移植作、そして発売日が6月5日であると発表された。値段は、動画で全く言われなかったので、言いたくなかったのだろうなと感じさせる。ちなみに、税込49980円だ(【公式の商品ラインナップ】)。
――さて。この値段をどう感じるかであるが、私はスイッチライト=2万円の感覚で生きているため、申し訳ないが、見送りである。特に急いで遊びたいタイトルがあるわけでもない。そして、据え置き機はPS5で間に合っており、今後、「スイッチライト2」のようなハードが出る可能性もある。発表会では、大きくなったことを自慢していたが、私は小さいほうが好きです。というわけで、初版は、皆さまにお譲りします。というか、そもそもスイッチオンラインに加入していないので、予約購入の条件を満たせないのだが…。
それはそうと、今回は、転売対策ということなのか、「国内専用版:49980円」と、「多言語対応版:69980円」が存在するという。
…やれ、見たことの無い価格設定だが、これは1ドル=150円という為替を考慮した価格ということだろう。これまでの、初代スイッチやPS5などで問題になった、「日本で買って、海外で売却する」という問題に、一定の答えを出している。あっさり突破される未来が見えなくも無いが、仮にそうだとしても、非公式版扱いになれば、値段を下げられる。こういうものは、牽制だけで意味があるのだ。
――ちなみに、任天堂側の視点からすると、“海外で売ったほうが儲かるのに、あえて日本人に安く売ってくれている”ということになる。ある意味、物価高騰対策と言えるかもしれない。ゲームが子供の娯楽から離れてしまえば、ますます業界が先細りするだけなので、価格面で企業努力をしてくれるのは、ありがたいことである。あとは頑張って、世の中の親御さん!
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バレット「ま、そこそこだな(めっちゃ嬉しい)」 |
そして。FF関連としては、FF7リメイク第1弾のPS5版である「FF7リメイク:インターグレイド」が、スイッチ2で登場するようだ。
…やれ、7リメイクシリーズは、本編ナンバリングがアレやアレになっている中で、本編相当の質を持つ作品として、私の中で、希望そのものとなっている。第2作「リバース」(PS5/2024年)は、久々にFFシリーズが内容面で全盛期の力を取り戻したと言える超大作であったが、それも、元となった第1作「リメイク」があったからこそだ。やれ、販売戦略や製作労力の都合で、“最新作が特定ハードに独占供給される”というのがあることは、私も理解できる。しかし、そこから長い時が経った今は、多くの人が遊べるようにし、シリーズの裾野を広げることが重要だ。そういうわけで、FF7リメイクが、任天堂ファンの皆さまの手にとって貰えることは、FFファンとして、嬉しい限りである。
――ちなみに、忘れられがちであるが、このホームページはFFやり込みサイトであり、7リメイク第1弾についても、【FF7R:低レベルクリアー(笑)
プレイ日誌】という物を掲載している。バグありで29,29,30,30という妙ちくりんな低レベルプレイだが、お時間の有る方は、読んでやってください…。
ちなみに。【YouTube動画】では、「スイッチ2で展開する、FF7リメイクシリーズに、是非ご期待ください」と言っている。
…やれ、これは、単に「『7リメイク第1弾』というシリーズ作の中の1つをお楽しみください」という意味にも捉えられるが、「評判次第で2作目以降も出すよ」と考えたほうが自然であろう。みんな買ってね。楽しいよ。
(2025年4月13日)
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『FF9-0』的な内容らしい |
唐突に、【FF9の25周年を祝った記念ページ】が公開され、関連商品が続々と登場してきた。こういう記念となる年について、ファンがイベントを開催したり、公式系のアカウントがTwitter(現:X)で祝ったりするのは、よくある話だ。ただ、発売日:7月7日の遥か前、かつ、FF『9』と特に関係のない25周年を祝うというのは、極めて異例であり、何か大きな動きがあるのではないかと期待できるのだ。
…まず、「ファイナルファンタジー9」は、2000年7月に初代PSで初登場した、FFシリーズの本編作品である。ハードをプレイステーションに移し、『7』『8』と、頭身の高い人物によるリアリスティックな物語が展開されてきたためか、『9』では、3頭身のキャラたちによる牧歌的な世界観に戻った。テーマはズバリ、“原点回帰”である。その題材と、初代PS最後のFF、そして1桁台のファイナルということで、FF9には、やたらと過去作ネタが目立つ。
――ただし。過去ネタを用いて、内輪ウケのみを狙った後ろ向きの作品というわけではなく、今作ならではの新しい要素も入れられている。裏テーマとして流れているのは、「命」や「生きることの意味」であり、メルヘンな作風だからこそ、むしろ、重々しいテーマが心に響いてくる。また、物語は、演劇で始まり、そして演劇で終わる。特に、エンディングの展開は見事であり、名作漫画を読破した時のような、清々しい気持ちを味わえることだろう。
その他、FF9は、ストーリー以外の要素についても、よくまとまっている。
…まず、バトルについてだが、有りそうで無かった「武器からアビリティを取得する」というシステムは、直感的で分かりやすく、様々な装備品を活用する動機を与えてくれる。また、SELECTボタン(当時)でヘルプテキストを表示する機能により、アビリティ性能や装備の耐性を調べやすくなった。レベルに依らず火力を高める手段や、属性に耐性を持つ装備品、敵の行動を封印する戦法など、バトルでの選択肢も幅広く、低レベルクリアーやタイムアタックなどの縛りプレイも人気だ。伝説の、「エクスカリバーII」が登場したのも、このFF9である。
――また、ミニゲームについても多彩である。まず、FF8版が大好評だったカードゲームについては、ルール・収集要素ともに意味不明となっており、私は未だにハマったことが無いが、限界の1700点を目指して、遊び尽くす人も居るようだ。また、“チョコボの穴掘り”こと、「ここ掘れ!チョコボ」&「チョコボのお宝探し」については、FF9やり込みの第1歩であり、ただプレイするだけでも、「強力な装備品の早期入手で無双する」という楽しさを味わえる。私が幾度となくプレイした低レベル系統の縛りプレイでは、徹底的に穴掘りをしていったり、逆に強力すぎるため縛られたりと、様々なプレイを彩ってきた。その他、チャンバラ・モグネット・縄跳び・カエル取りなど、ミニゲームの多彩さは、あのFF7にも匹敵するレベルである。
逆に、良くないところというと、キャラバランスであろう。プレイ済みの方はご存じだと思うが、ガーネットには、バトル的に投入する意味がほぼ無い。ストーリー中のとある期間、さる事情により、大幅な弱体化を強いられるため、その間に、同じく白魔法使いのエーコと比べ、一気に差を付けられてしまう。それに、エーコのほうがかわいいし…(暴言)。そして、クイナについても、とても使いづらく、この2名を最終メンバーとして使った人は、ほぼ居ないはずだ。リザーブメンバーには経験値が入らず、ジタンが外せないということもあって、メンバーが固定化しやすい。
…また、バトルのスケールもダウンしている。FF7(INT版含む)とFF8では、HPが100万を超えるような裏ボスが登場し、そこに、9999ダメージを連発できるような必殺技で攻めていく爽快感があった。FF9では、HPの最大値は65535であり、裏ボスですら55535となっている。もちろん、それで極端に難易度が低いというわけではなく、裏ボスである「オズマ」は、最大50%近い確率で「ケアルガ」のカウンターを行い、一発全滅の危険性がある「メテオ」を使うなど、難攻不落の相手となっている。私は、2021年に連載した【回復禁止
低レベルクリアー】にて、オズマ相手に、このご時世で3000回もの挑戦を強いられてしまった(【第23話】)。
――ちなみに。その他の問題として、よく言われるのが、初代PSでは、様々な面が限界を迎えているということだ。各種の演出が長いうえに、敵味方の行動中にもゲージが溜まるため、ATBがATBとして機能しておらず、参加者が各ターンに1手ずつ行動するドラクエ的展開になりやすい。そのような事情もあって、バトルテンポが悪いうえに、そもそものロード時間も長い(初代PS版)。加えて、敵の同時出現数が少なく、特にラスダンでは、左右触手を持ったボス1体を除き、全ての敵が単体出現であるため、全体攻撃の存在意義が無く、ゲームデザインにも制限を与えている。
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【FF9日誌の第2話】より。さすがに最近のプレイ日誌ということで、クオリティが高いな |
とはいえ、どの問題点も、FF9のゲーム性を致命的に下げるほどではない。また、ストーリーが大きな魅力の一つであるため、その点については、今なお全く色褪せていない。また、事実上リアルタイム性を持たないため、携帯電話やニンテンドースイッチといったモバイル端末でも遊びやすい。
…さて、今からFF9をプレイするのならば、リマスター版で確定であろう。当初、携帯電話とPCのみで配信されていたが、その後にPS4、そしてニンテンドースイッチでも登場し、現在では全ての現行機でプレイ可能だ。やれ、「ファイナルファンタジー」に“リマスター”という言葉が付いているが、どこぞのダメ移植ではなく、グラフィックが向上し、オートセーブや高速モードを使用可能で、かつ、原作の全要素が収録されている。
――ちなみに、リマスターでの新たな追加要素は無いものの、オートセーブや高速モードによってプレイ感覚が変わったところもあり、そういった点を、2021年のプレイでは、積極的に利用している。「チョコボの穴掘りを高速モードで容易化する」「ダンタリアンを低レベル+最速タイミングで倒す」「イーファの樹のゾンビ地獄をストップで突破する」などは、当時との違いを、積極的に楽しんでいった例だ。ちなみに、敵側の属性強化(ダメージ1.5倍)が消えているというバグもあるにはあるが、それすらも、環境の違いとして、前向きに利用していった。
さて。そんなFF9のリマスター版は、現在なら、DL版セール時の60%OFFを前提とし、1018円で購入が可能だ。この価格であれば、新規の人でも始めやすく、ボリュームもクオリティも十分で、前述の「名作漫画を読み終えたような後の感覚」を存分に味わえることだろう。
――ちなみに、2016年にリマスター版が携帯電話で初登場した際は、FF9の売上について「550万本以上」と表記されていたらしい(【こちらの記事】)が、今回のFF9コラボでは「890万本」とされている。FF9らしく、900万本と言っておけば良かったのに…。よって、リマスター版の10年弱で、350万本を積み上げたということになり、未だに根強い人気を誇っていると言えよう。やれ、“名作のリマスターを現行機で配信する”というのは、今や、新作を作るのと何も変わらないのだ。言いたいことは2つだな。FF13のリマスター出して。それと、FF1~6のちゃんとしたリマスター出して。
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『FF9-2』…よりは、さすがに本編リメイクが欲しい |
さて。今回は、唐突に公式が、FF9の25周年を祝い始めたという話題を出した。これで期待されるのは、コラボグッズやイベント、そしてファン界隈の活性化などもあるが、もちろん、ファンが最も求めているものは、本編のリメイク作品であろう。
…ただ、PS時代のFFについて、本当に現世代機レベルのフルリメイクをするとなると、それこそ7リメイクシリーズのように、分作になりかねない。まあ、私としては、分作という形式についても、「7リメイクという超大作を、何作にも渡って楽しめる」と、好意的ではある。ただまあ、そんなFFシリーズ作をいくつも抱えるというのは、明らかに合理的ではないし、それに、FF9の作風や世界観とも合わないであろう。
――よって、FF9に求められるリメイクは、ストーリー進行は原作通りとし、グラフィックは一歩引きつつ、牧歌的で絵本のような見た目とする。そのうえで、装備品の追加や、キャラバランスの調整、裏ボスや強化モンスターの追加、2周目以降のハードモードでの最強育成などを追加していけば、やり込み派も満足の、現代風FF9が完成しそうな気がする。
というわけで。いきなり始まったFF9の25周年、その目玉が、FF9のフルリメイクであれば、非常に嬉しいというものだ。
…ちなみに、本日、4月2日の夜には、任天堂次世代機の「ニンテンドースイッチ2」の発表会が行われる。私は、その作品群の一つとして、FF9のリメイクが出てきてくれないかなあと思っている。正直、ここ10年くらいで出たFFナンバリングがアレとアレなこともあって、FFファンの高齢化が進んでいるのをひしひしと感じる。FF9は、シリーズの中でも万人向けと言える作品なので、未経験者にも勧められる。そのため、任天堂機で推していくのには、ちょうど良いナンバリングであろう。私はFFファンなので、もっと多くの人に、FFの魅力を味わってほしいものである。
(2025年4月13日)
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教えはどうなってんだ、教えは! |
モリーを仲間に加えたのちは、リブルアーチ北のトンネルを超え、雪原地方へ移動する。川端康成「雪国」の書き出しである「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」を彷彿とさせる演出だが、同小説をそこしか知らない。さらに言うと、正確な書き出しは「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」であるそうだ。普段、「『かゆ
うま』は正しい表記ではない(キリッ」などと言っておいて、自分のことになるとこのザマである。
…そして。ドラクエシリーズで雪原というと、『8』までシリーズが進んでも、『2』のロンダルキアが印象的ということのためか、有名モンスターの「キラーマシン」が登場する。DQ2では、ロンダルキアの洞窟で初登場した強敵であり、そのバトル的な強さと、「なんでドラクエに機械があんだよ…」というインパクトが大きかったためか、その後のシリーズでも定番の敵となった。雪山で登場するのは、その『2』を彷彿とさせる演出である。
――そして。ストーリー的に言うと、ラプソーンの杖を手にした(※口にくわえた)レオパルドを追って、この地方に来ることになる。物語演出的には、ラスボスの復活のために必要な「賢者の末裔の殺害」があちこちで遂行されている状況であり、この地方でも誰かが死ぬことに予想が付いてしまうのだが、開始直後にパーティが雪崩に飲まれ、それを、明らかに人の良さそうな老婆が助けてくれる。ほぼ全員が、その後の展開を察知した瞬間である。
やれ、今さら後の祭りだが、「賢者の末裔」たちを、7人ではなく4人くらいに留めておけば、ここまで作業感のある展開にはならなかったであろうし、あとはラスボス戦での「全員が杖に祈りを捧げるターンを、合計7回作る」の回数を減らすことができ、低レベルクリアーが楽になっていたと思うのだが…。
さて。メディばあさん(賢者の末裔の名前)の山小屋を出た次は、「オークニス」という村へ向かう。構造は非常に特殊であり、地上部分に商業施設が点在しており、それらが通路で繋がって、ドーナツのような形になっている。そして、地下が住民の居住区となっており、各施設から階段で下れるようになっている。現在地を見誤りやすく、実際に作中でも円環の
…さらに、村長の家は、ドーナツ構造の中央にポツンと建っており、初回は地上から訪れなければならない。これ自体は、合理的な作りだと思うが、中央の広場への出口が1ヶ所しか無いため、その存在に気付かなければ、一向に物語を進められない。マップが見れる3DS版だからこそ、逆に悩んでしまった。
――ちなみに、ここでの悩みとして、お金が足りず、装備が全く買えない。3DS版ということで、雑魚戦の回避は容易である。また、ドルマゲスを倒すと、それより強いボス(ストーリー攻略上の体感という意味ではなく、純粋にパラメーターで上回る敵)は、とうぶん登場しない。さらに、3DS版でメタル狩りが容易になってしまった都合、経験値に困ることは無くなったのだが、メタル系モンスターはお金についてはほとんど落とさず、お金版のメタルスライムと言えるモンスターも存在しない(「ゴールドマン」という敵も出るが、せいぜい数百ゴールドである)。経験値に関するストレスが無くなった今、余計に資金不足のほうを強く感じてしまうというものである。あれか、ドラクエシリーズは、毎作必ず現実的で嫌な気分になるシーンを入れてくるが、資金不足がそれなのか。
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つれぇわのヒロインみたいなスピード退場 |
最後に、雪山地方では、ダンジョンとして、「薬草園の洞窟」という場所を探索することになる。ボスが登場しないから楽勝…と思っていたが、つららを落として渡っていく仕掛けが存在し、つららはプレイヤーが近付くまで落ちてこないため、あっちに行ったりこっちに行ったりをする必要がある。しかも、通路が狭くて、雑魚戦を回避しづらい。むしろ、PS2版よりも戦闘が多くなっているのではないかとさえ感じる。
…というわけで、当初は、新キャラ:モリーの技である「モリーファイア(全体に50程度のダメージ)」や、3連撃の「タイガークロー」、そして機械特効を持つ「烈鋼拳」などを使い分けて戦っていたが、やがて面倒になってきたので、チーム呼びでゴリ押しをしていくようになった。メリットのうち、「コマンドを選ばなくて良い」というのが嬉しいものだ。
そして最深部まで行き、目的の人物を助けたあと、「リレミト」で脱出すると、入口で「ダースウルフェン」×8に襲われる。ダースなのに12体じゃないのか…と思うかも知れないが、これには理由があって、ファミコンで発売された初代DQ(DQ1)では、容量不足(ストレージサイズではなく、処理メモリの限界ということらしい)により、カタカナ50文字全てを使えず、「ダークドラゴン」と名付けたかった敵を、「ダースドラゴン」として代用した。その流れを組んで、今でも「ダース」と名付けられたモンスターが登場することがある、ということだ。ちなみに、低レベルクリアーにおいては、全滅によって、この戦闘による経験値を回避できることが知られている。どれだけDQ8の低レベルクリアーに興味津々なんだ…。
――その後、山小屋に行くと、再びイベントが起こって、またしても「ダースウルフェン」×8との戦闘になる。こちらの経験値も、全滅によって回避できるらしい。そして、話の流れで、結局のところ、賢者の末裔は殺されてしまう。まあ、ここまで来ると、ラスボスの復活を阻止できないのは確定的であるし、所詮はゲームなのであるが、それにしたって、目の前で人が死んでいくのを助けられないのは、やるせないというものだ。
というわけで。次は、空を飛ぶ手段を得るために、海賊の洞窟に入っていくところからだ。この海賊の洞窟をクリアーすると、晴れて、3DS版の新要素として、「ゲルダ」が仲間になる。モリーと比べ、最速加入のタイミングは少しだけ遅いものの、ストーリー上で必ず仲間になるという違いがある。
…そういうわけで。ゲルダが仲間になったら、モリー&ゲルダをパーティへ加え、寄り道ダンジョンである「竜骨の迷宮」を攻略していきたい。今回の薬草園の洞窟では、途中で面倒になってチーム呼びを使っており、ボスも出現しないため、モリーの戦闘能力をあまり検証できなかった。次回こそ、ゲルダと合わせて、しっかり性能を確かめていこう!
(2025年4月13日)
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